特集ベニエ
(果たして、ぼく以外に面白いと感じるぬいさんや人が居るんだろーか?)


ぼくが発見したカフェ ドゥ モンドの支店がある場所は、
ミシシッピ川沿いのショッピングセンター「リバーウォークセンター」の1階。
お土産屋さんは2階に集中してるから、普通の観光客は1階には用がない。
だから、本店よりずっとすいてて、「知る人ぞ知る」感じ。
あの「地球の歩き方」でさえ、支店の紹介は出てないの。(アメリカ編 2000年版)
(町の地図についてる広告には支店も出てるけど、全然目立たない。)

支店の台所はガラス張り。客寄せなのかな、作ってるところが全部丸見え。
我を忘れてガラスにすり寄って、じっくり見学しちゃったの。
呆れたお店のお兄さんに笑われちゃったけど、
すっごく楽しくて、おいしそうで、いつまで眺めていても飽きないよ。



大きな練り機の中に生地が入ってる。
これで、ベニエ何個分だろう?

生地をこねる所を見られなかったのが
とっても心残りだけれど、
泡立て器のオバケみたいなのを
洗ってるところは見たよ。


練り機の中から一部を取って、台の上へ。
見た目は「どろどろ」な感じなんだけど、
結構、固いみたい。
流れちゃわないで、形を保ってる。
でも「力をいれてちぎる」ほど固くもないの。

手でざっと伸ばして、打ち粉をふりまく。

ローラーに通すと、きちんと伸ばされて
1個分ずつに切られて出てくる。
でも、これじゃ端っこのは小さくて損だね。
同じ3個で1ドル25セントなら、
ぼくは大きいのを食べたいなあ。

あ、ちゃんと、半端な生地を外してるよ。
良かった、良かった!

(ここまでは、かばんのポケットに隠れて
こっそり見学していたつん太。
とうとう我慢できなくなって
外へ出てきてしまいました。
…置いてくぞ?   由里)


ほ〜ら、ちゃんと四角いのだけになった。
だいたい、40個くらいあるみたい。
13、4人分だね。
ぼくは、1人で全部食べたい。

ローラーの後ろでは、
揚げ油がぐらぐら煮立ってる。
そこへ、ベニエの生地を1つずつ
ひょい、ひょい、と投げ込んでいく。
もちろん油ははねるけど、
離れてるからおじさんは危なくない。
しっかりした金属の覆いがあるから、
回りの人も大丈夫。

ふっくら狐色に揚がっていくよ。
ああ、おいしそう〜!!

写真は撮れなかったけど、
右端のお兄さんは
粉砂糖の出る機械を操作してるところ。
お持ち帰りのベニエを紙袋に入れて、
上から大量の砂糖をドドーッと流し込むの。
ぼくも、あの砂糖の滝に打たれてみたい。


さあ、出来上り。いただきまぁす!

…と言いたいけれど、
このベニエは、2日目の本店の写真。
支店を発見したのはお昼ご飯の直後で
お腹がいっぱいで苦しいくらいで、
だから支店では食べられなかったの。
ものすごぉく、残念!
いつか、また食べに行きたいな。
ニューオリンズはともかく、
日本の支店には、きっと行けるよね!

2001年5月、池袋店に行きました。写真
1皿に2個しか乗ってなくて
でも本店のより大きくて
飲み物とセットで380円+税でした。


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