日刊つん太 2005年10〜12月(代理執筆・由里)

最古(2000年11〜12月)//2005年7〜9月//2006年//最新(2014年)の日刊つん太へ
表紙へ

12

12月31日(土)
朝は蕎麦粉のワッフル。
鉄板で上下を挟んで焼くから香りが内に篭るということか、
マフィンにしたときよりも蕎麦っぽい味がした。
なかなか宜しい。

昼はどん兵衛天蕎麦。
帰国中に全国チェーンの蕎麦屋で食べた冷やし狸よりはるかに美味しかった。
なので大満足。

夜はユダヤ料理/ロシア料理の店で蕎麦の実のパイ。
以前、市内にもう1軒ある同系列の店で同じパイを食べたときは全く美味しくなかったので
実は今日も、これは頼みたくなかった。
この店には蕎麦の実を使った料理があと2品あり、最初はそちらを頼んだのだ。
でも、「今日は無い」と断られてしまったのである。
今日は早めに店じまい、明日はお休み、ということだったから
仕方なく頼んだパイは、予想外に美味しかった。
この2店、同系列・同メニュー・同価格ではあるのだけれど、味はビミョーに違うこともあって
今日のは嬉しい違いだったな。
あれならまた頼んでもいいや。
美味しいものを食べられてシアワセ。

てわけで、終わりよければ全て良し。
今年は私の胃袋にとって大層良い年でありました。
来年も、いい年だといいな。


12月30日(金)
菊花蕪を作りたいけど、蕪の直径15cm以上。
こりゃ大輪すぎる。
2cm径の菊のクッキー型で抜いてみた。
…小さすぎ。
ま、しゃーない。
12月29日(木)
冷蔵庫で一晩おいた伸し餅は、実に綺麗に簡単に包丁で切り分けることができて
あとは、肝心の「味」だな。
ちょっぴり殺し足りないで米粒の痕跡が残っちゃってるけど、伸びは良いはず。
伸びりゃいいって物でもないけれど。
乾燥具合によっては綺麗に美味しく焼けないかもしれないし
ちょっぴり不安でとっても楽しみ。

ずっと長いこと、私の実家の母ほど美味しく黒豆を煮る人はいないと思ってた。
結婚後も、だから、自分で豆を煮ることはせず
いつも母の黒豆を貰って済ませていた。
どうせ大鍋1杯煮ちゃうんだから、私が貰ってやらなきゃ残っちゃって仕方ないしね。
でも、ダラスでは母の煮豆は食べられない。
瓶詰めにして郵送? 腐りそうだ。
仕方がないので自分で煮るようになって今年で3度目の年末。
なに、実は黒豆って物凄く簡単な料理だったのね。
使った豆は、去年の暮れに買った袋の使い残し。
産年は一昨年。
そんな古い豆でもちゃ〜んとふっくら煮けちゃった。
偉かったのは母でなく土居さんだったわけだ^^
今年は日本で買ってきた南部鉄の塊を放り込んだから、去年より色も綺麗に仕上がったし
ちょろぎが無いのだけが残念。

さらに今年は。
完全に柔らかくなる前、まだ舌じゃ潰せない程度の硬さのうちに
大匙4杯分程度を取り出してあるのだ。
こいつを使って甘納豆を作るつもり。
楽しみだよん。


12月28日(水)
ボウルと擂粉木でお餅搗き。
去年はうまく伸し餅にできずに丸めちゃったけど
今年はあっけなく簡単に平たくできた。
てか、何で去年はこれが出来なかったんだろう???
その代わり、お鏡も作ってみようかと丸めだしたら、今度はこっちができない。
マリーちゃんがいるからいいけどさ。
来年は伸し餅と丸餅と両方上手にできるといいな。
両方失敗したらやだな。

去年も今年も私が平日に1人で作業しちゃったけど(助手:リダとラミリー)
本当はこれ、クリスマス休暇を使って、夫と2人でやりたいのだ。
力仕事を押し付けてラクしたい、のもあるけども
自宅での餅搗きならでは、つまみ食いのシアワセを夫と分かち合いたいのだ。
奴は、餅を搗き始める前、単に蒸しただけの糯米をつまみ食いするのが好きだったらしい。
私はちゃんとペタラペタラした後、搗きたてほやほやの餅が好き。
大根おろし、納豆、黄粉や擂り胡麻も用意して
お昼に搗きたて餅三昧できたなら、それ以上の喜びなんか無いんじゃないか。
うっかりしてると搗いた餅を全部食べちゃって正月の分が無くなるかもだけど。
来年は、クリスマスの七面鳥はイブに回して、クリスマスは餅搗きにしようかなあ…


12月27日(火)
一昨日買って来たばかりのワッフル焼き器の試運転。
基本の生地で2枚、ココアを混ぜてチョコチップを入れて2枚、
溢れるのが怖くて流す生地の量をを控えすぎ、部分的に穴があいちゃったけど
ふふ、美味しいんじゃないの?
次は今度の週末=大晦日。当然、蕎麦粉のワッフルだな。
その頃には煮上がってる予定の黒豆も入れてみようか。
蓬のワッフル、抹茶のワッフル、南瓜のワッフル。小豆を入れて黄粉と黒蜜で食べてもいいな。
バナナや林檎のワッフルも食べたいけど、それは外でも食べられるから
家では当然、和風を優先。
ワッフルなんか見るのも嫌!になるまでは
毎週、新配合のワッフルに挑戦しつづけます。
12月26日(月)
スーパーの野菜売り場が空っぽだ。
いつもトマトがある棚にジャガ芋が積まれてる。
わずかに並んだピーマンはしなしな、ブロッコリは花が咲いてる。
クリスマスで物流が止まっちゃうんだから仕方ないけど
赤蕪が無いよ生姜も無いよ。困ったな。
玉葱だけはどっさりあるから、今週は玉葱尽くしで凌いでやろう。
あ、法蓮草の冷凍もあるよ。
12月25日(日)
七面鳥、焼く。
時間も体力も気力も足りず、今回は相当に手抜きさせて貰った。
レンジでチン、フォークでざっと潰しただけのジャガ芋に
冷凍してあったクランベリーのソース。
冷凍のパンを温め、食後の甘味は缶詰の糖蜜プディング。
ちゃんと作ったのは温野菜だけだけど
おかげで心ゆったり、気分よく食卓につけたかも。
いつも感謝祭は「XXXが間に合わなかった」と泣き、「###がうまくできなかった」と落ち込み、
辛うじて納得いく仕上がりになった***を夫があまり食べてくれないと言って怒り狂い、
一触即発な空気の晩餐だったりするのだ。
無理しすぎない方がいいってことだな、やっぱり。
来年の感謝祭は、ねん出来合いの付け合せを少し買っちゃおうかね。
鶏を焼いて、南瓜プリンとご飯だけは自分で作るにしてもさ。

で、明々後日からは年越し準備を始めなきゃならない。
お節は一通り、作る。お餅も、搗きたい。
で、それだけで私の2本の腕と処理能力の劣る脳みそは限界に近いから
家内円満・平和な新年を迎えるため、年越し蕎麦は「どん兵衛」で勘弁して貰う。
ユダヤ料理屋で「蕎麦の実のスープ」と「蕎麦の実入りパスタ」を食べてもいいかな。
大掃除は中途半端に手抜きせず、全廃。
年が明けてからノンビリと片付けましょ。


12月24日(土)
家庭用品屋に、前からずっと欲しかったフードプロセッサを買いに行く。
クリスマスを過ぎると「貰ったけど、要らない」と返品された新古品が市中に出回っちゃうので
未開封のぴかぴかが欲しかったら今日が最後の機会なのだ。
使用目的は玉葱人参のみじん切りだけ、
機械の分解掃除の手間まで考えたら、普段の量の刻み物ならば包丁でやった方が絶対に早い。
もしかしたら冷蔵庫の上で埃を被っちゃうかもだけど
長期旅行の前に大量の冷凍ハンバーグやドライカレーを作るときは役立つだろう。
少しは帰国準備がラクになるわけで、嬉しい。

ついでに衝動買いしたのがワッフル焼き器。
鉄板を取り替えると薄焼きクッキーもできるよ。
ちょっと変な模様がついてるけど、たぶん南部煎餅を焼けるんじゃないかと思う。
ホットサンド用の板を使えば、チーズ詰めハンペンや肉詰め豆腐が焼けそうだし
あ、横浜中華街「梅蘭」の両面焼き焼き蕎麦もできるかも。
ワッフル型でかに玉風、お好み焼き風の焼き物をしてもいいかな?
当分は、楽しめそう^^


12月23日(金)
完璧に笑い話にできる状況なので、心配せずに笑ってくらさい。
今回の日本旅行の後始末は予想以上に大変で過労気味で
精神的にもかなり限界に来ていたようで
健康診断に行った病院で、そのまま緊急1泊してしまいました。
飽きるまで眠り、目が覚めてからも何もせずにボーっと過ごし、
それだけで完全に回復しちゃったので目出度し目出度し。
もう1日いてもいいよ、と看護婦さんは言ってくれたのだけど
明日はクリスマスイブだもの、明後日はクリスマスだもの、
七面鳥を焼かなきゃならないから強引に帰宅です。
寝床の堅さがいまいち合わず、腰が痛くなり始めてたしね。
なんと言っても、やっぱり自分の布団と自分の風呂が一番いいです。

にしても、
今回、まるで深刻でない病状でいわば「体験入院」できたのは、結構幸いだったかも。
入院を要するような重い病気は、日本にいたって辛い。
まして「痛い」「苦しい」と自分の言葉で訴えることのできない異国で
医者や看護婦の言ってることも十分には理解できない状態での病院生活、
いつか訪れるかもしれない「そのとき」を思うだけで、不安に押し潰される感じだったのだ。
今回の1泊2日の体験で、アメリカの病院という未知の物に対する漠然とした不安は吹っ飛んだ。
看護婦さんも親切で、言葉の壁をあまり意識せずに済んだし
きっと、いつか将来の「本番」も何とか乗り切れるだろうと思えてきた。
食事もおいしかったしね♪
(退院許可が出てもすぐには帰宅せず、晩飯まで粘ってきた物好きなわたくし。
デザートまでしっかり平らげてきました^^)


12月22日(木)

12月21日(水)
夫の同僚の1人のインド赴任が決まり、正式に辞令が出た翌日にはもう彼の地へ飛んで行ってしまったそうな。
赴任と言っても、本人の出身地および国籍はそもそもインドなので
「行く」ではなく「帰る」というのが正しいのかもしれないけど
2人の子供はアメリカ生まれでアメリカ国籍、英語しか話せず
きっと、大変だろうなあ。
どうか、元気で。
…などと、他人事みたいに言ってるバアイじゃない。
1人が異動すると、もしかすると周辺の構成員みんな一蓮托生。
わしらもインドに行く羽目にならないとは言い切れなくて
…大丈夫、だよね???
まあ、公用語(の1つ)が英語だから、イスラム文字やハングルの中で暮らすよりは楽かもだけど
でもヒンドゥ文字は自分の名前しか書けません/読めません。
辞書の引き方さえ分かりません。
うう、なんのかの言っても、学校で6年間睡眠学習を受けた英語ってのは、一番わかる外国語なんだな。
夫の赴任地がフランス語やスペイン語の国でなく「ここ」だったことに感謝しよう。
12月20日(火)
日本で買った乾燥三つ葉が美味しくない。
何の香りも無い。
ええん…。4袋も買ってきたのにぃ。
「彩りにはなるよ」と夫は言ってくれたけど
色だけならチャイブだってパセリだっていいじゃないか。
私は豆腐のお澄ましに三つ葉を入れたかったのよお…くすん。
12月19日(月)
旅行鞄の始末も済んでいないのに、洗濯物もまだ残ってるのに、
クリスマス準備と正月準備もあるのに、
日本から持ち帰ったマンガを読み始めたら止まらなくなった。
まずい。
12月18日(日)
悪い時期に日本旅行してしまったので、今年はアメリカのクリスマスがあまり楽しめなかった。
…まだ、終わったわけじゃないけどさ。
でも、クリスマス前のお買い物を楽しめるのは実質、昨日と今日の2日間だけで
なのに夫は時差ぼけで疲れて果ててるし
私だって荷物の片付けに追われて気持ちに余裕がない。
毎年少しずつ買いためて来た飾り物も、結局1つも出せなかったし
たぶん今までで一番さみしく詰まらないクリスマスだ。
あいや、私、仏教徒ですけども。

そのかわり、日本のクリスマスはそれなりに楽しめたよ、
ミスタードーナッツのクリスマス菓子、美味しかったな。
寒いの嫌いだけど、たまになら、12月の日本もいいかもしれないな。


12月17日(土)
例年、感謝祭の前にスーパーで50ドルの買い物をすると七面鳥を1羽くれる。
缶詰とか石鹸とかゴミ袋とかを大量に買い込めば2羽、3羽貰うこともできるけど
貰った鳥を入れておける余地が冷凍庫に無い。
だから、七面鳥は1羽だけ。
感謝祭に焼いて食べて凍らせてお終い…だった。例年は。
今年、ダラスで店を構える大手3系列のスーパーのうち、1店が抜け駆けした。
なんと、「お店に来て何か1つ買ってくれたら、それだけで1羽あげますよ」のクーポンをくれたのだ。
引き換え期限は12月25日まで。
おお、クリスマスに使えるじゃないか!
てわけで、感謝祭の七面鳥もまだ食べ終えていないのに
また巨大鳥を1羽貰ってきてしまった。
前回の鳥から1ヶ月しかたっていないから、反省点だの改良案だのは記憶が新鮮で
今、復習できるのはかなり有難いと思う。
問題は焼いた鳥を食べなきゃならないことだけど。
12月16日(金)
欠航の翌朝の空港は大混乱。
長蛇の列で前後に並んだ人々の話を聞いて繋げてまとめると
どうやら昨日、悪天候でシカゴ空港は一時閉鎖されたたらしい。
そのためにシカゴ到着予定の幾便かが欠航・あるいは到着地変更になった。
折り返し「2345便ダラス行き」になるはずだった機もシカゴに来られなかったらしい。
それで欠航。
ああああ。

大混乱の空港で、出発時刻は5分刻みで着実に遅れ、そのたびに搭乗口もころころ変わり
空港内をひたすら歩き回るはめになる。
へとへと。
だからシカゴなんか嫌いだ
冬の帰国なんか2度としたくない。
両親様、アナタ方の葬式や年忌法要はできたら春秋の気候のよいときにしてください。


12月15日(木)
1時発の成田行きバスに乗るため、宿のロビーに降りる。
大きな荷物を持ったベルボーイさんに道を譲ったら「Excuse me」と言われた。
成田に着いて荷物を検査台に載せたら、トランクの中の何かが少し不審に見えたようだ。
「この鞄を開けて中を確認させろ」と、英語で言われた。
飛行機に乗ったら幸運にも私の席の担当乗務員は日本人。
「お飲み物は何に…」と言いながら夫と私の顔を見て、
次の瞬間、何故か英語での接客に切り替わってしまった。
いったいわしら、何人に見えているんだろう。
そのうち成田の入管で「日本旅券を不正に持った不審なアジア人男女」として拘束されそうな気がする。



成田からダラスへは直行便も出てるけど
今回、シカゴ経由便の方がわずかに安かったのだ。
で、少し面倒なのを我慢して乗り継ぎ便を取ったらば、
あああ。

シカゴで着陸態勢に入ったら、窓の外、下界が一面の銀世界だった。
滑走路の状態はどうなんだろう、ダラス行きはちゃんと飛ぶのかな。
それ以前に、この機は無事に下りられるんだろか。
(1週間前にシカゴの別の空港で着陸失敗、地上にいた市民が巻き込まれて1名死亡したばかり)
でも何とか時刻表どおりで到着。
次々と離陸していく飛行機の姿もあるのでまずは安心。
「欠航して1泊したらミツワ(旧ヤオハン)に行けたのにね」と軽口も出たのだが

余計なことは言うものじゃない。
出発カウンター前で案内板表示を確認すると
1本前の2341便は「やや遅れ」、1本後の67便は「時刻表どおり」なのに
何故か我々の2345便のみが「欠航」になっていた。
後続便への振り替えは早い者勝ちで、もう今日の席は残っていないと言う。
取れたのは翌昼の便。
右も左もわからぬ知らない町で、雪の中、夏秋物の服で途方に暮れる2人。
航空会社が紹介してくれたかなり高めの宿に大人しく泊まるしかない。
安物買いの銭失い、という言葉が脳裏をよぎる。しくしく。
せめて航空会社側の落ち度による結構なら宿代と飯代が支給されるのに
今日は悪天候のせいらしいので補償は1セントも出ない。
ううう。

預けてあるトランクはこのままだと後続便で今日中にダラスに飛んでしまうが
もし必要な物が入っているなら出してきて渡せるよ、と言われた。
上着が欲しい。襟巻きと、手袋と、できたら洗面具もあった方がいい。
なので、お願いしますという。
そのトランクは何処へ行けば受け取れるのか?
「あっちへ行け」「ここじゃない、あっちだ」「それは別の場所」
広い空港内をたらい回されること2時間。
最後にたどり着いた場所で端末機を叩いたお姉さんが一言
「あ、もう、空を飛んでる」
結局荷物は降ろされずに後続便に乗っちゃったのだ。
なんてこったい。
駄目なら駄目で2時間前にそう言ってくれりゃあ。
こんなに暗くなってからじゃ、ミツワにも行けやしない。
もっとも2時間前だって、夏秋服のままじゃ外は歩けなかったか。
しくしく。

送迎バスで宿に直行。
寒くて外に出られないので、宿の中のステーキ屋で晩飯。
この店、ダラスにもあるよ。不味くて高いの。しくしく。

本当なら今晩冷凍庫に入れるはずだった「本日中」の生菓子・菓子パンを半べそで食べる。
こんなはずじゃなかった、こんなはずじゃなかった。しくしく。


12月14日(水)
いくら台車に車輪がついていたって、35kg超のトランクは重く、巨大だ。
しかも背中には20kg超のリュック。
普段さくさく歩けば20分もかからない家から駅までの道、今日は見事に1時間を要した。
腕が痺れてる。
ぜいぜい。

新宿で今夜の宿に荷物を預け、新宿の町に買い物に出る。
デパートに出店してる製菓材料・道具屋さんで落雁の型やら物相型やら。
ついでに、みじん粉も。
本当は糯粟と糯黍、赤豌豆も欲しいけど、検疫で問題になりそうな物は諦めるしかない。
本物の蜜豆は日本でのお楽しみに残しておこう。
東急ハンズに移ってさらに和菓子材料。
隣の本屋で和菓子の本。
もう、和菓子屋が開業できるくらいの道具とレシピがたまっちゃったよ。
足りないのは技術だけ。
夫が1年くらい日本に赴任してくれたら、私も付いて来るのにな。
そんで1年間、製菓学校に通うんだ。
何をいくら教わったって才能の無いものは仕方がないけれど。

日本最後の晩飯はハンバーグ。
4年半前の最後の晩飯もここだったなと、店に入ってから思い出す。
あのときはお店と喧嘩して、非常に不快な食事をしたんだった。
で、その喧嘩の原因となった欠陥座席に今回もまた案内されてしまい滅入る。
よく見たらその欠陥は4年半の間に改善されていたので評価しよう。
でも、別の2点で無茶苦茶に腹を立て、結局は不愉快な最後の晩餐となった。
むうう。
でもその後、デパ地下で買ったケーキが感動的に美味しかったのでたちまちご機嫌。
次回は同じ店で別なケーキを買ってみようっと。
いつになるか分からないのが悲しいけども。


12月13日(火)
小さく軽く壊れにくい正月飾りを探して町をさまよう。
安いのしか買えない。でも、安っぽいのは嫌。
ささやかでいいから、可愛いい飾りは無いか。
玄関につけるのと、暖炉の上に飾るのと、食卓に置くのと、
鏡餅マリーちゃんの頭や胸につける装身具も欲しいな。
さんざん歩き回って結局、マリーちゃんには鶴の水引と梅の造花、松と竹の紙細工を買った。
玄関には小さな松飾。
うまく改造したら、来年はクリスマスと兼用で使えるかも。
ついでに食器洗浄器対応の樹脂のお重も衝動買い。
春になったらお弁当を詰めて花見に行きたいな。
お彼岸にお萩。
普段だってお饅頭を入れられるし
せいぜい活用しよう。
12月12日(月)
この3泊4日、仏壇に線香をあげている夫をただの1度も見なかった。
なにも線香を燃やすことだけが供養じゃないとは思うけど
でも、一応の形ってのはあるんじゃないか?
そう言ったら、夫が答えて「だって、煙いの、嫌いだもん」
…さいでっか^^;

駅ビルの土産物屋をうろうろ。
蒲鉾、白海老、昆布〆、かぶら寿司、富山は本当に海産物が美味しい。
これをダラスに持ち帰れたらいいのにな。
常温保存可能な干物や瓶詰め缶詰は無いかしら。
嵩張らなくて軽くて壊れなくて、さらに検疫上の不都合が無い品。
…見当たらない。しくしく。

正午前の特急に乗るため、早めに昼飯を済ませて改札をくぐったら
売店に「ぶりかまめし弁当」のポスターが貼ってあった。
うきゃあ、和風スパゲッティより、これの方が良かったなあ。くやしいぞ。
もっとも例え昼食前にこれを見つけていたとしても
買って車内で食べるには少し度胸がいったろう。
箸だけで上手に綺麗に食べる自信はないから、最後はきっと手づかみだろうけど
妙齢の女性が魚の骨をしゃぶって身をせせる姿はあまり美しくない。
せめて夫と2人並びの席ならば良いけれど、今日は単独移動。
隣に他人様が座っちゃったらサイアクだ。
駅弁ではあるけれど、買って帰って家で食べる方が安全な物のように思う。
だけど神奈川の実家は、これを持って帰るには遠すぎる。
手荷物多いし。万が一にも汁が出て礼服にぶりのシミがついたらかなり困るし。
暖房のきいた電車で長時間運んだ弁当を食べて食中毒なんてのも避けたいし。
残念だけどもぶりかまめしさん、今回は断念。
次に来るまで待っててね。
ちなみに「ぶりかまめし」、鰤の釜飯じゃないよ。
鰤鎌の飯だよん。


12月11日(日)
忙しいのか暇なのかよくわからない、夫の家での時間。
食べすぎなことだけは確実。
12月10日(土)
お経は退屈。
坊さんがあまりに下手で、情けなくなる。
ついつい明日のオヤツや明後日の昼食の選択を考えて暇つぶししたくなる。
でもそれはあんまりだ。
お経には右の耳から左の耳に通り抜けて貰って
私は心の中で、義母に話しかけて過ごす。

経が済んだら親族で昼食会。
次々にご馳走が運ばれてくる。
でも、出席者の大半は60歳過ぎの年寄りだ。
とてもじゃないが食べきれる量ではない。
でも、食べ物を捨てることには抵抗のある世代だから
全く手付かずの皿は、必然的に若い人に押し付けられることになる。
…そう、若い人。
今この席で、甥っ子2人に次いで若いのが私なのだ。
夫も義兄夫婦も私とそんなに大きく差があるわけではないけれど
酒を飲まない上に会話下手な私は1人黙々と料理を食べてしまうので
お膳が空になるのが誰よりも早い。
なので「若いんだから食べなさい食べなさい」攻撃の格好の標的になってしまうのだ。
それを上手に断る社交術も持たぬ私は、もう、全部食べるより他無いわけで
ジャガイモのコキール2人分、海老フライ2人分、茶碗蒸し3人分、南瓜の煮物も3人分、
仕上げのメロンはなんと5人分も腹に詰め込むことになった。
これ以上はもう無理。礼服の縫い目がはじけそうだよ、というときになって
お料理屋さんの女中さんがプラスチックの容器を数枚持ってやってきた。
「残ったお料理、お包みしますから〜」
先に言えよっ!!


12月9日(金)
雨だけど、露天風呂。
時差ぼけが幸いし、超早朝の風呂を独占できたのが嬉しい。
ここざとばかりに泳ぐ。
そして、夫の実家へ。

数年前まで、私は生の魚が食べられなかった。
せっかく海産物の美味しい土地なのに、義両親の用意してくれる刺身や寿司が私は食べられない。
いろんな意味で、悲しかった。
でも、今の私の舌は怖いもの知らずだ。
たいていの物は食べる。
ひらめのお造り、鯖の昆布〆め、鯖の粕寿司、生の鱈子に生の明太子。
何でもぱくぱく平らげる私を見て、義父は嬉しそうだ。
義父に喜んでもらえたら、私も嬉しい。
不出来な嫁だけど、せめてもの親孝行のつもりで、さらに食べる。
義父がごきげんになる。なので私、ますます食べる。
あああ、実はかなり苦しいぞ。


12月8日(木)
今回の訪日の本来の主目的、義母の一周忌。
…の前に、夫の郷里の近くの温泉に小旅行。
ほんの一週間違いで主な観光施設は冬季閉鎖に入っちゃって
しかも今日は冷たい雨。
宿の外に出られず、部屋でテレビを見て過ごす。
NHK教育、面白いからいいけども。

温泉は硫黄の香らないただのお湯。
食事は1人1杯の茹で蟹がついて一見豪華だけども
残念ながら私にとって蟹は特にご馳走でもないのだ。
鯖が食べたい、鰯が食べたい、鯵が食べたい。
箱根にある、夫の会社の保養施設の相模湾のお魚尽くしの食事の方が私は嬉しいな。


12月7日(水)
乾燥柚子、乾燥三つ葉、乾燥おから。
鞄の中に乾燥日本が詰まってゆく。
ムギチョコも、あっちの店で1袋、こっちの店で2袋、次のお店でまた新種をみかけて結局合計4袋。
でも、ヨーカドーブランドのは買わないの。
前回食べ比べた3袋の中で1番まずかったんですもん。

今日の買い物、一番の収穫は「お重」。
安物だけど、本物じゃないけど、でも一応は漆だよ。
食器洗浄器対応はまだ種類が限られるので、上蓋の絵柄に選択の余地はほとんどない。
いかにもお正月な感じのオメデタイ絵の重箱はお花見に使えないし
桜の花吹雪のお重に秋のお萩を入れたくもない。
そうなると黒無地の物しかないわけで、少し寂しい。
ま、水引や折鶴を飾ってみましょーかね。
さ、入れ物だけ立派でも仕方ないから
今年のお節は少し気合を入れるぞっと。


12月6日(火)
ダラスに来る前に4年間暮らした横浜の町に、定期預金の解約に行く。
駅の東口に出たら、あれれ、銀行が無い!
思考停止。
そうか、私の大神三井は駅西口の住友に合併廃合されたんだっけ。
次に行くべき、うさこちゃんの銀行も見つからない。
毎週のようにお金を下ろしにいってた銀行なのに、ええと、何処だっけ。
さんざんうろうろし、ようやく見つけた。
住友の隣だった。
表にうさこちゃんが飾ってないからわからなかったんだよお…

横浜のデパートで、海外在住者の恩恵・消費税減免制度を大いに活用してお買い物。
ついでにやっぱり、試食三昧。
お団子、甘納豆、カステラ、おせんべ。
羊羹も欲しかったけど売り子のお姉さんがいじわるで呉れなかったの、しくしく…


12月5日(月)
糖質と資質と塩分過多の食事。
風邪で倒れたくないからビタミンCは錠剤で大量摂取してるけど
AやBやE、無機質繊維質は明らかに不足だ。
そう言いながら朝食に餡ドーナツなんか食べてるんだから、困った栄養士さんだ。
宿の向かいのコンビニで「野菜サラダ」という名のパックは買ってきたけど
数枚の葉っぱの上に胡瓜がひらひら乗ってるだけで
これじゃ栄養的には何も期待できないな。
そろそろ疲れも出始めたし、時差ぼけによる睡眠不足もある。
今日は少し行動を制限してゆっくりしようかな、何だか眩暈もするよ。
衣紋かけや電灯の紐が揺れて見える。全身がぐらぐらする。
…え?
NHK教育から総合にチャンネルを切り替えたら
地震速報が入ってきた。
あはは、あんまり久しぶりすぎて、地震の感覚を忘れてたよ。
この宿、鉄骨は足りてるのかな?
震度2ならいくらなんでも大丈夫か。

河童橋の道具屋街に、製菓道具と和食器の買出しに行く。
小さな小さな桜の花弁の抜き型は、桜餅の飾り付けに。
末広はお節に使えるだろう。
富士山、鶴亀、宝船なんてクッキー型もある。
いいなあ、これはダラスじゃ絶対に手に入らないだろう。
でも、使い道がいまいち思い浮かばないから、今回は購入見送り。
もし必要なら、次にきたときに買おう。
お皿を大小4枚、小鉢、湯飲み、箸置きもたくさん。
ずっしり重くなったリュックは大満足の証♪


12月4日(日)
博品館を出発点に、銀座通りをずんずん北上。
本屋で料理本を立ち読みして、料理本を買って、
別の本屋でまた料理本を買って、立ち読みして、
「お米ギャラリー」のレシピカードも一通り戴いて、
その間、私の鼻腔は管内に流れる甘い甘い香りにくらくらしっ放し。
お米のクレープ、美味しそうだな。
今日は無理だけど、次回はしっかり予定に組み込んでおこう。
生クリームよりもカスタードの方が好きだけど
黒豆と胡桃なら生クリームの方が合いそうだな。
追加料金払ってクリーム両方入れて貰おうか。
そんで、ついでにお昼もここの2階で食べちゃおう。
でも1度の帰国で銀座に2度は来ないだろうから
ここでご飯にしちゃうと同じ新橋銀座地区の「じゃんがららあめん」を食べ損ねてしまう。
それは困るなあ…
取り敢えず今日は、予定通りにじゃんがら。
今日は豚の角煮と明太子入り。ずるずる。

短い帰国、あれも食べたい、これも食べたい、
一口ずつでいいから、いろんな物を食べたい。
覚え切れないくらい、数え切れないくらいの日本の味を胃袋に収めたい。
そんな私にとって何より嬉しいもはデパートの地下のご試食品。
餡ドーナツ、リーフパイ、きなこ餅にバウムクーヘン。
おいしいお茶をいただいて口直しして、
じゃこの佃煮にシューマイ、白菜漬け。
5軒のデパートを梯子し、気が付けばポケットの中は爪楊枝がぎっしり。
明後日は横浜で2軒食べ歩くぞ。

そして夜、
あれこれいろいろ食べたい私の食欲完全燃焼の宴席。
居酒屋で、私が食べたい物を片っ端から注文する。
一切れだけ、一口だけ、食べる。
特別に気に入った物があったらお代わりをするかもだけど、原則は一口ずつ。
5種類を3切れずつ食べるより、15種類を一口ずつ食べた方が幸せだもん。
でも、そうすると後には大量の残菜が出てしまうので
誰か後始末してくださいませんか〜
という超我侭な呼びかけに応じて下さった心優しい人が4人。
本当にありがとうございました。
思い残すところは何もありません。
次回は、カラオケのパセラで我侭晩飯会をしたいなとか思ったり。
今日の面子でなら、川原ネタ限定カラオケしても楽しそうだ。
基本的にはカラオケ屋に入っても歌わない、聞いてるだけの音痴な私ですが
川原ネタでなら持ち歌が1曲だけありますので。
いつか、機会があったら、相手してやってくださいね。


12月3日(土)
1年分の新聞の切り抜き、買っておいて貰った本、鞄に詰め込んで19.2kg。
国際線の預託荷物の重量制限は23kg、あと3.8kgは入れられる…はず。
だけど、実家の体重計の精度、実家の床のふわふわ加減を考えたら
これはもう誤差の範囲だろう。
ここまでで蓋をして、東京に出発。
今日の宿は神田だけども
来週お世話になる新宿の宿に寄って荷物だけ預けていく。
これで来週の出発は少しラク…なわけがない、
この先の買い物はもっと多いんだ。
ああうんざり。

昼は古書店街の裏通りの餃子屋さんで焼き餃子。
夜はほか弁屋さんで鮭弁当。
白身魚のフライと竹輪の天婦羅にうっとり。
野菜不足を補おうとコンビニでおでんの大根と、ついでに蒟蒻。
西洋マスタードに慣れすぎて、ついつい和辛子をどっさり付けてかぶりつき
目から涙が噴き出した。
あわてて茶を飲もうと紙コップの中身をごくりとやったら
それは茶でなくておでんの汁だった。
もう無茶苦茶。


12月2日(金)
むかごご飯。ああ幸せ。
鯵の開きは(鮮度と価格を問わないならば)ダラスでも冷凍物が手に入る。
なめこ汁だって、インスタントのなら飲める。
でも、むかごを見かけたことはまだない。
山芋は売ってるんだから、むかごだってありそうに思うけど
少なくとも、現時点ではまだ発見できていない。
だから、とても嬉しい日本の食卓。
12月1日(木)
成田に着き、いつものように電車内で爆睡。
腕時計の目覚まし機能、やっぱり役に立つねえ^^


11

11月30日(水)
夏に使用を開始したばかりのダラス空港ターミナルDから、初の出発。
飲食店の質、前よりやや良くなったかな?
前よりかなり高価格帯の店ばかりになってしまったようにも思うが。
免税店は縮小された気がする。
私は酒もタバコも買わないからあまり関係ないけれど
あ、かるばん・くらいんだ。
ふうん、これが「えたにちー」かぁ。
免税店で川原の研究。

途中、特にひどい乱気流に巻き込まれることも無く、飛行そのものはかなり快適だった。
ただ、手違いでイヤホンが搭載されていなかったのは参ったね。
音声の無い、映像だけの映画を見るのは結構おまぬけだ。
日本語字幕つきの洋画だって、音楽や効果音無しじゃやっぱり楽しめない。
ま、手違いで機内食が搭載されていないよりはマシだあね。


11月29日(火)
日本が好きだ。
なんのかの言っても、日本の食べ物はやっぱり美味しい。
日本語で買い物して、日本語でニュース見て、日本語の雑誌を立ち読みして、
日本へ行くのは、いつもいつもとーっても楽しみだ。
でも、うきうき心躍らせて荷造りを進めるうちに
少しずつユーウツになってきてしまう。
この8組の古下着を2日間ずつ着て、捨てて、
最後の1枚を捨て終わったらそれが日本最後の朝。
たった1枚だけ荷物に入れた古くない下着=捨てない下着に着替えて、ヒコーキに乗る。
楽しい美味しい日本旅行はそれでおしまい。
不二家も吉野家もパスコも無い日々がまた始まる。
そのことを思うと、出発前から既に悲しくなってしまうのだ。
楽しいのは、どうして終わっちゃうんだろう?

昨年末に亡くなった義母の法事のため、明日から日本に帰ります。
終わっちゃうのは悲しいけど、終わっちゃうからせめて、滞在中はめいっぱい日本食を楽しむ予定。
5kg増までは想定済み(既にあらかじめ1kgのアブラミを削減済み)。
鯵の開きが食べたい。里芋食べたい。なめこ汁も食べたい。
でも、日本での食事の回数は限られてるから、綿密な計画が必要なのだ。
例えば、とんカツと天麩羅とカレーを食べたいとして、食事の機会が2回あったとして、
最初の食事で迂闊にカツ丼なんかを取っちゃうとさあ大変、
次の食事は「天麩羅カレー」または「カレー天麩羅」になっちゃうのだ。
天麩羅をしょっちゅう食べられるなら、たまにはそんな変わり種もいいだろう。
でも、年に1度の天麩羅だもん、ちゃんと醤油味で食べたい。
だからこの場合、1食は天麩羅定食、もう1食を「かつカレー」にするのが正解なのだ。
3品で2食に絞ったから話はまだ簡単だったけど
現実はもっと複雑難解。
どうにも調整がつかず、アンまんを主食に竹輪の天麩羅を齧りつつ千枚漬けをつまむような日もできてしまって
でもその無茶苦茶さも味のうち。
着陸まであと33時間強。
今晩の夕食は少し控えて、明日の朝食はもっと控えて、日本に備えます。


11月28日(月)
朝日.comに、紙工作のうさこちゃんを作ろう!というのがあった。
うわぁ。
今日は忙しすぎるから、組み立ては年が明けてからゆっくりになるだろうけど
取り敢えず型紙の印刷だけはしてしまう。
持ってるだけでシアワセ。

でも、印刷機から出てきた紙を見ていて、なんだか寂しい。物足りない。
黒マジックで、額から斜め下に大きな傷を書いてみる。
目をかっと見開かせて、その下を紫の色鉛筆で塗ってクマにしてみる。
お洋服には大きく「悪」の文字。
めでたく西原理恵子のキャラクター「みっひー」の出来上がり。
ブルーナーさん御免なさい、
うさこちゃんで育った私はうさこちゃんが大好きだけど
西原理恵子も好きなのよ…


11月27日(日)
イタリア料理屋で、法蓮草の平打ち麺の悪魔風、というのを頼んだ。
トマトソースにハラペニョとアナハイムを加え辛〜く仕上げた料理。
一度は普通に注文を受けた給仕人が、数分後に私の席に戻ってきて
「オマエは本当にこの「『悪魔風』でいいんだな?辛いけど大丈夫か?」と確認を取った。
やがて運ばれてきた皿は、立ち上る湯気からして既に喉にくる刺激物。
料理を口に運ぶ前からごほごほ咳き込む私。
給仕人は心配そう〜〜〜にこちらを見てる。
ちょっと怖気づく私。
でも、頼んでしまった物は食べるしかない。
幅広麺に絡んだソースをフォークでそっとこそげ、量を減らして食べてみる。
かかかかからい。でも、美味しい。
2口目、ソースのたっぷり絡んだ麺をそのまま食べた。
かかからい。でも大丈夫。
3口目はフォークに麺を巻かず、ソースだけすくって食べた。
からいのはもう慣れた。舌が麻痺したかな?純粋に美味しい。
結局、途中2度ほど「大丈夫か?」と様子を見に来てくれた給仕人を尻目に
私は皿に残ったソースまでパンで拭い、全部綺麗に食べちゃったのだった。
メキシコ屋で辛い物を食べ過ぎるとヒーホヒーホと口で息しなきゃならなくなるけど
今日は普通に鼻呼吸し続けられたし
氷水だって一口も飲まなかったもんね。
気に入ったぞ悪魔。
きっとまた頼む。
11月26日(土)
念願の蛸焼き機を買ったよ。
あいや、正しくは、詰め物をした丸いパンケーキを焼く鉄鍋。
スウェーデンの物らしい。
でも、どう見たって蛸焼き機としか思えない。
だから私はそいつを使って蛸焼きを焼く。
中身は蛸じゃなく、竹輪や蟹蒲だけどもさ。
紅生姜も無いけどもさ。
あーっ、錐も無いよ。夫の工具箱に入ってるやつでいいかな?
早く、使ってみたい。
11月25日(金)
朝5時起きで、感謝祭翌日の超大特売に行く。
何も買わない、ただ見るだけ。
でも、去年・一昨年と同じ店で富士額鼠の飾り玉を貰い
別の、でもまたこれも去年と同じ店で料理の本を1冊貰って大満足。
きっと来年も行くだろう。

買い物から帰って、夫は寝直し。
その隙に、私は朝の散歩。
でも、住宅地の中の道をてくてく歩くうち、私の気持ちは暗く淀んできた。
ほとんどの家の車庫脇には大きなごみ袋が2つ3つと投げてある。
よそ様のごみ袋の中身に口挟む趣味は無いけれど
でも、薄い袋で中が透けてたり、破れて中身が散ってたり、見えてしまう物は仕方ない、
あの袋も、この袋も、中身は胸肉数枚を切り取っただけ、肉がたっぷり付いた七面鳥の骨。
…そんな勿体無い食べ方をするなっ!
私は可能な限りの肉を切り取って冷凍。
大きな立派な胸肉から、ぼろぼろの屑肉まで、全て。
皮は揚げて食べる。
骨は煮出してダシを取る。
肉つきの骨を捨てるなんてとんでもないさ。
にゃ、価値観は人それぞれ。
骨を煮るのに使うガスと水、
肉の冷凍保存と解凍にかかる電力、ラップフィルムという資源、
苦労して保存するほどの価値はないようにも思えるパサパサの肉、
そのまま捨てるのが実は一番無駄無く賢い道なのかもね。
でもやっぱり哀しいよ、それ。
…それにね、確かに今日は金曜、週2回のごみ曜日だけど、
今日は祝日扱い、ごみ収集お休みだよん。
ごみを出すのはごみの日だけにしようよね。


11月24日(木) 感謝祭
今年は、精神的にも時間的にもあまり余裕がない。
本とにらめっこしつつマッシュルームのマリネやグレイビーをこさえるのは無理だ。
なので今年は和風料理で食卓を調えてしまうことにした。
クランベリーソースのかわりに梅酒で伸ばした梅干。
マッシュドポテトのかわりにじゃが芋の味噌汁。
温野菜のかわりに筑前煮(肉なし)。
もしかしたら実際の手間は正統派感謝祭料理と変わらないのかもだけど
作り慣れてる料理だから作業手順が効率的。
無理・無駄のない仕事で、ちゃちゃちゃっと用意できちゃって
なんだかとってもラクだった。
しかも、美味しいし。
グレイビーより大根おろしの方が口に合うよ、
鳥にはやっぱり白髪葱だよ。
ピルグリムさん御免なさい、私は来年も和風ターキーディナーを作ります。


今年の七面鳥は14.26ポンド≒6.47kgという表示がついていた。
去年の七面鳥より110gほど軽いことになる。
…嘘だ、絶対。
去年のは、左手片手だけで自在に扱えた。
今年のは、右手を添えてやらないと持ち上げるのが精一杯な感じ。
首の穴から水を入れて体腔を洗おうとすると、お尻がシンクの底についてしまいそうになり
あわてて持ち上げると首の穴は蛇口より上…
斜めに傾ければシンクの横に付いてしまうし
仕方ないから濡らした紙布巾で中を拭うだけにして、なんとか下処理完了。
よっこいしょ、と焼き皿に乗せようとしたら
両脇が皿からはみ出した。
去年の覚書に従って天火の下から3段目に棚を準備しておいたのに
それじゃあ上がつっかえて入らなくて下2段目に移動して、
それでも上火が近すぎて上表面が焦げる焦げる、
表面は焦げたのに内部温度はいつまでも上がらず、
結局去年より30分近く長く焼く羽目になって
これで去年より軽いなんて、私は信じないぞ。

晩餐の後で残り肉を捌き、叉骨(ウィッシュボーン)を取り出す。
乾かして取ってあった去年の叉骨と比べたら、去年のより2センチ近く長かった。
ゆえに、表示はどうあれ、今年の七面鳥はこれまでで最大の七面鳥だ。
…なんか、年を追って大きくなる一方だな。
高崎達磨じゃないんだから、前年より小さい鳥でもいいんだよ?


11月23日(水)
南瓜プリン惨敗。…たぶん。
このままじゃ気が済まない、来年もう1度挑戦するぞ。
11月22日(火)
ダラスに来て初めて、プロバスケットの試合を見物に行った。
私はバスケットボールには関心がない。
3秒ルールとか30秒ルールとかせせこましいのが性に合わないようだ。
プロの試合は特に、薄らでかいのがどたどた走り回ってるばっかりで全く面白くない。
が、「薄らでかい」を通り越して「ばかげてでかい」になるとちっとは興味がわく。
ヒューストン・ロケッツの中国人選手ヤオ(姚明)なんざ、身長7フィート6≒229cmだぜ?
1度、ナマで見てみたいと思うじゃないか。
…で、本日の対ヒューストン戦見物となったわけだ。
バスケット=黒人スポーツ=観客も黒人中心かと思っていたら
私の席の前1列、後ろ1列、左隣2人は全部中国人だった。
ヤオ、大人気。

試合はやっぱり面白くなくて、きっともう2度と行くことはないだろうけど
身長229を間近に見られたのはやっぱり楽しかった。
あんなのが家に1人いたら高い棚の物を取ってもらうのに便利だろうな。
ちょっと欲しいと思った。


11月21日(月)
感謝祭の週は台所が忙しい。
だから晩飯は前もって作って冷凍しておいたドライカレーやハンバーグだ。
付け合せの法蓮草も、先週のうちに茹でて絞って冷凍しておいた。
菜っ葉を茹でる時間もないくらい忙しいからというのも勿論だけど
冷蔵庫には巨大七面鳥が鎮座してるから嵩ばる葉物野菜は入る余地が無いんである。
そこまで周到に準備してるのに
この土日の買い物で、思いがけず、極上の葉付き大根を見つけてしまった。
こんなに新鮮で美味しそうな大根葉、滅多に出ないよ。
悩みに悩んで、結局2把買ってしまった。
泣きたくなるほど忙しいこの週に、大根葉なんか欲しくなかったよ。
葉っぱはともかく、葉っぱに付いてきちゃったこの大根の本体はどうしよう?
直径4センチほどの細〜い物とは言え、7本もあるよ。
暖房ききまくりの台所で、室温においておくのは危険だし
あああ馬鹿だ。やっぱり買うんじゃなかった…
11月20日(日)
スーパーの果物売り場に「SEIKEICHI」なる名の林檎があった。
セイケイチ、なんとなく日本語っぽい響き。
フジはもう全く珍しくなくなったし
陸奥も割とよく見かけるし
他にも日本から伝わってきた品種があったって不思議はない。
セイケイチなんて聞いたことがないけど、きっと最近の新品種だ。
清家一?盛家一かな。食べてみたい。
山積みの林檎に手を伸ばし、打ち身や切り傷のない綺麗なものを探していたら
夫が一言「…セカイイイチ。」
あ、成る程。言われてみれば、この大きさ、確かに世界一だわ。
買うのやめた。美味しくないもん
11月19日(土)
感謝祭には今年も南瓜プリンを作る予定でいた。
南瓜はもう裏漉して冷凍してある。
あとは卵と牛乳と合わせて焼くだけ、のつもりだったら
思いがけず、掌に乗る大きさの南瓜が手に入ってしまった。
これは、やるっきゃない。
長年の夢、丸ごと南瓜を容器に使った南瓜プリン!

綿を抜いたあとの洞をそのまま使ったら南瓜の実が厚すぎるから
きっと匙でほじくって穴を広げなきゃいけないだろうけれど
生の南瓜をほじくるのは結構な労働だ。
先に蒸すか焼くかしちゃえば仕事は簡単になるけれど
きっと私は加減がわからずほじくりすぎて皮を破るぞ。
それに既に半分火が通ってる南瓜に卵液を流すんだから
下手したらプリンが固まる前に南瓜が崩壊しちゃいそうだ。
プリン種も鍋で完全に火を入れちゃって、焼き上げた南瓜に流し込む「だけ」にする?
それなら失敗はないだろうけど、面白味もないな。
掘り出した実と、その量に応じた卵液を、綺麗にぴたりと洞に納めるのも難しそうだし
問題、山積み。
でもまあ、例え失敗しても焼き南瓜とカスタードにはなるだろうから
果敢に挑戦しちゃいましょ。
たのしみ♪


11月18日(金)
ようやく栗1粒ほどの大きさにまで育ってきた、今年ただ1つ実をつけたイチヂク。
やっぱり寒さに耐えられず、落ちた。
くすん。
なんとか食べられないかと割ってみたけど
あの甘い赤い芯の部分は全くできあがっていなかった。
これじゃ何の味もしないわな。
美味しくないんじゃ仕方ない、そのままゴミ箱に放り込んだけど
やっぱりそれじゃ、あんまりだ。
イチヂクの木の根元、実が落ちていた場所に返してやった。
そのうち朽ちて土に帰るだろう。
種が育ってないから芽が出ることは無いだろうけど
来年のイチヂクの栄養になってくれたらいいな。
11月17日(木)
先週は30℃を超す陽気の日もあったというのに
今週は一転、体感気温は氷点下な朝が続く。
上も下もモコモコ着膨れてみっともないのは諦めるとして
靴下を重ねすぎたせいで靴がきつくなって豆ができた。これは痛い。
手袋も2重、頭は毛糸の帽子の上から上着のフードを被って結構ぬくぬくだけど
顔面だけはもろに冷気にさらされたまま、これが何より辛い。
鼻の中が痛いよ。唇が切れて大出血だよ。
あんまり苦痛なので、鼻から下を覆うように三角巾を巻いてみた。
薄い布だけど、無いよりはずっといい。
問題は外見がかなり不審なこと。
変質者がいる!なんて通報されかねない感じ。
春が来るまで、朝の散歩は取りやめかなあ…
(でも去年一昨年は歩いてたんだよな。
今年が特に寒さ厳しいわけでもなし、何故こんなに苦しいんだろう?
11月16日(水)
この秋の芋栗南京祭りの最後を飾るのは、芋栗南京白和。
瓶詰めの茹で栗は、2つ割り。
焼いた薩摩芋と南瓜も同じ位の大きさに切って
普通よりちょっぴり甘みを強くした白和えの衣で和えて。
香り付けにほんの少ぉしシナモンを振って、
刻んだ胡桃で歯ざわりに変化をつけて、
ほほほ〜、かなり満足の行く出来映えになりました。
美味しい美味しい。
芋南京は素焼きのままで味付けなし。
甘みを抑えた衣と甘く煮た芋・南京でも良かったかな?
でも、私が食べたかったのはねっとり濃く甘い豆腐だったんだもん。これでいいのだ。
もっと深い冬になったら、焼き林檎の白和えでも作ってみようかな。
冒険すぎる…だろか。
11月15日(火)
歯医者で見本に貰ったシナモン味の歯間掃除糸が一巻き終了。
何でこんなニオイを付けるかなぁ、無味でいいのになあと思っていたのは最初だけ、
気づけばシナモン味が無いと物足らないようになっていた。
味覚音痴嗅覚音痴の道まっしぐら、情けなくて仕方ないけど
先週、スーパーで手に取ったのは結局シナモン味の糸だった。
今日、それを始めて使ったら
げげ、不味い。
シナモンはシナモンなんだけど、香りが違うのね。
先週までの糸の方が甘くて丸かった。
歯間掃除の昨日には不都合ないのだけども
この美味しくないシナモンを一巻き使うのは苦痛だな。
どーしよ?
11月14日(月)
もともとは明日、山芋の皮の饅頭をこさえる予定だった。
饅頭と言っても小麦皮のしっかりした皮ではなく
「もちっ」「とろっ」という、薯蕷蒸しの変形の饅頭だけど。
でも、ふと見たら、明後日使う予定のビーツが買ってあるじゃないか。
…。
饅頭は、今日、蒸した。
半分はビーツの汁で赤く染めて、コトホギの紅白万寿。
中身は生姜と葱と大量の大蒜ともっと大量の韮を刻み込んだ豚挽肉だけど。
どーぞ、オシアワセニ。
11月13日(日)
年に1度のチリ・コンテスト。
5ドル払って試食用カップを買うと、あとは出品チリコンカンが食べ放題。
去年、こいつの不衛生な食品取り扱い環境下で悪質な風邪をうつされたのだけど
それに懲りず、今年もめいっぱい楽しんできた。
げふう、当分、チリ・パウダーとお豆は見たくないや。
牛挽肉とお豆をトマトで煮込んで辛くしたのを20皿30皿と食べてると
少しは別の味が欲しくなってくる。
そこに目をつけたのが会場近くに店を構える中華なファストフード屋さん。
看板商品の橙味の鶏の唐揚の試食品を配って宣伝展開。
甘酸っぱい餡が今日だけは無茶苦茶に美味しいや。
試食用小皿を並べた机の上にはお店の宣伝用のシールやらメニューやらが積まれ
さらに、可愛いパンダのぬいぐるみさんも数匹。
パンダ******というのがこの店の名前で、だからパンダがいるのは不思議じゃ無い。
でも、飾り付けのために置かれたぬいぐるみさんなら、「それらしく」居るはずだ。
ごわごわのビニル袋に入った状態で、箱からどさっと開けたまま積み重なって、
これは、もしかして。
そばにいた着ぐるみパンダさんに試しに「貰えるの?」と聞いてみたら
ひゃひゃひゃ、お山の一番上にいたパンダさんが1匹、私の掌に飛び込んできたよ♪
本当は、積まれたパンダさん全員とお話しして、私と一番仲良くなれそうな子を連れてくるのが一番だけど
この子がお山のてっぺんで私を待っていてくれたのは、きっと何かの縁だと思うから
この子がうちに来たことを心底喜ぼう。
「辛子」ちゃん、にしようかと思った。
「幸子」じゃないよ、チリ・コンテストの会場から連れてきたからカラシなの。
でも私、辛(から)いのは好きだけど辛(つら)いのは嫌だな。
だから、やめ。
橙風味の鶏肉にちなんで「ちんぴー」と名付けた。
ちんぴー、誰彼構わず見せびらかしたいくらいに可愛いよ。
11月12日(土)
銀行に、私名義の口座を1つ解約しに行った。
そこは西部風の馬車の絵が目印の銀行で
大きなお祭りなどに馬車を出して宣伝してたりもする。
今日は、店内に入ったら大きな箱にお馬さんが山と積まれていた。
茶色くて、額に白い星のついたお馬のぬいぐるみさん。
なになに、「口座を開いたら1匹あげます」だとぉっ!
いったん予定通りに古い口座を閉じてから
そのまま列に並び直して新たな口座作ろうかと思ったよ。
幸か不幸か、よく見れば顔の造作は私好みじゃなかったし、
お馬鹿な手間はかけずに解約だけして帰ってきたけどもね。

日本で使ってたのは協和埼玉(のち、あさひ銀行)の「うさこちゃん通帳」。
でも、利損な銀行とやらになってうさこちゃんをやめてしまったようなので
日本の資産の整理を兼ねて、今度の帰国時に閉じる予定です。
旧さくら銀行の「ドラえもん」もね。
正規に本式に解約しちゃうとカードも返却しなきゃいけないから
残高0のまま、うさこちゃん/ドラえもんのカードは手元に残そうかとも思うけど。


11月11日(金)
モンブランを作ろうと思った。
でも、絞り袋が無い。
裏漉し栗を単に匙で山のように盛り上げればいい。味は同じさ、
…本当に同じかあ?
細い紐状にぐるぐる絞れば、隙間がたくさん出来る。
その隙間が、ふぅわり軽い優しい味の元になるんじゃないか。
ほんじゃ、と思い、冷凍食品の保存用のポリ袋に栗を詰めてみた。
端を斜めに小さく切り落として絞り袋代用。
お、なかなか良い具合…と思ったのは最初の数秒間。
物にはそれぞれに適した使用方と言うものがあり
冷凍袋は冷凍焼けや庫内での臭い移りは防いでくれるけど
引っ張りの力には弱いのだな。
ちょっと力を入れて袋を握ると、栗は穴から押し出される前に袋を横に伸ばしてしまい
伸びた袋はびろびろと裂けてくる。
裂けた穴から四方八方に無節操に栗がはみ出して
とてもじゃないがモンブランには見えぬ、栗の前衛芸術品になってしまった。
近日中にちゃんと絞り袋を買って再挑戦の予告。
11月10日(木)
庭のグレープフルーツ、待って待って待って、今日、2つ目を収穫。
美味しいんだけどね、
何で中が黄色と薄紅の斑模様なんだろう?
こんなの、市販品では見たことがないような気がする。
もっと熟すまで待ったら完全な紅か完全な黄色かになるのかな。
11月9日(水)
同じ製造元が同じに売ってる商品なのに
乾燥オレガノの壜には小穴のぽつぽつ開いた中蓋がついてる。
乾燥バジルの壜にはそんな物は付いてない。
たぶんバジルのほうがやや砕片が大きく、小穴は詰まっちゃってうまく振れないんだろう。
けども、外観はそっくりだから良く間違える。
今日もやったさ。
トマトを煮ている鍋とりのの上で、中蓋がついてるつもりでバジルの壜を勢いよく逆さにした。
ばさ。
壜の中身が半分くらい鍋に入っちまった…
本日のトマトソース、肉よりもトマトよりも香草が一番高くついてます。
11月8日(火)
週末に買ってきた南瓜を捌いて、焼く。
秋の初め、今年最初の南瓜を処理したときは
1切が15gしかなかったり50gを超えてたりバラバラだったけど
今はテキトーに切っても1切25g〜30gにきちんと揃う。
たいしたもんだ。
でも、冷凍庫にはたっぷり1年分の南瓜が蓄えられたから
今年の南瓜はこれでおしまい。
次に南瓜を解体するのは来年の10月。
その頃には、せっかく培われたこの感覚、もう忘れちゃってるんだろうな。
きっとまたゼロからやり直し。
ちょっと悲しい。

…と思ってたら、あらま。
冷凍保存用の天火料理幾つかを並行して進める間
南瓜をずっと下段に入れっぱなしにしてたら、焦げた。
なんとか食べられるけど、ちょっと見た目が悪い。
これ、一部は裏ごして感謝祭の南瓜プリンと冬至の南瓜饅頭に使うつもりだったのに
こんな焦茶色じゃお祝い事には不向きだよ。
裏ごし用に、もう1度だけ、南瓜買わなきゃならんわ、こりゃ^^


11月7日(月)
去年も確か、考えて考えて考えた末に実行しなかったんだよな。
南瓜を一口大に切って、揚げて、飴を絡めて「大学南瓜」。
胡麻をまぶすか、ちょっと目先を変えて黄な粉や肉桂を振るか、
どっちにしたって美味しくない訳が無いと思う。
でも、そんな物を市販してるのを見たことはない。
そんなに独創的な組み合わせってわけでもないから
きっと日本中のお菓子屋さんが試作くらいはしてるだろうに
それが商品化されないってことは、美味しくないのかね?
ううん。
やってみるしか無いか。

とりあえず今日は大学芋。
美味。


11月6日(日)
本日は最近手に入れたばかりの新しい処方で初挑戦の朝食。
クリームチーズとメレンゲを合わせたスフレ種をクレープ皮に挟み、
天火に入れて20分、ぷわーっと膨れた焼きたてを食べる。
クレープは前の週に焼いて冷凍になってた残り物だけど
メレンゲは今朝、使う直前に泡立てなきゃならない。
なので、夫の起床に間に合うよう、
いつもより早くに散歩を切り上げて家に帰ってスフレを作り始める。
…したら。
卵を泡立て始めて2、3分で、もう夫が起きてきちゃったよ。
どうやら、泡立て器の金属音で目が覚めてしまったらしい。
てことは?
いつもと同じ時刻に食事したかったら、夫を20分早く起こしてしまうことになる。
夫をいつもと同じ時刻まで寝かせておきたかったら、食事は20分遅れになる。
どっちにしても、目覚めた夫を食事まで20分待たせるわけだ。
なんとなく嫌。
と、この献立は休日の朝には使えないってことか…
普段の夜の食後には重過ぎるし
永遠にお蔵入りの処方かな?
ぷわぷわの食感が面白く、橙の皮が香って、なかなか美味しかったのだけど。
いつか完全防音の台所でも手に入れたらまた作ろうか^^
11月5日(土)
量販店で、ちょっと興味ひかれる料理の本を見つけ、レジに持っていった。
でも、レジ台は(いつものように)少し濡れてる。
前の人の牛乳やジュースから滴った結露の水か、生野菜・生果物から出た水か、
もしかしたら肉のパックから出た血とかかもな。
だったら、そんな物で私の本を汚したくない。
んにゃ、例え綺麗な真水だったとしても、本を濡らすのはいやだよな。
本を抱えたまま私が少し困っていたら
会計済み商品の袋詰め係のお兄さんが、私の未会計の本をすっと取って先に袋に入れてくれた。
この国で、こういう気持ちのいい気配りをして貰えることって珍しい。
「これで濡れないよ」という顔をして笑ったお兄さん、
あっりがとーーーーっ。
11月4日(金)
よほど自分の寝起きに自信がある人、
あるいは時間に縛られない暮らしをしている人以外、
大多数の人は枕元に時計を置いて寝るものじゃないだろうか。
でも、普通の置時計だと、ある朝は枕元=私の頭の傍にあり
ある朝は寝床の枕元=私にとっての足元にあり(素晴らしい寝相!)
またある朝は寝床の下に転がっていたりもする(素晴らしい寝相!!)。
じりじり鳴ってる時計ならば探すのも簡単だけど
夜中に目覚めて「今、何時かな」と思ったときなど
どこにあるか分からぬ時計というのは実に困り物だ。
その点、腕時計は良い。
いつでも必ず私の左腕に巻きついている。
どんな暗闇の中でだって、一発で現在時刻を知ることができる。
腕時計は、エライ。
(ちなみに外出時は邪魔くさいので腕時計を巻かない。それはポケットの中。)

だけど、腕時計の目覚まし音はあまり大きくない。
それが難点。
枕を抱えて枕の下に腕が入ると音が聞こえない。
腕まですっぽり掛布団の下に入っているとやっぱり聞こえない。
ならば仕方ない、いつも左腕に巻きついているという利便性を殺し
時計を寝床の柵に巻き付けて寝てみた。
これで時計はいつでも枕や布団の上にあるだろう、と思っていたら
寒い朝、今度は私の耳が掛布団の下に潜り込んでしまっていた。
寝過ごし率が高くなり、やむを得ず小型の目覚まし時計を購入したのが先週末。
これは結構な音を出してくれるので
布団の2、3枚を隔ててもピーピー鳴ってるのがちゃんと聞こえる。
やっぱり本物の目覚ましはエライ♪
…と思ったら(笑)
今朝はやっぱり寝過ごした。目覚ましが鳴らなかったのだもの。
目覚ましが「切」のままになってたのが原因。
だーってさあ、腕時計は放っておいても毎朝鳴るんだもん。
毎晩「入」にしておかなきゃいけないなんて忘れてたよ。
止めてもまた鳴るスヌーズ機能とやらは要らないから
止めっ放しでも24時間後にピピピと言ってくれる目覚まし時計を買い直さなきゃ。


11月3日(木)
一昨昨日、私の新しいノートパソコンがよーやく届いた。
各種ソフトをCDから取り込んで、またはネットから引き摺り下ろしてきて入れて、
古いパソから各種ファイルを移植して、辞書やらフォントやら設定を修正して、
なんとか使える状態になったのが昨夜。
今朝からは新しいパソでネット生活♪なのだけども
文字盤の配列が前のパソと少々違うので、ちょっとばかり操作がしにくい。
新品のパソには非は無い。
前のパソのほうが規格外の変な文字盤だったんだ。
でも、その変な文字盤を叩き慣れてしまった今、フツーの文字盤には違和感があり
特に「〜」と「でりーと」が妙な位置に移ってしまったのが不便でならない。
早く慣れなきゃな。
11月2日(水)
12月の日本→アメリカの機内上映「エルフ」だってさ。
去年の12月のアメリカ→日本便と同じじゃん。
全然面白くなくて、13時間が長くて長くて仕方なかったアレじゃん。
サイテー!
話自体もあまり面白くなかったけど、翻訳がひどくて、
吹き替えの声質は原語に合ってないし、下手糞だし、
またあれを見る気にはなれない。
ポーラーエクスプレスもアレだし、像使いの少年物で我慢するしかないのかな?
しくしく。
11月1日(火)
今日付けで、夫の生まれ育った北陸の小さな町がなくなった。
近隣の町村と合併して、大きな「市」になってしまった。
夫の実家族が苦手で、夫の故郷にあまり寄り付かなかった私ですら、一抹の寂しさを感じる。
まして夫はかなり複雑な心境の模様。

ああ、でもこれで、ラビラビさんたちと同じ自治体に属する人になるんだな私たち。
こいつは、ちょっびっと、嬉しい^^
(法的には属してないけど。本籍は神奈川だし住民票は日本の何処にも無いもん)…


10

10月31日(月)
「晴れるといいな せっかく子供達がきれいな着物着るんだから」
願いむなしく、昼前から激しい雷雨。
夕方にはなんとか晴れ間も見えてきたけど、歩道は水たまりになって
しかも、とんでもなく寒い。
これじゃ子供達がお菓子を貰いに来てくれないよ。
一口チョコを大袋で買ってあるのに、たくさん残っちゃうよ。
仕方がないので、来てくれた子供の袋には予定より多くのチョコを入れてやる。
この気候じゃきっとあまり長時間は菓子を集めて歩けないだろうから、
1軒辺りの収量がちょと増えるくらいで丁度いいはずだ。
…と計算したのに
いやいや、子供ってのは強いもんだ。風雨を物ともせず、来るわ来るわ。
予想以上の盛況振りに途中から配るチョコの数を減らしたのだけど
それでも町内の終了取り決め時刻30分以上も前にチョコの残りは8粒になってしまった。
子供たち、大抵は仲良し同士3〜5人くらいの団体で訪ねてくるのだけど
8粒しかないところに5人の集団が来ると1人当たり1個しかやれない。
これは大層にけちくさい。
もっと困るのは、4人に2個ずつ与え終えたところにすぐ次の一団が来てしまうこと。
「ごめん、たった今売り切れちゃったよ」って、可哀想で言えない。
だから、残り8粒の売り尽しは諦め、玄関外の灯りを消してしまう。
電灯の消えてる家はお菓子のない家なので、これ以上はも誰も来ない。
8粒は、私のアブラミになるってことだな。困ったもんだ。

てわけで、本年の訪問客は60人、前年比+5。
みんな、ちゃんと「ありがとう」の言えるいい子たちでした。
でも、道端にお菓子の包み紙を捨てて歩くのはやめようね。


10月30日(日)
今日から冬時間。
(正確には、「夏時間が終了し、本来の米国中央時間に戻った」。)
朝、私は夏時間のままの目覚ましで起きようと決めてあった。
夫は冬時間で起床する予定。
そうすると、私が起きてから夫が起きるまでの時間が本来より1時間長くなるの。
1時間分、遠くまで歩けるの。
ものすごく楽しみで、普段は行けない遙か遠くの公園の中の道を調べて準備してたのに
朝、目覚ましの設定よりも1時間ほど早くに私を起こしてくれたのは
目覚ましの音ではなく窓を叩く雨粒の音だった。
なんてこったい。
目覚ましが鳴るまでうつらうつらし、その間に雨はやんだ。
でも、いつまた降り出すかわからない。
いつもの近所の公園からなら濡れて走って帰ってきてもいいけれど
遠くの公園からじゃちと、きつい。
せっかくの機会だったのに、うちの近所をぐるぐる周回するだけの散歩になってしまった。
しかも口惜しいことに、結局、雨はその後1滴も降りゃしなかった!
こんなことならあの憧れの遠くの公園に行けば良かったよ、ぐすん。
10月29日(土)
去年のハロウィン前に我が家にやってきた、オバケの形の鍋掴み=キッチン・ミトンの水戸吉。
少々口数が多くて鬱陶しいけども、なかなかの働き者だ。
他にも鍋掴みはたくさん持ってるけど
彼以上に活躍してくれる鍋掴みはない。
で、彼が「もっと大勢、友達が欲しいな」と言うから
今日、彼と同じ鍋掴みオバケを2人、連れてきた。
ハロウィンが終わるまであと3日待てば、もしかしたら、半額くらいになるかもしれない。
でも、もし売り切れちゃったら、来年の10月まで手に入らなくなるからね。
2人の新オバケ、1人は「てぶく郎」。
もう1人は「なべ つか美」と命名された。
(↑なべおさみの親族か?)
新入り2人にもいっぱい仕事をして貰って
美味しい冬の熱々料理をどっさりこさえよう。
10月28日(金)
ちょっと気が大きくなっちゃってたときの買い物。
本日のアイスホッケー、対エドモントン戦は
旧リユニオンアリーナ時代も含めて初の1階席での観戦だ。
切符のお値段、いつもの3倍。ひいい。

1階席から、首が痛くなるほど上方を見上げたところに、私たちのいつもの席がある。
座ってる人が豆粒より小さい。
「ビンボー人が、あ〜んな遠くから、何が見えるんだろうね?」とか言ってみたり。
うん、ものすご〜〜〜〜く口惜しいけど
2階席のてっぺんからでは見えない物が沢山あったことを今日、知った。
試合その物より、試合前・中休み時間の整氷作業に新発見が多くて
…整氷はテレビ中継しないもんな。
1階席は非常に寒いということもよく分かった。
考えてみりゃ当然だ、1階席を暖めたら氷が融けちゃうもん。
いつもの1階席のときと同じ気持ちで薄着で来ちゃったら
腰から下が冷える冷える。
でも、せっかくの1階席観戦だもの、試合の途中でお手洗いに立ちたくなんかない。
だから水気は一切取らずに過ごす。
会場で買った晩飯が塩辛すぎて喉がからからだけど、ひたすら我慢。
1階席は体に悪いかも。
あ、そりゃ、私が1階にふさわしくないビンボ人だからいけないのか。
回りの人たちはみんな浴びるようにビールを飲んで
何度も何度も中座してたものね。
飲んで、食べて、飲んで、お手洗いに立って、また飲んで、
何だか皆あまり試合に集中はしてない感じ。
2階席の人たちの方が「濃い」とゆーか、一緒に観戦していて気分がいい。
今日の席は今日の席で面白かったけど
やっぱり私はいつもの2階席の方がいいや。


10月27日(木)
ハンガリアン・パプリカを買ったつもりだった。
ハンガリー風の牛のトマト煮込み料理に大匙2杯のそれを振り込んで
こんな物かなと味をみたら、かかか辛い!!!
間違えてハンガリアン・ホット・パプリカを買ってきてしまったようだ。
一口食べてこんなに辛いてことは、とてもじゃないが一皿は食えんぞ。
仕方が無いのでトマトの水煮を1缶足して
炒め玉葱とワインも足して、パプリカ濃度を半分にする。
よっしゃ、なんとか食べられるようにはなったぞ。
作りたかった料理とは別の味になっちゃったけど、仕方ない。
辛さが半分になると同時にパプリカの香りも薄まっちゃったけど、それも仕ない。
結果的にトマトソースが倍量出来ちゃったから、残りは冷凍保存。
貯蔵食品がたくさんあると何となく安心なので、こいつは幸せ。

牛の煮込みには、ドイツの卵麺を添える。
小麦に膨らし粉を混ぜて、卵で練って、茹でて、炒めて。
初回の今日は本の通りに作ったら、どうも膨らし粉が多すぎたようだ。
ぼわぼわに膨らんでしまりのない食感になってしまった。
でもこれで要領がわかったから、次はもう少しうまく作ろう。
いつの日か上手な生地が練れるようになったら
ドイツ系の肉屋で売ってるこの麺専用の絞り出し器を買っちゃおう。
そいつを目標に、精進、精進。


10月26日(水)
異常な寒さの中、それでも朝はきちんと歩く。
もともと運動は大嫌い、ぬくい布団の中でトロトロしてるのが大好き、
だから冬の早朝の散歩なんて本来は趣味じゃない。
でも、少し油断するとお腹のアブラミがどんどん増殖する。
食べることは眠ること以上にもっと好きだから、減食なんて絶対にできないし
だったら眠くても寒くても頑張って歩くしかあるまい。
1日休むとさぼり癖が付くから、意地でも休まない、休めない。
朝の公園、運動する人の数はどんどん減ってきたけど
最後の1人になっても私は歩き続けるぞ。
土曜日のスーパーの美味しい試食用チーズとマフィンのために。
(それでも消費熱量を摂取熱量が上回っているらしい今日この頃。
あのマフィン、もっと小さく切って試食皿に入れてくれないかなあ。
10月25日(火)
はあ、校旗、宇宙を飛んだんですか。
どうせなら、一般生徒がいつでも眺められる場所に置いて欲しいな。
でも、唯一無二の貴重品だもんな。
例えガラスケースに入れて鍵掛けたって、心ない悪戯する奴は出るだろう。
破られたり、印刷インクぶっかけられたり、盗られたり、
だったら校長室あたりに置いた方がいいか。
寂しいね。

野口先輩と私の母校は、今、事実上の廃校の危機に直面していて
でもさ、そんなことになったら、宇宙を旅した旗が行き場をなくしてしまう。
だから、学校、存続してね。


10月24日(月)
去年、一昨年、12月に健康診断を受けた。
でも、師走は何かと気忙しい。
病院に行って半日潰れ、
下手すりゃ再検査で呼び出されてまた半日潰れ、
なかなか辛いものがある。
私は自分の体のことだから諦めもつくが
通訳兼運転手として振り回される夫はたまらない。
仕事の内容自体は12月末で決着を付けねばならないような物ではないけど
それでも机回りを整理し、日本に季節の挨拶状を送り、年末は雑用が多い。
できることなら12月に検診なんか付き合いたくないというのが本音のようだ。
で、今年の検診は少し前倒しにしてしまおうということになり
10月末の今日の午後に予約を入れて貰ってあった。
が、先週の金曜の夕方になって病院から電話がかかってきて
「去年より2ヶ月も早いけど保険は大丈夫なの?」
へ?と首を傾げつつ夫に連絡を取り、保険会社に問い合わせたら、あらま。
年に1度の検診は保険の対象、という取り決めを
私達は「今年・05年中に1度の検診を受けて良い」と解釈してたのだけど
正しくは「前回の検診から365日が過ぎたら次の受診可」だったらしいのだ。
てことは、前回から約300日目の今日の検診は全額自己負担になってしまう。
慌てて病院に連絡を入れ、今日の予約を取り消して貰った。
こうなったら、年が開けてからゆっくり病院行った方がいいかしらん。
検診終えて気持ちすっきり新年、てのは理想だけど
要精密検査と告げられ、くよくよ不安な新年になったらイヤだしさ。
でも、遅くとも3月末くらいまでには検診済ませたいね。
採血跡、醜いんだもん。
せめて1週間くらいは、長袖で隠さなきゃ外出できない。
真夏に長袖は着たくないよ…
10月23日(日)
いきなり寒くなった。
夕方には華氏47度(≒8.3℃)まで下がった。
1月2月でこの気温なら「今日は50度近くもあってぬくい」と思うのだろうけど
今日の私は冬服の準備が間に合わず、Tシャツ短パン。
車の暖房をうんと強くして、座席をぬくめる機能の目盛も最強の「5」にして、
それでもまだ凍えそうだ。
晩飯は、珍しく夫婦の希望が一致し、中華屋に「砂鍋」を食べに行くことになった。
砂鍋、英語メニューでは「セラミックポット」という名になっている。
その店では火の通りが早く扱いも楽な金属鍋を使っているけども
きっと本来、正しくは土鍋みたいな物で煮込むんだろう。
大鍋いっぱいに肉と魚介類、野菜、春雨がぐつぐつ煮えて出てくるのを
舌に火傷しながらはふはふ食べる。
真冬だけの幸せ。

でも、気のせいか、去年までとちょっと味が違うように感じる。
「何か足りない…」「中華ハム、入ってたよね?」「も少し生姜が効いてたような」
結論「ちょびっと、味、落ちたかも」。
「とにかく熱い物」という今日の欲求はとりあえず満たされたけど
長い目で見ると少ぉしばかり、困る。
この店は、私達にとってダラスで一番馴染み深い、付き合いの長い店なんだ。
遠い昔、ダラス初出張の最初の晩、夫が先輩に連れてこられたという店で
その半年後、私も初めてのダラスの2日目の晩飯をここに食べに来た。
時は流れ、ダラス中を食べ歩き、美味しい料理屋をたくさん見つけ、
それでも、初ダラスの人を最初の晩飯に案内するのは結局ここなんだよな。
もっと美味しい店はたくさんあるけど、でも、最後に帰りつくのはここ。
私達の一番大事な店だったのに
…砂鍋に加え、もう1皿取った茄子の大蒜炒めも微妙に味がおかしかった。
幼い頃は茄子が嫌いで、長じてからも積極的に食べようとは思わなかった私が
この店のこの大蒜炒めで茄子に魅了され
ついには「1番好きな野菜はお茄子」と言うまでになってしまった、
その位に美味しかった茄子だったのに…しょぼん。
変な上海料理なんかメニューに加えなくていいから
以前のような美味しい四川料理を作ってください。
あなた達の麻婆豆腐がダラスで生きていく上で何よりの支えなんです。


10月22日(土)
週末の朝の散歩は、ちょっと遠出。
休日は気持ちに余裕があるのか、道を私に譲ってくれる車が多いし
そもそも車の量が平日よりも断然少ない。
なので大通りを何本も何本も渡っていくのがさほど危なくない。
更に夫が週日より1時間ほど遅くまで寝ていてくれるから
私もその分、遅くまでほっつき回っていられるわけだ。
金曜の夜、地図をもとに距離の見当を付けて目標地点を設定し、
土日はその地図を片手に知らない道をずんずん進む。
でも、急な坂道も未舗装のでこぼこ砂利道も地図ではわからないから
距離だけから単純計算したよりも時間を食ってしまうことも珍しくない。
強い強い向かい風に邪魔されることもあるし
巨大な犬に追われ、奴をまくためにとんでもない迂回を強いらることもある。
下り坂の舗装道で追い風で調子に乗って予定よりも遠くまで歩いてしまい
帰りは長い長い上り坂の向かい風に泣かされたことも幾度か。
で、結局いつも、帰りの最後は時計を気にしつつ走る破目になる。
今日の敵は、道路標識。
車に当てられて倒れ、道の名が読めなくなった道路標識が1本あったのだけど
どうやらそこが、私の曲がるべき道だったらしい。
そうと知らずに行き過ぎて延々遠くまで歩いてしまい、気付いたときにはもう手遅れ。
帰りの全行程を走り通しても夫の起床に間に合わない地点まで来てしまっていた。
まあ、目覚めたときに妻が外出から帰っていなかったからと怒るような人ではないし
腹が減れば自分で何か見繕って食べていてくれるだろうけども
それでも一応、走る。
曲がり角にガススタンドなどがあれば中を斜めに突っ切っらせて貰い、
くねくね曲がった道は最短距離になるように短絡しながら進み、
ぜいはあぜいはあ、息が切れる。歩くのは大好きだけど走るのはやっぱり嫌いだな。
やがて行く手に赤信号。
でも、右からも左からも車は来ない。
えいやっと赤信号の横断歩道に飛び出し走り続けていたら
道を渡り終えたところの対向車線にはパトカーが停まってた^^
ありゃー。でも、お咎め無しだったので有難い。
いっそ「ここは何処ですか、迷子になっちゃったんですぅ」と泣いてみせて
パトカーで家まで送って貰うって手もありだったかな?
でも↑の科白を正しく英訳できる自信ないし
地道に走って走って走って、結局3分遅刻。
夫は既に起きてたけどまだ風呂を浴びて無かったし
今朝は作り置きのクレープをチンするだけの予定だったから
なんとか食事には間に合ったでした。
やでやで。
10月21日(金)
そーめんちゃんぷるーを作るはずだった。
なのに、いったい何を寝惚けたか、
気付いたらぐらぐら沸いた湯の中で茹っていたのは素麺で無く糸蒟蒻だった。
素麺の密閉容器の手前には常温保存の蒟蒻と糸蒟蒻が大量に積んであり
そいつをどかさないと素麺を取り出せない。
で、糸蒟蒻を手に取ったところで何かを間違えたのだろうけども。
そーめんちゃんぷるー転じて蒟蒻ちゃんぷるー。
低熱量で体重計に優しい晩飯?
ちょっと哀しかった。
せめて饂飩かスパゲチだったら良かったのに…
10月20日(木)
『新世紀エヴァンゲリオン』のテレビ放送が始まるというので
どきどき・わくわく・そわそわしながら時間を待つ。
日本で録画したビデオなら持ってるけど
英語吹き替えにはまた別の味わいがあるはず。
実際、ジブリの『魔女の宅急便』と『紅の豚』は英語で見てから好きになったしさ。

おなじみの主題歌が流れ、
やがて、私の一番好きな登場人物ミサトさんが画面に現れ、
その瞬間、この番組を見始めたことを激しく後悔。
まだその場面まで行ってないのに、ミサトさんの顔を見ただけでパブロフの犬、
「エースコックのスーパーカップが食べたぁい!!!」
んな物、ダラスじゃ売ってねぇよなあ。
無いと思えばますます食べたい。
発狂寸前。
夫は夫でヱビスビール飲みたいって言い出してるし。
でもヱビスは確かどこかで売ってたはず。
だから私の方が夫より辛いのよ、しくしく。

もひとつ食べたくて我慢できずにいるのがエビフライ。
『千と千尋の〜』で釜爺が食べてるのが素晴らしく美味そうなの。
蝦ならダラスにもあるだろ、自分で揚げればいいじゃんか、と思っちゃいけない。
私が食べたいのは、ぶ厚い衣にソースがしみて、お弁当の隅で冷たくなってる、
あのビンボくさいご馳走のエビフライなのよ。
夢に見そうだ。


10月19日(水)
栗羊羹を蒸す。
栗は、初夏に中華スーパーの閉店売りつくし特売で買った日本製の甘露煮。
「無漂白・無着色」の文字が躍る瓶詰めは、なるほど確かに色が悪い。
昨年末にカリフォルニアの日系スーパーで買ったクチナシの粉末を加え、
毒々しく黄色い、伝統的に正しい甘露煮に煮き直した。
きれいきれい♪
羊羹を蒸してる間に栗の表面が少し乾いて白濁しちゃったけど
出来上がりに甘露煮の蜜を塗りつけておいたらウツクシイ照りがでた。
お味の方も、まあまあギリギリ合格点に達した感じだし
ああ、しゃーわせ。

今日のは小豆餡の生地に栗を入れた「栗入り羊羹」だったけど
次は栗を裏漉して練って、小布施に負けない100%純粋栗羊羹を作りたいな。
あとは通常の3倍の砂糖を入れた歯グキケイレンヨーカンと。
但し大きさを1/3にして熱量の辻褄を合わせなくちゃだけどもね。
ふふ、楽しみ。


10月18日(火)
実家の住所を無断拝借し
いしいひさいち「ドーナツブックス」全38冊を、ネットでドカンとまとめ買い。
物凄く楽しみだ。
でも、所詮はいしいひさいち。
きっとどれもこれも似たような話ばかりなんだろうな。
慎重に扱わないと、どの巻まで読んだかわからなくなりそうだ。
「ここまで読んだ」って、本と本の間にしおりを挟めばいいのかな。

以前、いしいひさいち「バイトくんブックス」6冊を一気読みしたときは
カップうどんが食べたくて食べたくてたまらなくなった。
今回は何が食べたくなるだろう?
ダラスで手に入る物であることを願う。


10月17日(月)
夜明け前の町を散歩をしながら、空を見る。
そー言えば今朝、部分月食じゃなかったっけ?
確か、欠けるのは月の下の部分だと日本の新聞サイトで読んだ気がするけど
残念ながら今日のダラスの月の下半分は雲に隠れてよく見えない。
上半分は綺麗に見えるんだけど…んんん?
右上が少し欠けてるっぽくないか?
いやそれはきっと私の目が歪んでるせい、欠けるのは右下。
でも、見れば見るほど、やっぱり欠けてる。
うう、歩くのに邪魔だから散歩のときは眼鏡かけてないけれど
ここまで物がおかしく見えるようだと、やっぱり常時眼鏡を使わないと駄目かもね。

して、月は沈み、日が昇り、家に帰って珈琲など飲んでいるときに気が付いた。
もしかして、私の見ていた月の上側って、日本では下に見えてたの??
月があー動いて、こー動いて、太陽が、地平線が、時差が、自転が、ぐるぐるぐる。
きっと私が見たのはやっぱり月食だったらしい。


10月16日(日)
来週作るつもりの肉の煮込み料理にはキャラウェイが必要だ。
でも、使うのは小匙半杯。
キャラウェイの香りは好きだけど、パセリやバジルほど幅広く使える物で無し
一瓶買ったら残りの始末に困るぞ。
仕方ない、多少割高でも我慢しようと、香辛料の量り売りをしている店に行く。
硝子の瓶がずらり並んだ中からキャラウェイを探し出し
備えつけのポリ袋に必要分を掬い取る。
計量は自己申告。
商品を秤に乗せ、商品番号を打ち込むと
機械が値段を計算してシールを印刷してくれる。
そいつを袋に貼り付けてレジに持って行くの。
だがしかし、私のキャラウェイ小匙半杯は、風袋込みで0.0オンス・0ドル0セント。
いくらなんでも少なすぎ、秤が反応しないのだ。
0セントで「買える」のなら、そんな有難い話はないと心躍らせてみたが
残念無念、「シール印刷」の釦を押すとエラー表示が出てしまう。
「0セント」の値段シールは発行して貰えないようだ。
泣く泣く大匙1杯分くらいまで中身を足して
ようやく「9セント」のシールを出して貰えた。
予定よりだいぶ多く買う破目になっちゃったけど
ふぅん、でもこれ、瓶入りより寧ろ割安だわ。
容器代がかからないから…かな?
得した気分。嬉し。
10月15日(土)
4年ぶり?にステート・フェアに遊びに行く。
高い入場料と高い駐車料金とを払って
それに見合うだけの満足が得られるかと言ったら「んにゃ」だ。
広い広い会場を歩き回って疲れるばっかり。
あれだけお金があったら、映画が何本見られるだろう?
それでも、それは承知で、数年に1度は覗いておきたいステート・フェア。
豚の競争に声援を送り、牧羊犬の模範演技を見物して、
七面鳥の足を齧ってコーンドッグを食べて、
観覧車には乗り損ねちゃったけどもパレード見物はできたし
料金の半分くらい分は楽しめたかな^^
4、5年たったらまた行きたいよ。
そのときは林檎飴を食べたいな。
10月14日(金)
注文済みの私の新しいノートパソが、予定を1週間過ぎても届かない。
いったいどこで油を売ってるのやら、と調べたら
どうもシンガポールで飛行機に乗り遅れたらしい。
くすん。
大量のファイルを移植する準備は全く進んでいないから
仮に今届いても、どっちみち、すぐには使えるようにならないんだけど。
でも新品のぴかぴかのぱそ、早く欲しいよお。
10月13日(木)
ムカゴご飯が食べたくて、でも、そんな物、ダラスじゃ手に入らない。
ほいたら「親」の方で代用だ、と、山芋ご飯を炊いてみる。
んんん、やっぱり水っぽいなあ。
せめて大和芋があれば良いのだけど、うちの近所で手に入るのは長芋だけ。
里芋なら買えるんだから、次は里芋ご飯かな。
10月12日(水)
庭のグレープフルーツ、実ったのは結局5つ。
見事に大きく育ったけれど、皮は待っても待っても黄色くならない。
も少しだけ様子を見ようよよ、と私は言ってるのに
夫が待ちきれずに1つもいでしまった。
仕方ないので洗って、横半分に包丁を入れる。
おおっ、素晴らしくいい香り!
サンキストなんかに負けないぞ。
半割りグレープフルーツを、更に櫛型に3等分してかぶりつく。
(こうすると匙でほじくって食べるより無駄がないの)
…ちょびっと甘味は薄いけど、適度に苦くて、汁気もたっぷり、
ここしばらくに食べたグレープフルーツの中で一番美味しいや!
るんたった。あとの4つが楽しみだ。
樹の根元には多少の除草剤や防虫剤を撒いちゃったけど
皮に直接は薬を使っていないから
皮、丁寧に洗って茹でておいて
5個分揃ったらママレードにしよう。
わくわくどきどき!
10月11日(火)
こんなところで運を使いたくないよ。
雑誌の懸賞の「銀はがし」で大勝利。
11個の銀のうちの6個を削って、そこに当りが3個出ればいいの、
最初に削った3つの銀が全部当たりだった。
応募にかかる切手代も惜しい程、私にとっては要らない懸賞で
当りが揃っても応募する意思なんか全く無かったのに
なんでこんなときだけ見事に当たるかなあ…
10月10日(月)
朝、日が昇るのがすっかり遅くなり
近頃はまだ真っ暗な中を散歩に出なきゃならなくなった。
夜明け前の道を女性が1人で歩いても何も問題の無い地域なのが幸い。

いつもの時間に家を出れば、目的地の大きな公園に着く頃に空が明るくなり始める。
なのに今日はいつまで経っても暗いまま。
たった1日で日の出の時刻がそんなに変わるわけ無いし
おっかしいなぁ、と思っていたら
そのうち、腕と顔にぽつぽつと水滴が当たりだした。
ありゃりゃ、夜が明けなくて暗いんじゃなくて、雨雲が空を覆って暗かったのね。
結構しっかり濡れちゃった。しかも寒くて。ふぇっくしょい!
でも、家に着く頃には雨はやんで
大きな大きな虹が見えたので少し良い気分なのだ。
寒いと熱い牛乳も美味しいしな♪


10月9日(日)
封切られたばかりの『ウォレスとグルミット』を観賞。
大変に宜しかったです。
無性にチーズが食べたくなったけど、映画が終わって外に出たら夕方で
いつも試食用チーズを食い散らかしに行く店の「それ」が片付けられちゃった頃。
とろけるブリーは来週までお預けだあ。
今は人参で我慢っと♪

日本公開は来春らしい。
うまく行けば、劇場で日本語で見直しできるかな?
日本の映画は入場料が馬鹿げて高いのが難点。
でも、アメリカの映画館にはない「関連グッズ」を売ってるのが良いところ。
できたら、行きたい。


10月8日(土)
生活習慣の違い、感覚の違いなのだな。
昼飯を食べに行った店で、隣の卓は赤ん坊を連れた若い夫婦。
卓の上、皿の隣に、赤ん坊から脱がせた靴が置いてあった。
たぶん、まだつかまり立ちくらいしかできない程度の月齢の子だと思う。
だから靴だってそんなに汚れてはいない。
もしかしたら私の手よりも綺麗かもしれない。
そう考えても、やっぱり、卓上の靴は気分が悪かった。食欲なくなった。
せっかくのバナナフォスターフレンチトーストだったのに、しょぼん。
10月7日(金)
明日の朝食に使うため、「パインJ」と付箋を張った容器を冷凍庫から出しておく。
パイナップルジュースに浸したパンにココナツフレークを振って
トロピカル〜なブレッドプディングを焼くつもり。
…だったのに。何故だ。
数時間後、そろそろ解凍できたかなと蓋を取ってみたら
中はパイナップルジュースでなくヨーグルトだった。
(先週の、あのバニラ風味の加糖ヨーグルト)
しかも更なる悲劇、「パインJ」の手前で邪魔だったクリームチーズを一旦取り出して
そのまま戻し忘れて常温に放置してしまっていた。
チーズ、でろでろに融けちゃってるよ…。
仕方ないからチーズをヨーグルトでのばし、檸檬少々と卵も加えて
そこにパンを浸して焼き上げた。
クリームチーズのブレッドプディング、またはパン入りチーズケーキ。
大丈夫、きっと美味しいはずだ。
本来私が食べたかったのとは違うけども。
あ、橙皮も入れれば良かったな…
10月6日(木)
かつて、NHK「きょうの料理」のセンセ、平野レミさんが大好きだった。
最近は相当に趣味がずれてきて、あまり魅力を感じなくなってしまったけれども
彼女の本で学んだ料理の幾つかは、今も私の大事な宝物だ。
例えば「プレコロ」。
お芋を茹でて潰して丸めて、小麦と卵とパン粉を付けて、揚げて…の手間を省き
皿に盛ったマッシュドポテトの上に炒めた挽肉を乗せるだけ、
コロッケの前段階のPREコロ、という料理。
私は、こいつの上にパン粉を散らし、天火で焼き上げる。
レミさんのもともとのレシピよりもコロッケに近い味になって美味しいぞ。
焼いてる間に芋の鍋と肉のフライパンを洗ってしまえるから
食事の後の片付けもラクだしね。

今日の夕飯はクリームコロッケ。
でも、白ソースをこさえたところで息切れしてしまった。
無謀にも、コロッケと並行して南瓜の解体と加熱・冷凍、
更に南瓜の焼き菓子の製造までやってたんだもん。
丸めたり衣を付けたり揚げたりは鬱陶しい、
ええい、手抜きしよう。
レミさん風「プレクリコロ」だ、耐熱皿にソース流してパン粉振って焼いちゃおう。
南瓜と南瓜のお菓子のために天火もうまく温まってるし。
…いい考えだと思ったんだけどね
実際にやってみたら、単なるグラタンになっちゃった。
不味くはないけど、悲しい。


10月5日(水)
待ちに待ったアイスホッケーシーズンの始まり・始まり。
去年は労使交渉のもつれで全ての試合が中止になっちゃったから
今年は去年の分まで楽しまなくっちゃ。
てわけで早速、今日の開幕戦を見物に行ってきました。
座席はいつもと同じ、2階の隅の2番目に安い席。リンクははるか彼方。
双眼鏡を使わないとパックが見えない、選手の背番号も見えやしない。
でも双眼鏡は視野が狭いから選手の動きに付いて行けず
結局、試合自体は中央の天井に吊り下がった巨大画面で見るだけ。
家でテレビ観戦するのと変わらない。
でも、パックの音を生で聞く迫力はサイコーに好きなので
それだけのためにアリーナへ足を運ぶ。
安い席て言ったって、ビンボな私達にとっては結構な大金で
それでもあのパックの音にはそれだけの価値があると思ってた。
…んだけども。
今日、1年半ぶりに試合会場に足を運んで驚いた。
去年の夏に作った眼鏡があると、リンクがちゃんと見えるんだわ。
審判の動作、選手の表情までちゃんと見える。
かかか感動だぁ… こりゃ、今年の観戦は一昨年までの数倍は楽しめるぞ。
てゆーか、音しか聞こえなかった一昨年までは
やっぱり料金に見合うだけの物を得てなかったわけだ。
うう損してた。今年は試合中止の去年の分だけでなく
過去6年間分をまとめて存分に楽しまなくちゃ。
ああ大変だ^^

試合は開始わずか2分足らずで2点を入れられて
その後も着実に失点を重ね、第1ピリオド終了の時点で0対4。
こりゃあかんわ、と諦めて帰ってしまった人も随分いたみたいだけど
第2ピリオドで追い上げ、第3ピリオドで追いつき、ひっくり返し、
結局5対4で見事に勝利♪
我らがスターズが3得点以上あげた試合は
帰りにファストフード屋のタコの無料券を貰えるので
2重に嬉しい今日の大勝利でした。

次は今月末、宿敵エドモントンとの試合を買ってあるの。
12月は大晦日、今日と同じロサンゼルスとの対戦。
年が明けたらグレツキー様を拝みに対フェニックス戦に行きたいな。
今年から入場料が少し引き下げられたので
今までよりも少しだけ手軽に観戦を楽しめるようになった筈なのだけど
その分、いい試合のいい席は手に入りにくくなってしまったのが辛いところ。
でも頑張って、去年の分までいっぱい見に行くぞぉ♪


10月4日(火)
ミナゾウ君の死を悼む。
私、彼にはたぶん面識ない筈だけど。
私達の時代のアイドルは大吉君だったよな…
10月3日(月)
1年半前に我が家にやってきた、ピロリ菌(胃潰瘍原因菌)のぬい「ひろり」ちゃん。
本日は、大層にゴキゲン。
「ピロリは、えらいの。だからピロリを発明した人がノーベルなの」
発明じゃなくて、発見なんですが…^^

ひろり達の製造発売元のサイトを久しぶりに覗いてみたら
おお、随分と、菌の種類が増えてるわ。
1年前にはいなかった、サルモネラのぬいさんも出現してる。
いいなあ、かわいいなあ、欲しいなあ。
でもどーせなら、ボツモネラ。


10月2日(日)
中東風の胡瓜のサラダを作る予定で
無糖のプレーンヨーグルトを買ってきた…つもりだった。
どこで間違ったか。
たぶん「こっちの方が新しい」「あ、こっちはもっと新しい」と
賞味期限の表示を見ながら取っ替え引っ換えしたときだろう。
家に着いてみたら、袋の中にあったのは加糖ヨーグルトだった。しかもバニラ風味。
これでサラダになるかなあ。
今朝、試しにヨーグルトだけで食べてみる。
やっぱり相当に甘い。
胡瓜を入れて目をつぶって食べたらきっとメロンヨーグルトだ。
それはそれで悪く無いけど、中東の揚げ物の副菜には向かないぞ。
大蒜入れたら確実に悲惨な味になる。
諦めて無糖ヨーグルトを買い直すしかないな。
甘いヨーグルトは、いつか製菓に使うことにして冷凍。
そのまま「フローズンヨーグルト」で食べてもいいな。
10月1日(土)
高校の卒業式、既に退職された元校長にいただいた祝辞が今も心に残っている。
故郷に錦を飾る、ということについて。
戦地でちょびっと手柄を立てた武将さんが、故郷に晴れがましく凱旋し
でもその隙に戦況が逆転、彼の軍は全滅しちゃいましたとさ、とかいう話だった。
(↑ここまではうろ覚え)
だから、君達も、ちょっとのことで一々高校まで報告に来たりするな、
そんな暇があったら更に精進し、更に上を目指せ、
(↑この辺もちょっと記憶が曖昧)
「でも、心だけは、いつでも帰ってきなさい。ここは君達の母校です」
元校長は、そう締めくくった。

「元校長」は、野口先輩の在学してた当時の校長で
残念ながら野口先輩の活躍を見ることなく10年ほど前に亡くなったけど
もしご存命だったら、今日の先輩のパレードをどんな思いでご覧になったろう。
先輩だって、きっと、あんなことやりたかねぇよな。
宇宙服着てちゃ、ダイクマ前で鯛焼きの買い食いだってできやしないし
そっとしておいてあげられないのかなあ…


最古(2000年11〜12月)//2005年7〜9月//2006年//最新(2014年)の日刊つん太へ