つん太のダラス通信
表紙写真集
2014.07〜2016

2011〜2014.06//2017〜2019の表紙へ
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16.12.1〜

もういくつ寝るとクリスマス

シュトレーンが好きです。
ダラスにいたときは、ドイツ系の肉屋で買うシュトレーンが毎年の定番でした。
でもここアトランタでは、どうも気に入るものに出会えません。
(いちいち全部試食しているわけでなく、ほぼ見た目だけの判断)
パネトネも、ダラスで10年かけてよーーやく美味しいと思える製品を見つけたのに
アトランタでそれを売っている店はありません。
ダラスにはなかったフランス系の洋菓子店は3軒もあるので
クリスマス当日にはダラス時代よりも美味しいケーキを食べられるんですけどね。
でも、棚の中のシュトレーンやパネトネをニマニマ眺めて過ごす1ヶ月間の幸せは
この町に住んでいる限り、もう味わえそうにありません。

それでも。
今年は、メイド・イン・イングランドのクリスマスプディングを発見しました。
前の年に作って、1年後に茹でて食べるっていうアレです。
ダラスでは見たことが無かったような気がします。
(シュトレーンとパネトネに心奪われていたので、視界に入っていなかったのかも^^;)
1つ試しに買ってみました。
美味しいといいな。
子羊の悪Li'l(あくりる)はイギリスの粘土アニメのキャラなので
オリンピックなどで国際大会ではイギリス応援団です。
イギリスのプディングにも早速飛びつきました。
よし、もしも万が一物凄くまずかったら、残りはこいつに処理させよう!!


16.11.1〜

半月ほど日本に行ってました。秋の日本は5年ぶりでした

今回の滞在中の国内小旅行は長野県の湯田中温泉。
お目当ては外国人観光客にやたら人気のスノーモンキー・パーク(地獄谷野猿公苑)です。
残念ながら大雨に降られ、ぬかるみで滑って転んで服を泥塗れにし
気温がぬくすぎるせいで肝心の「お湯に浸かるお猿さん」も見られませんでしたけど
でもいいんだ、公苑最寄バス停の横のお蕎麦屋さん、めっちゃくちゃ美味しかったもん。
湯田中と長野を結ぶ私鉄特急は小田急ロマンスカーの引退した旧車両で
生まれてはじめて最後尾の展望座席に座れてチョー嬉しかったんだもん。
そしてその特急を途中下車して立ち寄った小布施の栗!!!
1泊しかできなかったのが残念でした。

写真は、羊の「くりむし」ちゃんです。
「栗虫」じゃないよ、「栗蒸し」だよ。「栗蒸し羊さん」だよ。
でも「小倉羊さん」でも「抹茶羊さん」でもなく「くりむし」を選んで命名してしまったのは
やっぱり第一印象が何処か虫っぽかったんでしょうねえ…
電車の座席後ろの老舗菓子屋の栗蒸しの広告と一緒に。


16.10.1〜

怪談/ふくらはぎが痛い

いまいち理解しがたい仕組みですが。
この町の公共図書館では、州立公園の年間定期券を貸してくれます。
一般的に年パスの類って名義人以外への貸与は禁止が普通だけれど
これは公園側も公認、てか、どうも寧ろ積極的に利用を勧めているらしいです。
幅広い層に公園を使って欲しい、知って欲しい、ということなのでしょう。
これを借りれば、返却までの1週間、州立公園が遊び放題になる夢の切符ですが
ただし、当然と言やぁ当然、結構な人気物件で、いつ行っても大抵貸し出し中です。
本やビデオと違い予約は一切受け付けてくれないので
欲しければ「前の人が返却した瞬間」を押さえるしかありません。
できる限りこまめに通ってブツの有無を確認し続けること半年。
ついに執念実りました。年パス、ゲットだぜえ!

数ある州立公園の中から、長い木の吊橋と綺麗な滝のある川に行ってみました。
長時間歩くにはまだ少し暑過ぎるので、物足りない位にごく短距離の散策路を選んで
ひょいと行って帰って来るつもりで歩き出したら
ら、ら、ら、
確かに距離は短かった。でも、そのほぼ全行程が階段だった!!
310段下って橋を渡り、更に221段下って滝を見て、
221段上って橋を渡り、310段上って駐車場に帰着…
はああ、もう行きたくねえ。
筋肉痛が回復するまで5日間を要しました。
11年前にイエローストーンで528段下って上ったときは全然平気だったのに
たった3段の差がこんなに堪えるとは^^
次に年パス手に入れたら、そのときはもっと穏やかな道を歩きたいです。
今から鍛錬に励んで、今回諦めた310+347段コースに挑戦しようなんて絶対に考えないぞ!


滝から300段程度を上がり、気力体力が尽きて足を止めかけたドンピシャな地点で
階段の木の手すりに黒マジックの落書き 「Don't Stop!」
お前は止まらず歩きながらこれ書いたんかバキヤロー!と暴れたくなりましたが
もう暴れる力が残っていなかったので大人しく指示に従って黙々と歩き続けました。


16.9.1〜

rioと打つと梨生と変換されてしまうけど

夏のオリンピックは、水泳。競泳。
カナダ代表16歳の少女、Penny Oleksiak に夢中でした。
我がダラス・スターズのディフェンスマン Jamie Oleksiak の実妹です。
気の毒なくらいに兄ちゃんそっくりの顔なんだもん、親近感わきまくり。
頑張れと叫ばずにいられるわけがありません。
いや、結果なんかどうでもいいんです。
フライングで失格しないように、途中で足がつって溺れないように、
ビリでも構わないから、とにかく無事に泳ぎ切ってくれと
友人の妹か隣の家の娘さんでも見守るような気持ちで祈っていたら
競技初日、4x100mリレーの最後を泳いだPenny、なんと銅メダルを取っちゃった。
翌日も個人100mバタフライで堂々の2着、カナダ新・ジュニア世界新のおまけ付き。
五輪一大会で複数のメダルを獲得したカナダの女性水泳選手は32年ぶりだとか?
人生初の夢の舞台での大活躍、素晴らしかったよ!
と無意識に[過去形で]褒め称えていたら、なんのなんの。まだ進行形だった。
2日休んで5日目も4x200mリレーの最終泳者を務めて3位に入り
そして翌日、個人100m自由形は、うぉぉぉぉ! 五輪新記録で金メダルだぁ!!
一人の選手が一度の夏五輪で4つのメダルを取ったのはカナダ史上初だそうです。
また、16歳と59日の金メダリストは、カナダの夏五輪の最若年記録だそうです。
でかしたOleksiak!!私たちの誇りだ!
秋になったら、ぜひともStars戦にパックドロップに来てほしい。
基本カナダ嫌いのダラス人も、Oleksiakの妹ならばきっと大歓迎さ!

…「Oleksiakの妹」。
そう。大会始まった時点ではまるで無名だったPenny、
テレビでは「あのNHLのDallas Starsの選手の妹」と紹介されました。
でも、たった1週間ですっかり時の人、説明不要のPennyとなって
閉会式ではカナダの旗手の大役を任されました。
関係はころりと逆転。
この秋冬からはJamieのほうが「あのOleksiakの兄」と言われるのでしょう。
妹の快挙は我が事のように嬉しい、でもちょっぴり複雑な心境なStarsファンです。
Pennyに負けずに兄貴も大出世してくれたらいいな。
(でででもどんなに頑張ってもホッケー選手は五輪1度で複数メダルは取れないよ)

写真は、閉会式でPennyを見守るスターズファンのラミリーちゃん。


16.8.1〜

Take me out to the ballgame♪

今アトランタでは、町の北側に新しい野球場を建設中です。
完成後は大リーグのアトランタ・ブレーブスの本拠地として使われる予定で
現在の「ターナー・フィールド」は今季限りで取り壊されてしまいます。
この球場、元は1996年アトランタ・オリンピックの主会場(陸上競技場)だったのよね。
私の小学校時代の同級生が出場した、個人的にちょっと思い出ある五輪なので
その会場がまだ形を留めているうちに、一度はきちんと見ておきたいなあって

行って来ました。
契約してるガス会社が無料券をくれたんで。
上の写真は、3階のてっぺんの席からの眺め(望遠)です。
▲DELTAの看板、▲の真後ろ・茶色い建物の手前に白い聖火台が見えます。
こちらで14年12月にご紹介した偽物ではない、本物の「トーチ・タワー」です。
(もっと近くから) (3階席からの(ほぼ)全景)
小学2年の江の島遠足で一緒にお弁当たべたIちゃんが、選手としてここにいたんだな。
少しだけ感無量(変な日本語^^)。
あの夏、同窓会で作った(買わされた)応援Tシャツ、着てくればよかった。
あれを着て聖火台前で写真撮ってIちゃんに送ってあげたかった。
特に親しかったわけでもない単なる同級生からそんなもん貰っても迷惑かしら。
とか言って、私は彼女の現住所もメアドも知らないのだけど^^
そもそもTシャツ、どこにあるだろう???
すべては遠い遠い思い出。


この日の対戦相手はマイアミ・マーリンズ。イチロー選手の所属球団でした。
試合前の暖機運転/練習を見に3塁側内野席に行ったら、日本人がうじゃうじゃいました。
日本語で大喧嘩してる母子とか、日本語でいちゃついてるバカップルとか、
そして私たち夫婦は、知らない白人のおっさんに乞われ、彼に日本語を指導する羽目に。
「サインヲ クダサイ」
お目当ての彼氏は余りファンサービスの類には熱心でないようで
柔軟体操とキャッチボールを終えたらすぐに引っ込んでしまったけれど
おっさんは首尾よくサインを手に入れられたかな。
あー!「アリガト ゴザイマス」と「コレカラモ ガンバテ クダサイ」を仕込み忘れた!!

アトランタの選手は一人も知らない、マイアミもイチロー以外全く知らないので
どちらも応援する気になれず、試合自体は見ていてもあまり面白くありませんでした。
次の観戦はきっと、対テキサス・レンジャーズ戦。
テキサスはアメリカン・リーグ、アトランタはナショナル・リーグ。
滅多に会えないのが残念です。
来年あたり来てくれたらいいな。


おまけの1枚。
3階3塁側にあるコカコーラ砲。後方の立位コーラ瓶の左に聖火台みえます


16.7.1〜

わかりにくいけど、右側に緑の巨大ボトルがあります
(手前は「絵にならない」アルマジロのこじろー。)

アトランタに来て2年。
安全な場所に無料で駐車する合法手段をよーやく発見できたので
ぼちぼち、市内観光など始めてみました。
まずはコカコーラ博物館。の、外側だけ一周(笑)
入館料、めちゃくちゃ高いんだもん〜。
お土産売り場は外から自由に入れたのでちょっと覗いて
でもお金は一文たりとも使わない。使えない。
ここで何か買うとしたら、この町を出て行くときだろうなあ…
CNNも水族館(全米最大)も動物園(パンダがいるよ)も
料金見てぶったまげて「そのうちにね」って
ビンボって悲しい^^
あ、キング牧師の記念館(無料)は行ってきました。


16.6.1〜

枇杷を食べました

大好きなんですけど。
アメリカの(ダラス/アトランタの)普通のスーパーでは見たことがありません。
こいつは輸入食品を主に扱う「普通じゃないスーパー」でようやく入手しました。
シロップ漬けの甘煮の瓶詰めなら2004年に1度試しましたが
生の枇杷はかれこれ15年ぶりくらいです。
皮に産毛がなく、レモン汁に一晩漬け込んだかなってほど酸っぱくて
日本のとは少し種類が違うのかな(スペイン産です)
でも、とってもとっても美味しかった。

種は1粒残らず庭に埋めました。
いつの日か枇杷食べ放題になる日を夢見て。
でも、一夜あけたら私の大事な種は全部掘り返されていました。
リスなんか大っ嫌いだー!!!
ま、あいつら馬鹿だから(笑)
頬袋に詰めて持ち帰って、塒の近くに穴掘って埋めて、忘れて、
そのうちにどこかから芽が出てくれるかもしれません。
奴等の巣穴がうちの敷地内にあることを祈ろう。



ダラスにはいなかったシマリス。灰色リスより顔が怖い^^


16.5.1〜

自宅の庭の摘みたてのサクラで作った塩漬け桜です

4月に入って、さらに2本の桜の存在が判明^^
八重、ってゆーか超八重、十六重三十二重もしか六十四重?
お前は牡丹の親戚かよ、ってくらいの重苦しい花びらです。
「塩漬けの桜って、こんな感じの八重だよねー」「あー……漬けてみる?」
てわけで塩漬け桜の試作品。
ええと、残念ながら、食べられません。
花も蕾も、洗わずに漬けちゃったし。
摘むのに使った鋏は工具箱の中の機械油べったりのだし。
そもそも本当に桜という保障はどこにもない、
ジョージアサクラモドキ(猛毒)とかだったりの可能性も否定はできないし。
何より怖いのは、前住人がどんな薬剤を散布していたか全くわからないこと。
一般ごみに出せない厄介な溶剤の類を庭に流していた恐れすらあります。
その毒を土から吸い上げて育った桜…とてもじゃないけど口には入れられません。
でも、ガラス瓶の蓋を開けると、漂う香りは紛れもなく桜餅。
(葉も一緒に漬けました)
とてもささやかに幸せです。


16.4.1〜

さくらよ、さくら

去年買って、この1月から住み始めた中古住宅。
前オーナーが日中韓の区別もついていないような見当違いの東洋趣味の人で
家中に塗ったくられた赤と黒のペンキ(中国調?)には困っているけれど
まあ、そのうちスターズ・カラーのビクトリー・グリーンに塗り直すからいいや。
それよりも。彼女の趣味で造園されたらしい庭の植物の品揃えが凄い。
木蓮、ツツジ、日本楓、そして、桜−っ!
15年前、ダラスでは梨を桜と勘違いして2度の春を過ごしたけれど
これは間違いなく本物の桜です。ちゃんと花びらの先が割れてます。
(ここでしか梨桃桜を見分けられない奴^^↑)
(幹の表皮はとっくに全部剥がれてしまっているので判別の役には立ちません)
但しソメイヨシノではないらしく、花と同時に葉っぱが出てしまったのは少し残念。
それに、窓の前にある別の大木のせいで、折角の桜が屋内からはよく見えません。
何の樹だか知らないけど花見の邪魔だから処分しちゃおうかと計画してたら
うわあ、迅速な処理に走らなくて良かった。翌週、その樹の花が咲いたら
なんと、そっちもまた桜だった!(だから幹じゃわからないんだってば^^;)
一部枝垂れた、比較的濃いピンクの八重。2階から見た満開の花の見事なことったら。
夫が庭の常夜灯を移動して向きを調整、「夜桜ライトアップ」なんかしちゃったもんだから
もう、勿体無くてカーテン閉められません。
(この秋の帰国時は、来春用に羽田健太郎のピアノCDを買ってこよう)
そして数日後、風が吹いた午後の1階の窓ってば………思わず涙が溢れる花吹雪。
8割方散り落ちた今は、気が遠くなるほど贅沢な「桜の絨毯」状態です。
まあ、あと1ヶ月もすりゃあ同じ窓に毛虫が降るんだろうけどね^^; うきゃあ♪


16.3.1〜

テデベア・トス 〜空飛ぶ2万のぬいぐるみ〜

普通はクリスマス前に行なわれるものなんですけどね。
「Teddy Bear Toss」、北米プロホッケー下部リーグの伝統/名物/人気慈善行事です。
ホームチームがその日最初のゴールを決めたらお祭りの始まり。
1万人の観客が、各々持参したぬいぐるみを一斉に氷上に投げ込むのです。
別に義務ではないので熊投げに参加しない客ももちろんいるのですが
複数のぬいを投げる人も多く(30リットルのゴミ袋に熊を詰めて担いでくる人までいて)
およそ1万5千〜2万匹以上のぬいぐるみがリンクを舞い飛びます。
色とりどりのぬいたちが手足や耳をばたばたさせて飛んでいく様はなかなかに壮観です。
氷上に投げ入れられたぬいぐるみは選手たちがホッケースティックで打ち飛ばし、かき集め、
後日、病院や施設で暮らす子供、困窮家庭の子供などに贈られます。
このテデベア・トスが、アトランタのチームでは季節外れの1月最終土曜に実施されました。
その日の対戦相手は、我がダラス・スターズの3軍「アイダホ・スチールヘッズ」です。
絶好の機会です。熊、投げに行ってきました。
あ、「トス」は人間がすること。うちの子たちは能動的に「テデベア・ジャンプ」と呼びます。
一生に一度でいいから氷の上に飛んでみたい!というのが奴等の夢。
でも、残念でした。投げるぬいぐるみは新品限定なんだ。お前たち中古品は対象外^^
あまり早くから用意して家に置いておくと情が移って手放せなくなりそうで
熊投げ用のぬいぐるみは試合当日に買いました。
もっのすごく肌触りの良い、黄色いライオンの子。完璧に私の好みのタイプでしたが
心を鬼にして、何も話しかけず、抱きしめもせず、名前も付けずに投げました。
それを最初にするのは、このぬいぐるみを与えられた子供であるべきだと信じるから。
…新しい家、新しいご主人様のもと、幸せにして貰えるといいなとは思うけど
不幸な状況にある子供を幸せにして「あげる」立場のぬいぐるみだからねえ。
子供の幸せ=彼の幸せ、子供と彼が2人一緒に笑顔になることを祈ろうか。ね。

試合は。我がアイダホが勝ちました。
下部リーグは貧乏リーグなので、移動費などの都合上、1度来たらまとめて3連戦です。
その3連戦にきっちり3連勝しました。
私たち夫婦は3日間皆勤。とても楽しかったです。
次はプレイオフで会おう、アイダホ。Go、Steelies! Go、Starrrrz!!


16.2.1〜

おんもへ出たいと待っている

アトランタに降った雪は翌日にはあっさり消えてしまったし
DCあたりの記録的豪雪だって春になれば融けるけど
家の中の埃は季節がめぐっても勝手には無くなってくれないよねえ。

1月中旬、ささやかな(周囲の他の家と比べたらささやかな)新居に引っ越しました。
1階の木の床を研磨して塗装し直して、その粉塵が家中を舞っています。
2階の絨毯も新品に張り替えたけど、これまた新品ゆえの凄まじい埃が。
家財の搬入/開梱に伴って出るごみの量もとんでもないし
これが一段落するまでは、ぬいぐるみたち、安全で清潔なシェルター(ポリ容器)の中。
いつになったら外に出られるのかなあ。夏かなあ。秋かなあ。
もしかして永遠に………


16.1.1〜

新年おめでとうございます。

クリスマスの休暇は、フロリダ半島までマナティを見に行ってきました。
タンパ湾の中に、野生のマナが佃煮にできるほど群れ集まっている場所があるのです。
旅の同行者はフロリダ(キーウェスト)生まれのマナぬい「右だっけ」。
13年前のエバーグレイズでは生マナに会えず泣いた彼(→拓の旅行記・南フロリダ)
今回はその復讐だ!とひとり大張り切りだったのですが。が。
片道10時間近くも車を転がして行ったのに。

私たちが訪ねたのは、タンパ電力の敷地の一角にある「マナティ観察センター」。
ここにマナたちをおびき寄せている餌は「火力発電所の温排水」なのですが
だけども今年は記録的暖冬で、海全体が温かく、この餌にまるで魅力がないらしい。
お目当てのマナがほとんど来ていませんでした^^; 右だっけ、激しく落胆。
ま、幸い「まったくいなかった」わけじゃありません。
少なくともマナの背中は見た。尻尾も見た。呼吸のため水面から突き出した鼻も見た。
私はそれなりに満足しました。右だっけはあまり納得してない様子だけど。
写真は観察センター入り口の石像マナと右だっけ。
(→もう1枚写真:観察センターにて、右だっけ。対岸の煙が発電所です)


このあと、施設内の土産物屋でマナぬい第2号を仕入れました。
タンパベイ出身なので、名前は「タンパ兵衛(たんぱべえ)」です。
ところで先住マナの「右だっけ」という名は実は略称で、本当の名前はとても長いです。
「右だっけ左だっけ・明るい・軽い・正しい・権利だか義務だかって意味もあったよね確か」
彼と出会った直後にご当地名物キーライムパイを食べ、ライム→(ライム)ライトと連想し、
だけど当時の私はlightとrightとレフトが区別できなかった為にこんな名が付きました。
が、あれから13年。今の私はもう、[light]を「左」と訳すような愚か者ではないのです。
その目覚しい成長(!)を記念し、今回の新ぬいのフルネームは以下のようになりました。
「右じゃないよ左じゃないよ・稲妻だってばライトニング・タンパ兵衛」
ええ、旅のもう1つの目的は、NHL[タンパベイ・ライトニング]の試合見物でしたのよ。
日程の事情で対戦相手が我がスターズでなかったのは心底残念だけれど
それでも他所のアリーナを偵察するのは楽しいです。生ホッケーは面白いです。
次はどこかカナダのアリーナに行ってみたいな。
(→写真:タンパのアリーナ前、2003-04年の優勝当時の主将の肩の上で、右だっけ。
後ろにある黄色い物体は稲妻のつもりらしい(笑)
右だっけはライトニング応援団長で、熱狂的ファンで、実際のとこ「うざい」です。
なのでタンパ兵衛は「ホッケーには関わりません」と宣誓させた上で連れてきたですが
ああ!私は「タンパベイ・レイズ」という大リーグ球団の存在を失念していたよ…
野球の開幕が今からキョーフです。)


…どんどん長くなるなあ。事実上、月刊つん太?


15.12.1〜

彼の名は、じろん。

ダラスうまれのアルマジロ。元々の名前は小次郎。
約束の時間を守らない奴が大嫌い。
待ち合わせに遅れる、人を待たせて平気な奴は絶対に許さない。
けど(、だから)、奴が来るまでは意固地になって待ち続ける。
川原泉の「アルマジロにも意地がある」予告が出たのは2011年10月末、
あれから4年。まだ待っている。
「わたっし待ぁつぅわ、いつっまでっも待ぁつぅわ」が愛唱歌である。

彼の名は、こじろ。
アルマジロなので専守防衛が基本理念だ。
アイスホッケーならポジションはディフェンスだな。
ダラス・スターズのディフェンスマン、Brenden Dillon が好き。
自分の名前を勝手にじろんと改名してしまう程、Dillonが好き。
…だったのに。のに。
愛するDillonは去年の秋、サンノゼ・シャークスに移籍してしまった。
じろんは今もDillonを応援し続けている。
いつかDillonがダラスに戻ってくる日を心待ちにしながら。
「あぁどれだけ待てばいいのですかあああ届かぬあぁいをぉぉぉ」
アルマジロには意地がある。かなり執念深い性格である。
てか、「絵にならない」と言ったのをいつまで根に持つんやコイツ!!


15.11.1〜

もーちっとマシな山(先月比)に登ってきました

Kennesaw Mt. 標高551メートル。駐車場からの高度差にして203mぽっち。
それでも先月行ったBrasstown Bald(高度差128m)と比べれば1.6倍あります。
地図読み間違えて隣の山まで縦走して(=110m下って50m上って)^^道のり合計5.7km。
何だかんだでそこそこ山歩きっぽい気分+情けなくも翌日の筋肉痛を楽しめました。
登山道は危なくない程度には整備されているけど土と岩。コンクリじゃなかったし
入山料や駐車料金等が一切不要だったのも有難い。これなら毎週でも通いたいわ。
更に嬉しいのは、山の近くにあるフランス系のお菓子屋さんの朝昼兼用食が◎なこと。
もしもKennesawがもっと本格的な山だったら登る前にクレープって訳にゃいかんでしょうから
行って帰って2時間半のお手軽ハイキングごっこ程度の山なのは寧ろ幸いと申せましょう。

写真は標高520m付近からの眺め。右寄りの地平線の凸凹がアトランタの街です。(→望遠)
左側の木と木の間で地平線から小さく飛び出しているのはたぶん「ストーン・マウンテン」、
世界最大の花崗岩の一枚岩だそうです。標高514m、ふもとの駐車場からの高度差251m。
…お??Kennesawよりも登り甲斐ありそうじゃん。そのうちに行ってみようっと。
左下の物体はアルマジロのじろん。どーも絵にならない子で困ります。


15.10.1〜

ジョージア州最高峰に登ってきました

Brasstown Bald、標高1458メートル。箱根の一番高い山(1438m)と同じくらいです。
違うのは… Brasstown Baldは、1330mの地点まで自家用車で行けちゃうところ。
自力で歩くのは高低差128m分、僅か800mの道のりだけ。完全舗装、片道15分足らず(復路)。
さらに希望者には駐車場から1458mまでの往復送迎バスもございますだそうで
コロラドロッキー出身者が鼻で笑いやがりました。(でも彼女を山頂まで担ぎ上げてやったのは私よ)
下の写真は、その恩知らずコロちゃんと山頂の古い木造展望塔。(今は閉鎖されています)


帰る途中の一般道でナマの黒熊を見ました。
動物園以外で本物熊を見るのは初めて。ちょっちどきどきしました。


15.9.1〜

412日ぶりの茗荷

ダラスの家を退去する日、最後の最後に庭に出て、茗荷を収穫しました。
本当ならまだ摘まないほうが良いような小さな物まで含め、全部で6つ。
(明後日にはもっと太る。でも私はもうそれを採ることができないんだから。)
ガラス瓶に少しだけ取り分けて残しておいた醤油に漬けて
大事に大事にアトランタまで運んでホテルの冷蔵庫に収め
家を借りて、引っ越して、最低限の掃除と洗い物を終えて
なんとか最初のご飯を炊けたのはダラスを発ってから2週間後。
もう漬かり過ぎなくらいに漬かり過ぎていたけど
白いご飯に乗せた私の茗荷はとてもとてもとても美味しかった。

あの最後の醤油漬け茗荷の夕食から1年と1ヶ月半。
鉢に移して1株だけ持ってきた茗荷が、今日、ようやく芽を出しました。
たった1個の貴重な茗荷。さあどうやって食べましょう。
素麺食べるほど暑くないし、冷奴にするほど美味しい豆腐は無いし、
茄子と炒めるには数がまるきり足りないし、酢の物しようにも胡瓜が無いし、
悩んで悩んで、結局は味噌漬けにしました。
鉢の中の土はダラスの土そのままだけど、水と気候は違うから、
もしかしたら味が違うかも。ちょっと不安で、とても楽しみ。
食べごろは明後日くらいかな? マチキレナイヨー


15.8.1〜

今月の「みゃあお」

だぁから、枕より小さい子は布団に入るなと言っているのにっ!
手のり虎の「ばたー」くん、タオルケットの中に潜り込んで寝とぼけてたのを
タオルケットごと丸めて洗濯機に突っ込まれ、そのまま乾燥機で回されて
数時間後に発見されたときにはあれれ、虎縞模様が薄くなっちゃってました。
虎ってより、縞猫ちゃんって雰囲気………
お魚、たべる?


15.7.1〜

裏庭を蛍が舞う家
…それだけなら、いいんです。
いったい何処から入り込んでくるのやら、家の中でも蛍が光る(笑)
最初に見たときは感動のあまり涙を流しかけたほどでしたが
朝になると、床に死骸がたくさん転がってるんだもん。
今じゃほとんど不快害虫扱いです。ははは^^

空気穴あけた透明容器に水少々と共に閉じ込めてみたら4日間も生きました。
有名なアニメの科白「なんでホタルすぐ死んでしまうん」は大嘘ってことで^^


15.6.1〜

North Corbin, Kentucky

最初はサンダースさんもわずか6席の小さな「Sanders Cafe」のおじさんだったが
気がついた時には世界118ヶ国に2万店を数える巨大チェーン「KFC」となっていたですよ。
…ここはその、記念すべき1号店のあった場所。ってか、85年を経た今もちゃんと営業中。
フライドチキンははっきり申し上げまして日本の方が美味しく揚がっていると思います。
こっちじゃ焼きおにぎりも無いし、ビスケットにもハニーメイプル付いてこないし、
でも少なくとも彼、鳥さんとお魚さんをこよなく愛する猫の「のぼ」にとってはここは聖地。
1泊2日のドライブ旅行の間、心地が天にのぼったまま降りてこなかった彼でした。

往路はグレイト・スモーキー・マウンテンス国立公園(北カロライナ/テネシー)を走りぬけ
2日目ははカンバーフォール州立公園(ケンタッキー)つうとこで滝を見て
風光明媚な山道ブルーリッジ・パークウェイ(北カロライナ)を楽しんで、
心残りはケンタッキーで食べ損ねたご当地名物ダービー・パイ=チョコ入りピカンパイ・バーボン風味。
ホテルの近くのスーパーで売ってたの、1個まるごとの形だったんだもん。ぶうう。
せっかくノースカロライナに行ったのに不二家のアレが手元になかったのも悲しな…


15.5.1〜

「これ何だ?」「食えるかな」

ダラスには存在しなかった「春」「初夏」という季節が、この町にはちゃんとあります。
半袖で外を歩いて黒焦げにならない4月。熱射病にならない4月。
ちょーっと湿度が高いので微妙なところで「さわやか」とは感じにくいですが
「外に出たら死ぬ」テキサスから来た人間にとっては、感動的な気候です。
その上にここは、ダラスと較べて(んにゃ、較べなくても、)とても自然の豊かな土地。
大きな川と、その上流にある大きなダム湖と、その周囲の広い森と、
そしてそこに、適度に整備された気持ちのよい遊歩道があります。
高い飛行機代と宿代を払って国立公園まで歩きに行くのが馬鹿馬鹿しくなるほどです。
はやく歩きやすい靴と「アパラチア山系の食用植物図鑑」を買わなくちゃ^^

写真は手乗りアルマジロ「こじろー」別名「じろん」です。


15.4.1〜

夢は、グランクラス(の機内食)。
今日は各停はくたか自由席^^

いいことばかりじゃありません。
夫の家の近所を走る路線は第三セクターにされてしまって、少し不便になりました。
富山駅の土産物売り場は新しく広く綺麗になって取扱商品もぐんと増えたけれど
夫が子供の頃から親しんできた小さな和菓子屋さんはひっそりと撤退してしまったようです。
ほくほく線の沿線の風景は割と好きだったので、そちらとのお別れも私には寂しい。

でも。
富山駅は、新幹線を間近で見ようと集まった地元の人たちで大混雑でした。
入場券の販売機の行列が15分待ちですって。(おかげで帰りの切符を買うのに往生こいたよ^^)
線路沿いの公園の展望塔は新幹線側の窓だけが人の手と額と鼻の脂でべたべたに汚れていて
みんな、本当にこの日を待ってたんだな。ずっとずっと待ってたんだな。
北陸新幹線開業おめでとう。富山の人々に幸あれ。
(↑「北陸の」と言わんところが^^ 北陸3県、仲悪いのよ^^;)


15.3.1〜

のーとぱそこん、くらーーーっしゅ

ファイルの控えはこまめに取っていたので
金銭面以外での実害は少ないです。
ただ当面の間、あれこれ不自由になりそう。
今は夫のぱそこんで書いてます。むっちゃ使いにくい。
のでケータイでやってみる……もっと使えなかった。
(日本語の読み書きができるだけでもオンノジなんだけどね)
いちにちもはやく新しいぱそこん欲しいです。


15.2.1〜

「5匹の仔豚のチャールス豚ツアー '14」

クリスマス休暇に、サウスカロライナ州Charlestonへ行って来ました。
これは川沿いの公園にある南北戦争の大砲です。(コンクリ製ニセモノ)
でも、せっかくの記念写真なのに、豚たちの視線が交わりません。
実は赤と白のそーせーじたち、もう何年も前から仲違いしてしまっているのです。
そこで「5匹の仔豚が喧嘩をしてもすぐに仲良くなるのCharleston作戦」を立てたのですが
「でもぼくたちは5匹いないから仲良くできないのー」「のー」ですって。
イノシシ(まくわ)やイノシシ亜目ジャベリナ(あり蔵)は員数外かい^^
豚ぬいを増やすしか無いのかなぁ…困ったなあ♪

夜はカロライナ名物バーベキュー屋で美味しい豚を食べました。 →写真
店内には豚の写真やら金属製豚オブジェやらたくさんあって
豚肉大好きなそーせーじたちゴキゲン♪までは良かったのですが
帰宅後に調べたら、同じ店の支店がウチのすぐ近所にありやがんの、がっくし。
予報に逆らって大雨は降るわ、やたら寒いわ、霧がかかって眺望はゼロだわ、
挙句にホテルの部屋の暖房が壊れていて(部屋代50ドル引いて貰えたけど)
でもなんだか楽しかったので、いつかまた行きたいです。
次は気候がいいときにね^^


15.1.1〜

あはにゅい!(あはっぴーにゅーいやー)

小倉羊羹死守!の敬人(けいと)と、
抹茶羊羹は当然自分の物として小倉も欲しい悪Lil'(あくりる)
この後どーなったかは写真をくりっく。(ブラウザの「戻る」で戻ってね)
「その後」右上の薄橙の物体は長老羊めりーさんの左足です。

更新無期限停止中のこんなサイトを見に来てくれている人、ありがとう。
あなたの2015年が良い年でありますように。
2015.1.1. つん太と由里とぬいぐるみ一同


14.12.1〜

今月のアトランタ観光「おおおっ、聖火台だ!」

でも、なんか、私の記憶にある聖火台と形が違う。
(ロサンゼルスやソウルや長野と混同してる可能性はあるけどさ)
それにオリンピックの主会場って、もっと南の、市の中心の方だった筈。
調査。……矢張り、ニセモノでした。(いんたねっとは便利だな)
まるっきりの出鱈目ではなく、それなりの謂れのある物体らしいのですが
とにかく開会式でモハメドアリが火をつけたアレでないのは確かなようです。
紛らわしい物を目立つ所に置いておくなや勘違いしたまま帰る観光客きっといるぞ(笑)

手前のピントから外れた物体は手乗りアルマジロの「こじろー」です。


14.11.1〜

♪whose broad stripes and bright STARRRRRRZ!

ウチから直線339km、途中1度の小休憩込みで往路片道4時間18分のドライブ。
テネシー州ナッシュビルまでスターズ戦を見に行ってきました。
スターズ・ジャージ着て町を歩くと当然の様にブーイングを浴びますし
場内係員も「ナッシュビルへようこそ」と言いながらキッチリ意地悪してくれましたが^^
たまーに遭遇するスターズファンとの間に一瞬にして生ずる連帯感は堪らない。
拳ふりあげて「Go Stars!」と声を掛け合って、これは敵地ならではの楽しみだね。
国歌斉唱時、恒例の絶叫が私の声の他に2つ聞こえたときの嬉しさったら!
会場トイレの清潔さから国歌の人の歌唱力、音響効果や幕間のだしものまで
ほぼ全てにおいて「スターズ、勝った!」と思えたことも大変に喜ばしうございました。
…場内で買ったピザだけはナッシュの圧勝でしたけど。ダラスは飲食部門が残念なの。
あ、試合も1−4で負けました。くすん。

帰路はジャック・ダニエルズの醸造所に寄り道して(香りで酔っ払った!)
南下してアラバマでNASAのロケットセンターを見物して
2泊3日、楽しい観戦旅行でした。
次はキャロライナ(直線533km)かな?


14.10.1〜

今月の「渥美清」

郡の公共図書館前に寅さんがいました。
町に流れる大きな川が縁で葛飾区と姉妹都市提携を結び
8年前に柴又からこの石像が贈られたのだそう。
警察署前には「両さん」もあるらしいよ、探しに行こうっと。

って、大嘘です(*)。像の下の説明板には「ピルグリム」とありました。
でも、どー見たって寅だよねえ。強いて言えば腹巻が足りないか?
次に行ったら首からお守り袋かけてやろう(笑)帝釈天のじゃなくて残念^^
 (*「図書館前に像」「町を大きな川が流れる」の2点は本当です)


14.9.1〜

今月の「ジミー・カーター」

ダラスで過ごした15回の初秋、こんなもん、1度も見たこと無かったぞ。
採れたて生ピーナッツ(グリーン・ピーナッツ)の大袋。
こっちじゃ「どこのスーパーにも」当然の顔して並んでいやがる。
試しに買って、茹でて喰ったら美味かった。

だけどやっぱり、8月末のダラスの味覚、ハッチチリが恋しいわたくし。
(正しくはニューメキシコ州ハッチから運ばれてくるものですが^^)
仁記の月餅も喰いてぇーーー!!!


14.8.1〜

新居(とりあえず、賃貸)の裏手には雑木林があります。
林の中には小川が流れています。
「…雨が降ったらお水が増えて。川が広がって。
このベランダからお魚釣りができますね」
猫の「のぼ」は、いつだって幸せ。
ちなみに小川の先にある小さな池は「釣ったらすぐに放す」という条件付で釣りOK。
車で10分とかの距離には食用魚が取れる大きな川もあるのだけれど
そっちで釣りをするには有料の許可証を貰わないといけないらしい。
「海は誰のものでもな…」と加納真之さんは言ったけど(『不思議なマリナー』川原泉)
実際には漁業権とか何とか面倒くさいものがあるわけなのでした。


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