日刊つん太 2001年7〜9月




とっても頻繁に計器が故障してたので、あんまり正確な値じゃないの。
「温度計も壊れるほどの暑さ」かな?

最古(2000年11〜12月)//2001年4〜6月//2001年10〜12月//最新(2014年)の日刊つん太へ
表紙へ

9月30日(日)
車で小旅行を計画中です。
勝手知ったるダラス、知人もたくさんいるダラスにじっとしているのが
「何かあったとき」のことを考えたら1番安全なんだけど
気持ちがどんよりしてきちゃったからね。
昨日、AAA(日本のJAFみたいな団体)に行って
候補地の地図をどっさり貰ってきました。
眺めてるだけでわくわく。
食べ物の美味しいところがいいなぁ。 (由里)


9月29日(土)
ダラスの西、車で小一時間のところにある大都市、フォートワースに行きました。
今日の目的地は動物園。
今年の春に新しくできた「テキサス・ワイルド」ってコーナーに
テキサスの州獣、アルマジロがいるらしいの。
M兄ちゃんが、開園のときのテレビニュースで見たんだって。
道の真中で車に轢かれて死んでるアルマジロはときどき見るけど、
お土産屋さんでは剥製のアルマジロも見られるけど、
生きて動いてるアルマジロには、ぼくはまだ1度も会ったことがない。
でも、炎天下に動物園なんてうろついてたら倒れちゃうから
涼しくなるまで待ってたの。
今日、よーやく夢が実現です。
同行したのは、アルマジロのぬい「あるま太郎」君。
ぼくよりもっと、行きたかったよね。

この動物園では、園内入って右手の類人猿コーナーが1番好きなんだけど
今日はそれは飛ばしてテキサス・ワイルドへ直行!
サボテンが植えてある。
お馬さんがいる。ワニさんがいる。プレーリードッグさんがいる。
くまさんがいて、水鳥がいて、コウモリさんと蟻さんと蜂さんと蛇さんがいる。
…アルマジロはどこだーっ。
広い広いテキサス・ワイルドを3周して、それでもアルマジロが見つからない。
案内所で「アルマジロどこですか」って聞けば済むんだけど
なんだか機嫌の悪そうなお兄さんが座ってるの見たら、勇気が出てこない。
アルマジロはどこーっ。しくしく。
結局、憧れの生アルマジロさんには会えませんでした。
M兄ちゃんの勘違いだったのか、それとも飼育がうまくできなかったのか。
頑張って、本当にアルマジロさんがいる場所を調べてみようっと。
どこかの町には「アルマジロレース」って見世物もあるらしいんだけど
…どこなのかなぁ?

テキサス・ワイルドの中に美味しそうなアイスクリーム屋さんがあったのに
ものすごい行列で、由里姉ちゃんは並ぶのイヤだと言って買ってくれませんでした。
実は、ぼくはアルマジロより、そっちが心残り。
でも、オランウータンが楽しかったから、まぁいいか。


9月28日(金)
倉庫を引っかき回して、ハロウィンの飾り物を出してきたの。
針金細工のカボチャのロウソク立てと、ハロウィン色(橙)のロウソク。
ドラキュラの仮装したスヌーピーの貯金箱。
ハロウィンの定番のお菓子、「キャンディコーン」をかたどった金属のアメ缶と
キャンディコーンの実物も小瓶にいっぱい!
(去年の食べ残しを、冷蔵庫に入れておいたの)
あとは、スーパーでハロウィン用駄菓子の大袋を買ってもらうんだ♪
提灯用の大きなカボチャも売り始めたけど、あれはぎりぎりまで待って買うの。
一昨年、早くから細工して飾ってたら
ハロウィンが来る前にカビてぐじゅぐじゅになっちゃたもん。
ああ、ハロウィン、ハロウィン。
ぼくの大好きなハロウィン。
オバケとお菓子の季節です。
9月27日(木)
5〜6月に日本に行ったときにM兄ちゃんが撮った写真が
今日、現像されて、焼かれて、返ってきたの。
由里姉ちゃんの分の写真はとっくの昔にアルバムに収まってたんだけど
M兄ちゃんのカメラは重くて持ち歩くのが邪魔だから
フィルム使い切れないまま3ヵ月半も放って置かれてたの。
ようやく先週末に36枚を使い切って
出来上がってきた写真には、日本がぎっしり!
M兄ちゃんがお友達と一緒に行った白川郷の合掌造りのおうちの写真があって
M兄ちゃんは「これ、会社に持って行って、みんなに見せようかな、
『これが俺の家だ。日本人はみんなこういう家に住んでる』って騙しちゃえ」って
馬鹿なこと言ってる。
どーせ嘘つくんなら、由里姉ちゃんが撮った小田原城の写真の方が面白くない?
川崎大師の写真もあるよ、くすす!

急に不安。
…ぼく、M兄ちゃんの仲間のインド人たちに、インドの写真をいっぱい見せてもらって
由里姉ちゃんのポケットの中で、インドのお話をいろいろ聞かせてもらって
インドのこと、ずいぶんたくさん知った気になってたけど
ましゃかましゃか、みんなもぼくたちを騙して楽しんでたのかな?
外国人のお友達を作るときは、相手をちゃんと選ばないと
間違った国際理解を深めます。泣。


9月26日(水)
日記、奪還!!

今日から、スター・トレックの新作がスタート♪
今回のシリーズは、時代をぐぐんと遡り
カーク船長のエンタープライズ号「以前」の話になるらしい。
? あれは「人類初の試みとして、5年間の調査飛行」じゃなかったの?
船体も、船内設備も、乗員の制服も、カークの時代よりカッコいいし
な〜んか、変。
ま、その辺は、気にしないでおこ。
面白くなるといいな。


9月25日(火)
2週間。
そろそろ、つん太に日記を返しましょ。

…「もう済んだこと」な気持ちになってる自分が、ちょっと恐かったりもします。
本当に大変なのは、きっと、これからなはずなのにな。 (由里)


9月24日(月)
暑さ寒さも彼岸まで、て訳でもなかろうに
いきなり寒くなりました。
明日の朝は10℃くらいまで冷え込むという予想だそうです。
寝る前に、忘れずにエアコンのスイッチを暖房に切り替えないと。 (由里)
9月23日(日)
今日はダラス日本人会秋祭り。
…詳細は、ご勘弁。
下手に書くと、身許が割れてしまうので(笑)。
「あのダラス通信とかっていうの書いてるの、お前の奥さん?」なんて
万が一にも社内で聞かれた日にゃ、夫が気の毒でなりませぬ。
なので本日、つん太も大人しくポケットの中。
鰻丼と一緒に記念撮影なんかしたかったんですが、それも自粛。
「あの〜、もしかして、つん太君ですか〜?」なんて言われた日にゃ
ダラスから走って逃げ出したくなりますもん。
誰も読んでないよな〜とは思いながらも、一応は、保身に走る本日です。

そりゃそーと、予告では新聞社やTVジャパン(衛星の日本語放送)が
販路拡大のキャンペーンでプレゼントくれることになってたんですが
…どこにも無かったよ、そんな出展。
去年貰った週刊朝日とAERAの売れ残りバックナンバー、嬉しかったのにな。
ひょっとして、在米の社員全員、NYに駆り出されちゃってる…? (由里)


9月22日(土)
隣町の大学に、秋の恒例行事「バルーン・フェスティバル」を見に行きました。
広い広い空にたくさんの熱気球が飛ぶのを見物するお祭りです。
あいにく今日は気象条件が悪かったのか、打ち上げは中止されちゃいましたが
よーやく涼しくなり始めた秋の日、芝生の上に毛布を広げて寝っ転がって
ぽけ〜っと大空を眺めただけでも、気分のいい物でした。
ホットドッグ食べて、普段は飲まない炭酸飲料なんか飲んで、
ファミレスの名前の入った真っ赤な風船貰って、
最近盛んに広告してるポケットティッシュの試供品を貰って、
「うちわ」を配ってたからそれも貰ったら象さんの絵の付いたうちわで
げ、これ共和党の宣伝じゃん! で、捨てるに捨てられず困って。
(一昨年は「ジョージ・ブッシュを大統領に!」のシールを貰ったっけ。)
他愛ない1日ですが、楽しかったです。

夜は、同じ会場でリチャード・マークスなる歌手のコンサート。
昔かなり人気のあった人らしいんだけど、残念ながら私は知らない。
でも、音の雰囲気は悪くなかったです。
曲と曲の合間ごとに、会場に並んでいる気球たちに一斉にバーナーの火が入って
色とりどりの気球が夜空にポーッと明るく光ります。
青空の下の気球とはまた違った綺麗さがありました。
(一昨年は、クリストファー・クロスが来てくれました。
これは、私は生で見られて大感激!でしたが
何故か、彼が歌ってる真っ最中に気球のバーナーが焚かれて。
バーナーを焚く合図のクラクション、光った気球に対する観客の拍手と歓声…
歌を聴きたい人間には、心底邪魔でした。
ステージ上の彼も露骨に不機嫌でしたし。
その辺、今は少し改善されたみたいで良かったです。)

最後に花火も上がる予定だったけど、日本人としては、チャチな花火は見たくない!
ので、花火の前にさっさと帰宅。
1週間ぶりの外出で、ちょっと疲れたけど、ささやかに幸せな日でした。 (由里)

数ある気球の中で、子供たちの1番人気はこれ、
ケロッグの「トニー・タイガー」の気球。
つん太も好きみたいです。甘いもんな。


9月21日(金)
ア、アメリカン航空が、国内線の機内食廃止だぁ〜???
………好きなのに。私、機内食、大好きなのに!!
そりゃあ、そう上等な食事じゃないけれど。
でも、機内食は、機内でしか食べられない、貴重な味なんだよ?
峠の釜飯はダイエーの「駅弁大会」で買えるけど
機内食は、機内食は機内でしか食べられないんだああああ。

機内食が無くなるってことは、機内食の製造会社でも人減らしが始まるってことで。
アメリカンのハブであるダラス・フォートワース空港発の便の食事は
たぶんダラス・フォートワース地区の町で用意しているはずで。
…そーでなくても、そもそもアメリカン航空の本社ってダラスにある訳で。
………
結局テロリストは、私の大好きなこのダラスをも打ちのめしてくれた訳かな…。

私たちが予約していたナイアガラ行きの飛行機は、先週末、結局飛ばなかった。
往復の料金はまるまる返してもらえることになったけど
あんまり、嬉しくない。 (由里)


9月20日(木)
「談話室」で書ききれなかったお話。続きです。
卵+メイプルというと忘れられないのは、私のダラスでの最初の朝食です。
ホテル内のレストランで、半分セルフサービスの食べ放題方式でした。
卵とかベーコン・ソーセージとかの温かい料理は
カウンターの中の人がお皿に取ってくれるようになっててね。
私はスクランブルエッグとベーコン、そしてフレンチトーストを頼んだんです。
(↑喋れませんでしたけど。「それ!」って指差すだけの意思疎通。)
1枚の大きなお皿に全部を乗せてくれたあと、「シロップかけるか?」って聞かれて
(↑聞き取れませんでしたけど。身振り手振りでなんとなく理解。)
フレンチトーストは甘い方がいいよな〜と思って、「イエス」て答えました。
…ベーコンとスクランブルの上にも、たっぷりメイプルシロップかけてくれました。
ぎゃあ〜。
初めて接する異文化に怯えながら、
「プリンは卵だから〜、卵が甘くてもいいはず〜」とか
「日本の卵焼きだって味醂入れるし〜」とか
必死で自分を納得させて、食べましたよ、甘いスクランブルエッグを。
アパート借りて引っ越すまで、ホテルにいる間、毎日。
…「フレンチトーストだけにかけて」って、どう言うのか判らなかったんだもん。(泣)
半月後、それを美味しく感じている自分に気付いたときは恐かったです。
ベーコン+メイプルには最後まで馴染めなかったけど
本場カナダでは、メイプルシロップにソーセージを漬け込んで
きれいな艶と風味を出す料理法があるって、後で知りました。
そーいえば、アジアの焼き豚も表面に甘いの塗るもんね。
で、今はパンケーキの隣に添えられたベーコンにも、たっぷりシロップかけてます。
私が好きな朝食メニューに、パンケーキでソーセージを巻いたのがあるんですが
これももちろんシロップ浸しで頂きます。
つん太の味覚をとやかく言えない最近の私です。 (由里)
9月19日(水)
…結局、私は日本人なのだなぁ。
新聞を読んで、「え??」と思い、地図帳を開いて、う〜んと唸ってしまった。
中東に向かう空母って、アメリカ東海岸から出発するんですね。
私は、西海岸からハワイ・東南アジアを経由して進んでいく姿を思い浮かべてた。
この国に来て、日本が「東の端」に置かれた地図も充分に見慣れたのに。

違う環境で育った、違う文化を背負った人間同士が理解しあうのって
やっぱり、難しいよ。ふぅ。 (由里)


9月18日(火)
1週間。
ずいぶんと、英語の語彙が増えました。
あんまり使う機会があって欲しくないような単語ばかりだけど。

愛だ平和だ祈りだと、わけ判んないことをぐだぐだ考えているうちに
よーやく芽を伸ばしかけていたベランダの長ねぎが、全滅してしまいました。
あぅぅ。
残りの種で、また1からやり直しです。やれやれ。
そーいえばこの1週間、「ガンダム」みるのを完璧に忘れてた。
話、進んじゃったかな…
そんなことに思いが回るくらいまでには、日常を取り戻しつつあります。

明日は、きっとある。うん。 (由里)


9月17日(月)
…、
人様にご心配をおかけするようなことは、書きたくなかったんだけど。
事実は事実として…
というか、asahi.comで先程大きく報道されてしまったので
遅かれ早かれ、身内の耳にも届いてしまうだろうし。意を決して。
始めに書いておきます。私たちは元気です。
今のところ、ダラスの日本人社会は安泰です。
この週末の「日本人会秋祭り」も、予定通り実施される様子です。
繰り返します。私たちは、元気です。
…が。

一昨日ダラスで、1人のパキスタン人が射殺されました。
おそらく、まず間違いなく、「イスラム教徒であること」を理由としての犯罪でしょう。
他州では、イスラム教徒と勘違いされたインド人が殺される事件も起きています。
夫の同僚のインド人たちの中で、最も心配性・最も神経質な1人は
「昨日、星条旗を買って、自宅の玄関前に立てた」と言っていたそうです。
アメリカ国家への忠誠をアピールすることで、自分と家族の安全を図ろうという
護身のための星条旗です。
……「しばらく、うちに泊まる?」と言ってあげられたら、どんなにいいだろう。
でも、会社を出るところを付け狙われたら、何の意味も無い。
下手すれば、私たちの身にまで危険が及んでしまいます。
どうすりゃいいんだ、私。

こんなことになる前、まだダラスが充分に平和な町だった頃
会社で「銃の所持」が話題になったことがあったそうです。
アメリカ人の同僚は、自宅に護身用の銃を持っていると言いました。
ある程度の年齢に達したらそれが当然、という雰囲気。
でも、インド人・パキスタン人たちは、誰もそんな物を持っていなかった。
「だってそれは、人を殺す道具でしょう?」と。
世の中に、もしも本当に神様がいるのなら
どうか、どうか、私の大好きな彼女達をお守りください。 (由里)


9月16日(日)
昨日より、数を増している町中の星条旗。
立体交差の橋の上から垂らした巨大な旗。デパートの壁面にも巨大な旗。
車に立てられた小旗はもう数え切れないくらい。
(率としては、まだ1%にも満たないけれど。)
どんな意味なんだろう。
震災後の「がんばろうKOBE」に似た意味で
「負けないで、復興していこう!」という思いの星条旗なら
私だって、応援したい。
けど、
けど……。

でも、全てのアメリカ国民が、報復行為を望んでいる訳ではない。
今日の昼間、私たちの前を走っていた車。

モニタによっては、見づらいかもしれないけど
車の後ろのガラスに「PRAY FOR PEACE」のメッセージです。
まだ、絶望するには早いよね? (由里)

車の持ち主が「アメリカ人」であるとは限らないけど。
まさかこの人にとってのPEACE=「イスラムという巨悪を全滅させること」なんかじゃないよね??


9月15日(土)
久しぶりに、外の空気を吸いました。
どんより曇って、あまり気持ち良い天気ではなかったけど
家にこもっているよりは、ずっといいです。
気晴らしに、5、6時間、車でウロウロしてきました。

町の中に、星条旗が目立ちました。
大きなビルやアパートの正門の、半ば「公式な」国旗以外に
個人で飾っている旗が町中にあふれています。
普段の日でも全く無い訳ではないけど、それより明らかに多いです。
歩道にずらっと小旗を並べて植えていた通りが1箇所。
表通りに面した窓やベランダに星条旗を出していた家が3軒。
アンテナに星条旗をつけて走っていた車が7、8台。
旗そのものじゃないけど、赤白青のリボンを結んで走っていた車が、同じく7、8台。
…他州の方から見たら「うっそでしょ」って位に少ない数字だろうけど
ここダラスでは、これはすごい数です。独立記念日よりも多いくらい。
アイスホッケーやフットボールのプレーオフの時期に
地元チームの旗をつけている車はもっとずっと多いけど。

スーパーの中は、独立記念日前みたいな眺めでした。
パン売り場のケーキのデコレーションは赤白青の国旗色クリームだし
レジ手前の風船売り場に浮かんでいるのは
星条旗模様の星型の風船、自由の女神の風船、
「Proud to be an American」と書いた風船だし。
星条旗は売ってなかったけど、売り切れちゃったのかな。
売り切れと言えばもう1つ、
「The Dallas Morning News」日曜版の早刷りも
私が行った店では売り切れていました。
アメリカ生活通算2年半にして、初めて見る光景でした。

夕食に行ったメキシコ料理屋では、Tシャツのチャリティ販売をしていました。
1枚10ドル。半分の5ドルが寄付に回されるそうです。
胸に大きな星条旗、背中に「UNITED WE STAND」の文字。
私の目の前で、飛ぶように売れていきました。

私は、パールハーバー関連の不快な思いをすることもなく
無事に今日の外出を終えました。
でも、町の中に、アラブ系の人たちの姿は全くありませんでした。
みんな、外に出られないんだろうな…。
心が痛みます。

本屋に行って立ち読みし、コーヒー屋に行ってカフェモカを飲み、
スーパーに行って玉ネギとピーマンと牛ひき肉とオレンジジュースを買う、
そんな当たり前の毎日が、1日も早くニューヨークの人たちに戻ってきますように。
そんな当たり前の生活が、アフガンの人々から永遠に奪い去られませんように。
(カフェモカがアフガンの日常か? などとつっこまぬように。) (由里)


9月14日(金) 祈りと追悼の日
黙祷。


ぬいぐるみさんのパワー。
ぬいぐるみさんを抱きしめることは、そしてぬいぐるみさんに抱かれることは、
傷ついた心を、ゆっくり、ゆっくり、解きほぐしてくれます。
…私たちにとっては、「何を今更」ってくらいの真理ですけど。
「川原研」の皆さんは、ルドルフがハル君を支えたことを思ってみてください。
ぬいぐるみさんは、とっても、とっても力持ちです。

私が好きなくまぬい屋さんのWebサイトで今、寄付金を募っています。
今回の惨劇で傷ついた子供達に5000匹のくまぬいを贈るから
あなたも協力してくれないか… という呼びかけです。
私がこの国の慣習に馴染んでいないためなのか、具体的な所は判りづらい。
5000匹を「目標に」寄付を募っているんだか(寄付が少なければ500匹になる?)、
5000匹を贈るからその一部を負担してくれという意味なんだか、
はたまた「会社として5000匹を贈るよ、
あなたが協力したら5001匹になるよ」と言っているんだか。
対象となる子供についても、具体的な資格が書かれていないので「?」です。
おそらくは、巻き込まれて負傷した子供と、親を奪われた子供。
不運にも現場近くに居合わせて心を壊されてしまった子も含まれるかな。
年齢は…小学生くらいまで、かなぁ。中学生はどうなんだろう。謎です。
「不明点の多い寄付には応じない」のが私の方針だけど、今回だけは例外。
先程、私の分とつん太の分、2口(くま2匹)を申し出てきました。
だって私は、ぬいぐるみの力を、とてもよく知っているから。
大切な人を理不尽に奪われてしまった子供の悲しみが
ほんのわずかにせよ、でも確実に和らげられることを、固く信じるから。

無論、これで済んだって訳じゃない。
私にできることを、もうしばらくの間、探し続けてみます。


この寄付には、クレジットカードさえあれば日本からでも参加できます。
表紙ページだけでも、覗いてみて下さい。 Build-A-Bear Workshop
協力しよう! という方がもしいらっしゃいましたら
大きな絵の下の「Hug America Donation Bear」→「Donate a Bear」と進んで下さい。
住所氏名・クレジットカード番号等の入力画面が順次現れます。
但し、個人情報を見知らぬ業者に与えるのは、100%安全とは言えない行為です。
ましてWebで送信では。
そこのところは、ご用心下さい。
画面の説明も当然すべて英語なので、「読んでみたけど判らなかった」という方は
「気持ちだけ送信」にした方が無難と思います。
私は自動翻訳と夫の助けを借りて、ようやく手続きをしました。 (由里)



由里姉ちゃん…「私は寄付したんですよ〜」って
声を大にして宣伝するのはみっともなくない?
しかもたったの2千円…。
匿名でコッソリ寄付するのがかっこいいよ…。 (つん太)


9月13日(木)
非常食。
日本ではリュックサック2つ分の食料、薬、電池、簡単な着替え等を
半年毎にきちんきちんと点検・入れ替えしていた私ですが
こっちに来てからは、そーゆー準備はしてなかったんですよね。
台風が襲ってくる土地じゃないし(>ねここさん)
地震も絶対に無いし、唯一恐いのが竜巻かな?
体調を崩してご飯が作れなかった日のための鮭缶+冷凍の納豆だけは
何があっても切らさないように注意してきましたが
まさか、こんな事態に巻き込まれるとは。

でも、「1ダースで1ドル」のインスタントラーメンを2ダース買ったばかりだし
マカロニも2.7kgあるし、
ピーナツバターをはさんだクラッカー6個入りの袋が36袋、
オレオが約2kg、ジェリービーンズが約1kg、アイスクリームが半ガロン≒1.9L、
…カロリーだけは充分にあります。
ビタミンCも、Y2Kのとき買ったのが残ってる。
…いい加減、効力なくなってるかな?
(うちでは、ビタミン剤を除く全てのY2K食品を
1月中に残らず全て食い尽くしちゃいました。 >紫さん)

そう、こちらで貰ったY2K対策の手引きには
用意すべき食料として、ビタミン剤も載ってたんです。
アメリカっぽいなぁ。
もう1つ、日本と違うな〜と思った非常食が「ピーナツバター」。
1人1瓶用意しろ、って言われました。
日本じゃそんな物、非常持ち出しの荷物に入れておきませんよね。
でも、高カロリー・高たんぱくで、開封前なら日持ちがするし、
確かになかなか良く出来た非常食かもしれない。
皆さんも、リュックの中にぜひどうぞ。



強いアメリカ。
今日の夜、テレビでプロレス(WWF)中継を見た。
開会前のセレモニーで、司会者がリングに上がる。
感動的な演説の中で、何度も繰り返される言葉は
"We will fight for our right!!"
会場から沸き起こる、"U.S.A! U.S.A!"のコール。
花道に勢ぞろいしたレスラーたちが、「星条旗よ永遠なれ」を歌う。
左胸に手を当てて。あるいは星条旗を振りながら。
観客の口笛、拍手、歓声。
…これが今日のアメリカ(ヒューストン)の、一般市民の1つの真実らしい。
「プロレスの切符を買って見に行った人」というフィルターはかかっているにせよ。

思うに、「人の命は地球より重い」というのは
「20世紀後半から今日までの日本においての正しさ」でしかないのだろう。
育った国、受けた教育が違えば、価値観もまた違ってくる。
「大きな大きな理想の実現のためならば、小さな犠牲はやむを得ない」
そんな考え方も、ありなのだと思う。同意はできないけど。
個々の人命なんて、所詮は有限。かならず、いつかは終わりを迎える。
それに対し「自由」や「民主主義」は、永遠に守っていくべきものだから。
強いアメリカ人は、恐れない。
勇気を持って、我々の権利を脅かすものと戦う。
正義のために。
…私は、9割のアメリカ人が武力行使に賛成という報道には驚かなかった。

でも、今日の昼頃、気付いてしまった。私たち、この国に、納税してるんだ。
アフガンに撃ちこまれる(かもしれない)銃弾の一部分は
夫が納めた税金です。たぶん。(←アメリカの国家予算の仕組み、よく判ってない)
…たまらんなぁ。 (由里)


9月12日(水)
民間機は全面的に飛行禁止になっているはずなのに
夜中、上空でゴーッという音を聞いた。
軍用機だったのか、遠くの雷や自動車の音でも聞き違えたのか、
あるいは私の幻聴だったのか…
普段なら何とも思わない町の騒音に、緊張してしまう。

今日1日、じっと家に閉じこもっていた私には、町の様子は全く判らない。
普段通りに会社へ出かけた夫の報告によれば
アンテナに黒いリボンを結んで走っている車を何台か見かけたそうだ。
チェッカーフラッグ(レース場で振ってる、白黒模様の旗)を立てた車もいたというが
はて、それも喪の表現の一種なのかな? 単なる趣味か。う〜ん。よく判らん。



英語の聞き取り能力は極めて低い私だけど
そんな私でさえ、確実に理解できてしまう単語がある。
「パールハーバー」。
ニュースの中でその言葉が使われる度、何かがぐさぐさと胸に突き刺さる。
今朝の新聞の中にも、黒煙の上がる戦艦アリゾナの写真が2枚あった。
「幾人かにとっては、不意の攻撃が、真珠湾の苦しい記憶を喚起します。」
…参るなぁ。

でも、私たちはまだ、実害を受けてないから。

ダラス近郊の町のイスラムの教会に今日、拳銃が撃ち込まれた。
窓ガラスが割られただけで、人間には被害は無かったけれど。
イスラム教徒たちを迫害する動きは、全米各地で起きているらしい。
ある程度、予想はしていたけど… つらい。
会社で夫と1番親しくしてくれているのは、パキスタン出身のイスラム教徒。
とても穏やかな、優しい人だ。私も親切にしてもらっている。
彼と彼の奥さんがどんな思いで今日1日を過ごしたかと考えると
また、涙が止まらなくなる。
やめようよ。無意味なことは、もう、やめようよ。

…やってる人たちは、「意味がある」と信じているのだろうけれど。 (由里)


9月11日(火)
日本でテレビを見て、新聞を読んでる皆さんのほうが
私より、事情には詳しいかもしれない。
阪神大震災のとき、日本語を母国語としない人たちが情報から取り残された、
その人たちの不安や悲しさが、今よーやく判ったように思います。

11年前、湾岸危機真っ只中の年末、
夫(当時はまだ単なる知人でしたが)は、ボストンに長期出張していました。
日本から友人が送ってくれたクリスマスカードの封筒には
「セキュリティチェック済み」の赤いシールがベッタリ貼られて届いたそうです。
年が明け、1月15日の「デッドライン」が近づき、米国内でのテロが懸念され始め、
夫は運良くぎりぎりのところで緊急脱出を果たせたのですが
仲間の1人は飛行機の切符が手に入らず、米国内に足止めされてしまいました。
15日を過ぎ、「湾岸危機」は「湾岸戦争」に名前を変えて
いよいよ本格的に「何があってもおかしくない」状況になったとき
その夫の同僚は、会社から帰国を禁じられてしまったそうです。
アメリカにいるのは危ない、でも、飛行機に乗るのはもっと危ないから。
彼が日本に戻れたのは、2月も半ばを過ぎてからだったらしいです。
「あんな経験、2度とできるものじゃないよ」と夫は笑っていたんですが
…2度目、ですね。
………。

私の直接の知人はニューヨークにもワシントンにもいないけど
夫の同僚の兄弟がワールド・トレード・センターから数ブロックの所に勤めてるとか
別の同僚の友人はあのビルの中で働いてるとか
そんな話を聞くと、ぽろぽろぽろぽろ、涙がこぼれてきます。
怒りの感情は不思議とわいてこない。
ただ恐くて、悲しくて、「お願いだから、もう、やめてよぉ」という気持ち。
せめてこれ以上、無意味な事件が起きませんように。
報復なんて、しないでね。

祈る以外に私が出来ることは、献血。
あっちこっちで、緊急の募集をしています。
でも、最近寝不足で体調が崩れてるから、自信ないなぁ…。
… 弱虫。 (由里)


9月10日(月)
桃三昧。
週末に、11個で7ドル幾らか、って大安売りの白桃を買ってきたの。
昨日はまだ少し硬かったので、冷蔵庫に入れずに部屋に放り出しておいたら
今日、全部一度に、食べごろを迎えちゃった。
レモン買って来て、煮て、冷凍しちゃえばいいんだけど
冷凍庫はあいにく満員御礼。
さあ大変、傷む前に、頑張って食べなきゃ♪
9月9日(日)
女たちの受難の季節が始まりました。
本日、フットボール(NFL)の開幕です。
世の中ではこれ、「男達が夢中でテレビに齧りつくスポーツ」なのだそうで
来年1月にシーズンが終了するまでの5ヶ月間
妻は、そして子供達は、ほったらかしにされるみたい。
ごひいきのチームが負け続けて「今年はもう駄目」と決まってしまえば
男達がテレビを消して、家族で過ごす週末が戻ってくるので
世の中の女達は、地元チームが負けることを祈るらしいです。
(あんまり情けなく負けるとご機嫌が悪くなるから
ほどほどに…て願うのも、これまた世間の決まりです。)
ダラスの「カウボーイズ」は、今年は「開幕前から既に駄目と決まってる」そうで
夫は今日の開幕戦にはさほど興味を示さず
素直に私のお出かけに付き合ってくれました。
とりあえず、平和的に始まったシーズンです。
(でも、帰宅するなりテレビに走り、スポーツニュース見始めた。
完全に諦めてるわけじゃないのね…) (由里)
9月8日(土)
今日の夜は、タイ料理屋さんに行きました。
M兄ちゃんの会社の仲間達の間で
「味は最高、ウェイトレスは最低」って評判のお店だそうです。
数人のグループで行くと、たいてい1人は注文したのと違う皿を運ばれる。
運良く自分達が災難を逃れても
必ずどこかで「こんな物頼んでないぞ!」ってトラぶってる。
席についてず〜っと待っててもメニューを持ってきてくれないし
まだ食べ終わってない皿を勝手に下げるし
でも、料理は美味しいから皆でよく行くのだそうです。
その話をM兄ちゃんから聞いたときは、嘘だぁ!って思った。
まともなサービスができない給仕人じゃ、まともなチップももらえないだろうし
それじゃ生活していけないもん。
だから給仕人さんだって、そんなに何度も同じ間違いを繰り返さないはず。
でも、ぼくたちの隣の席に前菜のさつま揚げみたいな物を運んできたお姉さん、
「私たちが頼んだのはサラダだ!」って言われて突っ返されてた。
「あれ〜、またやっちゃった〜、変だな〜??」って顔してたから
たしかに常習犯みたい。納得。
お姉さんたちが奥でペチャクチャ喋ってた言葉は、たぶんタイ語。
きっと、英語が上手じゃないんだろうな。
「お下げしても宜しいですか?」が言えなかったり
あるいは「まだ食べる」って言われたのが判らなかったり
注文と違う皿が出てくるのも、料理名を正しく聞き取れてないのかもな。
由里姉ちゃんを毎日見ているぼくとしては、ちょっと同情しちゃう。
でも、英語で接客するのがお姉さん達のお仕事なんだから
「外国人だから間違えても仕方ない」って甘えてちゃいけないよね。
頑張って、いいウェイトレスさんになってね、お姉さん。

昔、日本で中華料理屋さんに入って
「ランチ定食の3、チャーハン」を頼んだことがあるの。
待つことしばし…出てきたのは「定食の3、、チャーハン」でした。
この場合、悪いのは「に」の意味を正しく理解できなかった店員さんなのかな、
もっと判り易い日本語で注文しなかったM兄ちゃんなのかな。
「定食3チャーハン」とかって言えば、誤解は生まれなかったよね。
今日のタイ料理屋での由里姉ちゃんは、メニューの文字を指差して「これ下さい」。
誤解されようのない、完璧な注文。ちゃんと食べたかったお料理がもらえました。
めでたしめでたし。


9月7日(金)
うちと、うちから徒歩圏内にある唯一のスーパーとのちょうど中間地点に
新しくスーパーが建つらしいです。
ダラスに店を構える大手スーパー3系統の中で
私が1番好きな店です。うわ〜い♪
昨日、そのお店からアンケート用紙が送られてきました。
肉売り場にどんな商品が欲しいか。
野菜売り場、また惣菜・パンの売り場には何が欲しいか。
その他に必要な品はあるか。何か要望はあるか…
この際だから、「アジア食品を充実させてくれ」って注文してみようかな。
豚挽き、豚ばら、牛薄切り、鶏胸の皮付き。近所で買えたら便利だわ。
建築現場の鉄骨を見た限り、あまり広い店ではなさそうなので
あまり多くを期待すると泣くことになりそうだけど
炎天下を歩く距離が来年の夏は半分に縮まると思うと嬉しいです。
開店予定は来年の春だそうです。
少しくらいなら遅れてもいいけど、真夏には間に合わせてよね。
って、おい、来年もまだこの国にいる気になってる自分が恐いな。(由里)
9月6日(木)
昨日、ダラス郊外に竜巻が来たらしいの。
竜巻って、ここら辺じゃ物凄く珍しい物でもないらしい。
映画の「ツイスター」はテキサスの北隣、オクラホマの話だし
去年は、うちから西に1時間くらいの町を大きな竜巻が直撃して
大勢の人が亡くなってるんだよね、たしか。
今も窓ガラスが割れて飛んじゃったまま放置されてるビルがある。
でもぼくは、幸いにして、まだ本物をみたことは無いの。
好奇心はあるけど、遭遇しちゃったら笑い事じゃない大被害だし
見ずに済んだら、その方がいいよね。
…という話を、昨日、テレビのニュース見ながら由里姉ちゃんとしてたのだけど
今日、M兄ちゃんが会社に行ってびっくり。
会社の仲間の自宅からわずか数百メートルの所を
昨日の竜巻が通過したんだって。
ほんのちょっと進路がずれたら、家ごと巻き上げられて
オズの国に飛ばされてたかもしれない。
(「オズ」はオクラホマのさらにその北のカンザス州が舞台。まあご近所…かな?)
…ダラスには台風も地震もないけど、自然災害は、やっぱり恐いねえ。
9月5日(水)
昨日、うちに、自由の女神様の絵の付いた小切手が来ました。
額面600ドル。振出人はIRS(歳入省)。ブッシュ君の大減税です。
先週、予告のお手紙はもらってたけど、全然信用してなかった。
いくらこの国だって、対象外の人に通知しちゃうほど間抜けじゃないだろうけど
「来週」って予告されて「再来月」に届くくらいは普通だもん。
でも今回は、珍しくまともな仕事ぶり。ちゃんと約束の期間内に配達されたよ。

小切手様は今朝、M兄ちゃんの会社に引き取られて行きました。
我が家への滞在わずか13時間半。
600ドルあったら、ピーチパイが200箱、1200個も食べられるのにな。
着服したいよ…。くすん。

せめてもの記念に写真をアップ。


9月4日(火)
焼きバナナ、焼きバナナ♪
包丁で皮を剥くと(手で剥けなかったの)、中身はうっすらオレンジ色。
縦に4つに切って、バタをたっぷり落としたフライパンで両面を焼きました。
そろそろ焼けたかな、と茶色のお砂糖を上からドッサリ振りまいて
でも、フォークを突き刺してみたら、まだちょっと硬かった。
慌ててもう1度焼き直し。お砂糖が焦げて、飴みたいになってきちゃった。
でも、それはそれで美味しそう。
今度こそ中まで柔らかくなったので、お皿に取りました。
ちょっと豪華にバニラアイスを添えて、いっただっきま〜す♪
お味は、まるで、さつま芋みたいでした。
澱粉質で、筋っぽくて、うっすら甘い。
回りが飴で固まってるから「大学バナナ」だね。
黒ごまを振りたいけど、あいにくうちには白ごましか無い。残念!
予想した味とは全然違ったけど、面白くて美味しかった。
また食べたいな。
9月3日(月) 労働者の日
今日は、お休み。
でも、由里姉ちゃんもM兄ちゃんも昨日の長距離ドライブで体力使い切っちゃって
1日中ぐーたらしてた。つまんないの。

スーパーで加熱用のバナナっていうのを買いました。
皮をむいて、バタで焼いて、お砂糖を振ったりメイプルシロップかけたりするの。
普通のバナナの3倍くらいの値段だったんだけど
レジのお兄さんが違いを知らず、ただ「バナナ」って打ち込んだから
ちょっと儲かっちゃった。
自分がトクしてるときは、絶対に指摘しない。これはジョーシキ。
で、今台所に置いてあるんだけど
…食べごろが、判らない。
明日すぐに食べていいのか、1週間くらい追熟が必要なのか
初めての食べ物は難しいな。
でもいいや、ちょっと早いだけなら、食べられないことは無いと思うし
大事にしすぎて腐らせちゃうより、いいよね。
明日のおやつに焼いてもらおーっと♪


9月2日(日)
うちから車で西へ1時間くらいのCantonって町の
First Mondayっていう蚤の市に行きました。
もう150年くらいも続いてる歴史ある市なんだって。
前から行ってみたかったんだけど、月曜日じゃ無理だなぁ、って諦めてたの。
でも、First Monday=第1月曜だけでなく、直前の土日もやってるって判ったので
わくわくどきどき、出かけてみました。
広い駐車場に車を入れて、それより更にだだっ広い会場を散策。
京都の「弘法さん」の雰囲気に似てるかな?
何だか値打ちがありそうな古道具から、単なる引越しゴミみたいな物まで
いろんなガラクタがぎっしりで、面白かった。
会場の奥の方のスペースには、生き物を売る店が並んでました。
まだ目も開いていない、手のひらに乗るくらいに小さな猫から
ロバ、山羊、子牛、子馬まで、何でもあり。
たった今家族に迎え入れたばかりの子犬を抱いて歩いてる人がいれば
ニワトリを2羽、足首掴んでぶら下げて歩いてる人もいる、
とっても不思議な眺めでした。

そのあと、そこから更に1時間くらい走って、広い広い綿花の畑を見に行ったの。
去年の夏、偶然そこを通りかかって、ポプコーンみたいな白い花が咲いてるのを見て
それが「綿」だって気付いたときは、ぼくと由里姉ちゃん、感動しまくった。
ぼくたちぬいぐるみの原材料だよ!!(ぼくの中身は化繊綿だけどね)
あれから1年たって、また綿のはじける季節になったので
ちょっと遠いけど、M兄ちゃんにお願いして、連れてってもらったの。
田舎道の両側に、見渡す限りの白い綿。とっても素敵な眺めです。
でも、車を降りて無人の畑に踏み込んで、綿のそばまで近寄って見たら
綿の実は油ベットリであんまり綺麗じゃなかったの。
フカフカ・フワフワの綿に乗っかって、ロマンチックな写真を撮りたかったのにな。
ちょっと残念でした。


9月1日(土)
今日の夜のデザートは、冷凍の「ボストン・クリーム・パイ」でした。
室温に3時間くらい置いて解凍、って書いてあったんだけど
待ちきれなくて、2時間半くらいで食べちゃった。
中心がまだ凍ったままで、少しジャキジャキしてたけど
甘くて美味しかった。

ボストンクリームパイって、正確な定義はぼくも良く知らない。
でも、今まで何度か食べたのはみんな
スポンジの間にクリーム状の物を挟んで、全体にチョコソースをかけたあった。
市販のヨーグルトに「ボストンクリームパイ味」っていうのがあって
その容器にも、チョコをかけたスポンジケーキの絵がついてる。
だからきっと、そーいうお菓子なんだと思うの。
去年の春ボストンに行った時に初めて本物(ヨーグルトの「〜味」じゃなくて)を食べて
ものすご〜く気に入って、はまって、4泊5日で3皿食べたんだったかな?
ニューオリンズの「ベニエ」と並んで、旅先で出会った幸せな甘味の代表格です。
再来週の旅行でも、美味しい物と遭遇したいな。


8月31日(金)
今週のM兄ちゃんは、少しお仕事が忙しかったらしい。
いつもより30分くらい帰りの遅い日が続いたの。
今日はさらに、1時間も早く出勤。ごくろー様。
で、やるべき作業を無事にやっつけて、お昼前には「疲れた〜」って帰ってきた。
差し引き合計、いつもの週より働いてない… まあ、いいか。

ぼくと由里姉ちゃんは、お外の「ランチメニュー」がとっても憧れ。
平日のお昼しかやってないから、食べる機会が滅多に無いの。
それで今日は、M兄ちゃんに頼んで、日本食屋さんに連れてってもらったの。
由里姉ちゃんは、定食のB(エビフライと鮭の照り焼き)
M兄ちゃんは、カツ重を食べました。
照り焼きにレモンが添えてあったり、カツ重に青海苔が振ってあったり、
微妙に変な部分もあったけど
一応、本物の日本人が経営してる店なので、まともな味でした。
けどぼくたちは、少し離れた席に座ってるアメリカ人のお姉さんの挙動が
何だかとても気になって、気になって。
お姉さんの前には、お味噌汁の入ったお椀があって
お姉さん、お椀をテーブルに置いたまま、スプンで味噌汁を食べてる(泣)。
確かにこちらの習慣じゃ、食器に直接口をつけるのはコーヒー紅茶の茶碗だけ。
お椀から直接スープをすするなんて、野蛮に思えるんだろうなぁ。
でも、せっかく日本食屋に来たんだから、日本の習慣を真似てみればいいのにね。
と思ったら。
ぼくは気付かなかったんだけど、M兄ちゃんの観察・報告によれば
日本人以外の客の席には、料理より先に味噌汁だけが運ばれてたって。
ありゃりゃ、お店側が「スープ」として扱っちゃってる、こりゃ駄目だ、ぷん。


8月30日(木)
76.5度≒24.7℃。真冬の寒さです。
今年2月の1番暖かかった日は、75.2度=24℃あったんだもん。
ぶるぶるぶる。
こんな寒い日は、冷凍のピーチパイを焼いて、バニラアイスを添えて食べたいな。
うんざりするくらい濃厚な甘さで、とっても美味しいの。
でも今、冷凍庫にパイは無い。
あるのはクーラーボックス用の氷がたくさんと、かき氷用の氷が少しと、
オレンジジュースを凍らせたのと、ぶどうジュースを凍らせたのと、
…考えただけで寒い。
あと何日かはこの寒さが続くみたいだから、ピーチパイ、買って来よっと。
8月29日(水)
昨日より、さらに大きなボーナスが舞い込みました。
この国では今、大統領のブッシュ君が大型減税というのをやっていて
夫婦者で、最大600ドルが順次返還されています。
ただ、ニュースを見ても、細かな内容は英語だといまいちよく判らないし
日本の新聞社のサイトじゃアメリカの減税なんて大きく書いてくれないし
私は、ことの詳細はあまり理解できていませんでした。
夫もこの国の納税者なので、減税の恩恵に与れるかと期待する一方、
きっと、どーせ、「3年以上の納税暦がある者が対象」なんて条件が
私に判らない難しい英語で書かれてるに決まってるよなーと
ふてくされたりもしてたのです。
が。今日、IRS(歳入省)から、封筒が届きました。
赤い文字で「重要なお知らせ」なんて書いてあるので、ちょっと緊張。
(脱税してる訳じゃないんだから、怯える必要はないんだけど、つい、ね。)
中の本文を読むと、「あなたは、9月3日からの週(来週ですね)のうちに
600ドルの小切手を受け取るだろう」て書いてあった。
やほぉ、600ドル、約7万円! 明日は牛肉だ!!(←本当は鶏胸の方が高い)

夫が帰宅。この話をして… 泣。私たちの収入に、ならないかもしれない。
夫の会社、「日本にいる人との間に税の不公平感がないように」という方針で
海外赴任者に対してひどく複雑な給与計算をしているのですよ。
アメリカの税制がどう転ぼうと、私たちの懐には響かないようになっていて
アメリカの税が日本より重くなった場合、増税分を会社が補填してくれるんですが
今回みたいな減税分は、会社に没収されちゃう可能性が大きいようで
…号泣。どーか、会社の経理の人が、この減税に気付きませんように! (由里)


8月28日(火)
臨時収入、臨時収入。わ〜い♪
去年、今のアパートに引っ越してきて、電気の契約を新規で結んだときに
150ドルのデポジットっていうのを取られたんですね。
電気を使うだけ使って、その分の料金を支払わずに逃げる輩がいるものだから
電気会社は、前もって「保証金」を要求する訳です。
これは何故か、契約後1年たつと返金されることになってます。
滞納せずにマジメに支払い続けることで、信用が発生するってことでしょうか。
で、今の部屋に入って1年2ヶ月が過ぎて、無事、このお金が返ってきました。
もともと私たちのお金だったんだから、本当は「収入」じゃないんだけど
預けたことなんかコロリと忘れてたから、ボーナスもらった気分です。
返ってきたお金は155ドル79セント。
預けた額より大きいのは、1年分の利子が付いたから。
ささやかだけど、とっても嬉しい。るんたった♪
日本でアパート借りて敷金払っても、利子なんかもらえないもんね。
さぁ〜て、この155.79ドル、何に使いましょうかねぇ、と言いたいところだけれど
残念ながらどうも、現金や小切手がもらえるわけでなく
今月・来月の支払額から、その分を引きますよ、ってだけらしい。
つまんないの。 (由里)
8月27日(月)
週末にお米を買いに行った中華系のスーパーで
野菜売り場に見慣れない果物らしき物が積んであったの。
大き目の梨くらいの大きさで、ちょっと緑がかった白っぽい黄色の球体です。
何かな、って興味を持ったんだけど、棚のどこを見ても商品名が書いてない。
1.99/lb(1ポンドあたり1ドル99)って値段が書いてあるだけ。
くんくん匂いをかいでみると、甘くて柔らかい香り。瓜、メロンの系統かな?
そんなに高い物じゃないので、1個買って食べてみることにしたの。
レシートにはただ「野菜/果物」って打たれただけで、名前は判らなかったけど
大事なのは名前じゃなくて、味だもんね♪
で、今日、晩御飯のあとで、その果物を試してみました。
…ただのプリンスメロン。
形がいびつだっただけでした。くすん。
もしかしたら、厳密には違う品種なのかもしれないけどね。
(少なくとも日本のプリンスメロンなら、初夏の果物なはずだし)

こちらのスーパーには、日本では見たこともなかった果物や野菜が並んでいるので
いろいろ試してみるのは面白いです。
でも、それが運悪く「アメリカでも珍しい、外国からの輸入果物」だったりすると
店員さんもその名前を知らなくて、レジでいきなり「これは何?」って聞かれたりする。
「知りません」って答えるのは、とってもお間抜け。
「こいつは、何だか知らない物を買うのか?」って顔をされる。
1度、ダラスでは珍しい、話し好きな店員に当たって
「これは何? どうやって食べるの? 美味しいの??」って質問攻めにされて
「私も知りません。食べたことがないから、食べることを試みるのです」
て答えたら笑われた。
まあ、好奇心旺盛なのは、悪いことじゃないよね。
でも、ときどき不安になる。知らない果物を知らずに食べて
もしもそれが毒のある食べ物だったりしたら、どうしよう?
日本で初夏に大量に出回る「青梅」、とってもいい香りで美味しそうだから
それに騙されて生で齧って、青酸中毒になった外人さん、きっと、いるんだろうなぁ。
気の毒だけど、おかしい。
ぼくたちも、変な中毒にかかりませんように。


8月26日(日)
今日は、うちから30分ほどの町にある球場に、野球を見物に行きました。
対ボストン・レッドソックス戦、ナイトゲームです。
本当は、昼間の試合の方がのびのび楽しくて好きなんだけど
でも、夏の間は、テキサス・レンジャースのホームゲームは全部夜なの。
体温より暑いとこで試合なんかしてたら、選手も観客も倒れちゃうからね。

ぼくたちが買ったのは、内野の最上階の席でした。
当日券売り場の窓口で、「本来16ドルだけど、8ドルに値引き」って言われたの。
今年はチームが弱くって観客の入りが悪いから、値下げ処分になってるみたい。
(でも、家に帰ってから資料を調べたら、その席は1人12ドルってなってた。
またもや謎の価格だぁ。)

試合開始約2時間前、まだかなり早いけど場内に入って
まずはテキサスが誇る偉大な剛速球投手、ノーラン・ライアンの銅像と記念撮影。
ぼくが銅像のグラブの中に納まって写真を撮ってもらってたら
球場職員のお姉さんがニコニコ近づいて来て「それは何?」って聞きました。
M兄ちゃんが「これは彼女(由里姉ちゃん)のペットです」って答えたら
お姉さんはかわいいと誉めてくれました。
でも、「ペット」はひどいよ、M兄ちゃん。「友達」とか「家族」とか言えないの??
それに球場のお姉さん、ぼくは「それ」じゃなくて「彼」だよ、ぷんぷん。

グラウンドでは、敵チームが投球練習中でした。
あ、あの背番号11は、野茂だよ!!
「きゃああああ、如茂、如茂。いるよ、本物だああ」と由里姉ちゃんも興奮気味。
練習場のまん前まで駆け寄って、ぴょこぴょこ飛び跳ねながら写真撮りまくり。
由里姉ちゃんがこんなにミーハーだなんて、ぼく、知らなかった…。
野茂は一昨日登板したばっかりだから、今日は試合には出ないけど
呼べば声が届くほどの近距離で練習風景を拝めて、ラッキーでした。
ってゆーか、由里姉ちゃん、声が届く距離に本人がいるんだから
「にょも」なんて呼ばない方が良かったんじゃない? 漫画の影響、受けすぎ…。

そんで、試合が始まって、売店で買ったホットドッグを食べました。
デザートは、洗ってクーラーボックスに入れてきた桃でした。
次に綿あめを1個買ってもらいました。
ピンクのと水色のとあって、ぼくはピンクを選んだの。
周りの人もみんなピンク。優しくて甘い色だから、美味しそうに見えるのかな。
水色はずっと売れ残ってました。
野球場のおやつの定番、ピーナツを買ってもらうのも楽しみにしてたんだけど
ピーナツ屋さん、ぼくの席には売りに来てくれなかったの。
ビールやおつまみは金持ちじゃないと買わないから
1階の何十ドルもする席だけを回ってるみたい。しくしく。
球場のピーナツは、殻を地面に落として踏み潰しながら
渋皮を風に乗せて吹き飛ばして食べると美味しいの。
(ぼくは「踏み潰す」のは難しいけど、くす、、。)
みんなそうやって食べてたけど、これは、ダラス流なのかな、アメリカ流なのかな?
最初に観戦にきたときは、ゴミを撒き散らすと周囲の人の迷惑になると思って
袋の中でチマチマと殻を剥いてたの。日本ぬいの美徳だよね。
でもそしたら、珍獣を見るような視線を浴びちゃって、居心地が悪くって、
仕方なく、郷に入っては郷に従うことにしたの。
そしたら、不思議とその方が味が良かった。
良心は痛むし、お掃除の人にはゴメンナサイだったけど。
あと、一昨年来たときに、前の席の男の子が美味しそうなアイスを食べてたの。
野球のヘルメットのミニチュアの中にバニラアイスが入ってるの。
今日はそれも買ってもらうつもりだったのに
昼過ぎから降った雨のせいで、試合中の気温は80度≒27℃前後。
2階席で風に当たってると、肌寒いくらいに感じて
アイスどころじゃなかったの。とても残念でした。

実は、昨日の同じカード、テキサス対ボストンは
延長18回、試合時間6時間半(終了午前1時半)っていう大試合だったの。
その疲れが残ってたのか、今日は両チームとも守備にエラーが続出。
うっかり飛び出しちゃった走者を挟んでさしたり
ノーマークでささっと走って盗塁を決めたり、って場面も何度もあったけど
それも、ファインプレーってより、相手の不注意って感じに見えました。
なので試合はあんまり面白くなかったです。
でも、テキサスが5−4で勝ったので万歳です。

ノーラン・ライアンのグラブの中で。
川原研方面の方、もしいらっしゃいましたら
『メイプル戦記』「1/4のお引越し」のページ(文庫なら1巻p191、コミックスなら2巻冒頭)の
3コマ目をご参照ください。


8月25日(土)
スーパーにお買い物に行ったら、野菜売り場の床がピンク色にベッタリ汚れてた。
きっと、誰かがイチゴシェイキみたいな物を落としたんだろうな。
ああ、もったいない。
ベッタリの真中には、「注意、危険」って立て札がぽんと置いてあったの。
それは普段、水拭きした床が乾くまでの間とか、天井から雨漏りしてるときとか、
床が濡れて滑りやすくなってる場所に置いてある立て札で
たぶん、お掃除道具と同じ場所にしまってある物なんじゃないかなぁと思うの。
だったら、どうして立て札と一緒にモップも取って来ないんだろう?
「危険」なんて札立ててる暇に、ささっと片付けちゃえば危険じゃなくなるのに。
変なの〜。
M兄ちゃんは「この時間、お掃除の人が誰もいないんじゃない?」って言ってた。
確かに、そーかもしれない。
でも、汚れた床をそのままにして、万が一誰かが転んで怪我したら
スーパーは訴えられて、きっと賠償金たくさん払わなきゃいけなくなるのに。
…あ、だから、「危険」の札は大急ぎで設置したんだね。
「注意」を与えておけば、責任逃れできるから。
汚れた床を清掃業者が出勤してくるまで何時間も放置しておくなんて
お店の衛生管理が悪そうで、イメージぼろ崩れ…ってぼくは思うんだけど
他のお客さんたちはあんまり、または全然そんなこと気にしてないみたい。
ベタベタの上を平気でカート押して歩き回って
車輪の跡と足跡で、野菜売り場全体がベタベタになりつつあって
由里姉ちゃんが言うには、歩くと靴が床に張り付く感じだったって。
せめてテーブルの上に落ちたんだったら、ぼくがきれいにしてあげたのになぁ…
ぺろぺろ、残念。
8月24日(金)
テレビのスポーツ専門局で、とてもミョウチキリンな番組を放送していました。
柔道着のような、あるいは作務衣のような、東洋風の衣装をまとった人物が
日本刀らしき物を振り回しながら、ジャッキー・チェンみたいに暴れていたの。
で、日本刀を放り投げて、くるくると回りながら落ちてくるのを受け止めて
(新体操の「こん棒」な感じ) そして最後に、深々とお辞儀した。
そしたら「9.96、9.97、9.96、9.98…」って「得点」が発表されて
どうやら、何かの競技会らしい。「weapon form」の「USオープン」って言ってた。
「凶器道」の「型」部門? う〜ん。
次に出てきたのは草刈鎌を両手に持って暴れる人。
それから長い長い棒を振り回して暴れる人(孫悟空みたい!)。
なんだか後ろで銅鑼が鳴ったりしてるから、中国系のスポーツ?
でも、ステージの後ろに大きな写真が飾られていて、それは「鳥居」でした。
今、その放送局の番組表を調べてみたら、番組名は「karate」になってました。
何がなにやら…。 でも、面白かった。
8月23日(木)
♪来月半ばに、国内小旅行決行♪
今日、往復の飛行機の予約をしました。
国内旅行なら、ぼくたちはサウスウェスト航空がご贔屓。
余計なサービスが何も無くて、その分安いのがまず嬉しい。
座席指定も無くて、早い者勝ちで勝手に好きな席に座るのも
ちょっとバス旅行みたいで面白い。
何より、地元ダラスに本社のある会社だから、発着便が多いのが魅力です。
でも、今度の目的地にはサウスウェストが飛んでない。
仕方ないから今回は、アメリカン航空で行くの。
これも、本社はわが町ダラス。郷土愛に満ち溢れているぼくたちです。
(郷土じゃないってば… 由里)

夜、ネット上で飛行機の予約を入れていたM兄ちゃんが、ぼくと由里姉ちゃんに
「席、どこがいい〜?」と聞きました。
ふぅん、予約のときにそんな指定ができるんだなぁと思いながら
まあ、当然のお返事「窓側」ってぼくは答えたの。
そしたら、M兄ちゃんが更に「だから、どこがいいの? こっち来て、見て、選んで」。
M兄ちゃんのいじってたパソを見に行くと、画面上に飛行機の座席表があって
自分で座席を選ぶ仕組みになってたの。
もう他の人が選んじゃった席には、売約済みの斜線が引いてある。
なんだか、面白い〜。
でも、「美味しい物が積んであるお台所は最後尾。
その近くに座れば、つまみ食いできるかも」って思うぼくと
「翼より前の席じゃないと、窓からの眺めが悪い」って主張する由里姉ちゃんと
希望する座席がまるっきり食い違ってケンカになった。むう。
ぼくたちの希望なんか聞かずに勝手に割り振ってもらった方が平和かも。
結局、由里姉ちゃんが、「おやつを配るのは前から順番だと思うぞ。
最後の席に座ってて、もし足りなくなっちゃったらおやつ貰えないぞ」って言うので
ぼくも気が変わって出来る限り前の席を取りました。
旅行は楽しみです。 (つん太)

行く先が決まった途端、
「地名 名物 お菓子」をキーワードに検索かける奴、1名。
全く、何を考えていらっしゃるのやら。
前回、ニューオリンズのときの「ベニエ」のような絶対的名物は存在しないようで
かなりガッカリなつん太ですが
たぶん国境を越えてカナダに踏み込むことになると思うので
メイプルシロップの海で泳がせてやりましょう。
メイプルの産地じゃないんですけどね、そこは。ま、一応カナダってことで。
東京観光に行った外人さんが「日本の銘菓だから」て言って
八つ橋と長崎カステラを買って帰るのを笑えませんわ。くすす。 (由里)


8月22日(水)
月曜日、夕食の支度をしようと米びつを開けたら、底が見えてました。
あ、やばい。忘れてた。
金曜日の夕方には「この週末は米を買わなきゃな」と思ったんですが
見事、ころりと忘れてました。
さて、困った。私の徒歩圏内には、米を売ってる店がありません。
正確に言えば、小さな小さな袋の米なら、近所のスーパーで手に入る。
でも、あれは所詮、欧米人の肉料理の付け合せ用の野菜。
私ら東洋人の主食には、1袋全部使っても量が足りないわ。
という訳で、夫の車で中華スーパーに20ポンド(9kg強)袋を買いに行ける週末まで
残り僅かな米で生活していかなきゃなりません。
と思いつつ、一昨日と昨日は普通に炊いて普通に食べてしまいました。
危機感ゼロです。
今日は、米びつを逆さにして振っても、いつもの半分の米しか集まりませんでした。
さあ、どうしましょ。
結局、今日の主食はお粥にしました。
半分の米でも、見た目はいつもより多くなるので
とりあえず、食べた気にはなります。
後でお腹が減ったら、クッキーでもつまみましょ。
明日は冷凍庫の残りご飯をチンしてごまかすとして
問題は、あさって。
冬ならマカロニグラタンって手もあるんだけどな。
家の中は冷房効いてるし、熱い料理を作るのは別に苦じゃないのだけど
夫が帰ってきて、玄関を明けた瞬間に、もわ〜っと熱気に包み込まれて
熱い物を食べる気がしなくなっちゃうんですよねぇ。
小麦粉あるから、うどんでも打とうかな。冷やしうどん。大根おろし無いけど。 (由里)
8月21日(火)
由里姉ちゃんのズボンのポケットには、いつも緊急用の「お守り」が入ってる。
神社で頂いた「本物の」お守りは鞄の中。
ズボンのお守りの正体は、公衆電話で使う25セント玉と10セント玉を2枚ずつ。
1枚ずつ、合計35セントあれば電話できるんだけど
繋がらないしお金も戻って来ない、故障の電話機が多いから、予備も必要なの。
M兄ちゃんの会社とうちと(全然頼りにならないけど)日本領事館の電話番号のメモと
それから、20ドル札1枚。これがあれば、1人で迷子になってもタクシーに乗れる。
勿論、運転手さんに見せる住所のメモと、自宅周辺の略図も持ってる。
何か「初めて1人で電車に乗っておばあちゃんの家に行く小学生」みたい。くすす。
幸い、このお守りが役に立つような場面は、これまで1度も無かったし
これからも、あって欲しくないけどね。

さて。使うことなくポケットに入れたままのお守り。
普段は、その存在を忘れてることも多い。
で、由里姉ちゃんは、つい、やっちゃうんだなぁ。「お洗濯」。
ポケットからお守りを出さないまま、洗濯機にズボンを放り込んで回しちゃう。
うちの洗濯機、すすぎの力が弱くて、脱水が終わっても泡だらけで気持ち悪いから
洗剤無し短めのコースで、もう1度余計に回し直して
隣の乾燥機に放り込んでガンガラガンガラ高熱で回してると
何だかチャリン、チャリンって音がする。
ここで、よーやく気付く由里姉ちゃん。「お守りの小銭だぁ!
20ドルも、一緒に洗っちまったぞぉ!!」
でも、慌てて(でも、破らないように丁寧に)ポケットから引っ張り出したお札は
綺麗に、4つにたたんだ原型をとどめてる。
お札のお洗濯は今日でもう3度目か4度目か、
でもお札がボロボロのゴミになって泣いたことはまだ1度もないの。
広げて乾かしたら、いつも完全に元通りになっちゃう。
電話番号のメモも、水性ペンで書いた部分は流れちゃうけど
紙自体は、しゃんとして残るんだよね。
日本の洗濯機でポケットのメモ用紙なんか回したら
くず取りネットの中にメモ用紙と同じ色の「モヤモヤ」がいっぱい溜まって
メモ用紙は消滅しちゃってるんだけどなぁ。
なんか、洗濯機が手抜きな回転をしているようで
ちゃんと洗えてるのか、不安に思えてきちゃいます。
そのくせ、服の傷みは日本の洗濯機より激しいんだよね…。


8月20日(月)
ドンドンドン!!! ドンドンドン!!!
突然ドアをノックする音が響いて、ぎくっと怯える由里姉ちゃん。
今日は、親切な身内から日本食詰め合わせの小包が届く予定は無いし
七面倒くさい書類の束が送られてくる予定も無いし
つまり今日、うちに来る予定の人は誰もいないってこと。
そーゆーとき、由里姉ちゃんは居留守を決め込むことにしてる。
強盗とか拉致とかの心配をしなきゃいけないような生活じゃないけど
とりあえず、知らない人には玄関を開けない。最低限の用心なんだって。
もしも突然の贈り物だったりしたら、残されたメモを確認して、再配達してもらうの。
でも、今日の来客は、諦めて帰る様子が無い。しつこくドアを叩き続ける。
ご近所さんからのバーベキューのお誘いだったら、無視しちゃうのは勿体無いな。
そう思って、由里姉ちゃん、ドアの小窓からそ〜っと外の様子を覗った。
けど、そこに立ってたのは見覚えの無い顔のおじさん。
う〜ん、困ったね。由里姉ちゃんが思案に暮れてると
その人、大きな鍵束を出すと、その中の1本をうちの鍵穴に突っ込んだ!
カチャ。鍵、簡単に開いちゃう。
ちゃんと内鍵もかけてあるから、いきなりの侵入は避けられたけど
内鍵がかかってる時点で、居留守はバレバレ。
「お〜い、開けてくれ〜」って感じで、ますます強くドアを叩き始めた。
鍵束を持ってるってことは、たぶんアパートの管理事務所から来た人だと思う。
設備点検のお知らせが来てたのを見逃したかな?
何にしても、害意を持った「敵」じゃ無さそうだと思う。
すぐに開けなかった分ちょっと気まずいけど、「ハロー?」ってドアを開ける。
(用心するなら、鍵を開ける前に「何の御用ですか」って聞くべきだけど
ドアが妙に分厚くて、会話が成り立たないんだもん。仕方ない。)
作業員のおじさんは、開口一番「どっちのバスルームだ?」。…なんのこっちゃ。
見るとおじさん、片手にトイレの詰まりを直すゴムの道具を持ってる。
「ノー」って答えて時間稼ぎをしながら、慌てて英作文をする由里姉ちゃん。
「私はうまく働かない便器を所有していない」かな。
「私はあなたを頼んでいない」かな?
でも、考えてる間に、おじさんはずかずかと家に踏み込んで来ちゃった。
「ノー、ノー!!」って行く手を阻もうとする由里姉ちゃん。
怪訝な顔で「ここは****号室だろ?」と尋ねるおじさん。
確かにそれは、うちの部屋番号。「ああ、イエス、バット…」…訳が判らない。
ひるんだ隙に、おじさん、うちの片方のバスルームに勝手に入っていく。
ジャ〜、って流して、しばらく見つめて、「問題ないな」って言うと
もう1つあるバスルームにも侵入して、ジャー、「大丈夫だ」。
にこやかに「お前の便器には、何の問題もなかったぞ」と言い残すと
おじさん、すたこらと帰っていった。
まるっきり事態がわからぬまま「Thank you」と見送る由里姉ちゃん。
いったい、何だったんだろう、彼は。
バスルームにこっそりビデオ撮影機材を設置して…なんて想像もちらりと頭を掠めて
でも、おじさんの行動はず〜っと見てたんだもん。そんな隙は無かったはず。
やっぱり部屋番号違いだったのかな。
例えば電話で修理依頼を受けて、メモした字が汚くて読み違えたとか。
ぼくたち以外にも外国人はたくさん住んでるアパートだから
自分の部屋番号を正しく言えない人も珍しくないだろうし。
だとしたら、修理を頼んだ人は、困ってるだろうな。
前にうちが冷房を直してくれって頼んだとき、いつまで待っても来てくれなくて
催促の電話をしたら「さっき直したじゃないか」って「???」なことを言われたけど
あのときは、よその部屋に「謎の冷房修理人」が出現してたんだね、きっと。
なんだか疲れた午後でした。
8月19日(日)
P社のクラッカーかクッキーを3つ買うと、2ドルまでの牛乳が無料
(2ドルを超える牛乳は2ドル引き)ってクーポン券がありました。
牛乳消費量と菓子消費量が共に多い我が家には、ありがたいクーポンです。
早速、使わせていただきました。
普段私が買ってる牛乳は、1ガロン(3.8L)で2ドル19。
日本で使ってた「1リットル198円」と比べたら激安なんだけど
1年位前には同じ量で1ドル39だったから
この値段でも不当に高く感じている私です。
ちなみにクラッカーの方は3つで4ドル50。こっちは高いと感じない私です。

さて、8月5日の件(コーヒーのクーポンが勘定されなかった)もあったばかりなので
こちらは真剣にレジの機械の画面を凝視してました。
が、レジのお姉さんが、トンチンカンなことを言い出した。
「もう1つ持ってくると、タダになる」
いや、ちゃんと3つある、と主張する夫。
だからあと1つだ、と言うお姉さん。
しばらく問答を続けて判った事は、そのお姉さんはメキシコ系の人で
英語を読む能力がまだ充分でないために、クーポンの内容を誤解してる、って事。
お姉さんは「クラッカー3つ買うと、同じクラッカー4つ目が無料」と思ってるらしい。
更に「この客は『3つ買ったらそのうち1つが無料だ』と誤解してる」と誤解してる。
一生懸命に説明する夫。よく判ってない彼女。後ろに伸びてゆくレジ待ちの列。
しまいに電話で担当のマネージャーまで呼び出されて、ようやく解決。
2ドル19の牛乳が、無事、無料になりました。
あれ。2ドル引いて19セントになるんじゃなかったの?
ま、いいか。自分の得になることに苦情を言う必要もなかろうと
敵が新たな誤解に気付く前に、さっさとその場を立ち去りました。

家に帰ってレシートを確認すると、どこにも「ミルク」の文字が無い。
「2ドル19の牛乳を買って、2ドル19引いた」のではなく
「牛乳なんか、買わなかった」ことにされちゃうんですね。
私はそれでも何も困らないけど
商品管理に不都合は無いのかしら…と余計な心配をしてしまうのでした。 (由里)


8月18日(土)
半月前に「かわりばえしない」って文句を言い垂れたばかりのショッピングモールに
今日、また行きました。
まずは、昨日営業を始めたばかりの食べ放題の日本食屋さんを偵察。
デザート類は種類が豊富で楽しそうだったけど
週末の昼食で15ドル、夜だと24ドルっていうのは、高すぎる。
きっと、食べに行くことは無いだろうなぁ。
あ、お誕生日の人はお食事代をタダにしてくれるサービスがあるみたいだから
そーゆーときだけ行けばいいのかな?

次に、Macの直営店へ。前に来たときは、入場制限してて近寄れなかったの。
今日も賑わってたけど、もう行列は無かったよ。
ネットにつながってるマシンがあったから
ぼくと由里姉ちゃんは早速ぼくのページの「動作確認」。
今までMacでネットしたことは1度も無かったから、とってもドキドキ。
恐れていたほどには変な表示にならなくて、ほっとしました。
日本語のフォントが入ってないから、本文は怪しげな記号の羅列だったけどね。
物凄く軽い接続で、十数枚の写真が一瞬で表示されるのにビックリ。
おかげで、あっという間に全ページを確認できちゃいました。

でも、家に帰ってから考えてみると、あれ、IEだったよ。
なんで寝介さんじゃなかったんだろ?
Macの寝介で確認するのが、次の目標!


8月17日(金)
今日もまた、寒さに震える1日でした。
日の出の時刻を過ぎても気温はどんどん下がり続けて
午前9時半には華氏73.2度(23.2℃)。
(昨日、72度で熱帯夜って書いたのは、計算ミスです。ぺこん。)
その後、緩やかに上昇を始めたけど、午後2時15分、80.2度(26.8℃)で頭打ち。
記録上、午前0時の83度(28.3℃)=昨日の余熱が今日の最高気温になっちゃった。
お出かけするには気持ち良さそうな数字だけど
あいにく、外は激しい雷雨。(だから気温が伸びなかったんだけどさ。)
仕方が無いからおうちの中で、気温グラフを作り直して過ごしました。
まさかこんな寒い日があるなんて思わなかったから
90度より下は用意してなかったんだもん。
暑すぎるのはつらいけど、やっぱり太陽が恋しいよぉ!
8月16日(木)
何なの、この異常な「寒さ」はっ。
いや、日本の基準で言えば一応「真夏日」なんだけど、
最低気温も72度あったから、一応「熱帯夜」なんだけど、
でも、「たったの90度」! なぁんか、物足りない感じ。

去年は、もっと暑かったような気がする。
由里姉ちゃん、朝早くに買い物に行くときでも
保冷剤を凍らしたのをポケットに入れて行くのを絶対に忘れなかったよ。
今年はまだ、1度も使ってないんじゃない?
一昨年は、もっともっと暑かった。
地面に落ちてる硬貨を拾って火傷したことがあったよね。
郵便物は、暑さで糊が劣化して、封筒の口がパカパカ開いちゃうし
切手も剥がれ落ちちゃって消印が読めない状態で届いたりして。
あの年は、「冷房の無い貧困家庭に州政府が緊急援助をする」って話も読んだ。
その新聞記事には、確か「連日110度の猛暑…」って書いてあったと思うの。
今年は最高記録がたった104.5度。110度には、遠く及ばない。
あの年が、異常に暑かったのかなぁ。
でも、「暑い暑い」って文句を言ったら、会社の人たちに
「お前は初めての夏だからそう思うだろうが、今年はまだマシだぞ、
人があんまり死んでないからな」って笑われたって。
じゃあ、年々、温暖化…じゃなくて、寒冷化が進んでるってことかな??
あと10年たったら、夏のテキサスも随分住みやすくなってたりして。
暑いのは好きだから、ちょっと寂しいな。

単に、ぼくたちが暑さに慣れてきちゃってるだけかもしれないけどね。
「封筒は厳重に封して!切手も舐めるだけじゃ駄目!」って関係者に伝達したし
お金を拾うときは、じかに触らず、ハンカチで包むようにしてるし。
一昨年の110度って、ひょっとして、誇張表現だったのかな?


8月15日(水)
お盆休みが何でぃっ!
夫の会社は、当然のことながら通常通りに営業いたしておりますので
今週のワタクシは、少々不機嫌気味であります。あはは。
でも、「5月の連休」「正月休み」「夏冬のボーナス」が無い悲しみと比べたら
お盆休みは、比較的どーでもいい感じ。
日本にいるときも、夫が8月15日に休んだ年って、無かった気がします。
私が冷房嫌いで絶対に電源を入れないから、8月に家にいてもただ暑いだけ、
だったら会社に行った方が涼しいわぃ、って理屈らしい。
この時期は電車が空いてて通勤がラクだし
9月に代休を取って旅行すれば自由席でも座れるし、って副産物もありました。
今は、仕事が暇な時期に各自適当に長期休暇を取る、って環境なので
9月3日が過ぎてから、どこか小旅行に行きたいなぁと考え中です。
(9月3日、労働者の日、休日。
この日までがバケイションシーズンってことになっていて
翌日からは「季節外れ」、飛行機もホテルも安くなるらしいです。)

日本でお盆に出勤していた夫、ただ1つ、不都合な点があったそうな。
会社員を相手にしてる昼食屋さんは、商売にならないから休業しちゃってるのです。
(お店の人だって、お盆休みは欲しいだろうし。)
毎年、悲しくコンビニのお握りや菓子パンで飢えを凌いでいたらしい。
弁当を用意するって発想、無かったなぁ… (由里)


8月14日(火)
ほんやくコンニャクと、どこでもドア。
ドラえもんの道具の中で、今、切実に欲しい物。
こーゆー場合、「3つ選ぶ」というのが常套だけど
取りあえず、この2つさえあれば、無敵の在外生活が送れる気がする。
もっとも、どこでもドアが本当にあったら、日本からダラスに通勤できちゃうから
在外してる必然性もなくなっちゃうのだけどね。 (由里)
8月13日(月)
日本のアニメが好きな息子の誕生日に日本語でメッセージを贈りたいから
このカードに「ハッピーバースデイ トム」を日本語で書いてくれないか、って
M兄ちゃんが、会社の人に頼まれた。
(アニメって、たぶんポケモンだね。くすす。それか、ドラゴンボール。)
それでM兄ちゃんは、「祝誕生日、トム」って書いてあげたらしい。
もちろん、縦書き。
「祝〜」って、日本語としてはかなり不自然だけど
「おめでとう」よりも格好良く見えて、喜ばれるみたい。
だったら「トム」も、「富夢」とか「兎霧」とか書いてあげれば良かったのにね。

「ハッピーバースデイ」は簡単に漢字で書けたけど
はてさて、変な前例を作っちゃって
次に季節のグリーティングカードなんかも頼まれちゃったら、どうする気だろ?
「感謝祭」や「復活祭」なら簡単だし、「聖誕祭」=「降誕祭」も、なんとかなる。
でも、「ハロウィン」は…? まさか「南瓜祭」じゃないよね。
「万聖節前夜祭」になるのかな。なんか、違う感じ。
バレンタインだの聖パトリックだのになったら、もうお手上げ。
中国語なら漢字表記も決まってるんだろうけど、調べるの、大変だぁ。
昔、M兄ちゃんがインド人に「印度」って字を教えてあげてたら
横からパキスタン人が「パキスタンはどう書くんだ?」って言い出したことがあって
由里姉ちゃんのご両親やお姉さんまで巻き込んで、大騒ぎして調べたんだよね。
やっとのことで中国語の表記を見つけ出したけど、あんな苦労は、もういやだなぁ。

どーでもいいけど、「ダラス」は中国語だと「達拉斯」って書く。
「つん太」は、どうなるのかなぁ?


8月12日(日)
ぅわーい。DVD、買っちゃいました。
名目は、英語のお勉強。
でも、買ってきたソフトは「PANDA! GO PANDA!」…宮崎駿の「パンダコパンダ」。
いーんだもん、ちゃんと英語字幕で見たもん!
パンちゃんが給食室に侵入して、カレーの鍋ひっくり返して逃げる場面で
日本語音声は「たぬき!」って言ってるのに、英語字幕は「Bear」だった。
ミミちゃんの家に警官が来て、ドアをノックしたとき
ミミちゃんは「入ってまぁす!」と叫んだように聞こえたのに
英語字幕は「Unlocked!」 …「入ってます」じゃなくて、「開いてます」だったのかな?
それとも、トイレで個室のドアを叩くなんて習慣のないこの国では
ミミちゃんのセリフを直訳しても意味が通じないのかしら。
…ほぉらね、日本のアニメを見ても、ちゃんと英語とアメリカ文化の勉強になる。
次は「Graves of the Fireflies(火垂るの墓)」だな。 (由里)
8月11日(土)
雷がゴロゴロゴロ…
お部屋の電気が一瞬消えた。
パソも落っこちたからスイッチを入れ直したら
「ウィンドウズが正しく終了されなかった」って怒られた。
ちゃんと瞬電対策用のタップ、使ってるのに〜。ぷんぷん。
で、お空は暗かったんだけど、雨は1滴も降らなかった。
雨が降らない雷って、なんだか間抜け。
8月10日(金)
今、ダラスに本社・工場のある大きなパン屋さんの食パンを買うと
袋の中に「プロ野球カード」が入ってるの。
表面に選手の写真、裏面に守備位置とか身長とか体重とかのデータ。
全部で10種類のカードがあるらしい。
もちろん全部、地元テキサス・レンジャースの選手のカードね。
最初に買ってきたパンの袋には、パルメーロって1塁手のカードが入ってた。
テレビ中継、そんなに熱心に見てる訳でもないのに、名前は聞いたことある♪
カードの説明によれば、なんだか強打者らしい。
ふ〜ん、そーかぁ。ちょっと賢くなった気分。
パルメーロさんのカードを磁石で冷蔵庫に貼り付けて
次の食パン、1袋を買ってきた。今度は誰のカードかな。
わくわくどきどき、開けてみると…また、パルメーロ。
なんで、こーなるのーっ。(泣)
同じカードだったから要りません、って言って
このパン、返品してこようかな???
8月9日(木)
ニッポンでは、8月15日を中心に1週間くらい、ほとんど全ての会社が休みになる。
会社で「夏の休暇」の話をしていたとき、M兄ちゃんがそう言ったらしい。
そしたら、「何故だ?」って聞かれたって。
…う〜ん。何故なんだろう???
「8月15日はお盆と言って、死んだ先祖が帰ってくる日なので
仕事を休んで彼らを接待するのである。」
…嘘を教えちゃいけないよね。
まるっきりのデタラメって訳でもないけど
ぼくの「歳時記」の復活祭や聖パトリックの日の説明程度に間違ってると思う。

そーいえば、前にも似たようなことがあったなぁ。
春分の日だったか秋分の日だったか
「何故に太陽が赤道の上に来た日に先祖の供養をするのか?」って話になって
この時も、M兄ちゃんは笑って誤魔化すしかなかったらしい。
M兄ちゃん、お寺の幼稚園に行ってたはずなのになぁ?

困り果てるM兄ちゃんに、助け舟を出すつもりか
「私の国も15日は休みだ、独立記念日だ」と言い出したのはインド人。
「うちは14日だ、俺達の方が1日早かったんだぞ」と威張りだすのはパキスタン人。
とりあえず、話がそれて喜ぶM兄ちゃん。
…喜んでないで、自分の国のこと、自分の宗教のこと、勉強してね、M兄ちゃん!
由里姉ちゃんも!!


8月8日(水)
さあ。3週間、たちました。
ライムピクルス開封の日です。
1週間目くらいからモヤモヤと濁っていた瓶の中身は
いつの間にか、すっきり澄んだ液体に変わっていました。
モヤモヤ成分、底に沈んだかな?
濃い緑だったライムの皮は、くすんだ黄色に変化。部分的に灰緑です。
レシピに書いてあった通りと言っていいでしょう。
蓋を開けて、くんくん。とりあえず、異臭はしないようです。
黴も浮いてないし、「ビネガーフライ」の溺死体も混入していません。良かった。

どきどき、こわごわ、1かけらを摘み上げて
口に放り込む前に、ちょっと汁だけ吸ってみます。
…にんにく。
指示された量よりむしろ少なめに入れたのに
ちょっと異様なまでに臭ってます。
ライムの味が完璧に隠れちゃってます。
私、にんにく大好きなんですが…これは、ちょっと、食べられない。(泣)
材料費1ドル少々、返してくれ〜っ。

…気を取り直して、ついでに作った砂糖漬けの方を試食します。
口の中に塩漬けのにんにく臭が残ってて、いまいち味が判らないけど
この香りは……「さわやかなライムの香りの石けん」!
うわあ、レシピに書いてあった通りだわ。
ということは、成功…なんでしょうか、これで。
あんまり美味しくないんですが。塩漬けよりはマシですけど。しくしく。
夫に「食べてみる?」と差し出しましたが
「もう、歯みがきしちゃったから」と逃げられました。
さあ、残ったピクルス、どう処分しましょうかね? (由里)


8月7日(火)
今、ニュースの「お天気」コーナーで流れた映像。
どこか(たぶんダラス近辺)の屋外駐車場で
車のボンネットにクッキーの生地を乗っけて、焼こうとしてた。
車の表面温度は182度(≒83℃)だったって言ったかな?
普通はクッキーって160〜180℃くらいの天火で作る物なのに
今日のダラスは比較的涼しい、36.3℃くらいしか無かったから
結局クッキーは焼けなかったみたいだけど
なんか、ぼくも真似してやってみたくなった。
パンケーキくらい、焼けたら楽しいのにな。
ニュースの映像で車に並んでた生地は
チョコチップクッキーでした。
8月6日(月)
何日か前の早朝、窓の下、駐車場の金属の屋根に雨の落ちる音で目が覚めたの。
土砂降りみたいな大きな音で、随分降ったんだろうな〜と思ったのに
朝になってから調べたら、その日の降水量の記録は0.00インチ。
うちと計測地点との距離が、ざっと4マイル≒6.4kmくらいあるから
きっと局地的な雨だったんだな〜と納得することにしたの。
でも次の日も、次の次の日も明け方に雨が降って
なのに記録は0.00っていうのが続いてる。
いくら何でも、これは変。きっと計器の故障だな、って思った。
現に気圧計は壊れてるし。データもしょっちゅう飛ぶんだもん。

今日の夕方、またバラバラと金属の屋根を雨が打つ音が聞こえた。
でも空は明るいし、窓の外を覗いて見ても、地面が乾いてる。
だけど屋根の音は続いてるし
おっかしいなぁと思って、駐車場のある側の窓を開けてみたら
…噴水があった。
窓の下の植え込みに置かれたスプリンクラーが壊れて
4、5メートルの高さまで水を吹き上げてる。
それが駐車場の屋根に降り注いで、雨音みたいに聞こえてたの。
毎朝の雨と思ってた音も、これだったんだね。
気象データ屋さん、疑ってごめんなさい。


8月5日(日)
スーパーで、インスタントコーヒーを買いました。
前に同じのを買ったときに貰った値引きクーポンがあったから、レジで渡したの。
なのに、レジのお姉さん、クーポンを読み取り機にかけるのを忘れた。
ちょっとボーっとしちゃってて、その場で気付かなかったぼくたちも悪いんだけどね。
お店を出て、車のトランクに荷物を詰め込んでるときに
由里姉ちゃんが「最後に数字が減らなかったような気がする」って言い出して
レシートを調べてみたら、案の定。
「いくらのクーポン?」って聞いたのはM兄ちゃん。
苦労して英語で抗議して、時間を使って、取り返すのが20セントじゃ馬鹿馬鹿しい。
「よく覚えてない。1ドル25か75か…その位だったと思う」って由里姉ちゃん。
「…返してもらお」ってお店に向かって歩き出すM兄ちゃん。
1ドル超えたら大金なのね。くす。ぼくたちも慌てて後を追う。
まずは、さっきのレジに戻って…でも、人がいっぱい並んでる。
仕方ないから、カスタマーサービスのカウンターへ。
M兄ちゃんが苦情を伝えると、「それはいくら引かれる予定だった?」って係の人。
「たしか1ドル50くらいだと思う、細かい数字は判らない」ってM兄ちゃん。
と、係の人、何の裏づけも取らず、現金1ドル50をホイ、と渡してくれた。
こんな簡単でいいのか〜?
釈然としないけど、お金もらえたから、まぁいいか。
でも、家に帰ってから、もう1枚あった同じクーポンを調べてみたら
値引き額は1ドル75でした。
25セントの損。負けた〜っ。口惜しいっ!!
この貸しは、いつか必ず取り返すぞ。ぷんぷん。
8月4日(土)
この週末に開いたばかりの新しいショッピングモールに探検に行きました。
でも、なぁんか、代わり映えがしないなぁ。
場所は変わっても、入ってる店は同じデパート、同じ洋服屋、同じファストフード。
ダラス地区には既に大きなモールがボコボコ建ってるんだから
もう、新しいのを作らなくてもいいだろうにねぇ。

ちょっと興味を引いた店が、1つだけありました。
「Teddy Crafters」という、くまぬい屋さんです。
まだ綿を詰めてない、表皮だけのくまさんを選んで
お店の人に手伝ってもらいながら自分で綿を詰めて
小さな赤いハートを体内に埋め込むと、くまぬいに生命が吹き込まれる。
お店の人が詰め口を閉じてくれて、さあ、新しいぬいの誕生! っていう店です。
去年の春、きみよさんの所で私が自慢しまくった話を覚えてるぬいさんもいるかな。
あけきちさんの「ちょっと前のあけきち」にもレポートがありました。
あけきちさんと私がそれぞれ訪れたのは「Build-A-Bear Workshop」という店で
今日の「Teddy Crafters」は、それと同じ趣向の別の店です。
どっちがどっちを真似したのか、店の造りは呆れる程に良く似てました。

でも、2つの店を比べるなら、私は「Build-A-Bear Workshop」の方に軍配を上げる。
まず、詰め口を閉じて、形としての「くまぬい」が完成した後
「Build-A-Bear Workshop」では、産湯を遣わせることができるんですね。
蛇口から出てくるのはお湯じゃなくて空気の風だけど
余分な綿クズを吹き飛ばしながら、備え付けのブラシで毛並みを整えてやれる。
たった今うまれたばかりのくまぬいに対する、保護者としての最初のお世話。
人とぬいとの心をつなぐ、とっても大事な場面だと思うのに
今日の店には、そんな工程は無かったです。
それから、くまぬいたちに洋服だの靴だのアクセサリーだのを調えてやるコーナー。
今日の店は、ただ小さなハンガーに沢山の服を吊るして陳列してあるだけ。
「Build-A-Bear Workshop」ではね、その売り場に、鏡が置いてあったんです。
選んだ服が似合っているかどうか、くまぬいが自分自身の目で確かめられるの!
小さな鏡1枚だけど、それを見たとき、私は心底あの店に惚れこんだんでした。
「Build-A-Bear Workshop」バンザイ!
…「Teddy Crafters」だって、悪い店じゃないんだけどね。 (由里)


8月3日(金)
この週末は、テキサス州内、衣料品が無税になる。
年に1度のお祭りです。

ふだん、テキサスの消費税は8.25%。
毎日の食料品は基本的に非課税だから、「重税に喘ぐ」感じではないけれど
洋服のまとめ買いなんかすると、レシートを見てため息つくことになる。
今日から3日間は、衣類に限って税が免除されるので
買わなきゃ損、店に行かなきゃ損。
たぶん、どこのお店も押すな押すなの大賑わいでしょう。
一昨年は、TシャツやらGパンやら、2日間で110ドル分くらい買い込みました。
大儲け! と思ったのだけど、あとでよく計算するとそうでもない。
税金取られても、バーゲンで買った方が安いんですよね。
「この靴のサイズ違いが欲しい」て頼んでも、大忙しの店員は相手してくれないし。
だから去年は、量販店で6ドル99の下着を買っただけ。
今年もたぶん、買い物はしないだろうな。
でも、ショッピングモールには行くの。
ふだん冷やかしでは入りにくいような高級店に、遊びに行くのです。
明日なら、店員も絶対に寄ってこないもんね。
たっぷりと目の保養だけして参ります〜。 (由里)


8月2日(木)
暑さに負けたか、冷房に負けたか、ちょっと体調を崩し気味。
食欲が全く無く、夕食も作れませんでした。
夫は会社から帰ってきて冷蔵庫を物色すると、冷凍ピザを焼き始めました。
トマトのソースとチーズの匂いが立ち込めます。
人が気分が悪いと言ってるときに、こら〜っ。
でも、焼きあがったピザは妙に美味しそうで
薬を飲むためには、何か胃に入れなきゃならないし
ソースの余りついてない、外側だけなら齧れるかなぁと手を出した。
なんのかんのと喋りながら、気付いたら全部食べていた私。
体調悪いはずのに…気分が悪いはずのに…ピザ。
ほぼ1人分をたいらげて、大丈夫な自分がとっても恐い。
(自分だけじゃ食いきれないような量のピザを焼いてしまう夫も恐いが。)
そーいえば夫もしばらく前、「熱がある、おなかこわした、軽い物が食べたい」と言いながら
チーズバーガーと芋とペプシを摂っていたな。
なんか、まちがった方向でこの国に適応しちゃってる気がします。 (由里)
8月1日(水)
今週は、M兄ちゃんの会社に、日本から「お客様」って人が来てるの。
いつもより早く家を出て、いつもより遅く帰ってくるM兄ちゃん。
なんだかちょっと、疲れてるみたい。
今回のお客様は、自分で車を運転して、自分で夕食を食べに行ってくれるので
お世話をしなくていい分だけ、まだラクらしいんだけどね。
でも、由里姉ちゃんはちょっと不満そう。
M兄ちゃんがお客様と一緒に外でお食事して来てくれたら
お夕飯の準備が手抜きできるし
うまくいけば、ご馳走の残りを容器に詰めて持ち帰ってきてもらえる。
由里姉ちゃんは、会社に「お客様」が来るのが大好きなの。
昔、会社がものすごく儲かってて気前が良かった時代はね、
由里姉ちゃんもお客様と一緒にお食事に連れて行ってもらえたの。
おいしい物をどっさり食べて、支払いは会社の「接待費」。
デザートまでつけてもらって…ぼくも、楽しかったな。
つぎにM兄ちゃんの会社が「ひとやまあてる」のは、いつだろう?


7月31日(火)
昨日から、水道のお水がくさい。
おととい1ヶ月振りの雨が降ったから、たぶんその後遺症だと思うの。
何かが混入しちゃったから臭いのか
何かが混入しちゃったから入れた消毒・消臭剤が臭いのか
墨汁みたいな匂いがプンプンするの。
もともと、うちのあたりの水はあんまり美味しくない。
だから、衛生面での問題は無いらしいけど、飲料水はスーパーで買って来る。
(1ガロン≒3.8リットルで、50〜70セントくらい)
でも、野菜を洗ったり、歯を磨いたりするのは水道水。
そんな所にまで高いお水を使ってたら、破産しちゃうもんね。
だけど、今日のお水は、ちょっと我慢できないくらいに臭い。
由里姉ちゃんは、買ったお水で歯磨きしました。
もっと匂いがきつくなると、お風呂も臭くなるんだよね。
入りたくない、でも入らないと由里姉ちゃんはアセモで痒くなる。
早くお水の匂いが消えますように。


7月30日(月)
すっかり枯れたと思ってベランダの隅に放り出してあった鉢植えのキュウリが
今日見たら、何故か青々と葉っぱをつけて、25センチくらいまで成長していました。
ちゃんとツルみたいな物も伸び始めてる。
もう1ヶ月も水遣りしてなかったのに。不思議。
とりあえず、日当たりのいい所に移動させて…と思ったけど
もしかして、そんなことしたら熱に負けちゃうかな?
しばらくこのまま、日陰で様子をみよ〜っと。
せっかくだから、1本、2本だけでもいいから、収穫できるといいな〜。

日本のキュウリがあったら、どうやって食べたい?って聞いたら
由里姉ちゃんは「冷やし中華を作る」だって。
第2希望は「若布と合わせて酢の物」、第3希望が「味噌つけてかじる」。
M兄ちゃんは、「中華風の漬物」。生姜と醤油とごま油に漬け込むの。
ぼくは……う〜ん。キュウリより、メロンの方がいいな。
種屋さんの間違いで、あれ、育ててみたら実はメロンだったりしないかな?


7月29日(日)
今日、ファストフードのお店で。
食事時を少し外れて、店員さんも暇そうにおしゃべりをしてる時間でした。
1人のお客さんが入ってきて、カウンターに近づいて
積んであった紙コップを勝手に1つ取ると
左手にあるセルフサービスの機械で氷をガシャガシャガシャ、ペプシをシャーッ。
…???
まあ、どうせセットメニューで飲み物も一緒に買うんだからね。
お金を払うのと飲むのと、順番がちょっと逆になっただけ。
お外は暑くて、喉も渇いてる。
まず冷たい物を飲んで、それから注文を考える、ってのも許されるよね。
そう思って見てたら。
その人、ペプシを1口飲んで、店内くるっと見回して、
そのまま、何も買わず、お金を払わず、出て行っちゃった。
…ぼくたち、ボー然。
最初から最後まで一言も喋らず、ニコリともせず
あのお店の従業員だとか、従業員の知り合いだとかって可能性は低そうで
だったら、あれは、何だったんだろう。
店員さんたちの態度は、まるでその人の行動が目に入っていないような感じで
あるいは、目に入ってないふりをしてるような感じで
「下手に関わり合いにならない方がいい、客じゃない人」だったのかな。
飲み物1個のトラブルで、命を取られちゃ損だから………
なんか、ちょっと、恐い思いをした午後でした。
もっと、まともな理由のある「ただ飲み」だったんならいいな。
7月28日(土)
参院選、出足は好調だそうで(午前10時現在)。結構なことでございます。
ふん
結局、私の在外選挙人登録は間に合いませんでした。(5/10 日刊つん太参照)
明日は、「買わなかった年末ジャンボの抽選日」程度の気持ちで
早朝(ダラス時間)の開票速報を楽しみます。
? ちょっと違うかな。
宝くじと違い、誰が当選するかは私の今後の人生にも関わる話だし。
でも、「ブッシュかゴアか」の開票騒ぎのほうが、よっぽど興味深かったな…

去年の衆院選から認められた在外投票の権利を行使するには
前もって所轄の在外公館(ダラスの場合はヒューストン総領事館)に行き
在外選挙人登録というのをしておくわけです。
これは、必ず本人が出頭する必要があるのですが
お役所である領事館の窓口は、土・日・祝は閉まってるので
勤め人や学生は、わざわざ平日に休みを取って行かなきゃなりません。
ダラスからヒューストンまでは、高速を休憩無しで走って片道5時間ほど。
「ドアからドアまで」だと、現実には6時間以上かかるかな。
日帰りも不可能じゃないけど、あまりやりたくないので
宿泊費、夫婦で5千円程度が必要になります。
ガソリン代と合わせて、在外選挙人登録をするだけで1万円が飛んじゃいます。
楽をしたければ、飛行機もある。これなら楽勝で日帰りできますが
交通費、夫婦で5万円です。在外選挙人登録をするだけで。
なぁんか、やる気、なくなりますね。
ダラスはまだ、日本人がある程度まとまって住んでいるから
領事館の人が年に2回の「出張サービス」に来てくれる。
それを利用しなかった私たちには、つべこべ文句を言う資格ははありませんが
日本人の少ない小さな町や村で暮らしてる日本人は、大変だろうなぁ。

さらに、無事に選挙人登録ができても、投票自体に金がかかるんだな。
まず、国内最終住所地の選管に在外選挙人証を郵送して、投票用紙を請求する。
普通の航空便で送れば1通80セントだけど
総務省は「迅速性や確実性の観点から」EMS(国際速達…?)というのを推奨してて
これ、封書1通で17ドル取られます。当然、受益者負担。
折り返し、投票用紙が送られてくるので(返信用切手代を請求されないだけ幸い)
記入した投票用紙を封筒に入れて17ドルのEMSで選管に送る。
1回投票するたびに、34ドル(4千円強)かかっちゃうんだ。ひいい。
そりゃ、車を買う金は有った訳で。4千円が払えないと言ったら罰が当りましょうが。
でも、ねぇ。う〜ん。

次の国政選挙は、衆院の解散が無ければ3年後ですか。
…そのころ私、どこにいるんだろう。
選挙人登録、今後、しておく意味はあるのかな? (由里)


7月27日(金)
今日のおやつは、水ようかんでした。
帰国したときにお土産に頂いた、「手作り和菓子セット」の「水ようかん」。
そろそろ賞味期限が怪しくなってきたし、じゃあ作るかぁ〜ってことになったの。
(日本食は貴重なのでギリギリまで大事にする、
少しくらい古くなっても『腐っても日本食』って有難がって食べるのが
ぼくたち在外邦人の特性。
和菓子セットはそう急激に風味が変化する物でもないから、問題ないけどね。)

あんこの粉とお砂糖と海藻抽出物(代用寒天、とでも言うのかな?)の混合物を
水で溶いて煮溶かして、型に流して固めるだけ。
お料理は好きなはずの由里姉ちゃんには、ちょっと簡単すぎる…本来なら。
でも、あんまり暑くて無気力になっちゃってる今の由里姉ちゃんには
丁度いいお手軽さだったみたい。
「粉寒天を水でふやかす」とか「布で漉す」なんて手順が加わったら
きっと面倒で投げ出しちゃったよね。

水ようかんを完全に手作りする場合に1番難しいのは
確か「型に流すタイミング」だったと思うの。
煮溶かした液が熱いうちに流すと、重いあんこが下に沈んで
「2色羹」になっちゃうんだよね?
でも、冷ましすぎるとお鍋の中でかたまっちゃう。
「手作りセット」の説明には、そのことが何も書いてなくて
いいのかな〜?って思いながら、熱いまま型に入れちゃった。
それでもちゃんと分離しないで出来たから、すごいすごい。
水ようかんは、とっても美味しかったです。
紫さん、安芸さん、どうもありがとうございました。
帰国直後の和菓子三昧はすご〜く幸せだったけど
1歩遅れて後から来る幸せも、幸せだね〜。 (つん太)

主原料は小豆と砂糖と寒天だから、その気になれば、ダラスでも揃います。
でも、この暑いのに、小豆なんか煮てられないわよね〜。
まして、それを「漉し餡」にする作業…考えただけでも汗が吹き出ます。
ならば、いっそ缶詰の水ようかんを買っちゃえばいいんですが
…缶詰って、かなり日持ちしちゃうから、大事に仕舞い込んじゃうんですよね。
「手作りセット」が無かったら、日本の夏の涼しいおやつには、ありつけなかったな。
あと2種類、残ってるんだ〜。楽しみです。 (由里)


7月26日(木)
アメリカのショウジョウバエも、和食が大好き。
切干大根の戻し汁がお口に合ったようで
空きびんに汁を張っておいたら、ブンブンたかってきたの。
あっという間に、大量に捕獲できました。
おかげでもう、うちの中には1匹も残っていません。
めでたし、めでたし。
ショウジョウバエ、英語では「フルーツ フライ(果物バエ)」っていうらしいけど
メロンの皮と種を入れた罠には、あんまり寄って来なかった。
それともぼくたち、ハエも相手にしないような不味いメロンを食べてるのかな…?
7月25日(水)
もう随分前に、オレオの大箱を買ってもらったの。
約1.5kg(14枚×10袋)入りのを、2箱も。ああ、幸せ。
でも、さすがのぼくも、毎日毎日同じチョコクッキーばっかりじゃ飽きてくる。
1箱目を半分食べたところで、ついに降参。
残りの1箱半は、倉庫に放り出したまま忘れてたの。(ぼくとしたことが!)

この間、おやつが何も無くて悲しかったときに、突然そのオレオを思い出して
久しぶりに食べてみました。
…う。ちゃんと密封されてたのに、ちょっと湿気てる感じ。
クリームの部分は湿ってるから、それが袋の中でクッキーに回っちゃったのかな。
あんまり美味しくない…。
食べかけの袋を、そこにまた放り出しちゃうぼく。
でも、「全部食べ終えるまで、次のおやつを買わない」って由里姉ちゃんが怒るから
今日、開けた袋の残りを食べました。
あ…れ?? オレオ、乾いてる。
袋を開けたてのときはモソッとしてたのに、今日はパサッとしてるよ。
お部屋の中で、湿気が抜けちゃった。
今、ダラスの日中の湿度は40%くらい。明け方の1番涼しい時間で75%程度かな。
今はまだ静電気は飛んでないけど、去年の8月は確かバチバチいってたよね。
由里姉ちゃんはここ半月ほど、量はわずかだけど鼻血が止まらなくて
ちょっと不機嫌です。 (つん太)

お天気が良くて、空気が乾いてて
ああ、おふとん、干したいなぁ。
お日様の匂いのおふとんで眠ったら、幸せだよなぁ。
せめてシーツや枕カバーだけでも、外に干したいよぉ。
ぬいぐるみにひなたぼっこさせて、彼らを抱いて寝るって手もあるんだけど
この気温で室外に放置するのは、ぬい虐待になっちゃうし
どーにか「夏の匂い」を満喫する方法は無いかしらねぇ…? (由里)

追伸、今日はガンダム、ちゃんと見られました。感動。


7月24日(火)
うぉぉぉぉ、ガンダム!!!!!

「ケーブルテレビのアニメ専門局で、今週からガンダムが始まった」という情報を
昨日の夜、在外邦人の情報交換掲示板という所で入手しました。
特別に好きだった作品でなくても、とりあえず日本の番組ってだけで嬉しい私。
日本では全く興味の無かったセーラームーンやポケモンでさえも
こっちに来てからは涙流して見たりしました。
ましてガンダムなら、昔、それなりに熱中して見たアニメです。
ビデオをセットして、興奮気味に本日午後4時、第2回の放送を待ちました。

3時50分頃、忘れちゃいかんと用心して少し早めにテレビをつけました。
…砂嵐。
41、42、43、45、周りのチャンネルはみんな綺麗に映るのに
44チャンネル、カートゥーンネットワークだけが砂嵐。
リモコンをパチパチしてみます。
ケーブル設備の故障だとどうしようも無いけど
テレビの不調で受信できないだけなら、ビデオに切り替えれば見られるはずだから。
…やっぱり砂嵐。ああ、駄目だ。
本当に見たい番組があるときに限って、いつも必ず砂嵐に襲われる。泣。

4時を回っても、相も変わらず哀しい砂嵐。
でも、何事も無かったかのように突然まともな画面が復活することも多いので
辛抱強く、その砂嵐を鑑賞し続けます。
5分くらい過ぎたところで、音声だけが鮮明に飛び込んできましたが
吹き替えなので、映像が無いと何が何やらさっぱりです。しくしく。
あ、でもこの声の雰囲気は、ひょっとしてミライさんかな?
と思ったら数秒後、その声が"My name is Mirai Yashima."と名乗りました。おぉぉ。
掲示板情報でも、吹き替えの声は日本語版の声にかなり近いという話でしたが
これは、かなりイケルかも。
最後の数分間は、映像らしき物も入ってきました。
人の絵なのか宇宙空間の絵なのか、辛うじて区別できる。そんな絵です。
…全く映像が無いよりも、始末が悪いです。欲求不満が募ります。
明日は、ちゃんと見られるといいな。 (由里)


7月23日(月)
先週半ばから、台所にショウジョウバエが大発生しています。
今まで「ゴ」のつく黒い虫もハエもアリも家の中では遭遇しなかったし
冷房の効いた乾燥した室内では匂いも全く気にならず
これ幸いとばかり、生ゴミの処理など大陸的に大雑把にしてきました。
なのでまあ、自業自得なんですけどね。
小学4年の夏に「ショウジョウバエの飼育観察」をやった経験を元にこさえた
「入るのは容易い、出るのは困難な、豪華エサ入りのハエ捕り装置」と
壁や床に止まったところを片っ端から素手で叩き潰すという荒業とで
今日までに、成虫のほとんどは始末できたようです。
あとはこまめに生ゴミを片付けてれば、なんとかなるかな。

そもそも、うちの台所にはディスポーザー(生ゴミ粉砕始末装置)がついてるんで
桃やプラムや梅干の種みたいな硬い物以外、ほとんど生ゴミなんて出ないはず。
ところが、「流しは海の入り口です」などと洗脳されて育った日本人、
どうもディスポーザーには慣れ親しめない。
加えて、アメリカで最初に借りた部屋が相当古いアパートで
ディスポーザーの刃も磨耗していたらしく、処理能力が異様に低かった。
野菜の皮など流すと、週に1度は詰まってあふれる。
結局、下ごしらえの段階で出る野菜クズや茶殻などは
ディスポーザーにかけず、ゴミ箱に入れるのが習慣になってしまっていました。

自治体やアパートによっては、ゴミ置き場が不潔になるという理由で
ゴミに生物を混ぜるのを嫌うところもあるらしい。
私たちはまだ怒られたことは無いけど(バレてないだけか?)
郷に入りては郷に従え。ディスポーザーを使った方がいいのかな? (由里)


7月22日(日)
昨日、車のナンバープレートの外枠を買ってきました。
アイスホッケーの「ダラス・スターズ」の系列のスケートリンクが近郊にあって
そこで、各種グッズも販売してるの。
由里姉ちゃんは、チームロゴ入りのザンボーニ(整氷車)のぬいぐるみに夢中。
カッコいいんだよね、確かに。ぼくも、あの車には乗ってみたい!!
でも、ぬいさんとしては…意志疎通が難しそうだなぁ。ぼくは、ちょっとイヤ。
それに今日は、それを買いに来たんじゃないよ。ナンバーの枠だってば。
お店には、プラスチックの安い枠と倍の値段の金属枠と2種類あったけど
プラスチックのは平らな板にロゴをただ印刷しただけだから、塗料が剥げたら終り。
太陽にさらしてたら色も褪せそうだし、プラスチックは劣化しそうだし
金属の方を買ってもらいました。
こっちは文字が打ち出してあるから、色が落ちても塗り直せるの。
取り付けは来週末。楽しみです。

それはそうと、こちらのナンバープレート。上に2つ、下にも2つネジ穴があるのに
ぼくたちが観察した車は、みんな上の2箇所しか留めてなかった。
もちろん、それで固定はできるんだけど
なんで下も留めないんだろう? 大した手間じゃないのに。
もしかして、車体とナンバープレートと金属の質が違うから、熱膨張率が違って
4箇所きちんと留めちゃうと、ナンバーが割れたり曲がったりするのかな?
(↑M兄ちゃんが考えた「理由」。)
もしそうなら、上の2箇所も少しゆるめにした方がいいし
明日、会社で誰かに聞いておいてね、M兄ちゃん。


7月21日(土)
インドの食料品屋さんに行きました。
お目当ての「カスタードアップル」は見つからなかったけど
缶詰売り場に面白い物がたくさんあったの。
ジャックフルーツの缶詰。これは、名前を聞いたことがあるだけの、憧れの果物。
よく熟したのと、「ヤング・ジャックフルーツ」って未熟なのと、両方あった。
バナナのシロップ漬け缶詰もあって、う〜ん、素敵に甘そう♪
他にも、名前も知らない不思議な果物の缶詰がいっぱい。
ちょっと埃をかぶってるけど、ちょっと缶がデコボコになってるけど、
細かいことは気にしない〜。
ところが、他にも面白いおやつが無いかとお店の中を散歩してるうちに
由里姉ちゃんの目が痛くなってきちゃった。
いつも行く中近東系のスーパーでも長い時間いると痛くなる。
各種スパイスの粉末が、店内をふわふわ漂ってるのかな?
慌ててお店を出て帰ったので、わあ、缶詰、買い損ねた!
残念〜。
7月20日(金)
手元の資料によれば、今日の午後5時半のダラスの気温は
華氏0.0度=-17.8℃だったらしい。
これくらいで、心を揺らしてはいけない。うん。
その直前3時間分のデータは何も無いけど、気にしない、気にしない。

M兄ちゃんが、会社のインド人のお姉さんに教わった話。
インド系の八百屋さんに行くと、「カスタードアップル」って果物を売ってるんだって。
チェリモヤとバンレイシを掛け合わせた果物で、とっても不思議な味らしい。
チェリモヤ自体が「パパイヤ、バナナ、パイナップルを混ぜた味」なんだから
それよりもっと複雑な美味しさなんだろうな。
調べてみたら、「ミルクと卵と砂糖を混ぜた味」って書いてあった。
うわあ、食べたい!!
明日は八百屋さん探して、カスタードアップルを買ってもらお♪
(M兄ちゃんってば、肝心の八百屋さんの場所を聞き忘れたんだってさ。)
「チェリモヤ」を調べると「別名カスタードアップル」って書いてある物もあって
「バンレイシ」を調べても「別名カスタードアップル」ってなってて
さらにチェリモヤはバンレイシの一種だ…っていうから、
インド屋さんの「カスタードアップル」がどれのことなのか、ちょっと判んないけど。
でも、ただのチェリモヤでも、ぼく大好きだもん。構わないんだ〜。


7月19日(木)
ペニー(1セント硬貨)を作っても作っても、みんなどこかに置き去りにされたり
ゴミみたいにポイって捨てられちゃったりして無駄だから
もうペニーは無しにしようや、って法案が議会に出されているらしい。
レジで端数を切り上げたり切り捨てたりして
硬貨の事実上の最小単位を5セント玉にしよう、っていうの。
ペニーがアメリカから消えちゃったら
…ペニーマシンはどうなるんだろう?
観光地なんかに置いてある、「記念メダル製造機」とでも言えばいいのかな、
ペニーをぐいっと圧し伸ばしながら、土地のシンボル、名物の絵を刻み付ける機械。
由里姉ちゃんがこーゆーの好きだから、旅行の度に1個ずつ作ってるんだけど
裏面にほんのかすかに元のペニーの模様が残ってて
新品のキーホルダーなんかとは違う味があるの。
どこに行っても必ずあるから、好きな人は多いんだと思うけど
ペニーが無かったら、ペニーマシンもできないよ。
記事をよく読むと、ペニーの存在自体を廃止しようとしてる訳じゃなくて
小売の場から追放するだけらしいんだけど
そしたら、ぼくたち誰もお財布にペニーなんか入れてなくなっちゃうから
どっちみちペニーマシンはできないの。
それとも、ペニーマシンの隣に「ペニー5枚で5セント」の自販機でも置くのかな?

M兄ちゃんが、今日はショッピングモールの近くのホテルでお仕事なので
ぼくたちはモールまで一緒に車に乗せていってもらって
半日、ぶらぶらと歩き回りました。
手芸用品屋さんに入ったら、もうハロウィン用品が並んでいて、びっくり。
まだ100日以上も先なのに。
でも、ぼくはハロウィン大好きだから嬉しいな。
オバケとお菓子のお祭りだもんね♪


7月18日(水)
うちから車で30分くらいの町にある大きな遊園地で今日、
線路のてっぺんでジェットコースターが停止しちゃう事故があったんだって。
幸い、けがした人は誰もいなかったらしいけど
助け出されるまで1時間もかかったって。
…暑かったろうなぁ。
事故があったのは11時頃っていうから、救出は12時でしょ、
今日、正午のダラスの気温(*注)は97.7度=36.5℃。
ペットボトルの飲み物を持ってた人はいいけど
売店で買った紙コップの飲み物は、乗り物には持ち込めなかったはずだし
急停車のけがより、日射病の方が心配だよ。
…てゆーか、この暑い中、よくまあ遊園地なんか行くよね。
生粋のテキサス人は、この程度じゃ「暑い」って思ってないのかな?
去年の夏、M兄ちゃんの会社で遊園地に行こうって話が出たときは
「このくそ暑い中、誰がそんな所に行きたいか」って苦情が殺到して
めでたく中止になったけど…。

注:その町の11時の気温を調べたら、朝7時以降の記録が真っ白け〜。
…7時の気温はダラスと同程度だったから、ダラスの気温で代用しちゃえ。


7月17日(火)
んもう。
ぼくがグラフ書くのに使ってる気象データ、
今日の午後1時45分から4時までの記録がすっかり飛んじゃってる。
しょうがないなぁ。
でも、綺麗に消えちゃってるだけ、まだ始末がいいかも。
古い記録を調べてたら、半日近くもず〜っと同じ気温が並んでる日があって
これって、計器の故障かなぁ。なまじ数字があるから、かえって迷惑。
ここの記録によれば、ダラスの気圧はもう何ヶ月もの間ず〜っと
「0.000インチ水銀=0.0ヘクトパスカル」の状態が続いてるらしい。
機械を直すか、新調するか、せめて「計測データなし」の表記にするか
してほしいなぁ。
7月16日(月)
M兄ちゃんの会社の人が1人、日本から出張してきたの。
グループ全体へのお土産に、お饅頭を1箱くれました。
M兄ちゃんが自分の分の2個を食べずに持ち帰ってきてくれたので
ぼくが有難く頂戴しました。美味しかった。
食べた後で包み紙の賞味期限を見たら、「13.08.01」って書いてあって
え?2013年8月1日??と思って少しびっくり。
いくらなんでも、あと12年も保存できるはずがないし
じゃあ、これは…2001年8月13日? なんか、数字の順番がちょっと変だな。
とっても時間がかかって、ようやく「平成」って可能性に気付いたんだけど
さあ、今年はいったい、何年なんだろう。本当に「13年」かなぁ?
いざ必要になって探すと、元号表記って案外、見つからない。
ごそごそと今年いただいた年賀はがきを引っ張り出して
よーやく「平成13年」を確認できました。
疲れた、疲れた。
7月15日(日)
よその車のお尻をひたすら観察して、ナンバープレートの枠をどうするか検討。
今日見た中で1番良かったのは
地元のアイスホッケーチーム「ダラス・スターズ」のロゴ入りの枠。
うちに帰ってから去年の通販カタログを調べたら、8ドル99セントだって。
由里姉ちゃんもスターズ大好きだから、由里姉ちゃんはきっと賛成なの。
M兄ちゃんは、フットボールの「カウボーイズ」の方がいいんだろうなぁ。
両方の趣味を尊重したら
車の前のプレートはカウボーイズ、後ろはスターズかな?
車本体も高かったけど、こーゆー余分な出費も結構かさむ。
AAA(日本のJAFみたいなの)にも入ったし
でも、その会員券を見せたら、昨日の夜のレストランは1割引になったから
これは、うまくいったら元が取れるかも。頑張って、いっぱい外食しよ!
7月14日(土)
すーぱー草履号のナンバーをもらってきたの。
M兄ちゃんがギリギリとネジを回して止め付けました。
今まで付いてた仮の紙のナンバープレートは、
車屋さんの名前入りのプラスチックの枠で周りを囲まれてたの。
こーゆー広告みたいなの、ぼくは好きじゃない。
だから本物のプレートには付けたくなかったんだけど
枠が無いと、その厚さの分だけ、ネジの長さが余っちゃう。
ガタガタ動いて安定しないので、仕方無く枠を付けました。
もう少し短いネジを買って来るか、いっそカッコいいデザインの枠を買って来るか、
今、考え中です。

夕方、少し涼しくなったので、由里姉ちゃんは運転の練習です。
ぼくは行かないつもりだったのに、「晩御飯、食べに行こう」ってだまされて
気付いたらM兄ちゃんの会社の駐車場でした。号泣。
右左折は、先週よりもずっと上手になりました。
ほぼ思い通りに曲がれるようになったみたいです。
でも、ブレーキ踏みっぱなしでノロノロやってるから
実際の道路では、あれじゃ曲がりきる前に信号が変わっちゃうよ。
そのあと、今日新たに仕込まれた芸当は
「バックしながら直角に曲がって駐車する」っていうのです。
アメリカは地面が余ってるから
駐車場の1台あたりのスペースも日本と比べたら広く贅沢にできてるんだけど
それでもやっぱり、枠にきちんと収めるのは難しいみたいでした。
M兄ちゃんは、いつもスイスイやってるから
そんなに難しそうに見えないんだけどなぁ。
続きはまた来週。(たぶん。)

新品のナンバープレートを点検する拓ちゃん。
左上にスペースシャトル(NASAはテキサスだからね)
中央下にお馬さんとカウボーイが描いてあるの。
拓ちゃんの影で見えないけど
石油の掘削用の櫓と、砂漠の植物の絵も付いてる。


7月13日(金)
念願かなって(?)摂氏40度を超えた記念に、グラフを書いてみました。
「うっわ〜、暑いよ、数字を見てるだけでクラクラするよ」って思うかな、
「なぁんだ、暑い暑いって言うほどには暑くないじゃん?」って思うかな。
今日は熊谷で39.6℃だったっていうから、実は日本と大差ないのかもしれない…

2008年オリンピックが北京に決まって。
実はダラスは、2012年オリンピックに立候補しようとしています。
アメリカ国内候補地を1箇所に絞る段階で、たぶん落とされちゃうだろうけど。
ぼくは、ダラスに決まったらいいなぁと思う気持ちが大きいの。
いろんな害も多いんだろうけど、ぼくたちは所詮よそ者、野次馬だからね。

もしもダラス五輪が開かれたら、どでかい日の丸を持ってマラソン見に行くぞ、
テレビに映るぞぉっ! っていうのは由里姉ちゃん。
どーせホテルが足りなくなるから、自分のアパートに客を泊めてやってぼろ儲け、
ってソロバンをはじいてるのはM兄ちゃん。
11年後に、ぼくたち、ダラスにいるのかなぁ??
現実には、日本のどこかでテレビのマラソン中継を見ながら
「あ、あそこの角にあったマクドナルドが潰れちゃった!」とか
「あんな所にあんな大きなビルあったっけ?」とかって騒ぐことになるんだろうな。
「選手の顔ばっかり映してないで、もと風景を見せろ!」なんて怒ったり。
2012年、ダラスにオリンピックを呼ぼう!!


7月12日(木)
自動車屋さんから、「ナンバープレートが出来た」って連絡があったの。
週末にお店までもらいに行って、取り付け作業だね。楽しみ♪
今は、20日まで有効の仮の紙のナンバーをつけて走ってるの。
雨が降ったらぼろぼろになりそうで、なんか頼りない感じ。
ど真中には、お店のお兄さんが書いた「Thank you!」の文字がある。
お金(お札)に直接ペンで「Happy Birthday!!」なんて書いて贈っちゃう国だから
ナンバープレートに落書きしてあっても、まあ不思議はない。
でも、最初にその文字を発見したときは「うっ」って思いました。

ぼくたちは余分なお金を払わなかったから
テキサス州の1番普通のナンバープレートが来るの。
少し余計にお金を出すと、きれいなデザインのがもらえるんだって。
ブルーボネット(州の花)の絵のプレートが欲しかったけど、高かったの。残念。
でも、標準タイプでも、スペースシャトルとかカウボーイとかの絵が付いてて
充分にテキサスっぽいから、まあ、いいや。

イースターや感謝祭・クリスマスの帰省シーズンになると
アメリカ中の色んなナンバープレートが見られて、とっても楽しいの。
ぼくはフロリダ州のオレンジの絵のナンバープレートが好き♪
日本でも、やればいいのにね。
広島は「もみじ饅頭」模様のナンバープレート、
京都は「八ッ橋」、新潟は「笹飴・笹団子」とか。ね!


7月11日(水)
朝早く、居間の天井の煙探知機がビムビム騒ぎ出したの。
もう、最近じゃすっかり慣れっこで、
ろくに調べもせずに誤作動と決めてかかってるぼくたち。
心配性の由里姉ちゃんはテレビの電源が煙を噴いてないか調べてたけど
やっぱり、何とも無かったみたい。
でも、ビムビム鳴るのは収まらない。
仕方が無いから、M兄ちゃんが探知機の蓋を外して電池を抜こうとしたんだけど
…天井が、高い。椅子に乗っても全然届かないの。
ビムビムビム。
由里姉ちゃんも手伝って、食卓を探知機の真下まで引きずって
その上に乗ったけど、まだ届かない。
ビムビムビムビム。
食卓の上に椅子を乗っけて、その上でM兄ちゃんが背伸びして
よーやく蓋が外せたの。
音が止まって、めでたしめでたし。
もう1度寝直したら、しっかり寝坊しました。

今日のは幸いM兄ちゃんがおうちに居るときだったけど
昼間、由里姉ちゃんが1人のときだったら、どうするのかな?
ぼくたち手伝っても、食卓は動かせないよ。
もう1つ心配なのは、うちはアパートの最上階で、天井が斜めに傾いてるの。
煙探知機は、当然、その1番高い所にも1つ設置されてるんだよね。
そこがビムビム鳴り出したら、食卓と椅子を重ねても手が届かないよ。
食卓の上でM兄ちゃんが由里姉ちゃんを肩車すれば届くかな。
でも、由里姉ちゃん、重すぎるから危ないし。
脚立、買ってきたほうがいいのかなぁ?


7月10日(火)
昨日の続き。
この宅配便屋さんのホームページで荷物の背番号を入力すると
その荷物を誰が、いつ、どこから送って、どこを通過して、今どこにあるのか
(または、いつ、誰が受け取ったのか)が、判るようになってるらしいです。
自分が送った荷物もこれで追跡すれば、
「お礼の連絡が来ないけど、ちゃんと付いたのかな?」なんて心配せずに済む。
便利な仕組みです。

で、昨日うちに届くはずだった荷物のことを調べてみました。
そしたら、え、えええ? 「7月9日 配達済み」になってる。
「ディック」なんて、知らない名前の人が受け取ってるわ。どーなってるのぉ??
…不在票をよく見たら、アパートの管理事務所に預けて行くって書いてありました。
なので今日は、事務所に行って英会話です。いやだなぁ。
でも、宅配便の不在票を見せるんだから
荷物を取りに来たってことは黙ってたって判るはず。
なんとかなるさ。えいえいおー。
…失敗。
「こんにちは」「こんにちは」「何かお手伝いしましょうか」
「あなたは私の荷物を持っていますか」「ええ、それはここにあるでしょう」って
出だしは実にスムーズだったんだけど
問題は、その先。不在票には、うちの住所や名前が記入されて無かったのですね。
「部屋番号は?」って事務所のお姉さんに聞かれて、うろたえまくる私。
私、数字は非常に弱いのです。なまじ算用数字が日米共通だから、却って難しい。
物の値段もお店の住所も、頭の中では全て日本語の「いち、に、さん」で考えてる。
もちろん番地や部屋番号だって、日本語で「きゅうななななにぃ(例)」です。
これを咄嗟に、英訳できないのよねえ。
ならば。いつもポケットに入れてある住所を書いた紙を出して見せればいいのに、
事務所の机に乗ってるメモ用紙に書いて渡したっていいのに、
そんなことを思いつけないくらいの動転ぶり。(パニックに弱い種族です。)
そんな私に助け舟を出してくれたのは、ポケットの中のつん太でした。
「由里姉ちゃん、31! サーティーワン!!」
そう。うちはXX号棟の3階1号室。
後ろ2桁は、甘味大王のつん太にはお馴染みの英語だったのですね。
前半を自力でひねり出し、なんとか荷物を受け取れましたとさ、めでたしめでたし。

数字に弱いのって、でも、私だけじゃないみたい。
日本から出張してきた夫の同僚たちと牛肉の塊を食べにいったときのこと。
私の隣にいたお姉さんは、実に滑らかな綺麗な発音をする人でした。
お肉の種類、焼き加減、付け合せの種類…とても流暢に注文を伝えます。
さて、その次。肉の分量を、8オンス(200g強)か16オンス(450g)か選ぶ番。
お姉さん、素晴らしく見事な発音で…「はちオゥンス」
…メニューの「8」っていう算用数字を見て、つい日本語を口走っちゃったのね。
「オンス」の部分はちゃんと英語の発音なのに。
このお姉さんでも、こんなドジ踏むのねぇと、心強く思った出来事でした。 (由里)


7月9日(月)
ぼくのデジ亀の「霙号」が、元気になって帰ってきたらしいです。
日本旅行中に怪我をして、こっちに戻ってきてから入院させていたのだけど
今日、玄関のドアに、宅配便屋さんの不在配達票が張り付いてました。
ドンドンドン!!ってドアが叩かれたのは知ってるんだけど
由里姉ちゃん、手が放せなくて、玄関に行けなかったの。
さっき宅配屋さんのホームページに不在票の番号を入れて調べてみたら
送り主はカメラ屋さんでした。
さあ、これで、紙焼き写真をデジ亀に取り込んで、アップできるよ。
デジ亀で直接撮ったのと比べたら、不鮮明になっちゃうけどね。
明日はぼく、玄関の前ですーっと待ってようっと!!
(修理不能、新しいのをお買い求め下さい、って突っ返されたんだったらどうしよう?
大丈夫だよね? ね??)
7月8日(日)
熱しやすく冷めやすい、典型的AB型人間の由里姉ちゃん。
「さあ今日も元気に車のお稽古だぁ!」ってはしゃいでたけど
M兄ちゃんが嫌がったので、実現しませんでした。
自分で10時間ハンドルを握るよりも、
由里姉ちゃんの隣で20分間サイドブレーキ握る方が疲れるそうです。
ぼくはM兄ちゃんに同情するの。
でも、熱くなってるうちに練習させないと、いつ飽きて投げ出しちゃうか判らないし
お金を出して教習所に放り込んだほうがいいのかな?
(でもダラスじゃ、日本語の通じる先生なんてきっといないよねぇ。う〜ん。)

本屋さんに行ったら、もう2002年のカレンダーがたくさん並んでいたの。
9月からの16ヶ月カレンダーかなぁと思って見たのだけど
1月始まりの普通のカレンダーでした。気が早いなぁ…。
来年は由里姉ちゃん、どんなカレンダーにするんだろ?
今年は「おさるのジョージ」の大きな壁掛け型と
「The Far Side」って1コマ漫画の卓上日めくりだったの。
去年はタイの仏像写真。ピカピカ光ってかっこよかった。
由里姉ちゃんは、本当は「ぬいぐるみ」カレンダーが欲しいみたい。
でも、売ってるのはアンティックなテデベアカレンダーばっかりで
ぬいさんカレンダーは発見できないの。
アライグマの写真カレンダーも探してるんだけど見つからない。
ぼくはねぇ、チョコレートのカレンダーがいいの。
でも、由里姉ちゃんが買ってくれない。けち。


7月7日(土)
今日、生まれて初めて、自動車のハンドルを握りました。

幼稚園の頃に、ギコギコ足踏みして漕ぐ車には乗りました。
遊園地のゴーカートも数回運転したかな。
でも、コース外れて壁に衝突したまま身動きできなくなりました。
テレビゲームの車のレースでは、出発して3秒でいきなり大破したっけなぁ。
カーブを曲がりきれなくて…なんてのじゃありません。
左カーブを右に曲がって壁に激突したのです。ふふふ。
こんな奴が本物の自動車なんて、とんでもない。殺人行為ですよね。
なのに。車社会アメリカに、ついに負けてしまいました。
うわあ、ナンマンダブ。

初ドライブは、夫の会社の駐車場。
馬鹿げて広い空間で、見通しも良く、地面には縦横にきちんとラインが引いてある。
さらに、車を壊しても、家まで歩いて帰れる距離。(中の人間が無事なら、ね。)
練習場としては、完璧です。
初日の今日は、直進、停止、左折、右折のお稽古。約20分ほど戦いました。
感想、命があって幸い。
照明の柱とか、植え込みとか、休日出勤してる人の車とか、
私が進む方向に限って障害物があるんですもの。
ブレーキ踏んだとたん、何でだか急にスピードが出て暴走し始めたのも恐かった。
欠陥車かな。夫はうまく操縦してるけど。
でも、悲鳴あげたら自然に止まった。高性能なのね、近頃の車は。ふふん♪
これから、天気と体調と機嫌が良い週末には、少しずつ運転のお稽古です。
不定期連載「免許への遠い道程」…お楽しみに(???)

運転訓練と同時進行で、英語の勉強もしておかないとなりません。
「レフト」と「ライト」、どっちが右でどっちが左か判らない現状じゃ
どう考えたって試験は通らないものね、とほほ。
あ、眼鏡も作らないといけないんだ。
「見えますか?」「(あなたの言うことが)判りません」
「じゃあ、これは見えますか?」「(何をおっしゃっているのか)全然判りません」
…とんでもない度の眼鏡が出来上がりそうです。とほほほほ。 (由里)

つん太補足。
由里姉ちゃんが「きゃあ」って言ったら車が止まったのは
もちろん、助手席のM兄ちゃんがサイドブレーキを引いたからなの。
ぼくは、由里姉ちゃんの運転する車には、もう2度と乗りたくないです。


7月6日(金)
う〜ん、悔しい。今日の最高気温、99.7度。
あとちょっとで3ケタだったのになぁ。

ん、でもこれ、日本の気象庁が発表する「最高気温」とは、少し意味が違う。
ぼくが参考にしてるサイトで発表される記録は、
毎時4回、00分・15分・30分・45分の計測結果だけ。
ぼくは、この数値1日分の中で1番大きい数字を「最高気温」って言ってるけど
今日の最高気温は16時15分の99.7度でなくて
16時12分の100.3度だった可能性だってあるよね。
今日は、こんなに暑かったんだもん。100度を超えたことに、しちゃえ!!


7月5日(木)
昨日はほぼ1日中「すーぱー草履号」を乗り回していました。
当然エアコンはついてた訳ですが
相当量のお日様の光を浴びてしまったようで
今日は全身がだるい、だるい。
朝も起きられなかったから買い物にも行けず
本日の夕食は、この時期恒例の「ありあわせ」。
おととい煮た切干大根の残りと、冷凍してある納豆と
このあいだ買ってきたサバの水煮缶を開けてみました。
ちょうど豆腐の買い置きを使い切っちゃったところで
味噌汁が作れなかったのは残念だけど
なんだか幸せな日本人の食卓でした。

サバ缶を試すのは今回が初めてだったので
中身がどんな物だか少々不安でした。
開けてみると、サバを2つにぶつ切りにしたのが4本入っていて
それが全部、シッポ側の半分。
頭の方の半分にはハラワタがついているから
取り除いて加工するのが面倒なのかしらね。
捨てちゃうんだか、肥料とか飼料とかに回されるのか
ちょいと気になりましたが
サバは、美味しかったです。鮭缶より好き。
この週末に、大量に買ってこよ〜っと。 (由里)


7月4日(水) 独立記念日
巨大な円盤が襲ってきたり、隕石群がバラバラと降り注いだり、
全米的にろくでもないことの起きる日なの。
昨日と一昨日テレビでみた映画では、この隕石でダラスの町が全滅しちゃいました。
南無阿弥陀仏。ぼくたちは、無事です。

ダラスの独立記念日は、どうってことない、普通の休日です。
アメリカの誕生日を祝う習慣は、別に無いみたい。
赤・白・青のリボンだの帽子だのネクタイだのは売ってたけれど
それを買っている人も、身に着けている人も1人も見なかった。
「アメリカである前にまずテキサスである」っていう土地だから、仕方ないかな。
東の方、特に独立13州だと、きっと空気も違うんだろうな。1度は行って見てみたい。

夜はテレビでボストンポップスのコンサートとニューヨークの花火大会を見物。
去年住んでた部屋では、窓から3つの町の花火が同時に見物できて楽しかったけど
(ただし、それぞれが小指の爪みたいなサイズ)
今のアパートでは音だけ聞こえて、姿は見えず。ちょっと残念でした。


7月3日(火)
M兄ちゃんが、会社からインドのお菓子を持って帰ってきてくれたの。
会社の人のお土産だと思うけど、よく判んない。
細かく刻んだナッツが入ってて、でも、それ以外は原料不明。
なんだか不思議な味でした。
インド菓子にしては、甘味が薄かったな〜。ぼくは少し物足りない。
でも、休み明けにもしまだ余ってたら、もっと持って来てもらお。
7月2日(月)
目が痛い。まんがの読みすぎ。
集中しすぎるのは良くないな。
あしたこそは、まんがは1日休んで、たまってる仕事を片付けよう。
あさっては休日。 (由里)
7月1日(日)
今日、町で見かけた1番変な物。
独立記念日グッズの売り場にあった、ハエたたき。
取っ手の先端に「赤・白・青」の大きなリボンが結んであって
取っ手本体は同じ3色のキラキラ光るテープとお星様で飾られて
叩く部分と取っ手との接合部には2本の星条旗が交差して描かれて
…叩く部分の金網は、ただの金網でした。
さすがのアメリカ人も、自国の旗でハエを潰したくは無いのかな。
あんまりにも馬鹿馬鹿しくて、ちょっと欲しかったのだけど
値札を見たら、10ドル近くもするんだもん、やめたやめた。
この国の雑貨って、たいてい何でも中米かアジアで作られてるのだけど
この季節にスーパーに並ぶ雑な作りの安い星条旗だけは
「Made in the U.S.A.」って書いた大きなシールが誇らしげに張ってあって
アメリカ人って能天気だよなぁ… (由里)

最古(2000年11〜12月)//2001年4〜6月//2001年10〜12月//最新(2014年)の日刊つん太へ