日刊つん太 2001年7〜9月
とっても頻繁に計器が故障してたので、あんまり正確な値じゃないの。
「温度計も壊れるほどの暑さ」かな?
最古(2000年11〜12月)//2001年4〜6月//2001年10〜12月//最新(2014年)の日刊つん太へ
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9
9月30日(日)
車で小旅行を計画中です。
勝手知ったるダラス、知人もたくさんいるダラスにじっとしているのが
「何かあったとき」のことを考えたら1番安全なんだけど
気持ちがどんよりしてきちゃったからね。
昨日、AAA(日本のJAFみたいな団体)に行って
候補地の地図をどっさり貰ってきました。
眺めてるだけでわくわく。
食べ物の美味しいところがいいなぁ。 (由里)
この動物園では、園内入って右手の類人猿コーナーが1番好きなんだけど
今日はそれは飛ばしてテキサス・ワイルドへ直行!
サボテンが植えてある。
お馬さんがいる。ワニさんがいる。プレーリードッグさんがいる。
くまさんがいて、水鳥がいて、コウモリさんと蟻さんと蜂さんと蛇さんがいる。
…アルマジロはどこだーっ。
広い広いテキサス・ワイルドを3周して、それでもアルマジロが見つからない。
案内所で「アルマジロどこですか」って聞けば済むんだけど
なんだか機嫌の悪そうなお兄さんが座ってるの見たら、勇気が出てこない。
アルマジロはどこーっ。しくしく。
結局、憧れの生アルマジロさんには会えませんでした。
M兄ちゃんの勘違いだったのか、それとも飼育がうまくできなかったのか。
頑張って、本当にアルマジロさんがいる場所を調べてみようっと。
どこかの町には「アルマジロレース」って見世物もあるらしいんだけど
…どこなのかなぁ?
テキサス・ワイルドの中に美味しそうなアイスクリーム屋さんがあったのに
ものすごい行列で、由里姉ちゃんは並ぶのイヤだと言って買ってくれませんでした。
実は、ぼくはアルマジロより、そっちが心残り。
でも、オランウータンが楽しかったから、まぁいいか。
急に不安。
…ぼく、M兄ちゃんの仲間のインド人たちに、インドの写真をいっぱい見せてもらって
由里姉ちゃんのポケットの中で、インドのお話をいろいろ聞かせてもらって
インドのこと、ずいぶんたくさん知った気になってたけど
ましゃかましゃか、みんなもぼくたちを騙して楽しんでたのかな?
外国人のお友達を作るときは、相手をちゃんと選ばないと
間違った国際理解を深めます。泣。
今日から、スター・トレックの新作がスタート♪
今回のシリーズは、時代をぐぐんと遡り
カーク船長のエンタープライズ号「以前」の話になるらしい。
? あれは「人類初の試みとして、5年間の調査飛行」じゃなかったの?
船体も、船内設備も、乗員の制服も、カークの時代よりカッコいいし
な〜んか、変。
ま、その辺は、気にしないでおこ。
面白くなるといいな。
…「もう済んだこと」な気持ちになってる自分が、ちょっと恐かったりもします。
本当に大変なのは、きっと、これからなはずなのにな。 (由里)
そりゃそーと、予告では新聞社やTVジャパン(衛星の日本語放送)が
販路拡大のキャンペーンでプレゼントくれることになってたんですが
…どこにも無かったよ、そんな出展。
去年貰った週刊朝日とAERAの売れ残りバックナンバー、嬉しかったのにな。
ひょっとして、在米の社員全員、NYに駆り出されちゃってる…? (由里)
夜は、同じ会場でリチャード・マークスなる歌手のコンサート。
昔かなり人気のあった人らしいんだけど、残念ながら私は知らない。
でも、音の雰囲気は悪くなかったです。
曲と曲の合間ごとに、会場に並んでいる気球たちに一斉にバーナーの火が入って
色とりどりの気球が夜空にポーッと明るく光ります。
青空の下の気球とはまた違った綺麗さがありました。
(一昨年は、クリストファー・クロスが来てくれました。
これは、私は生で見られて大感激!でしたが
何故か、彼が歌ってる真っ最中に気球のバーナーが焚かれて。
バーナーを焚く合図のクラクション、光った気球に対する観客の拍手と歓声…
歌を聴きたい人間には、心底邪魔でした。
ステージ上の彼も露骨に不機嫌でしたし。
その辺、今は少し改善されたみたいで良かったです。)
最後に花火も上がる予定だったけど、日本人としては、チャチな花火は見たくない!
ので、花火の前にさっさと帰宅。
1週間ぶりの外出で、ちょっと疲れたけど、ささやかに幸せな日でした。 (由里)
数ある気球の中で、子供たちの1番人気はこれ、 ケロッグの「トニー・タイガー」の気球。 つん太も好きみたいです。甘いもんな。 |
機内食が無くなるってことは、機内食の製造会社でも人減らしが始まるってことで。
アメリカンのハブであるダラス・フォートワース空港発の便の食事は
たぶんダラス・フォートワース地区の町で用意しているはずで。
…そーでなくても、そもそもアメリカン航空の本社ってダラスにある訳で。
………
結局テロリストは、私の大好きなこのダラスをも打ちのめしてくれた訳かな…。
私たちが予約していたナイアガラ行きの飛行機は、先週末、結局飛ばなかった。
往復の料金はまるまる返してもらえることになったけど
あんまり、嬉しくない。 (由里)
違う環境で育った、違う文化を背負った人間同士が理解しあうのって
やっぱり、難しいよ。ふぅ。 (由里)
愛だ平和だ祈りだと、わけ判んないことをぐだぐだ考えているうちに
よーやく芽を伸ばしかけていたベランダの長ねぎが、全滅してしまいました。
あぅぅ。
残りの種で、また1からやり直しです。やれやれ。
そーいえばこの1週間、「ガンダム」みるのを完璧に忘れてた。
話、進んじゃったかな…
そんなことに思いが回るくらいまでには、日常を取り戻しつつあります。
明日は、きっとある。うん。 (由里)
一昨日ダラスで、1人のパキスタン人が射殺されました。
おそらく、まず間違いなく、「イスラム教徒であること」を理由としての犯罪でしょう。
他州では、イスラム教徒と勘違いされたインド人が殺される事件も起きています。
夫の同僚のインド人たちの中で、最も心配性・最も神経質な1人は
「昨日、星条旗を買って、自宅の玄関前に立てた」と言っていたそうです。
アメリカ国家への忠誠をアピールすることで、自分と家族の安全を図ろうという
護身のための星条旗です。
……「しばらく、うちに泊まる?」と言ってあげられたら、どんなにいいだろう。
でも、会社を出るところを付け狙われたら、何の意味も無い。
下手すれば、私たちの身にまで危険が及んでしまいます。
どうすりゃいいんだ、私。
こんなことになる前、まだダラスが充分に平和な町だった頃
会社で「銃の所持」が話題になったことがあったそうです。
アメリカ人の同僚は、自宅に護身用の銃を持っていると言いました。
ある程度の年齢に達したらそれが当然、という雰囲気。
でも、インド人・パキスタン人たちは、誰もそんな物を持っていなかった。
「だってそれは、人を殺す道具でしょう?」と。
世の中に、もしも本当に神様がいるのなら
どうか、どうか、私の大好きな彼女達をお守りください。 (由里)
でも、全てのアメリカ国民が、報復行為を望んでいる訳ではない。
今日の昼間、私たちの前を走っていた車。
モニタによっては、見づらいかもしれないけど
車の後ろのガラスに「PRAY FOR PEACE」のメッセージです。
まだ、絶望するには早いよね? (由里)
車の持ち主が「アメリカ人」であるとは限らないけど。
まさかこの人にとってのPEACE=「イスラムという巨悪を全滅させること」なんかじゃないよね??
町の中に、星条旗が目立ちました。
大きなビルやアパートの正門の、半ば「公式な」国旗以外に
個人で飾っている旗が町中にあふれています。
普段の日でも全く無い訳ではないけど、それより明らかに多いです。
歩道にずらっと小旗を並べて植えていた通りが1箇所。
表通りに面した窓やベランダに星条旗を出していた家が3軒。
アンテナに星条旗をつけて走っていた車が7、8台。
旗そのものじゃないけど、赤白青のリボンを結んで走っていた車が、同じく7、8台。
…他州の方から見たら「うっそでしょ」って位に少ない数字だろうけど
ここダラスでは、これはすごい数です。独立記念日よりも多いくらい。
アイスホッケーやフットボールのプレーオフの時期に
地元チームの旗をつけている車はもっとずっと多いけど。
スーパーの中は、独立記念日前みたいな眺めでした。
パン売り場のケーキのデコレーションは赤白青の国旗色クリームだし
レジ手前の風船売り場に浮かんでいるのは
星条旗模様の星型の風船、自由の女神の風船、
「Proud to be an American」と書いた風船だし。
星条旗は売ってなかったけど、売り切れちゃったのかな。
売り切れと言えばもう1つ、
「The Dallas Morning News」日曜版の早刷りも
私が行った店では売り切れていました。
アメリカ生活通算2年半にして、初めて見る光景でした。
夕食に行ったメキシコ料理屋では、Tシャツのチャリティ販売をしていました。
1枚10ドル。半分の5ドルが寄付に回されるそうです。
胸に大きな星条旗、背中に「UNITED WE STAND」の文字。
私の目の前で、飛ぶように売れていきました。
私は、パールハーバー関連の不快な思いをすることもなく
無事に今日の外出を終えました。
でも、町の中に、アラブ系の人たちの姿は全くありませんでした。
みんな、外に出られないんだろうな…。
心が痛みます。
本屋に行って立ち読みし、コーヒー屋に行ってカフェモカを飲み、
スーパーに行って玉ネギとピーマンと牛ひき肉とオレンジジュースを買う、
そんな当たり前の毎日が、1日も早くニューヨークの人たちに戻ってきますように。
そんな当たり前の生活が、アフガンの人々から永遠に奪い去られませんように。
(カフェモカがアフガンの日常か? などとつっこまぬように。) (由里)
ぬいぐるみさんのパワー。
ぬいぐるみさんを抱きしめることは、そしてぬいぐるみさんに抱かれることは、
傷ついた心を、ゆっくり、ゆっくり、解きほぐしてくれます。
…私たちにとっては、「何を今更」ってくらいの真理ですけど。
「川原研」の皆さんは、ルドルフがハル君を支えたことを思ってみてください。
ぬいぐるみさんは、とっても、とっても力持ちです。
私が好きなくまぬい屋さんのWebサイトで今、寄付金を募っています。
今回の惨劇で傷ついた子供達に5000匹のくまぬいを贈るから
あなたも協力してくれないか… という呼びかけです。
私がこの国の慣習に馴染んでいないためなのか、具体的な所は判りづらい。
5000匹を「目標に」寄付を募っているんだか(寄付が少なければ500匹になる?)、
5000匹を贈るからその一部を負担してくれという意味なんだか、
はたまた「会社として5000匹を贈るよ、
あなたが協力したら5001匹になるよ」と言っているんだか。
対象となる子供についても、具体的な資格が書かれていないので「?」です。
おそらくは、巻き込まれて負傷した子供と、親を奪われた子供。
不運にも現場近くに居合わせて心を壊されてしまった子も含まれるかな。
年齢は…小学生くらいまで、かなぁ。中学生はどうなんだろう。謎です。
「不明点の多い寄付には応じない」のが私の方針だけど、今回だけは例外。
先程、私の分とつん太の分、2口(くま2匹)を申し出てきました。
だって私は、ぬいぐるみの力を、とてもよく知っているから。
大切な人を理不尽に奪われてしまった子供の悲しみが
ほんのわずかにせよ、でも確実に和らげられることを、固く信じるから。
無論、これで済んだって訳じゃない。
私にできることを、もうしばらくの間、探し続けてみます。
この寄付には、クレジットカードさえあれば日本からでも参加できます。
表紙ページだけでも、覗いてみて下さい。 Build-A-Bear Workshop
協力しよう! という方がもしいらっしゃいましたら
大きな絵の下の「Hug America Donation Bear」→「Donate a Bear」と進んで下さい。
住所氏名・クレジットカード番号等の入力画面が順次現れます。
但し、個人情報を見知らぬ業者に与えるのは、100%安全とは言えない行為です。
ましてWebで送信では。
そこのところは、ご用心下さい。
画面の説明も当然すべて英語なので、「読んでみたけど判らなかった」という方は
「気持ちだけ送信」にした方が無難と思います。
私は自動翻訳と夫の助けを借りて、ようやく手続きをしました。 (由里)
由里姉ちゃん…「私は寄付したんですよ〜」って
声を大にして宣伝するのはみっともなくない?
しかもたったの2千円…。
匿名でコッソリ寄付するのがかっこいいよ…。 (つん太)
でも、「1ダースで1ドル」のインスタントラーメンを2ダース買ったばかりだし
マカロニも2.7kgあるし、
ピーナツバターをはさんだクラッカー6個入りの袋が36袋、
オレオが約2kg、ジェリービーンズが約1kg、アイスクリームが半ガロン≒1.9L、
…カロリーだけは充分にあります。
ビタミンCも、Y2Kのとき買ったのが残ってる。
…いい加減、効力なくなってるかな?
(うちでは、ビタミン剤を除く全てのY2K食品を
1月中に残らず全て食い尽くしちゃいました。 >紫さん)
そう、こちらで貰ったY2K対策の手引きには
用意すべき食料として、ビタミン剤も載ってたんです。
アメリカっぽいなぁ。
もう1つ、日本と違うな〜と思った非常食が「ピーナツバター」。
1人1瓶用意しろ、って言われました。
日本じゃそんな物、非常持ち出しの荷物に入れておきませんよね。
でも、高カロリー・高たんぱくで、開封前なら日持ちがするし、
確かになかなか良く出来た非常食かもしれない。
皆さんも、リュックの中にぜひどうぞ。
強いアメリカ。
今日の夜、テレビでプロレス(WWF)中継を見た。
開会前のセレモニーで、司会者がリングに上がる。
感動的な演説の中で、何度も繰り返される言葉は
"We will fight for our right!!"
会場から沸き起こる、"U.S.A! U.S.A!"のコール。
花道に勢ぞろいしたレスラーたちが、「星条旗よ永遠なれ」を歌う。
左胸に手を当てて。あるいは星条旗を振りながら。
観客の口笛、拍手、歓声。
…これが今日のアメリカ(ヒューストン)の、一般市民の1つの真実らしい。
「プロレスの切符を買って見に行った人」というフィルターはかかっているにせよ。
思うに、「人の命は地球より重い」というのは
「20世紀後半から今日までの日本においての正しさ」でしかないのだろう。
育った国、受けた教育が違えば、価値観もまた違ってくる。
「大きな大きな理想の実現のためならば、小さな犠牲はやむを得ない」
そんな考え方も、ありなのだと思う。同意はできないけど。
個々の人命なんて、所詮は有限。かならず、いつかは終わりを迎える。
それに対し「自由」や「民主主義」は、永遠に守っていくべきものだから。
強いアメリカ人は、恐れない。
勇気を持って、我々の権利を脅かすものと戦う。
正義のために。
…私は、9割のアメリカ人が武力行使に賛成という報道には驚かなかった。
でも、今日の昼頃、気付いてしまった。私たち、この国に、納税してるんだ。
アフガンに撃ちこまれる(かもしれない)銃弾の一部分は
夫が納めた税金です。たぶん。(←アメリカの国家予算の仕組み、よく判ってない)
…たまらんなぁ。 (由里)
今日1日、じっと家に閉じこもっていた私には、町の様子は全く判らない。
普段通りに会社へ出かけた夫の報告によれば
アンテナに黒いリボンを結んで走っている車を何台か見かけたそうだ。
チェッカーフラッグ(レース場で振ってる、白黒模様の旗)を立てた車もいたというが
はて、それも喪の表現の一種なのかな? 単なる趣味か。う〜ん。よく判らん。
英語の聞き取り能力は極めて低い私だけど
そんな私でさえ、確実に理解できてしまう単語がある。
「パールハーバー」。
ニュースの中でその言葉が使われる度、何かがぐさぐさと胸に突き刺さる。
今朝の新聞の中にも、黒煙の上がる戦艦アリゾナの写真が2枚あった。
「幾人かにとっては、不意の攻撃が、真珠湾の苦しい記憶を喚起します。」
…参るなぁ。
でも、私たちはまだ、実害を受けてないから。
ダラス近郊の町のイスラムの教会に今日、拳銃が撃ち込まれた。
窓ガラスが割られただけで、人間には被害は無かったけれど。
イスラム教徒たちを迫害する動きは、全米各地で起きているらしい。
ある程度、予想はしていたけど… つらい。
会社で夫と1番親しくしてくれているのは、パキスタン出身のイスラム教徒。
とても穏やかな、優しい人だ。私も親切にしてもらっている。
彼と彼の奥さんがどんな思いで今日1日を過ごしたかと考えると
また、涙が止まらなくなる。
やめようよ。無意味なことは、もう、やめようよ。
…やってる人たちは、「意味がある」と信じているのだろうけれど。 (由里)
11年前、湾岸危機真っ只中の年末、
夫(当時はまだ単なる知人でしたが)は、ボストンに長期出張していました。
日本から友人が送ってくれたクリスマスカードの封筒には
「セキュリティチェック済み」の赤いシールがベッタリ貼られて届いたそうです。
年が明け、1月15日の「デッドライン」が近づき、米国内でのテロが懸念され始め、
夫は運良くぎりぎりのところで緊急脱出を果たせたのですが
仲間の1人は飛行機の切符が手に入らず、米国内に足止めされてしまいました。
15日を過ぎ、「湾岸危機」は「湾岸戦争」に名前を変えて
いよいよ本格的に「何があってもおかしくない」状況になったとき
その夫の同僚は、会社から帰国を禁じられてしまったそうです。
アメリカにいるのは危ない、でも、飛行機に乗るのはもっと危ないから。
彼が日本に戻れたのは、2月も半ばを過ぎてからだったらしいです。
「あんな経験、2度とできるものじゃないよ」と夫は笑っていたんですが
…2度目、ですね。
………。
私の直接の知人はニューヨークにもワシントンにもいないけど
夫の同僚の兄弟がワールド・トレード・センターから数ブロックの所に勤めてるとか
別の同僚の友人はあのビルの中で働いてるとか
そんな話を聞くと、ぽろぽろぽろぽろ、涙がこぼれてきます。
怒りの感情は不思議とわいてこない。
ただ恐くて、悲しくて、「お願いだから、もう、やめてよぉ」という気持ち。
せめてこれ以上、無意味な事件が起きませんように。
報復なんて、しないでね。
祈る以外に私が出来ることは、献血。
あっちこっちで、緊急の募集をしています。
でも、最近寝不足で体調が崩れてるから、自信ないなぁ…。
… 弱虫。 (由里)
昔、日本で中華料理屋さんに入って
「ランチ定食の3に、チャーハン」を頼んだことがあるの。
待つことしばし…出てきたのは「定食の3、2、チャーハン」でした。
この場合、悪いのは「に」の意味を正しく理解できなかった店員さんなのかな、
もっと判り易い日本語で注文しなかったM兄ちゃんなのかな。
「定食3とチャーハン」とかって言えば、誤解は生まれなかったよね。
今日のタイ料理屋での由里姉ちゃんは、メニューの文字を指差して「これ下さい」。
誤解されようのない、完璧な注文。ちゃんと食べたかったお料理がもらえました。
めでたしめでたし。
小切手様は今朝、M兄ちゃんの会社に引き取られて行きました。
我が家への滞在わずか13時間半。
600ドルあったら、ピーチパイが200箱、1200個も食べられるのにな。
着服したいよ…。くすん。
せめてもの記念に写真をアップ。
スーパーで加熱用のバナナっていうのを買いました。
皮をむいて、バタで焼いて、お砂糖を振ったりメイプルシロップかけたりするの。
普通のバナナの3倍くらいの値段だったんだけど
レジのお兄さんが違いを知らず、ただ「バナナ」って打ち込んだから
ちょっと儲かっちゃった。
自分がトクしてるときは、絶対に指摘しない。これはジョーシキ。
で、今台所に置いてあるんだけど
…食べごろが、判らない。
明日すぐに食べていいのか、1週間くらい追熟が必要なのか
初めての食べ物は難しいな。
でもいいや、ちょっと早いだけなら、食べられないことは無いと思うし
大事にしすぎて腐らせちゃうより、いいよね。
明日のおやつに焼いてもらおーっと♪
そのあと、そこから更に1時間くらい走って、広い広い綿花の畑を見に行ったの。
去年の夏、偶然そこを通りかかって、ポプコーンみたいな白い花が咲いてるのを見て
それが「綿」だって気付いたときは、ぼくと由里姉ちゃん、感動しまくった。
ぼくたちぬいぐるみの原材料だよ!!(ぼくの中身は化繊綿だけどね)
あれから1年たって、また綿のはじける季節になったので
ちょっと遠いけど、M兄ちゃんにお願いして、連れてってもらったの。
田舎道の両側に、見渡す限りの白い綿。とっても素敵な眺めです。
でも、車を降りて無人の畑に踏み込んで、綿のそばまで近寄って見たら
綿の実は油ベットリであんまり綺麗じゃなかったの。
フカフカ・フワフワの綿に乗っかって、ロマンチックな写真を撮りたかったのにな。
ちょっと残念でした。
ボストンクリームパイって、正確な定義はぼくも良く知らない。
でも、今まで何度か食べたのはみんな
スポンジの間にクリーム状の物を挟んで、全体にチョコソースをかけたあった。
市販のヨーグルトに「ボストンクリームパイ味」っていうのがあって
その容器にも、チョコをかけたスポンジケーキの絵がついてる。
だからきっと、そーいうお菓子なんだと思うの。
去年の春ボストンに行った時に初めて本物(ヨーグルトの「〜味」じゃなくて)を食べて
ものすご〜く気に入って、はまって、4泊5日で3皿食べたんだったかな?
ニューオリンズの「ベニエ」と並んで、旅先で出会った幸せな甘味の代表格です。
再来週の旅行でも、美味しい物と遭遇したいな。
8
8月31日(金)
今週のM兄ちゃんは、少しお仕事が忙しかったらしい。
いつもより30分くらい帰りの遅い日が続いたの。
今日はさらに、1時間も早く出勤。ごくろー様。
で、やるべき作業を無事にやっつけて、お昼前には「疲れた〜」って帰ってきた。
差し引き合計、いつもの週より働いてない… まあ、いいか。
ぼくと由里姉ちゃんは、お外の「ランチメニュー」がとっても憧れ。
平日のお昼しかやってないから、食べる機会が滅多に無いの。
それで今日は、M兄ちゃんに頼んで、日本食屋さんに連れてってもらったの。
由里姉ちゃんは、定食のB(エビフライと鮭の照り焼き)
M兄ちゃんは、カツ重を食べました。
照り焼きにレモンが添えてあったり、カツ重に青海苔が振ってあったり、
微妙に変な部分もあったけど
一応、本物の日本人が経営してる店なので、まともな味でした。
けどぼくたちは、少し離れた席に座ってるアメリカ人のお姉さんの挙動が
何だかとても気になって、気になって。
お姉さんの前には、お味噌汁の入ったお椀があって
お姉さん、お椀をテーブルに置いたまま、スプンで味噌汁を食べてる(泣)。
確かにこちらの習慣じゃ、食器に直接口をつけるのはコーヒー紅茶の茶碗だけ。
お椀から直接スープをすするなんて、野蛮に思えるんだろうなぁ。
でも、せっかく日本食屋に来たんだから、日本の習慣を真似てみればいいのにね。
と思ったら。
ぼくは気付かなかったんだけど、M兄ちゃんの観察・報告によれば
日本人以外の客の席には、料理より先に味噌汁だけが運ばれてたって。
ありゃりゃ、お店側が「スープ」として扱っちゃってる、こりゃ駄目だ、ぷん。
夫が帰宅。この話をして… 泣。私たちの収入に、ならないかもしれない。
夫の会社、「日本にいる人との間に税の不公平感がないように」という方針で
海外赴任者に対してひどく複雑な給与計算をしているのですよ。
アメリカの税制がどう転ぼうと、私たちの懐には響かないようになっていて
アメリカの税が日本より重くなった場合、増税分を会社が補填してくれるんですが
今回みたいな減税分は、会社に没収されちゃう可能性が大きいようで
…号泣。どーか、会社の経理の人が、この減税に気付きませんように! (由里)
こちらのスーパーには、日本では見たこともなかった果物や野菜が並んでいるので
いろいろ試してみるのは面白いです。
でも、それが運悪く「アメリカでも珍しい、外国からの輸入果物」だったりすると
店員さんもその名前を知らなくて、レジでいきなり「これは何?」って聞かれたりする。
「知りません」って答えるのは、とってもお間抜け。
「こいつは、何だか知らない物を買うのか?」って顔をされる。
1度、ダラスでは珍しい、話し好きな店員に当たって
「これは何? どうやって食べるの? 美味しいの??」って質問攻めにされて
「私も知りません。食べたことがないから、食べることを試みるのです」
て答えたら笑われた。
まあ、好奇心旺盛なのは、悪いことじゃないよね。
でも、ときどき不安になる。知らない果物を知らずに食べて
もしもそれが毒のある食べ物だったりしたら、どうしよう?
日本で初夏に大量に出回る「青梅」、とってもいい香りで美味しそうだから
それに騙されて生で齧って、青酸中毒になった外人さん、きっと、いるんだろうなぁ。
気の毒だけど、おかしい。
ぼくたちも、変な中毒にかかりませんように。
ぼくたちが買ったのは、内野の最上階の席でした。
当日券売り場の窓口で、「本来16ドルだけど、8ドルに値引き」って言われたの。
今年はチームが弱くって観客の入りが悪いから、値下げ処分になってるみたい。
(でも、家に帰ってから資料を調べたら、その席は1人12ドルってなってた。
またもや謎の価格だぁ。)
試合開始約2時間前、まだかなり早いけど場内に入って
まずはテキサスが誇る偉大な剛速球投手、ノーラン・ライアンの銅像と記念撮影。
ぼくが銅像のグラブの中に納まって写真を撮ってもらってたら
球場職員のお姉さんがニコニコ近づいて来て「それは何?」って聞きました。
M兄ちゃんが「これは彼女(由里姉ちゃん)のペットです」って答えたら
お姉さんはかわいいと誉めてくれました。
でも、「ペット」はひどいよ、M兄ちゃん。「友達」とか「家族」とか言えないの??
それに球場のお姉さん、ぼくは「それ」じゃなくて「彼」だよ、ぷんぷん。
グラウンドでは、敵チームが投球練習中でした。
あ、あの背番号11は、野茂だよ!!
「きゃああああ、如茂、如茂。いるよ、本物だああ」と由里姉ちゃんも興奮気味。
練習場のまん前まで駆け寄って、ぴょこぴょこ飛び跳ねながら写真撮りまくり。
由里姉ちゃんがこんなにミーハーだなんて、ぼく、知らなかった…。
野茂は一昨日登板したばっかりだから、今日は試合には出ないけど
呼べば声が届くほどの近距離で練習風景を拝めて、ラッキーでした。
ってゆーか、由里姉ちゃん、声が届く距離に本人がいるんだから
「にょも」なんて呼ばない方が良かったんじゃない? 漫画の影響、受けすぎ…。
そんで、試合が始まって、売店で買ったホットドッグを食べました。
デザートは、洗ってクーラーボックスに入れてきた桃でした。
次に綿あめを1個買ってもらいました。
ピンクのと水色のとあって、ぼくはピンクを選んだの。
周りの人もみんなピンク。優しくて甘い色だから、美味しそうに見えるのかな。
水色はずっと売れ残ってました。
野球場のおやつの定番、ピーナツを買ってもらうのも楽しみにしてたんだけど
ピーナツ屋さん、ぼくの席には売りに来てくれなかったの。
ビールやおつまみは金持ちじゃないと買わないから
1階の何十ドルもする席だけを回ってるみたい。しくしく。
球場のピーナツは、殻を地面に落として踏み潰しながら
渋皮を風に乗せて吹き飛ばして食べると美味しいの。
(ぼくは「踏み潰す」のは難しいけど、くす、、。)
みんなそうやって食べてたけど、これは、ダラス流なのかな、アメリカ流なのかな?
最初に観戦にきたときは、ゴミを撒き散らすと周囲の人の迷惑になると思って
袋の中でチマチマと殻を剥いてたの。日本ぬいの美徳だよね。
でもそしたら、珍獣を見るような視線を浴びちゃって、居心地が悪くって、
仕方なく、郷に入っては郷に従うことにしたの。
そしたら、不思議とその方が味が良かった。
良心は痛むし、お掃除の人にはゴメンナサイだったけど。
あと、一昨年来たときに、前の席の男の子が美味しそうなアイスを食べてたの。
野球のヘルメットのミニチュアの中にバニラアイスが入ってるの。
今日はそれも買ってもらうつもりだったのに
昼過ぎから降った雨のせいで、試合中の気温は80度≒27℃前後。
2階席で風に当たってると、肌寒いくらいに感じて
アイスどころじゃなかったの。とても残念でした。
実は、昨日の同じカード、テキサス対ボストンは
延長18回、試合時間6時間半(終了午前1時半)っていう大試合だったの。
その疲れが残ってたのか、今日は両チームとも守備にエラーが続出。
うっかり飛び出しちゃった走者を挟んでさしたり
ノーマークでささっと走って盗塁を決めたり、って場面も何度もあったけど
それも、ファインプレーってより、相手の不注意って感じに見えました。
なので試合はあんまり面白くなかったです。
でも、テキサスが5−4で勝ったので万歳です。
ノーラン・ライアンのグラブの中で。 川原研方面の方、もしいらっしゃいましたら 『メイプル戦記』「1/4のお引越し」のページ(文庫なら1巻p191、コミックスなら2巻冒頭)の 3コマ目をご参照ください。 |
夜、ネット上で飛行機の予約を入れていたM兄ちゃんが、ぼくと由里姉ちゃんに
「席、どこがいい〜?」と聞きました。
ふぅん、予約のときにそんな指定ができるんだなぁと思いながら
まあ、当然のお返事「窓側」ってぼくは答えたの。
そしたら、M兄ちゃんが更に「だから、どこがいいの? こっち来て、見て、選んで」。
M兄ちゃんのいじってたパソを見に行くと、画面上に飛行機の座席表があって
自分で座席を選ぶ仕組みになってたの。
もう他の人が選んじゃった席には、売約済みの斜線が引いてある。
なんだか、面白い〜。
でも、「美味しい物が積んであるお台所は最後尾。
その近くに座れば、つまみ食いできるかも」って思うぼくと
「翼より前の席じゃないと、窓からの眺めが悪い」って主張する由里姉ちゃんと
希望する座席がまるっきり食い違ってケンカになった。むう。
ぼくたちの希望なんか聞かずに勝手に割り振ってもらった方が平和かも。
結局、由里姉ちゃんが、「おやつを配るのは前から順番だと思うぞ。
最後の席に座ってて、もし足りなくなっちゃったらおやつ貰えないぞ」って言うので
ぼくも気が変わって出来る限り前の席を取りました。
旅行は楽しみです。 (つん太)
行く先が決まった途端、
「地名 名物 お菓子」をキーワードに検索かける奴、1名。
全く、何を考えていらっしゃるのやら。
前回、ニューオリンズのときの「ベニエ」のような絶対的名物は存在しないようで
かなりガッカリなつん太ですが
たぶん国境を越えてカナダに踏み込むことになると思うので
メイプルシロップの海で泳がせてやりましょう。
メイプルの産地じゃないんですけどね、そこは。ま、一応カナダってことで。
東京観光に行った外人さんが「日本の銘菓だから」て言って
八つ橋と長崎カステラを買って帰るのを笑えませんわ。くすす。 (由里)
さて。使うことなくポケットに入れたままのお守り。
普段は、その存在を忘れてることも多い。
で、由里姉ちゃんは、つい、やっちゃうんだなぁ。「お洗濯」。
ポケットからお守りを出さないまま、洗濯機にズボンを放り込んで回しちゃう。
うちの洗濯機、すすぎの力が弱くて、脱水が終わっても泡だらけで気持ち悪いから
洗剤無し短めのコースで、もう1度余計に回し直して
隣の乾燥機に放り込んでガンガラガンガラ高熱で回してると
何だかチャリン、チャリンって音がする。
ここで、よーやく気付く由里姉ちゃん。「お守りの小銭だぁ!
20ドルも、一緒に洗っちまったぞぉ!!」
でも、慌てて(でも、破らないように丁寧に)ポケットから引っ張り出したお札は
綺麗に、4つにたたんだ原型をとどめてる。
お札のお洗濯は今日でもう3度目か4度目か、
でもお札がボロボロのゴミになって泣いたことはまだ1度もないの。
広げて乾かしたら、いつも完全に元通りになっちゃう。
電話番号のメモも、水性ペンで書いた部分は流れちゃうけど
紙自体は、しゃんとして残るんだよね。
日本の洗濯機でポケットのメモ用紙なんか回したら
くず取りネットの中にメモ用紙と同じ色の「モヤモヤ」がいっぱい溜まって
メモ用紙は消滅しちゃってるんだけどなぁ。
なんか、洗濯機が手抜きな回転をしているようで
ちゃんと洗えてるのか、不安に思えてきちゃいます。
そのくせ、服の傷みは日本の洗濯機より激しいんだよね…。
さて、8月5日の件(コーヒーのクーポンが勘定されなかった)もあったばかりなので
こちらは真剣にレジの機械の画面を凝視してました。
が、レジのお姉さんが、トンチンカンなことを言い出した。
「もう1つ持ってくると、タダになる」
いや、ちゃんと3つある、と主張する夫。
だからあと1つだ、と言うお姉さん。
しばらく問答を続けて判った事は、そのお姉さんはメキシコ系の人で
英語を読む能力がまだ充分でないために、クーポンの内容を誤解してる、って事。
お姉さんは「クラッカー3つ買うと、同じクラッカー4つ目が無料」と思ってるらしい。
更に「この客は『3つ買ったらそのうち1つが無料だ』と誤解してる」と誤解してる。
一生懸命に説明する夫。よく判ってない彼女。後ろに伸びてゆくレジ待ちの列。
しまいに電話で担当のマネージャーまで呼び出されて、ようやく解決。
2ドル19の牛乳が、無事、無料になりました。
あれ。2ドル引いて19セントになるんじゃなかったの?
ま、いいか。自分の得になることに苦情を言う必要もなかろうと
敵が新たな誤解に気付く前に、さっさとその場を立ち去りました。
家に帰ってレシートを確認すると、どこにも「ミルク」の文字が無い。
「2ドル19の牛乳を買って、2ドル19引いた」のではなく
「牛乳なんか、買わなかった」ことにされちゃうんですね。
私はそれでも何も困らないけど
商品管理に不都合は無いのかしら…と余計な心配をしてしまうのでした。 (由里)
次に、Macの直営店へ。前に来たときは、入場制限してて近寄れなかったの。
今日も賑わってたけど、もう行列は無かったよ。
ネットにつながってるマシンがあったから
ぼくと由里姉ちゃんは早速ぼくのページの「動作確認」。
今までMacでネットしたことは1度も無かったから、とってもドキドキ。
恐れていたほどには変な表示にならなくて、ほっとしました。
日本語のフォントが入ってないから、本文は怪しげな記号の羅列だったけどね。
物凄く軽い接続で、十数枚の写真が一瞬で表示されるのにビックリ。
おかげで、あっという間に全ページを確認できちゃいました。
でも、家に帰ってから考えてみると、あれ、IEだったよ。
なんで寝介さんじゃなかったんだろ?
Macの寝介で確認するのが、次の目標!
去年は、もっと暑かったような気がする。
由里姉ちゃん、朝早くに買い物に行くときでも
保冷剤を凍らしたのをポケットに入れて行くのを絶対に忘れなかったよ。
今年はまだ、1度も使ってないんじゃない?
一昨年は、もっともっと暑かった。
地面に落ちてる硬貨を拾って火傷したことがあったよね。
郵便物は、暑さで糊が劣化して、封筒の口がパカパカ開いちゃうし
切手も剥がれ落ちちゃって消印が読めない状態で届いたりして。
あの年は、「冷房の無い貧困家庭に州政府が緊急援助をする」って話も読んだ。
その新聞記事には、確か「連日110度の猛暑…」って書いてあったと思うの。
今年は最高記録がたった104.5度。110度には、遠く及ばない。
あの年が、異常に暑かったのかなぁ。
でも、「暑い暑い」って文句を言ったら、会社の人たちに
「お前は初めての夏だからそう思うだろうが、今年はまだマシだぞ、
人があんまり死んでないからな」って笑われたって。
じゃあ、年々、温暖化…じゃなくて、寒冷化が進んでるってことかな??
あと10年たったら、夏のテキサスも随分住みやすくなってたりして。
暑いのは好きだから、ちょっと寂しいな。
単に、ぼくたちが暑さに慣れてきちゃってるだけかもしれないけどね。
「封筒は厳重に封して!切手も舐めるだけじゃ駄目!」って関係者に伝達したし
お金を拾うときは、じかに触らず、ハンカチで包むようにしてるし。
一昨年の110度って、ひょっとして、誇張表現だったのかな?
日本でお盆に出勤していた夫、ただ1つ、不都合な点があったそうな。
会社員を相手にしてる昼食屋さんは、商売にならないから休業しちゃってるのです。
(お店の人だって、お盆休みは欲しいだろうし。)
毎年、悲しくコンビニのお握りや菓子パンで飢えを凌いでいたらしい。
弁当を用意するって発想、無かったなぁ… (由里)
「ハッピーバースデイ」は簡単に漢字で書けたけど
はてさて、変な前例を作っちゃって
次に季節のグリーティングカードなんかも頼まれちゃったら、どうする気だろ?
「感謝祭」や「復活祭」なら簡単だし、「聖誕祭」=「降誕祭」も、なんとかなる。
でも、「ハロウィン」は…? まさか「南瓜祭」じゃないよね。
「万聖節前夜祭」になるのかな。なんか、違う感じ。
バレンタインだの聖パトリックだのになったら、もうお手上げ。
中国語なら漢字表記も決まってるんだろうけど、調べるの、大変だぁ。
昔、M兄ちゃんがインド人に「印度」って字を教えてあげてたら
横からパキスタン人が「パキスタンはどう書くんだ?」って言い出したことがあって
由里姉ちゃんのご両親やお姉さんまで巻き込んで、大騒ぎして調べたんだよね。
やっとのことで中国語の表記を見つけ出したけど、あんな苦労は、もういやだなぁ。
どーでもいいけど、「ダラス」は中国語だと「達拉斯」って書く。
「つん太」は、どうなるのかなぁ?
そーいえば、前にも似たようなことがあったなぁ。
春分の日だったか秋分の日だったか
「何故に太陽が赤道の上に来た日に先祖の供養をするのか?」って話になって
この時も、M兄ちゃんは笑って誤魔化すしかなかったらしい。
M兄ちゃん、お寺の幼稚園に行ってたはずなのになぁ?
困り果てるM兄ちゃんに、助け舟を出すつもりか
「私の国も15日は休みだ、独立記念日だ」と言い出したのはインド人。
「うちは14日だ、俺達の方が1日早かったんだぞ」と威張りだすのはパキスタン人。
とりあえず、話がそれて喜ぶM兄ちゃん。
…喜んでないで、自分の国のこと、自分の宗教のこと、勉強してね、M兄ちゃん!
由里姉ちゃんも!!
どきどき、こわごわ、1かけらを摘み上げて
口に放り込む前に、ちょっと汁だけ吸ってみます。
…にんにく。
指示された量よりむしろ少なめに入れたのに
ちょっと異様なまでに臭ってます。
ライムの味が完璧に隠れちゃってます。
私、にんにく大好きなんですが…これは、ちょっと、食べられない。(泣)
材料費1ドル少々、返してくれ〜っ。
…気を取り直して、ついでに作った砂糖漬けの方を試食します。
口の中に塩漬けのにんにく臭が残ってて、いまいち味が判らないけど
この香りは……「さわやかなライムの香りの石けん」!
うわあ、レシピに書いてあった通りだわ。
ということは、成功…なんでしょうか、これで。
あんまり美味しくないんですが。塩漬けよりはマシですけど。しくしく。
夫に「食べてみる?」と差し出しましたが
「もう、歯みがきしちゃったから」と逃げられました。
さあ、残ったピクルス、どう処分しましょうかね? (由里)
今日の夕方、またバラバラと金属の屋根を雨が打つ音が聞こえた。
でも空は明るいし、窓の外を覗いて見ても、地面が乾いてる。
だけど屋根の音は続いてるし
おっかしいなぁと思って、駐車場のある側の窓を開けてみたら
…噴水があった。
窓の下の植え込みに置かれたスプリンクラーが壊れて
4、5メートルの高さまで水を吹き上げてる。
それが駐車場の屋根に降り注いで、雨音みたいに聞こえてたの。
毎朝の雨と思ってた音も、これだったんだね。
気象データ屋さん、疑ってごめんなさい。
ちょっと興味を引いた店が、1つだけありました。
「Teddy Crafters」という、くまぬい屋さんです。
まだ綿を詰めてない、表皮だけのくまさんを選んで
お店の人に手伝ってもらいながら自分で綿を詰めて
小さな赤いハートを体内に埋め込むと、くまぬいに生命が吹き込まれる。
お店の人が詰め口を閉じてくれて、さあ、新しいぬいの誕生! っていう店です。
去年の春、きみよさんの所で私が自慢しまくった話を覚えてるぬいさんもいるかな。
あけきちさんの「ちょっと前のあけきち」にもレポートがありました。
あけきちさんと私がそれぞれ訪れたのは「Build-A-Bear Workshop」という店で
今日の「Teddy Crafters」は、それと同じ趣向の別の店です。
どっちがどっちを真似したのか、店の造りは呆れる程に良く似てました。
でも、2つの店を比べるなら、私は「Build-A-Bear Workshop」の方に軍配を上げる。
まず、詰め口を閉じて、形としての「くまぬい」が完成した後
「Build-A-Bear Workshop」では、産湯を遣わせることができるんですね。
蛇口から出てくるのはお湯じゃなくて空気の風だけど
余分な綿クズを吹き飛ばしながら、備え付けのブラシで毛並みを整えてやれる。
たった今うまれたばかりのくまぬいに対する、保護者としての最初のお世話。
人とぬいとの心をつなぐ、とっても大事な場面だと思うのに
今日の店には、そんな工程は無かったです。
それから、くまぬいたちに洋服だの靴だのアクセサリーだのを調えてやるコーナー。
今日の店は、ただ小さなハンガーに沢山の服を吊るして陳列してあるだけ。
「Build-A-Bear Workshop」ではね、その売り場に、鏡が置いてあったんです。
選んだ服が似合っているかどうか、くまぬいが自分自身の目で確かめられるの!
小さな鏡1枚だけど、それを見たとき、私は心底あの店に惚れこんだんでした。
「Build-A-Bear Workshop」バンザイ!
…「Teddy Crafters」だって、悪い店じゃないんだけどね。 (由里)
ふだん、テキサスの消費税は8.25%。
毎日の食料品は基本的に非課税だから、「重税に喘ぐ」感じではないけれど
洋服のまとめ買いなんかすると、レシートを見てため息つくことになる。
今日から3日間は、衣類に限って税が免除されるので
買わなきゃ損、店に行かなきゃ損。
たぶん、どこのお店も押すな押すなの大賑わいでしょう。
一昨年は、TシャツやらGパンやら、2日間で110ドル分くらい買い込みました。
大儲け! と思ったのだけど、あとでよく計算するとそうでもない。
税金取られても、バーゲンで買った方が安いんですよね。
「この靴のサイズ違いが欲しい」て頼んでも、大忙しの店員は相手してくれないし。
だから去年は、量販店で6ドル99の下着を買っただけ。
今年もたぶん、買い物はしないだろうな。
でも、ショッピングモールには行くの。
ふだん冷やかしでは入りにくいような高級店に、遊びに行くのです。
明日なら、店員も絶対に寄ってこないもんね。
たっぷりと目の保養だけして参ります〜。 (由里)
7
7月31日(火)
昨日から、水道のお水がくさい。
おととい1ヶ月振りの雨が降ったから、たぶんその後遺症だと思うの。
何かが混入しちゃったから臭いのか
何かが混入しちゃったから入れた消毒・消臭剤が臭いのか
墨汁みたいな匂いがプンプンするの。
もともと、うちのあたりの水はあんまり美味しくない。
だから、衛生面での問題は無いらしいけど、飲料水はスーパーで買って来る。
(1ガロン≒3.8リットルで、50〜70セントくらい)
でも、野菜を洗ったり、歯を磨いたりするのは水道水。
そんな所にまで高いお水を使ってたら、破産しちゃうもんね。
だけど、今日のお水は、ちょっと我慢できないくらいに臭い。
由里姉ちゃんは、買ったお水で歯磨きしました。
もっと匂いがきつくなると、お風呂も臭くなるんだよね。
入りたくない、でも入らないと由里姉ちゃんはアセモで痒くなる。
早くお水の匂いが消えますように。
日本のキュウリがあったら、どうやって食べたい?って聞いたら
由里姉ちゃんは「冷やし中華を作る」だって。
第2希望は「若布と合わせて酢の物」、第3希望が「味噌つけてかじる」。
M兄ちゃんは、「中華風の漬物」。生姜と醤油とごま油に漬け込むの。
ぼくは……う〜ん。キュウリより、メロンの方がいいな。
種屋さんの間違いで、あれ、育ててみたら実はメロンだったりしないかな?
去年の衆院選から認められた在外投票の権利を行使するには
前もって所轄の在外公館(ダラスの場合はヒューストン総領事館)に行き
在外選挙人登録というのをしておくわけです。
これは、必ず本人が出頭する必要があるのですが
お役所である領事館の窓口は、土・日・祝は閉まってるので
勤め人や学生は、わざわざ平日に休みを取って行かなきゃなりません。
ダラスからヒューストンまでは、高速を休憩無しで走って片道5時間ほど。
「ドアからドアまで」だと、現実には6時間以上かかるかな。
日帰りも不可能じゃないけど、あまりやりたくないので
宿泊費、夫婦で5千円程度が必要になります。
ガソリン代と合わせて、在外選挙人登録をするだけで1万円が飛んじゃいます。
楽をしたければ、飛行機もある。これなら楽勝で日帰りできますが
交通費、夫婦で5万円です。在外選挙人登録をするだけで。
なぁんか、やる気、なくなりますね。
ダラスはまだ、日本人がある程度まとまって住んでいるから
領事館の人が年に2回の「出張サービス」に来てくれる。
それを利用しなかった私たちには、つべこべ文句を言う資格ははありませんが
日本人の少ない小さな町や村で暮らしてる日本人は、大変だろうなぁ。
さらに、無事に選挙人登録ができても、投票自体に金がかかるんだな。
まず、国内最終住所地の選管に在外選挙人証を郵送して、投票用紙を請求する。
普通の航空便で送れば1通80セントだけど
総務省は「迅速性や確実性の観点から」EMS(国際速達…?)というのを推奨してて
これ、封書1通で17ドル取られます。当然、受益者負担。
折り返し、投票用紙が送られてくるので(返信用切手代を請求されないだけ幸い)
記入した投票用紙を封筒に入れて17ドルのEMSで選管に送る。
1回投票するたびに、34ドル(4千円強)かかっちゃうんだ。ひいい。
そりゃ、車を買う金は有った訳で。4千円が払えないと言ったら罰が当りましょうが。
でも、ねぇ。う〜ん。
次の国政選挙は、衆院の解散が無ければ3年後ですか。
…そのころ私、どこにいるんだろう。
選挙人登録、今後、しておく意味はあるのかな? (由里)
あんこの粉とお砂糖と海藻抽出物(代用寒天、とでも言うのかな?)の混合物を
水で溶いて煮溶かして、型に流して固めるだけ。
お料理は好きなはずの由里姉ちゃんには、ちょっと簡単すぎる…本来なら。
でも、あんまり暑くて無気力になっちゃってる今の由里姉ちゃんには
丁度いいお手軽さだったみたい。
「粉寒天を水でふやかす」とか「布で漉す」なんて手順が加わったら
きっと面倒で投げ出しちゃったよね。
水ようかんを完全に手作りする場合に1番難しいのは
確か「型に流すタイミング」だったと思うの。
煮溶かした液が熱いうちに流すと、重いあんこが下に沈んで
「2色羹」になっちゃうんだよね?
でも、冷ましすぎるとお鍋の中でかたまっちゃう。
「手作りセット」の説明には、そのことが何も書いてなくて
いいのかな〜?って思いながら、熱いまま型に入れちゃった。
それでもちゃんと分離しないで出来たから、すごいすごい。
水ようかんは、とっても美味しかったです。
紫さん、安芸さん、どうもありがとうございました。
帰国直後の和菓子三昧はすご〜く幸せだったけど
1歩遅れて後から来る幸せも、幸せだね〜。 (つん太)
主原料は小豆と砂糖と寒天だから、その気になれば、ダラスでも揃います。
でも、この暑いのに、小豆なんか煮てられないわよね〜。
まして、それを「漉し餡」にする作業…考えただけでも汗が吹き出ます。
ならば、いっそ缶詰の水ようかんを買っちゃえばいいんですが
…缶詰って、かなり日持ちしちゃうから、大事に仕舞い込んじゃうんですよね。
「手作りセット」が無かったら、日本の夏の涼しいおやつには、ありつけなかったな。
あと2種類、残ってるんだ〜。楽しみです。 (由里)
この間、おやつが何も無くて悲しかったときに、突然そのオレオを思い出して
久しぶりに食べてみました。
…う。ちゃんと密封されてたのに、ちょっと湿気てる感じ。
クリームの部分は湿ってるから、それが袋の中でクッキーに回っちゃったのかな。
あんまり美味しくない…。
食べかけの袋を、そこにまた放り出しちゃうぼく。
でも、「全部食べ終えるまで、次のおやつを買わない」って由里姉ちゃんが怒るから
今日、開けた袋の残りを食べました。
あ…れ?? オレオ、乾いてる。
袋を開けたてのときはモソッとしてたのに、今日はパサッとしてるよ。
お部屋の中で、湿気が抜けちゃった。
今、ダラスの日中の湿度は40%くらい。明け方の1番涼しい時間で75%程度かな。
今はまだ静電気は飛んでないけど、去年の8月は確かバチバチいってたよね。
由里姉ちゃんはここ半月ほど、量はわずかだけど鼻血が止まらなくて
ちょっと不機嫌です。 (つん太)
お天気が良くて、空気が乾いてて
ああ、おふとん、干したいなぁ。
お日様の匂いのおふとんで眠ったら、幸せだよなぁ。
せめてシーツや枕カバーだけでも、外に干したいよぉ。
ぬいぐるみにひなたぼっこさせて、彼らを抱いて寝るって手もあるんだけど
この気温で室外に放置するのは、ぬい虐待になっちゃうし
どーにか「夏の匂い」を満喫する方法は無いかしらねぇ…? (由里)
追伸、今日はガンダム、ちゃんと見られました。感動。
「ケーブルテレビのアニメ専門局で、今週からガンダムが始まった」という情報を
昨日の夜、在外邦人の情報交換掲示板という所で入手しました。
特別に好きだった作品でなくても、とりあえず日本の番組ってだけで嬉しい私。
日本では全く興味の無かったセーラームーンやポケモンでさえも
こっちに来てからは涙流して見たりしました。
ましてガンダムなら、昔、それなりに熱中して見たアニメです。
ビデオをセットして、興奮気味に本日午後4時、第2回の放送を待ちました。
3時50分頃、忘れちゃいかんと用心して少し早めにテレビをつけました。
…砂嵐。
41、42、43、45、周りのチャンネルはみんな綺麗に映るのに
44チャンネル、カートゥーンネットワークだけが砂嵐。
リモコンをパチパチしてみます。
ケーブル設備の故障だとどうしようも無いけど
テレビの不調で受信できないだけなら、ビデオに切り替えれば見られるはずだから。
…やっぱり砂嵐。ああ、駄目だ。
本当に見たい番組があるときに限って、いつも必ず砂嵐に襲われる。泣。
4時を回っても、相も変わらず哀しい砂嵐。
でも、何事も無かったかのように突然まともな画面が復活することも多いので
辛抱強く、その砂嵐を鑑賞し続けます。
5分くらい過ぎたところで、音声だけが鮮明に飛び込んできましたが
吹き替えなので、映像が無いと何が何やらさっぱりです。しくしく。
あ、でもこの声の雰囲気は、ひょっとしてミライさんかな?
と思ったら数秒後、その声が"My name is Mirai Yashima."と名乗りました。おぉぉ。
掲示板情報でも、吹き替えの声は日本語版の声にかなり近いという話でしたが
これは、かなりイケルかも。
最後の数分間は、映像らしき物も入ってきました。
人の絵なのか宇宙空間の絵なのか、辛うじて区別できる。そんな絵です。
…全く映像が無いよりも、始末が悪いです。欲求不満が募ります。
明日は、ちゃんと見られるといいな。 (由里)
そもそも、うちの台所にはディスポーザー(生ゴミ粉砕始末装置)がついてるんで
桃やプラムや梅干の種みたいな硬い物以外、ほとんど生ゴミなんて出ないはず。
ところが、「流しは海の入り口です」などと洗脳されて育った日本人、
どうもディスポーザーには慣れ親しめない。
加えて、アメリカで最初に借りた部屋が相当古いアパートで
ディスポーザーの刃も磨耗していたらしく、処理能力が異様に低かった。
野菜の皮など流すと、週に1度は詰まってあふれる。
結局、下ごしらえの段階で出る野菜クズや茶殻などは
ディスポーザーにかけず、ゴミ箱に入れるのが習慣になってしまっていました。
自治体やアパートによっては、ゴミ置き場が不潔になるという理由で
ゴミに生物を混ぜるのを嫌うところもあるらしい。
私たちはまだ怒られたことは無いけど(バレてないだけか?)
郷に入りては郷に従え。ディスポーザーを使った方がいいのかな? (由里)
それはそうと、こちらのナンバープレート。上に2つ、下にも2つネジ穴があるのに
ぼくたちが観察した車は、みんな上の2箇所しか留めてなかった。
もちろん、それで固定はできるんだけど
なんで下も留めないんだろう? 大した手間じゃないのに。
もしかして、車体とナンバープレートと金属の質が違うから、熱膨張率が違って
4箇所きちんと留めちゃうと、ナンバーが割れたり曲がったりするのかな?
(↑M兄ちゃんが考えた「理由」。)
もしそうなら、上の2箇所も少しゆるめにした方がいいし
明日、会社で誰かに聞いておいてね、M兄ちゃん。
M兄ちゃんが、会社のインド人のお姉さんに教わった話。
インド系の八百屋さんに行くと、「カスタードアップル」って果物を売ってるんだって。
チェリモヤとバンレイシを掛け合わせた果物で、とっても不思議な味らしい。
チェリモヤ自体が「パパイヤ、バナナ、パイナップルを混ぜた味」なんだから
それよりもっと複雑な美味しさなんだろうな。
調べてみたら、「ミルクと卵と砂糖を混ぜた味」って書いてあった。
うわあ、食べたい!!
明日は八百屋さん探して、カスタードアップルを買ってもらお♪
(M兄ちゃんってば、肝心の八百屋さんの場所を聞き忘れたんだってさ。)
「チェリモヤ」を調べると「別名カスタードアップル」って書いてある物もあって
「バンレイシ」を調べても「別名カスタードアップル」ってなってて
さらにチェリモヤはバンレイシの一種だ…っていうから、
インド屋さんの「カスタードアップル」がどれのことなのか、ちょっと判んないけど。
でも、ただのチェリモヤでも、ぼく大好きだもん。構わないんだ〜。
M兄ちゃんが、今日はショッピングモールの近くのホテルでお仕事なので
ぼくたちはモールまで一緒に車に乗せていってもらって
半日、ぶらぶらと歩き回りました。
手芸用品屋さんに入ったら、もうハロウィン用品が並んでいて、びっくり。
まだ100日以上も先なのに。
でも、ぼくはハロウィン大好きだから嬉しいな。
オバケとお菓子のお祭りだもんね♪
注:その町の11時の気温を調べたら、朝7時以降の記録が真っ白け〜。
…7時の気温はダラスと同程度だったから、ダラスの気温で代用しちゃえ。
夕方、少し涼しくなったので、由里姉ちゃんは運転の練習です。
ぼくは行かないつもりだったのに、「晩御飯、食べに行こう」ってだまされて
気付いたらM兄ちゃんの会社の駐車場でした。号泣。
右左折は、先週よりもずっと上手になりました。
ほぼ思い通りに曲がれるようになったみたいです。
でも、ブレーキ踏みっぱなしでノロノロやってるから
実際の道路では、あれじゃ曲がりきる前に信号が変わっちゃうよ。
そのあと、今日新たに仕込まれた芸当は
「バックしながら直角に曲がって駐車する」っていうのです。
アメリカは地面が余ってるから
駐車場の1台あたりのスペースも日本と比べたら広く贅沢にできてるんだけど
それでもやっぱり、枠にきちんと収めるのは難しいみたいでした。
M兄ちゃんは、いつもスイスイやってるから
そんなに難しそうに見えないんだけどなぁ。
続きはまた来週。(たぶん。)
新品のナンバープレートを点検する拓ちゃん。 左上にスペースシャトル(NASAはテキサスだからね) 中央下にお馬さんとカウボーイが描いてあるの。 拓ちゃんの影で見えないけど 石油の掘削用の櫓と、砂漠の植物の絵も付いてる。 |
2008年オリンピックが北京に決まって。
実はダラスは、2012年オリンピックに立候補しようとしています。
アメリカ国内候補地を1箇所に絞る段階で、たぶん落とされちゃうだろうけど。
ぼくは、ダラスに決まったらいいなぁと思う気持ちが大きいの。
いろんな害も多いんだろうけど、ぼくたちは所詮よそ者、野次馬だからね。
もしもダラス五輪が開かれたら、どでかい日の丸を持ってマラソン見に行くぞ、
テレビに映るぞぉっ! っていうのは由里姉ちゃん。
どーせホテルが足りなくなるから、自分のアパートに客を泊めてやってぼろ儲け、
ってソロバンをはじいてるのはM兄ちゃん。
11年後に、ぼくたち、ダラスにいるのかなぁ??
現実には、日本のどこかでテレビのマラソン中継を見ながら
「あ、あそこの角にあったマクドナルドが潰れちゃった!」とか
「あんな所にあんな大きなビルあったっけ?」とかって騒ぐことになるんだろうな。
「選手の顔ばっかり映してないで、もと風景を見せろ!」なんて怒ったり。
2012年、ダラスにオリンピックを呼ぼう!!
ぼくたちは余分なお金を払わなかったから
テキサス州の1番普通のナンバープレートが来るの。
少し余計にお金を出すと、きれいなデザインのがもらえるんだって。
ブルーボネット(州の花)の絵のプレートが欲しかったけど、高かったの。残念。
でも、標準タイプでも、スペースシャトルとかカウボーイとかの絵が付いてて
充分にテキサスっぽいから、まあ、いいや。
イースターや感謝祭・クリスマスの帰省シーズンになると
アメリカ中の色んなナンバープレートが見られて、とっても楽しいの。
ぼくはフロリダ州のオレンジの絵のナンバープレートが好き♪
日本でも、やればいいのにね。
広島は「もみじ饅頭」模様のナンバープレート、
京都は「八ッ橋」、新潟は「笹飴・笹団子」とか。ね!
今日のは幸いM兄ちゃんがおうちに居るときだったけど
昼間、由里姉ちゃんが1人のときだったら、どうするのかな?
ぼくたち手伝っても、食卓は動かせないよ。
もう1つ心配なのは、うちはアパートの最上階で、天井が斜めに傾いてるの。
煙探知機は、当然、その1番高い所にも1つ設置されてるんだよね。
そこがビムビム鳴り出したら、食卓と椅子を重ねても手が届かないよ。
食卓の上でM兄ちゃんが由里姉ちゃんを肩車すれば届くかな。
でも、由里姉ちゃん、重すぎるから危ないし。
脚立、買ってきたほうがいいのかなぁ?
で、昨日うちに届くはずだった荷物のことを調べてみました。
そしたら、え、えええ? 「7月9日 配達済み」になってる。
「ディック」なんて、知らない名前の人が受け取ってるわ。どーなってるのぉ??
…不在票をよく見たら、アパートの管理事務所に預けて行くって書いてありました。
なので今日は、事務所に行って英会話です。いやだなぁ。
でも、宅配便の不在票を見せるんだから
荷物を取りに来たってことは黙ってたって判るはず。
なんとかなるさ。えいえいおー。
…失敗。
「こんにちは」「こんにちは」「何かお手伝いしましょうか」
「あなたは私の荷物を持っていますか」「ええ、それはここにあるでしょう」って
出だしは実にスムーズだったんだけど
問題は、その先。不在票には、うちの住所や名前が記入されて無かったのですね。
「部屋番号は?」って事務所のお姉さんに聞かれて、うろたえまくる私。
私、数字は非常に弱いのです。なまじ算用数字が日米共通だから、却って難しい。
物の値段もお店の住所も、頭の中では全て日本語の「いち、に、さん」で考えてる。
もちろん番地や部屋番号だって、日本語で「きゅうななななにぃ(例)」です。
これを咄嗟に、英訳できないのよねえ。
ならば。いつもポケットに入れてある住所を書いた紙を出して見せればいいのに、
事務所の机に乗ってるメモ用紙に書いて渡したっていいのに、
そんなことを思いつけないくらいの動転ぶり。(パニックに弱い種族です。)
そんな私に助け舟を出してくれたのは、ポケットの中のつん太でした。
「由里姉ちゃん、31! サーティーワン!!」
そう。うちはXX号棟の3階1号室。
後ろ2桁は、甘味大王のつん太にはお馴染みの英語だったのですね。
前半を自力でひねり出し、なんとか荷物を受け取れましたとさ、めでたしめでたし。
数字に弱いのって、でも、私だけじゃないみたい。
日本から出張してきた夫の同僚たちと牛肉の塊を食べにいったときのこと。
私の隣にいたお姉さんは、実に滑らかな綺麗な発音をする人でした。
お肉の種類、焼き加減、付け合せの種類…とても流暢に注文を伝えます。
さて、その次。肉の分量を、8オンス(200g強)か16オンス(450g)か選ぶ番。
お姉さん、素晴らしく見事な発音で…「はちオゥンス」
…メニューの「8」っていう算用数字を見て、つい日本語を口走っちゃったのね。
「オンス」の部分はちゃんと英語の発音なのに。
このお姉さんでも、こんなドジ踏むのねぇと、心強く思った出来事でした。 (由里)
本屋さんに行ったら、もう2002年のカレンダーがたくさん並んでいたの。
9月からの16ヶ月カレンダーかなぁと思って見たのだけど
1月始まりの普通のカレンダーでした。気が早いなぁ…。
来年は由里姉ちゃん、どんなカレンダーにするんだろ?
今年は「おさるのジョージ」の大きな壁掛け型と
「The Far Side」って1コマ漫画の卓上日めくりだったの。
去年はタイの仏像写真。ピカピカ光ってかっこよかった。
由里姉ちゃんは、本当は「ぬいぐるみ」カレンダーが欲しいみたい。
でも、売ってるのはアンティックなテデベアカレンダーばっかりで
ぬいさんカレンダーは発見できないの。
アライグマの写真カレンダーも探してるんだけど見つからない。
ぼくはねぇ、チョコレートのカレンダーがいいの。
でも、由里姉ちゃんが買ってくれない。けち。
幼稚園の頃に、ギコギコ足踏みして漕ぐ車には乗りました。
遊園地のゴーカートも数回運転したかな。
でも、コース外れて壁に衝突したまま身動きできなくなりました。
テレビゲームの車のレースでは、出発して3秒でいきなり大破したっけなぁ。
カーブを曲がりきれなくて…なんてのじゃありません。
左カーブを右に曲がって壁に激突したのです。ふふふ。
こんな奴が本物の自動車なんて、とんでもない。殺人行為ですよね。
なのに。車社会アメリカに、ついに負けてしまいました。
うわあ、ナンマンダブ。
初ドライブは、夫の会社の駐車場。
馬鹿げて広い空間で、見通しも良く、地面には縦横にきちんとラインが引いてある。
さらに、車を壊しても、家まで歩いて帰れる距離。(中の人間が無事なら、ね。)
練習場としては、完璧です。
初日の今日は、直進、停止、左折、右折のお稽古。約20分ほど戦いました。
感想、命があって幸い。
照明の柱とか、植え込みとか、休日出勤してる人の車とか、
私が進む方向に限って障害物があるんですもの。
ブレーキ踏んだとたん、何でだか急にスピードが出て暴走し始めたのも恐かった。
欠陥車かな。夫はうまく操縦してるけど。
でも、悲鳴あげたら自然に止まった。高性能なのね、近頃の車は。ふふん♪
これから、天気と体調と機嫌が良い週末には、少しずつ運転のお稽古です。
不定期連載「免許への遠い道程」…お楽しみに(???)
運転訓練と同時進行で、英語の勉強もしておかないとなりません。
「レフト」と「ライト」、どっちが右でどっちが左か判らない現状じゃ
どう考えたって試験は通らないものね、とほほ。
あ、眼鏡も作らないといけないんだ。
「見えますか?」「(あなたの言うことが)判りません」
「じゃあ、これは見えますか?」「(何をおっしゃっているのか)全然判りません」
…とんでもない度の眼鏡が出来上がりそうです。とほほほほ。 (由里)
つん太補足。
由里姉ちゃんが「きゃあ」って言ったら車が止まったのは
もちろん、助手席のM兄ちゃんがサイドブレーキを引いたからなの。
ぼくは、由里姉ちゃんの運転する車には、もう2度と乗りたくないです。
ん、でもこれ、日本の気象庁が発表する「最高気温」とは、少し意味が違う。
ぼくが参考にしてるサイトで発表される記録は、
毎時4回、00分・15分・30分・45分の計測結果だけ。
ぼくは、この数値1日分の中で1番大きい数字を「最高気温」って言ってるけど
今日の最高気温は16時15分の99.7度でなくて
16時12分の100.3度だった可能性だってあるよね。
今日は、こんなに暑かったんだもん。100度を超えたことに、しちゃえ!!
サバ缶を試すのは今回が初めてだったので
中身がどんな物だか少々不安でした。
開けてみると、サバを2つにぶつ切りにしたのが4本入っていて
それが全部、シッポ側の半分。
頭の方の半分にはハラワタがついているから
取り除いて加工するのが面倒なのかしらね。
捨てちゃうんだか、肥料とか飼料とかに回されるのか
ちょいと気になりましたが
サバは、美味しかったです。鮭缶より好き。
この週末に、大量に買ってこよ〜っと。 (由里)
ダラスの独立記念日は、どうってことない、普通の休日です。
アメリカの誕生日を祝う習慣は、別に無いみたい。
赤・白・青のリボンだの帽子だのネクタイだのは売ってたけれど
それを買っている人も、身に着けている人も1人も見なかった。
「アメリカである前にまずテキサスである」っていう土地だから、仕方ないかな。
東の方、特に独立13州だと、きっと空気も違うんだろうな。1度は行って見てみたい。
夜はテレビでボストンポップスのコンサートとニューヨークの花火大会を見物。
去年住んでた部屋では、窓から3つの町の花火が同時に見物できて楽しかったけど
(ただし、それぞれが小指の爪みたいなサイズ)
今のアパートでは音だけ聞こえて、姿は見えず。ちょっと残念でした。
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