日刊つん太 2004年7〜9月(代理執筆・由里)

最古(2000年11〜12月)//2004年4〜6月//2004年10〜12月//最新(2014年)の日刊つん太へ
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9月30日(木)
アメリカの10〜12月は、行事に追われて瞬く間に過ぎてしまうから
もう、2004年は終わりかけたも同然…なんである。
気ばかりあせって何もできない。
縫いかけのまま放置してある袋物、
書きかけたまま放置してある旅行記(1、2、3…うわあ、6編も!)、
買ったまま読んでいない料理本、
録画したまま見ていないジュリア・チャイルドの追悼特番、
全部、まとめてゴミ箱に放り込んじゃったら、気持ち、すっきりするかしら。
何もかもパーッと飛ばしちゃいたい。

…ちょっと疲労気味。


9月29日(水)
豚汁に使うつもりで、本物の牛蒡を2本買って来てあった。
本物の…というのは、普段は冷凍の偽牛蒡しか食べていないから。
いやいや、原材料・牛蒡であることに間違いはないのだけれど
流通過程で融けて凍ってまた融けて凍ってを繰り返しているらしい霜だらけの千切り牛蒡、
味も香りも歯ごたえも何もありゃしないのだ。
とてもじゃないが牛蒡とは言えない。
八幡巻きとか牛蒡汁とか、牛蒡が主役な料理のときだけは中華系スーパーで生牛蒡を買ってくるけど
たいていはその料理で使い切ってしまうから
今回、牛蒡が半本残ったのは奇跡のようなものだ。
その貴重な半本は、悩みに悩んだ末、金平にした。
牛蒡のささがきをするの、もしかして、5年ぶり??
物凄くヘタになってしまった。
それでも生牛蒡のささがきの金平は泣きたくなる位に美味しかった。
こんなに美味しいなら、たまには、金平のために牛蒡を買ってもいいのかな。
高いけど。
9月28日(火)
月見団子、去年よりもずっと美味しくできた。
まだ沢山余ってるけど
去年はこれを夫の会社で振舞って不評だったんだ。
だから今年は全部うちで食べる。
明日の夜は豚汁の予定で大根や牛蒡や葱を買い整えてあるんだ。
そこに、団子も放り込むのさ。
網で焼いて焦げ目を付けたほうがいいかな?

去年は白い洋皿に積み上げちゃったお団子だけど
今年はちゃんと三方に飾る事ができた。
昨日、30分かけて自分で組み立てたんだ。
残念ながらヒノキじゃなくて段ボール製だけど。
日本にいた頃、引越しの多い暮らしで段ボールはいつも余っていたから
それを使ってペン立てやら額縁やら、色々こさえたっけ。
だから私は段ボール工作は得意なのだ。
お団子を冷蔵庫に片付けちゃって用済みになった三方は
鏡餅のマリーちゃんが大喜びで引き取ってくれた。
お団子用の三方だから、マリーちゃんには小さすぎて
お尻が半分以上はみ出しちゃってるけど
それでもさすが、マリーちゃんには三方が良く似合う。
お正月までに、マリーちゃんに合う大きさの三方を作ってやろうかな。


9月27日(月)
手指を守ろうとして、結果、お気に入りのマグの口を欠いた。
もう泣きたいよ。
綺麗にスパッと割れたから、接着剤で補修はできる。
でも、もう実用にはならないな。
ペン立てにでもするしかない。
しくしく。
9月26日(日)
世の中の全ての敵が私の手指を狙っている。
今日はあやうく車のドアに指を挟みかけた。
あと10日、何が何でも、指だけは護りぬかなくちゃ。
でも、そーいうときに限って、包丁で指先傷つけたりするんだろうな。
あとたった10日だ、お料理やめて、外食とスーパーの惣菜で乗り切ろうか。
それでも、冷凍ピザを乗せた熱い鉄板で火傷したりするんだろうな。
スープの缶詰を皿にあけようとして、缶の口で指切ったりするんだろうな。
缶切りをしまってある引き出しの木材のささくれが刺さるかもしれないし
蚊に刺されるかもしれないし
蕁麻疹でブツブツになるかもしれないし
重圧でおしつぶされそうだ。
9月25日(土)
前にタイ料理屋で食後に食べた「ココナツ風味の糯米・マンゴ添え」が美味しかったので
この秋はそれを取り込み、似非タイ風お萩をこさえてみた。
ココナツミルクをたっぷり染ませた糯米でマンゴを包み、胡麻をぱらぱら。
中身のマンゴはただ刻んだだけで糖分は足さず
その分、ココナツミルクは加糖ココナツフレークを遠慮なしに混ぜた。
それでもまだ、お店の程には甘く無い。
これはしっかり甘くなきゃ美味しく無いのにな〜。
次回はココナツフレーク倍量にしてみよっと。
(その分、糯米もココナツミルクもマンゴも減らして、熱量の辻褄を合わせなきゃね)


移民局での指紋採取まであと12日。
かなり、神経高ぶってきた。
今日は「本番」にそなえ、移民局の下見。
大まかな場所は分かってるのだけど
どこに車を止めて、どこからどう入って行けばいいのか
細かいところまで確認しておかないと安心できない。
きっと1時間も前に到着しちゃって時間を持て余すことになるのだろうけど
念を入れすぎていけないことは、たぶん、ない。
「事前の下見」なんて、短大受験以来じゃないか?
あれやこれや考えると頭がぐちゃぐちゃになってくる。
さっさと済ませてラクになりたいよ。


9月24日(金)
鍋をちょびっと焦がした。
無意識に重曹を振りかけてこすってしまう。
ほんのちょっとだったのに、しっかり指先がボロけてしまった。
指紋採取まであと半月。それまでに治るよね???
流し台の重曹は、事が済むまでどこか手の届かない場所に隔離しておかなくちゃ。
9月23日(木)
ネット通販で頼んであった料理本3冊が届く。
るんるん。
まずは中国系の出版社から出ている、英・中2ヶ国語表記の「日本料理」の本。
ダラスに来たばかりの頃から欲しかったのに、なんとなく買いぞびれていた本だ。
載ってる料理は南瓜の煮つけとか茶碗蒸しとか散らし寿司とか
本など見なくても作れる・または既に持ってる本にもっといいレシピがある物ばかりだけれど
中国語の料理用語の教材としては非常に有用なのだな。
漢字で大意を掴んでおいて、対応する英語で確認するんだ。
語学はできないけどパズルは大好きな私なので
暗号読解のつもりで、英中料理用語と戦っています。
あとは、同じ出版社の英中対訳の点心の本と、英語/スペイン語によるメキシコ料理の本。
これも同じく、中米系スペイン語の教科書として使うです。
イタリア語/英語のイタリア料理本とかドイツ語/英語のドイツ料理本とかもあれば買うのにな。
残念ながらこの出版社からは出てないけれど(そりゃそーだ中国系)
探せばきっとどこかにあるだろう。
探すぞ。
9月22日(水)
自作の月餅を食べる。
今日は、南瓜餡の。
美味い♪
横浜中華街の華正楼には及ばないけど。
(↑中華街の菓子屋で1番好きだった)
ダラスの「仁記」にも遥か遠く及ばないけれど。
でも、ヤマザキよりは美味だと思うよ?
よその人が私の月餅に100円払ってくれるとは思えないけどさ。
でも、私にとっては、ヤマザキよりずっと上なんだい。
夫も、来年もまた作っていいと言ってくれたし。
とりあえず、勝利^^v
9月21日(火)
して、歯医者である。
初日の今日はまずレントゲン。
ごくごく軽い物から「抜いちゃいますか?」と言われるほど深い物まで
要治療の歯がなんと合計8本。
ひでぇもんだ。
治療開始は来月。ナンマンダブ。

検査の後は歯の掃除。
作業中は、映画を見せて貰った。
イヤホン付きの眼鏡の内側に画面があるの。
日本でも歯医者なんて5年前に行ったきりだから最近の事情は知らないけど
これって今はフツーなのかな?
私は数十枚のDVDの中から前に映画館で観たお気に入りのコメディを選んだのだけど
歯を削られ始めると同時に目を閉じちゃったので結局、映画本編は見ていない。
でも、それって正解かも。
あの映画、本気で面白いんだもの。
仰向けで、口の中に唾が溜まった状態で吹き出したりしたら、ゴホゴホむせそうだ。
先生の手元が狂って歯茎や口蓋を削られてもいやだしさ。
私の後に続いて治療を受けた夫は「NEMO」を選んだらしい。
3時間以上掛かる大治療で、最後のクレジットまで辿り着いてしまったそうだ。
もっとも、自分はパンケーキの間に甘い豆を挟んだ日本の菓子が好きだとか
ジャパニーズ・レストランに行きたいのだけど美味しい店を知ってるかとか
やたらペチャクチャ話し掛けてくる先生のおかげで映画には集中できなかったらいしけど。
私の次回・次々回の治療はたぶん今日の夫と同じ位の時間がかかるはずで
ほとんど英語の通じない私相手には先生も余計なお喋りをしないだろうから
だったら自前のトトロか何か持って行って2時間たっぷり楽しもうかな。


異国にいるのだな〜と深く感じ入ってしまったことが1つ。
先生(女性)の爪が、綺麗に長く伸びていたのだ。
おまけに2本の指には巨大な指輪が。
その爪と指輪をそのまま人の口の中に突っ込むのだもの。
使い捨ての手袋を嵌めているからとは言え、日本じゃ考えられないわ。
先月行った眼医者さんも爪、長かったな。
その爪で夫にコンタクトレンズの装着指導をするのだもの、傍で見ていて恐かった。
テレビの料理の先生の手も、料理の本の手順説明の写真の手も、見事なマニキュアの手だし
きっと給食のオバサンも平気で爪を伸ばしてるのだろう。
私が栄養科の学生だったとき、ほぼ毎日ある調理実習の授業で、毎回爪の検査をされたもんだったけど
そーゆーこともないのだろうな〜この国。
例え誰にも検査されなくても、私は爪を伸ばすつもりはないけれど。


9月20日(月)
頬の内側を思い切り噛んでしまった。
巨大な血豆ができた。
様子を見ようと鏡の前で大口を開けたら
ありゃ〜〜〜、いつのまにか、右下の親知らずに大穴があいてら。
5年前に治療した左の銀冠は最近、野菜の繊維がやたら挟まるようになって
たぶん銀冠の下で虫歯が進行してるんだろうなあ。
…という話を夫にしたら、夫、自分の治療のついでに私の予約まで勝手に入れてきやがった。
まだ心の準備ができてないのにい。
てわけで、くっすん、明日が歯科通院1日目。
今日は辞書をひきひき、問診表と格闘する。
普通の人は受付の後、その場で数分で書き上げる簡単な紙1枚なのに
私は1時間後に順番が来て名前を呼ばれてもまだ書類が出来上がってなかったりする。
時間がかかるだけならまだ良い、電子辞書の語彙ではわからない病名もあって
空欄どっさりの書類を出すはめになったこともある。
ので今回はそれを避けるため、夫がわけを話して書類だけ先に貰ってきてくれたのだ。
本当に、気が利きすぎる奴だ。

アレルギーの有無、妊娠中か否か、血液を通して感染する病気の有無などは当然として
質問事項「あなたは歯医者に会うのは嫌ですか/嫌である場合、それは何故?」というのがあって
何故もへったくれもあるもんか、歯医者は嫌いだ。
夫は「Why?」に対し「Why not???」と回答したという。
私は何と書こうかな。


9月19日(日)
ダラス日本人会の秋祭り。
屋台で何か美味い日本食にありつけたらなと足を運ぶ。
屋台てったって、店を出すのはダラスの日本料理屋だ。
大学の学園祭の焼蕎麦や幼稚園のバザーのおでんなんかとは訳が違う、はずなんである。
が。
実際に皆が手に持って歩いている寿司やたこ焼を見たら、すさまじく不味そうで買う気が失せた。
たぶん、とっても手を抜いてる。本気で作ってない。
美味しく作らなくても、店を出しておけば売れるものね今日は。
腹が立つやら悲しいやら。
特に…某店。
たぶん何かの略称なのだろう、アルファベット3文字の食品が売られていた。
「これ、何ですか?」と、私のそばにいた女性が質問した。
店の人はへらへら笑うばかりで返事をしない。
てめぇの店の商品について聞かれてるのに、きちんと答えない馬鹿がどこにいるよ?
もしかしたら、普段からその店に通っている常客さんなら知ってて当然な名なのかもしれない。
でも、「BLT」とか「PB&J」みたいな、アメリカに住んでたら知ってて当然な略称ではない。
少なくとも私は知らない。
知らないから聞いてるのに、笑うばかりの店員。
私は生涯、あの店には行かぬだろう。
てか、とっとと潰れてしまえ。(←相当頭に来てる)

昔は朝日新聞社が週刊朝日のバックナンバー(=売れ残り)をくれた。
去年は衛星版の見本紙だけだった。
で、今年は見本紙さえも無かった…そもそも朝日が来てなかった。
インタネットが普及した今、高い邦字紙(84ドル/月)を読む人は少なくなってるんだろうな。
採算取れないから、もうそろそろ北米から撤退する気かな?
(北米読売は去年の秋に休刊しちゃったし)
日本語補習校の小学生の合唱には興味はないし
夫の会社の出展なんぞにゃもっと興味ないし
結局、10分もいないで帰ってきちゃった。
来年はもしかしたらもう行かないかも。
さみしいなあ。


9月18日(土)
ハロウィンまであと1ヶ月あまり。
スーパーに、量販店に、手芸屋さんや台所用品屋さんに、
さまざまなオバケ・グッズが並んでいる。

一昨年は、このオバケたちをみるのが辛くて辛くて仕方なかった。
殊に、たくさんの「トリート」に囲まれて満面の笑みを浮かべた小型オバケは、私をとても苦しめた。
去年は、逆に、オバケたち1匹1匹がいとおしくてかわいくて仕方なかった。
あちらのお店でオバケの置き物、こちらのお店でオバケのマグカップと
かなり無茶な衝動買いを毎週続けたものだった。
して、今年は。
オバケたちが、ちっともかわいくない。
どのオバケ商品を見ても「うちのつん太の方がず〜〜っとかわいい♪」と思ってしまう。
「かわいかった」という過去形ではなく、あくまでも、現在形で。
だから今年はまだ、オバケを1つも買ってない。
たぶんずっと買わないだろう。
子供たちにあげるためのお菓子は買うけどね…

来年のハロウィンは、どんな気持ちで迎えるのかな。


9月17日(金)
私がケーキの類を焼くのは、アメリカのケーキが美味しくないからだ。
やたら甘いばかりで単調な味、おまけに何でだか非常に塩辛い。
例え多少膨らみが悪くても、表面が焦げても、型から出すときに底が崩れても、
それでも自分で作る方がマシなんである。
和菓子作りはもっと切実だ。
ダラスじゃ売ってないのだから、食べたかったら自力でなんとかするより他ない。
小豆が普通に手に入ることに大感謝だな。

そこへいくと中華菓子は、そこそこ美味しい物が手に入る。
苦労して自作する必要は何もない。
けど。
ここまで製菓にはまっちゃったら、中華菓子だって挑戦してみたくなるじゃないの。
ので。
28日の中秋に向け、作っちゃいましたさ、月餅♪
生地のレシピはネット上で見つけたのをそのまま忠実になぞって
でも、中身は思いつくまま気の向くまま、テキトーに調合してしまう。
胡麻を炒って擂ってこし餡と混ぜて、香りの足りないところを胡麻油で補って「胡麻餡」。
種実類と干果物を8種類も刻んで混ぜて捏ねて、夫の好物「五仁餡」。
白餡にココナツの細切れとココナツミルク、卵黄を混ぜ、私の好物「椰子の実餡」。
この3種類の餡を用意して、伸した皮生地で包んでみたら
あれま、生地が大量に残ってしまったよ。
仕方がないので冷凍庫を漁って栗餡と南瓜餡を急ぎこさえて
合計5種類の月餅の出来上がり。
とりあえず全部並べて写真だけ撮ったら、1つずつ包んで冷凍庫へ。
2週間かけてちまちま食べるんだ〜♪


9月16日(木)
朝の散歩中、犬に追いかけられた。
噛みついてくる気配はない。吠え掛かりもしない。
でも、歩いても歩いても歩いても後をついてくる。
私の脛の辺りに鼻面を寄せて、うろうろ、うろうろ。
なんか、イヤ〜〜〜な感じ。
私はそこの小学校の児童じゃないから、弁当は持ってないよ。
待ち伏せるんなら小学生を狙いなってば。
そーすりゃ手付かずのピーナツバター&ジェリーのサンドイッチが貰えるかもよ。

犬、首輪をしてた。
迷子なのか、逃走中なのか。捨て犬ってこたぁないだろうな。
首根っこ捕まえてうちに連れてきて、「迷い犬預かってます」のちらしを電柱に貼って回れば
うまくいきゃあ御礼の菓子折りくらい獲得できたかなと気付いたのはずっと後になってから。
ちぇっ!!


9月15日(水)
アイスホッケー、労使協定失効、施設封鎖。
今年はもしかするとリーグ戦が無いかもしれない。
私の一番の楽しみなのに。
フットボールはルールが理解できないから面白く無いし
バスケットボールはうすらでかいのがドタドタ走り回ってるだけで面白く無いし
(ヒューストンの楊は好きだけど)
野球はもーすぐ終わっちゃうし
あたしゃこの冬、何して過ごせばいいんだ???
9月14日(火)
本日の鯖缶は大ハズレ。
やたら巨大な鯖を無理に小さな缶に押し込んであるものだから
缶から出す前に全部ボロボロになってしまった。
煮つけにするつもりだったのに、これじゃデンブだ。
メザシじゃないんだからさ〜と文句いいたくなるような小魚が入ってるときもあるし
どーして同じ会社の同じ缶を買って、こんなに品質に差があるんだろう?
缶底の意味不明な略号の中に魚の大きさも書いてあるのかしら。
日本の缶詰の略号の解読は家庭科で習ったけども
アメリカのは未だにわからん。
製造年月日さえまともに読み解けないのだもん、困った困った。

缶詰じゃない鯖、最後に食べたのはいつだろう。
鯖、鰯、食べたいなあ。
去年はこの時期に帰国してたらふく秋刀魚を食べたけど
今年は食べられるかなあ。冷凍物でもいいからありつきたいなあ。


9月13日(月)
冷蔵庫に増えすぎた乾物やら何やらを整理するのに、沢山の保存瓶が必要で
でも瓶って、買うと高いんだ。
ジャムの空き瓶なんか手頃な大きさで良いのだけれど
ジャムの消費量なんてたかが知れている。
なので次善の策、豆板醤の空き瓶を集めだした。
どんなに洗っても何だか大蒜臭い気がして製菓材料を入れるのは憚られるけど
刻み昆布やジャコや干蝦を蓄えるには不都合無い。
だから豆板醤の空き瓶を大量に集めるべく、私の昼飯は最近毎日豆板醤だ。
トルティヤに豆板醤塗って缶詰のツナ巻いて焼いたり
マカロニとハムと野菜を豆板醤で和えたり
ジャコ入れて煮たオートミールに豆板醤を落としたり
冷や飯に豆板醤、ラーメンに豆板醤、ベーグルにも豆板醤。
でも、豆板醤食べ過ぎて、ちょっぴり胃が荒れてきた感じ。
今週1週間、豆板醤は休もう。
なに、必要な数の空き瓶が揃うのが1週遅れるだけさ。
でも、豆板醤を使えないとなると、味付けに困ったりして。
豆板醤に染まる前は何をどんな味で食べていたんだっけ?思い出せない。
悩みながら手に取ったのはカレー粉、野菜の鍋にドパッと振り込んで
…をい! 胃が荒れてるから豆板醤を止めたのに、カレー粉なんか使うなってば^^
消化器外科の栄養士さんのすることかね、まったく。
医者の不養生。
9月12日(日)
ここ数ヶ月、ダラスの月刊日本語広告紙を読んでいなかった。
いつもは中華系スーパーの出入り口付近に積んであるのを貰ってくるのだけど
最近は何故かいつも品切れで、入手できずにいた。
だから、知らなかった。
なんとまあ、ダラスに、日本の百均ショップができていたのね。
中国語新聞の広告でそれを知り、慌てて偵察に行ってみた。
値札は99セントから1ドル数十セントまで幅があるから、正確には「百均」ではないけれど
日系食料品店にはなかった小物があれこれ結構揃っていて嬉しい。
焼網と小皿2枚を買ってきた。ささやかな幸せ。
でも、あんまり依存したくないな。
9月11日(土)
私に続き、夫にも指紋採取の通達がくる。
私の1週間後の日付指定。
ったく、どーして2人一緒の日にしてくれないんだろーね??
そーすりゃ1度で済むのにさあ。
ぶつぶつ。
日程を変更して貰うことも不可能じゃないはずだけれど
そんなこおしてるとまた、余計に時間がかかる。
さっさと済ませてさっさと先に進みたいから
ここは大人しく、指定の日時に1人ずつ出向くのが得策だろう。
やれやれ…
9月10日(金)
そしてまた、9月11日がやってくる。
9月9日(木)
夫と2人で総力を挙げて取り組んだ「どの蛋白粉を買うのが最も経済的か」の計算。
ようやく辿り着いた正解を持って先週、いざ買出しに行ってみたら
粉、値上がりしてた^^
(より正確には特売期間が終わっちゃったと言うべきか)
再度計算し直す気力もなく、別の店で割りと安かった測り売り「小麦蛋白」を購入。
備え付けのシャベルで1すくい、約70gで36セント。
ぐだぐだ言うほどの値段じゃないや。

して今日、その粉をこね、麩まんじゅうを試作してみた。
史上まれに見る大失敗♪
粉に水を注いで軽く混ぜた時点で手ごわいゴムの塊のようになってしまい
茹で上がりの弾力と言ったらもう、明日は顎が筋肉痛になりそうなくらい。
強力粉か蛋白粉かってのは、単にグルテン取り出す効率の違いだけじゃないのね。
デンプン洗い流した後にできる微細な隙間が食感の上で大切ってことだ、たぶん。
パンを焼く予定が無い以上、強力粉1袋(5ポンド)買っちゃったら始末に困るだろうし
次は蛋白粉と中力粉を混ぜて作ってみようっと。
挽肉を包んで出汁で煮たりしてもきっと美味しいだろう、うまくできさえすれば^^

今回の失敗は弾力のことだけでなかった。
1つは、粉を練るときに混ぜた塩が生地の中にそのまま残り
かなり塩辛い麩まんじゅうになってしまった点。
デンプン成分を水で洗い流すときに一緒に溶け出て行くと聞いたのだけど。
考えてみりゃこの塩、強いグルテンを形成する目的で添加するんだから
蛋白粉を使うなら入れなくてもいいわけだ。
事前に気付けよ私。
次回は無塩でこさえるぞ。
もう1つは、蛋白粉を買った店が自然食系の店だったものだから
蛋白粉も健康的な無漂白のもので、と〜〜〜っても、色が悪かった点。
誤魔化すために蓬を混ぜてみたりもしたのだけれど、それがうまく蛋白粉と馴染まず
茶色い生地に蓬の斑、なんともブキミな1品になってしまったのだった。
次は「ちゃんと」漂白してある粉を探そうっと。
その前に、ちゃんとした配合表を見つけ出すのが先かな?
今回はネットで調べてもまともなレシピが発見できず、当たって砕けろの実験製菓だったので。
日本で専門家用の分厚い和菓子の本を読めばきっと出てるよね?


9月8日(水)
たぶん、通販で料理の本を買いまくっているのが原因だろう、
調理器具のカタログやら料理雑誌の見本誌やらが、頼みもしないのに次々送られて来る。
前から興味のあった雑誌をこの際だからと1年間申し込んだら
さらに次々と奇怪な勧誘広告が舞い込むようになった。
「新製品の調理器具や食品のモニターになりませんか、
月1ドルの会費を払うと、お鍋や調味ソースがあなたに届きます。」
詐欺ではないと思う、たぶん。
新しい物を試してみるのは楽しいし
うまく私の需要に応えてくれる包丁や小麦粉が送られて来たらかなりいいかも。
でも、電動缶切りや超巨大なケーキ型、私が絶対に使わない ○○の素の類が来たら困りそう。
それにモニターってことは、使った感想や改良意見を提出しないといけないのかな?
だったら私には到底無理だ。英作文はしたくない。
てゆわけで、この申込書は後ろ髪引かれつつ破棄した。
興味はとってもあったんだけどね。
今日来たのは、料理本のカタログ。
角は一流本屋のボーダーズ、バーンズ&ノーブルズさんで
紅白粉つけたお姉ちゃんから下さい頂戴で貰ってきますと20ドル30ドルはくだらない本が
このカタログで好きなのを4冊選ぶと、どれでもたった1ドルだという。
私が前から欲しかった18ドル、21ドル、49ドルの本も載っていて
裏が無ければ物凄〜〜〜〜くお徳なのだけど
世の中にそんな甘い話があるはずはなく
たぶん、申し込んだ4冊の後に、頼みもしない本が続々と送られてくるのだろうね。
返送は可能なはずだけど、送料はこちら持ちな上にたぶん手続きが煩雑だったりして
実際には買い取るより他ない仕組みだったりするんだ、きっと。
君子危うきに近寄らず、申込書はさっさと破棄。
(でも参考になるからカタログは保存)
次は何が来るのかな。
台所の改築か、高級食材の宅配か、お料理教室の案内か。
ちょびっと楽しみ。
9月7日(火)
夫の朝食はいつもシリアル。
夫が自分で好きなのを選んで買ってくる。
私は牛乳を吸ってふやけたコーンフレークスは苦手なのだけど
夫が新しいのを1袋開けるたび、1皿だけは味見を楽しむことにしている。
試食してみて美味しいと思ったシリアルは、50ccほどを盗んで冷凍庫に隠匿する。
半年かかって8種類たまった。
桃とアーモンド入ったコーンフレークス、蜂蜜味の衾のシリアル、乾燥苺入りの燕麦シリアル。
いつも同じ物しか買って来ないように思ってたけど、こうして見ると結構いろいろ食べてたんだな。

その8種類のシリアルを使って先週、クッキーを焼いた。
こねた生地を8等分して、8種類のシリアルを1つずつ混ぜ込んで。
構想半年、楽しみに楽しみに楽しみにしてきたシリアルクッキー。
天火の中で焼色がついていくのを眺めているだけで幸せだった。
けど。
金・土・日・月・火と5日かかって5種類のクッキーを齧ってみた結果
結局、どれも同じ味(泣)。
シリアル単独で食べるとそれぞれブルーベリーが香ってピカンがカリカリして林檎がサクサクなのに
クッキーにしたら8種類の区別がつかなくなった。
くっすん。
でも、これを逆手にとることはできるかもな。
どーせ焼いたら同じ味なのだから
香料が強すぎたり甘さがくどかったりで美味しくなかったシリアルをクッキーにしちゃえばいいんだ。
なんだか、美味しくないシリアルに当たるのが楽しみになってきた^^


9月6日(月)
ちょっと遠くまでお出かけ。
昼飯は成り行き上ファストフード。
ケンタッキーかピザハットか。サブウェイもある。
でもせっかくだ、一期一会、ダラスでは食べられない物を食べてやろうと思い
チェーン店で無い、でもわりと流行っていそうなハンバーガ屋に入る。

メニューを読んでいた夫が「けっこーヤバイ店だったかも」と呟く。
指差した先には「フリーダム フライ」の文字。
「これ…も???」と私が指し示したのは「フリーダム トースト」。
それぞれ「フレンチフライ(フライドポテト)」と「フレンチトースト」の言い換えだ。
アメリカに非協力的なフランスを憎み
レストランのメニューからその名を外す店が続出したのは去年の春。
でもダラス、少なくとも私たちがいつも行く店では
そんなお馬鹿な愛国心を振りかざして喜ぶ店は無かったから
「フリーダムトースト」なんて妙ちきりんな名称、実際にこの目で見たのは今日が初めて。
そんな言い換えがあった事自体、もう忘れていたよ。
1年半経つのに、まだやってたのか。あほくさ。
レジ横では星条旗のバッヂを売っていたし
通りすがりとは言え、変な店に入っちまったと後悔しきり。
私は原則、初めて入った昼飯屋にフレンチトーストがあればそれを頼んでみるのだけど
「フリーダムトースト」なんて変な物は自分の胃の腑に収めたくなかったので
チリバーガーに逃げてしまった。
夫は普通のハンバーガー、お芋の揚げたのは小さいのを2人で1皿。
夫は「フリーダムフライ」なんて口が裂けても言いたくなかったようだけど
わざわざフレンチとかフリーダムとか言わなくても、「フライ」と言えばイモのことだ。
「スモール・フライ」と注文して無事に芋を入手できた。めでたしめでたし。
チリバーガーはまあまあ美味しかったし
お芋もマクドナルドなんかよりずっと美味しかった。
(あれはたぶん冷凍でない、きっと本物の芋をお店の厨房で切って揚げてる)
でも、もし仮にもう1度あの町に行く事があったとしても
あの店にはもう行かないよ。
メニュー読むだけであんなにぐったり疲れたのは久しぶりだった。


9月5日(日)
映画『Dodgeball: A True Underdog Story』を、3番館で1ドルで見る。
いやあああ、面白かった。
私がダラスに来て5年間で見た映画の中で
間違いなく一番くだらなくて、そして一番面白かった。
日本では来春公開らしいけど
まともな映画館で、1600円とか1700円とか払って見る価値はたぶん無いです。
ビデオを借りるのさえも勿体無いかもしれない。
でも、もしも深夜にテレビでやっていたらば
どうぞ、録画して見てみてください。
電気代とテープの劣化分くらいは十分に元が取れると思います。
(↑褒めてるのか貶してるのか)
油のにじんだドーナツが食いたくなる映画でした。
9月4日(土)
3年前から私のカメラに入りっ放しになっていたフィルムを
ようやく、現像に出すことが出来た。
思うこと、いろいろあって
もう少し気持ちの整理がついたらその話もここに書きたいけれど
あと数日は猶予が欲しいかな。

でも、これだけは。
2年半前の私、やっぱり異様に太ってたわ(笑)
あの頃は体重計に乗る習慣はなかったし巻尺も持っていなかったから
今となっちゃ正確な寸法は知りようが無いけれど
あの頃着ていた服と今着ている服を並べて見ると、胴回りが10センチ違うもんね。
しかも、当時は当時のその服が窮屈だった。
今は、今より2〜3センチ小さい服でも平気で着られそう。(除:週末の食べ過ぎた夜)
私には、痩せていること=美しいこと、とは思えないし
まして、痩せていること=健康、とは到底思えない。
私は「ちょっぴり太めの良く食べる人」でありたいなと思っているのだけれど
でもこれは、いくらなんでも太りすぎでしょ。
いや凄い凄い。
この写真、額に入れて、冷蔵庫に貼り付けておこう。
無駄な間食をしそうなときにこの写真を見たら
きっと、思いとどまれる…はず。

でも、この2年半前ってのは、私の一番太かった時では無いんだよね。
体重計がなかったから正確には分からないけど
最大値はたぶん1年半くらい前、お散歩と自転車漕ぎを始める直前の数字だと思うのだ。
その頃の私の写真はこの世に1枚も存在していないのだけど
いったい、どんなだったんだろう??
見てみたい。
(と言えるのはそんな写真が無いのが絶対確実だからだよな、
もしもあったら、たぶん見る勇気ないわ)


9月3日(金)
ドラえもんの誕生日。
パンケーキ系の焼き物は苦手なんだよぉとブツクサ言いながら、ドラヤキに挑む。
結果、ほとんど奇跡としか言いようがない位に綺麗な色に焼き上がった。
形も見事なまん丸になった。(これはコツを掴めば結構簡単)
だけど、やっぱりドラヤキには見えないよこれ。
ドラヤキの皮は縁がペターッと薄くないといけないのに
私のは裏返すと同時に全体がぷくーっと膨れ上がってしまったのだ。
ホットケーキならこれで大成功なんだけどね。
あんこを挟んでも小倉ホットケーキサンドにしか見えず、ちと悲しかった。

でも、味は良かったよ。
ヤマザキは勿論、文明堂にだって負けないぞと胸を張ってしまおう。
うさぎやには敵わないけどさ。
あああ、うさぎやのどらやき、食べたいなあ…


9月2日(木)
ついに、来た。
移民局からの出頭命令。
両手の10本指の指紋を取られて、FBIに身許を洗われるんだ。
こいつが無事に済むまで5週間、重曹を使った掃除はできないな。
ガス台、かなり酷いことになってるのだけれど。
来週あたり、ちょいと頑張って磨き上げるつもりだったのだけれど。
しゃーないわ。指紋採取最優先だもん今は。
そのとき1度で綺麗な指紋が出れば、感謝祭前には台所をピカピカにできるから、ま、いいよね。
あ、ハンドクリームも一応塗っておこう。
9月1日(水)
先日の旅行の初日、国立公園の年間パスを買った。
1週間で5つの公園に出入りし、それだけでもう十分に元は取れたのだけど
でも、せっかくだもん、パスがある間、できる限りせっせと国立公園巡りをしたいな。
(で、パスが切れたら次の1〜2年は国立公園以外の行楽地を集中的にやっつけるのさ。
自由の女神とかワシントンの博物館群とか富士額の鼠の王国とか。)

今度の月曜がレイバーデイで3連休だけど、さすがに出かける気力も体力も財力もないから
次はたぶん3ヵ月後、感謝祭の休暇だな。
そしてその翌月のクリスマス休暇と。
さあ、どこに行こうかね?
北の方の公園は寒そうだ。所によっては凍ってる。
花は無い、野生動物は冬眠中、へたすりゃ公園自体が閉まってたり。
と、やっぱり南だな。
南カリフォルニアの公園を幾つか梯子して
帰りにロスかサンディエゴのミツワ(大手日系スーパー)でお節材料の買い出ししてくるか
もう少し北、ちょーっぴり寒そうだけど北カリフォルニアはヨセミテにでも行って
最後にサンノゼのミツワで買い物してくるか。
ハワイイやオアフの火山の公園見物もいいな。
公園自体は山の上だからそれなりに寒そうだけど、下界に下りりゃあきっとヌクヌクだ。
最終日にはホノルルのCoCo壱番屋でカレー食べて、モスバーガーも食べて、
そんでダイエーでお買い物だあ♪
去年の春に1泊しかできずに未練未練の残ってるフロリダ・エバーグレイズも再訪したいけど
マイアミには特に大きな日系スーパーは無いんだよなあ。
だったら寒いのを我慢して五大湖地方の公園に行って
シカゴのミツワに寄る方がいいなあ。
…どうも次の帰国が来春以降にお預けになりそうなので
せめて大型日系商店に行きたい私なのだ。
食品を買うだけなら日系通販の利用って手段もあるけれど
日本食のぎっちり詰まった日系スーパーの棚を見るのは、とんでもなく心躍ることだから。
できたら日系書店で雑誌の立ち読みなんかもしたいしさあ。
秋に日本に行けるなら、感謝際はエバーグレイズで決まりなんだけどな…


8月31日(火)
20年近くも夫の口の中にあった歯の詰め物が、旅行出発直前に取れたらしい。
(旅先で痛み出したりしなくて良かった良かった)
で、今日の予約が取れたので、行ってきたんだと。
扉を開けて中に入って、まず最初に聞かれたことが「何か飲む?」
レストランでならお馴染みの言葉だけれど、医者だぜ。歯医者だぜ。
恐ろしいことに、コークほか炭酸飲料系も用意されていたそうな。
それって歯を溶かすんじゃないんですかあ。歯医者さんの敵じゃないんですかあ。
そいともやはり、虫歯が増えたら歯医者は嬉しいのか。
ああ、わからん。

うちの保険では歯石の除去が年に2回まで無料でできることになっているのに
うちの夫婦は1度もその権利を利用したことがなく
夫は歯医者さんにみっちり説教されてきたらしい。
ええい五月蝿い、日本人には歯のクリーニングだの定期健診だのって習慣はないんだいっ。
まして歯並びを整えるなんて。
そういや、誰だったか・何の競技だったかは見事に忘れたけど、オリンピックでメダルを取った日本人。
嬉しそう笑う彼女の歯が、「うちのテレビの色調がおかしいのか??」と思うほどに黄色くて。歯並びガタガタで。
いいんだよね、日本人は、それでさっ!


8月30日(月)
旅先のスーパーや土産物屋で、私が必ず探すのはインスタントラーメン。
でも最近は、どこの町のどんなスーパーでも日清のTop Ramenしか売ってないようになった。
地方スーパーの珍しい独自商品が手に入らず、非常に寂しい。

その土地の名物料理のレシピ本も、できるなら手に入れたいと思っている。
今回はユタでモルモン教徒の料理本を買えたのでちょっと満足。

気に入ったものがあれば買うのは、Tシャツ。
ぬいぐるみさんとの出会いも勿論、常に求めている。

そして。
例え気に入った物がなくても、何が何でも無理矢理絶対1つは買うのが、磁石。
冷蔵庫の扉が旅行の思い出で埋め尽くされていくのが幸せで。
今回は、大小合わせて15個もの磁石を買ってしまった。
冷蔵庫には、もう磁石を留めつける隙間がほとんどなくなった。
冷凍庫はあちこちで入手した美味しそうな絵葉書や美味しそうな宣伝チラシでいっぱいだし
次の旅行で磁石を買ったら、いったいどこに留めれば良いのだろう?
磁石専用の超大型冷蔵庫でも買おうかしらん。


8月29日(日)
留守にしている間に、庭のいちぢくが良い感じに熟れてきた。
もう少し、あとほんの少し、赤くなったほうがきっと美味しい。
でも、それを待ってると今晩嵐が来て実が叩き落とされたりするんだよな。
鳥に突付かれ、毛虫にたかられ。
もう収穫しちゃった方がいいのかな?
赤いいちぢくなら店で買えるもんね。
青いいちぢくを鶏の付け合わせにでもした方が、自家栽培の幸せ感に浸れるかも。
もいじゃお、もいじゃおうっと。
8月28日(土)
生還しました。
食生活はやや不健康だったけれども
国立公園内の険しい山道を歩いて歩いて歩いて歩いて
結果、出発前より少し体が軽くなって帰って来ました。
(やや脱水気味な気もするから、2〜3日で元に戻っちゃうかもだけど)
エルクとバッファローと鹿は食べ損ねたけど
想定外の焼き林檎が美味しかったからいいの。
ベガスの「STAR TREK THE EXPERIENCE」のクリンゴン・ベアやボーグ・ベアは涙を飲んで諦めたけど
グランドキャニオンから愛らしいジャベリナの子を連れてこられたし♪
いい旅でした。
グランドキャニオン他ひとまわり、遠くない将来に必ずまた行きます。
今回歩き損ねた道を歩き、見残した物を見て、食べ損ねた物を食べ、
そんで次こそは、スロットマシンで大勝してやるぅ。
(今回は空港のマシンで1ドルだけ遊び、見事にすった)
8月20日(金)
今回の旅行では国境を越える予定はないけれど
国境警備隊が目を光らせているような場所にも近づかないはずだけど
でも、忘れちゃいけない、私たちは「外人」なんだ。
一応、念のため、パスポートは持っていく。
旅の途中で紛失するのは恐いけど
どこかで提示を求められ、それに応じられないことの方がもっと恐いからな。
パスポートさえあれば、万が一のときは旅先から直接の緊急帰国も可能だし。
で、もしも(そんなこと、あって欲しく無いけど)出国してしまったら
もう1度アメリカに戻ってくるにはビザの書類の束も要る。
ああ鬱陶しい。でもしゃーないな、わしら、外人なんだもん。
タンスをかき回し、帰国時に必要な書類のまとめてある封筒を引っ張り出して
中を開けたら、あらら?年賀葉書が2枚。
そっか、今年は年賀切手が2組み当たったんだっけ。
帰国時に交換するつもりでこの書類の束に入れたんだ。
でも、引き換えの期間は…期間は…がああん。もう、終わっちゃってるじゃないか。
しょっく〜。たかが切手シート2組だけど、すごぉく大損な気持ち。
こっちの書類の束でなく、パスポートに挟んでおけば良かったなあ。
ほいたら7月初めの在外選挙のときにパスポートを使ったから
そのときに葉書、発見できたはず。
その時点で葉書を封筒に入れて実家に送りつければ、ぎりぎりで交換に間に合ったはず。
うう、口惜しいよお。

とにもかくにも、明日の朝はやく、ラスベガス空港に向け出発です。
参加者は雑種犬のガタピシ、アライグマの余湖Σ、兎のリダと鼠のホワー、
カー・アリゲーターの拓ちゃんとバッファローのてば、
折り畳み傘の蛙の前田君、埴輪の胡麻団子、
そして求肥丸と米蔵と、留学生のKevin君。
もちろん心は、あの子も一緒。


8月19日(木)
おめでとうパターソン。
女子体操、個人総合金メダル。
彼女はこの大ダラス圏の人なんだよ。
半月前に私が靴を買いに行った店のある町に住んでいる。
「祝オリンピック出場!」「がんばれパターソン」なんて横断幕は
どこにも無かったけどね^^

地元の人が活躍してくれるのは、何であれ嬉しいです。
どこかで金メダル記念セールでもやってくれたらもっと嬉しいんだけどな(笑)


8月18日(水)
さてと、この週末から、7泊8日で旅に出ます。
私が昔から行きたくて行きたくて行きたくてたまらなかった、グランドキャニオンへ。
ザイオンとかMoabとか、周辺の国立公園もまとめてぐるり一周。
物凄く楽しみ。今までの国内旅行の中で、一番楽しみ。

ただ、夫と2人での旅行としては過去最長になるので
なんというか、無事に平和的に乗り切れるのかどうかが少々不安だったり。
夫は8日間、初めての道で慣れない車(レンタカー)を運転し続けて疲れるだろうし
私は狭い車に座り続けるのは3日が限度と言うデータがあるし
4日目くらいにはどっちかが爆発して衝突するんじゃないか。
1ヶ所に宿を定めての滞在型旅行なら、中2日くらい別行動して頭を冷やせるけど
今回は毎日毎日前進し続ける旅だから、何が何でも一緒にいざるを得ないし
運が悪けりゃ、成田離婚ならぬダラス・フォートワース空港離婚ですかい?
ほいたら私、日本に永住帰国できるわけだ。
鯛焼きと、カツサンドと、あじの開き。
これからの季節なら栗饅頭に栗鹿の子、芋羊羹、それに秋刀魚!!
ああ楽しみだなあ、って、違うだろおコラ!!
とりあえず…精神安定剤、がっちゃんを連れて行こう。
(↑園山俊二『ペエスケ』に登場する雑種犬「ガタピシ」のぬいぐるみ。
身長約60p、飛行機の持ち込み手荷物にするのは窮屈でちょっとかわいそうだけど
お願い、一緒に来てね)


8月17日(火)
去年の晩秋〜暮れに大量に煮て冷凍した南瓜が
ついに最後の容器1個になってしまった。
1個25g平均に切ったのが、残り32個。
だいたい毎週4〜6切れずつ使うから
9月の末には備蓄が底をつくことになるな。
ちょうど今年の南瓜が出回り始める頃だ。
ふふ、私にしては珍しく計算ぴったりだった。
1年分凍らしたつもりの野菜を半年で食べ切ってしまってあとの半年困ったり
1年分凍らしたつもりの野菜が3年たってもまだ残ってたり
なかなかうまくいかないことが多いのだけどね。

今困っているのは、製菓用の橙の皮。
去年の暮れに突然製菓に目覚め、橙皮が必要になり
健康食品屋さんで買ってきたノーワックスの橙2個の皮を小分けにして冷凍。
先月、それを使い果たしたので次を買いに行ったら
げげ、ノーワックスが無い。
無農薬の橙は山積みになってるけど、全部ワックス処理してある。
「な、なんで…?」と私。
「…ワックスかけないと萎びるから、時期外れには無理なんじゃない?」と夫。
が〜〜ん。そりゃ、もっともだ。
気付かなかった私が馬鹿。
どおしよう。乾燥橙皮も売ってるけど、香りが違うもんな。
いつまで待ったら採れたて新鮮ワックスなしの橙が出始めるのだろう。
橙の実と汁とママレードだけで数ヶ月耐え忍ばなきゃならないのが、非常につらい。
この冬は、1年分の橙皮を貯蔵するぞ。
(日本にいた頃、冬に1年分の柚子皮を凍らしたことがあったっけな。
そしたらその1ヶ月後、夫の米国長期出張が決まり、私も同行することになり、
留守宅の電気を止めることになり、
冷凍庫の大量の柚子に泣かされたことがあったっけ。
親の勧めにしたがって全部を風呂に投入して柚子湯を楽しんだのは良いけれど
薬味用に細かく刻んだ柚子だったから、あとの掃除がとてつもなく大変で^^
あれから少しは賢くなったので
もし今度1年分の橙皮を風呂にぶちこむ破目になったときには
コーヒーフィルターか何かできちんと包んでから入れようと思う)


8月16日(月)
一昨日貰ってきたマトリョーシカにもう虫がわいてるし。
どーすんべえ?
8月15日(日)
本屋さんで料理本の棚を物色していて
「The Quick and Easy Japanese Cookbook」なる本を発見。
書いた人はなんと! Katsuyo Kobayashi だあ!!
カツ代さん、日本の料理のセンセたちの中で私が一番好きな人だから
意外な場所でその本に出会って、びっくりして、嬉しくて、
中身も見ずに値段も見ずに衝動買いしてしまった。
内容は既に持ってる本とだいぶ重複しちゃってるし
日本語の本をただ単純に英訳しただけだから
アメリカで売ってないような材料がいっぱい使われてるし
あまり実用にはならんなあ。
でもいいの、持ってるだけで幸せ。

表紙右上のいちばんいい場所に金ピカピカ文字で
「IRON CHEF WINNNER」と書いてあるのがなんだか笑えるです。


8月14日(土)
3年ぶりの野球観戦。
本来ならこの時期、例えナイトゲームでも暑くて暑くて屋外に3時間もいられないのだけど
今年は異様に涼しいから、野球を観るには都合がいい。
で、どーせなら「先着○万人に××をプレゼント」な日にしようということで
今日、先着2万人にレンジャース選手のマトリョーシカを呉れるというのに行ってきたのだ。
半月後には、ダラス近郊に本拠地のある製パン会社が
チームロゴ入り鍋掴みと鍋敷きを呉れることになっていて
私としてはそっちの方が魅力的だなと思うのだけど
あいにくその日は旅行中、ダラスにいないので。
いいんだマトリョーシカでも。
夫と私とで2組貰ったから、1組はヤスリかけて塗装を剥いで
何か私独自のマトリョーシカ作っちゃおっと。

野球場で食事つったらやっぱホットドッグだしょ。
セントルイスの万博でホットドッグが誕生して今年でちょうど100年の記念すべき年でもあるし
なのでホットドッグを頼む。
惨敗。
ここまでひどいドッグはアメリカで初めてじゃないか。
パンはぐずぐず、ソーセージはへなへな。
3年前、4年前に食べたときはもっと美味しかったよな?
何でこんなに味が落ちた。
でも、気を取り直して別の店で買った鯰のフライがまあまあ美味しかったからいいことにしよう。
ホームランの景品のタコス無料券も貰えたし♪
(何か貰うことと食うことしか考えて無い奴^^)


8月13日(金)
アメリカの偉大なお料理の先生(?)、ジュリア・チャイルドが亡くなった。
91歳だった。

彼女の料理番組は、見てるとなんだか頭がクラクラしてくるような内容が多かった。
例えば、今日はエッグス・ベネディクトを作りましょうという。
イングリッシュマフィンにカナディアンベーコンとポーチドエッグを乗せて
オランデーズソースをたっぷしかけた料理で
料理の成否は卵が綺麗に茹でられるかどうかにかかっている。
そのために彼女が取る手順はこう…
まず、鍋に湯を沸かす。
殻のままの卵を鍋のお湯に数秒間漬け、殻の内側をほんの少しだけ固める。
スプンで卵を掬い出して、改めてその鍋の中に卵を割り込む。
既に表面が少し固まっているから、白身が散らずに綺麗にできますよ…というのだ。
おいおい、卵の殻って、物凄く汚いんだぞッ!
番組の共演者も同じ疑問を呈した。衛生上、問題はないのか、と。
ほいたら彼女は力強く言い切ったのだ、「火を通すから大丈夫」
ひぃぃぃ!
でも、私がエッグスベネディクト大好物になっちゃったのは
あの日のあの番組の影響なんだよな。
彼女の料理番組には、とても'不思議な魅力があった。
大好きだった。
これからはもう、本の中でしか会えなくなってしまうけれど
でも、本の中でならいつでも会える。
そのうち、ジュリア式ポーチドエッグでエッグスベネディクト作ってみようっと。
合掌。


8月12日(木)
オリンピックに合わせギリシャ料理を作ろうと、かなり前から計画を練ってきた。
練りすぎた。
あれも作りたい、これも作りたい、
それに合わせるなら主食はこれ、サラダはこれ、
だったら主菜は寧ろあっちの方がいいかなあ、
献立内容が二転三転するうちに
気付いたらギリシャ料理でなく同じ地中海沿岸のトルコ料理になってしまっていた。
しかも一番大事なファラフェル(ヒヨコ豆のコロッケのような物)が
揚げ油に溶けて姿を消しちゃって
うう、何故だ、つなぎの小麦が少なかったのか??
ファラフェル食べ損ね
鍋1杯の油をゴミにし(漉しても使える状態じゃなくなった)
オリンピック記念料理は大失敗におわってしまい
ええい、いいさ、4年後は中国だもんね、そのときは拉麺と餃子で祝ったる。
8月11日(水)
物くれる人は誰でも好きです。
まして川原関連書籍なら。
タバコをやめてくれたらもっと好きになるんだけどねえ^^
8月10日(火)
日本から大事に抱えて帰ってきた「クールバスクリン」を使い果たした。
今日からはただのお湯。
でも、今年はまだ汗疹ができてないから大丈夫なのだ、アリガタヤ。

汗疹ができず、肌も焦げず、髪もまだちゃんと黒い。
ダラスなのに、夏なのに。
体には優しいのかもしれないけど、物足りない。寂しい。
せめてせめて、まともな残暑がくるといいな。


8月9日(月)
「辰巳さんの鬱陶しい葛餅」をこさえた。
6年前の春に新聞に紹介された辰巳芳子さんのレシピで
とっても美味しいのだけど、製造工程が物凄く面倒で鬱陶しくて
確か1度しか作ったことは無かったように思う。
が、今その作り方を読み直すと、いったいどこが面倒だったのか全く分らない。
くず粉と砂糖を水で溶いて煮て、餡を加えて蒸すだけだ。
…ああ、そうか、当時は裏漉し用の網を持っていなかったんだっけ。
煮た小豆を茶漉しでちまちま漉したんだっけ。
それも加減が分からないから、とりあえずレシピ通りの分量=5人分で。
今日はもう、漉し餡は冷凍庫に入ってる。
滑らかに仕上げたいからもう1度漉し直すけど
食後に食べるなら夫と2人で1人分で十分だ。
たった50g、楽勝楽勝♪
てわけで、え、美味しかったです辰巳さんの鬱陶しい葛餅。
改名、辰巳さんの鬱陶しく無い葛餅^^
8月8日(日)
手芸用品のチェーン店が、うちの近所に今朝10時、開店。
私は縫い物も編み物も好きじゃない。
必要に迫られて仕方なく鍋敷きや鍋つかみを縫う位のことしかしない。
だから手芸屋さんにはあまり用は無いのだけれど
入ってきた広告には先着100名様に粗品進呈と書いてある。
何をくれるか知らないけれど、タダでくれるものなら何でも嬉しい。
強欲、ビンボー人、と笑いながら、夫と2人で開店大売出しに出かけてみることにした。
但し、先着100人というのがどの程度の数字なのかは、まるで見当もつかない。
朝5時からメシ抜きで並ばないといけないのか、午後から行っても間に合うのか。
ま、物凄く欲しい、どーしても欲しいという物でなし
駄目なら駄目で諦めようと、開店少し前に店に着くように家を出てみた。
お店の前には短い行列。
見たところ、小中学校の2クラス≒7、80人前後といった感じか。
なんとかギリギリ貰えそうだな〜と思っていたのに
…私の5人前で100人に達してしまった。
配っていたのは、とても使いにくそうな分厚いバインダー。
中には「○○を利用して××を作ろう」のようなアイデア集が入っているらしい。
要らない。私はたぶん、絶対に必要としない。
同伴の夫はもっともっと必要としない。
でも、釣り落とした魚は大きい。
すっげぇ口惜しいっぞ!
8月7日(土)
年に1度の衣料品非課税の日。
お散歩用の靴を買いに行ったけど、私が必要とする「6号幅広」は在庫切れ。
予定より10ドル高い上等の靴ならば6号のも各色あったのだけど
履いて歩いた感じでは、20ドルの靴も30ドルの靴も有意の差は認められないし
だったら今日30ドルの靴を無税で買うよりも
予定通りの20ドルの靴の入荷を待って税金8.25%払って買ったほうが安いもんね。
普段用のもっと安い靴だけ2足買ってきた。
無税の日、今年で6回目。ようやくこの程度の冷静さは保てるようになってきた。
最初の年は狂乱状態で、予算超過・なおかつ大きさの合わない服まで買ったものなあ^^
だけどもし、台所用品無税の日とかがあったらば
冷静でいられる自信はまるっきり無い。
ぬいぐるみ無税の日…ものすごく危険だわ^^;
8月6日(金)
しょっく。
明日、映画を観に行く予定になっていた。
1ヶ月間、来る日も来る日もマクドナルドを食べ続けるという記録映画(?)で
す〜ごく楽しみにしてたのに
公開、今週半ばで終わっちゃったみたいだ。
こんなことならサンダーバードは後回しにして、先週、こっちを観ておくんだったなー。
来月にはDVDが出るらしいから、そしたら買うぞ。観るぞ。
8月5日(木)
通販で買った荷物が届く。
夫のCDと私の料理本と。
この業者はいつも呼び鈴を鳴らしもせずに荷物を玄関先に放り投げて行っちゃうのだけど
今日の担当者さんはちょっぴり親切、玄関外の泥拭きマットの下に荷物を入れて行ってくれた。
目立つ形で荷物が放り出してあると盗難の心配もあるし
夏のダラスで半日お日様に当たってたら荷物の中身によっては駄目になっちゃう物もあるし
泥拭きマットのしたに入れるだけでも少しはマシ…かもしれない。
でも、荷物があることを知らずに帰ってきて、踏み潰しちゃったらどーしてくれるよ、おい。
ちゃんと呼び鈴鳴らして手渡して欲しいな、大事な荷物。
(ええと、今日のは宅配業者さん。
郵便屋さんは、郵便受けに入る大きさの荷物は郵便受けに入れて行きます。
そんで「メロディ」は余裕で郵便受けに入ります。
なのでメロディ踏み潰すことはたぶん無いです。
親切なおじさんへ。)
8月4日(水)
平屋建ての家に住み、階段を上り下りする機会の少なくなってしまった私は
膝から上の筋肉がとても弱くなってしまっているようだ。
デパートの故障したエスカレーターなんぞを歩いてのぼると、1階分だけで腿が辛くなる。
こんなことじゃいかん、今ならまだ間に合うぞと
最近は、朝の散歩のときに、出来る限り起伏のある道を選んで歩いている。
一番いいのは近所の小学校の周りをぐるぐる回る道。
学校が小さな丘の上に建っていて、それを囲む道もなかなか激しい坂道なのだ。
でも、うちの地区の小学校は、今日から新学期。
子供たちの登校時間、学校周辺をあまりしつこくうろうろしてると
不審人物と思われかねない。
せいぜい2周程度が限度だよな、くすん。

ぴーちくぱーちくやかましく邪魔臭い、スクールバスを待つ子供の群れを避けつつ
送迎で交通量の増えた広い道も避けつつ
さらに週1度の公園周辺の芝刈り作業車も避けつつ
お散歩のコースを組み立てるのは結構難しい。
早く来年の夏休みにならないかな。


8月3日(火)
眼鏡屋さんから購入御礼のの葉書が送られてきた。
眼鏡1つ買っただけで、ご丁寧なこった。
ま、カード1枚でも貰って悪い気はしないよな、
と普通は言うんだろうけど。
紫の地に金ぴかの文字で「Thank you」は良いとして
その下に、同じ金ぴかの巨大な目の絵。
ちょっちコワイ。
あんまり嬉しくないよ^^;
8月2日(月)
寒い夏。
私の庭の7月の最高気温は、96.5度≒35.8℃だった。
100度を超えない夏なんて。
体温よりあつくならない夏なんて。
あんまりにも寂しすぎる。
先週の日曜なんか、最高気温が82.8度≒28.2℃。日本の「真夏日」は30℃だよね?
それに達しなかったのよ、ダラスの7月なのに。
そんでその翌朝なんざ、70.7度≒21.1℃まで冷え込んで
散歩しながら鳥肌たててたのよ。
さすがに吐く息白くはなかったけれど。
お日様が恋しい。
アイスと冷やし中華の美味しい夏が恋しい。
8月1日(日)
実写版『サンダーバード』を観に行く。
雷鳥の「スコット」を連れて。
そうか、秘密の小島はテキサス・インスツルメンツ社のチップで制御されてるのか^^
本筋とはほとんど無関係のその1コマで大受けする夫と私。
うん、やっぱり眼鏡ってのはいい物かもね。
眼鏡が無かったらあれがTIのチップだなんて細かい所までは見えなかったろう。
秘密の島の冷凍庫にベン&ジェリーズのアイスクリームが入っているのにもきっと気付かなかったろう。
眼鏡万歳。


7月31日(土)
眼鏡ができてきた。
ううう、派手だなあ。目立つなあ。
物凄く、へんな顔。
下手に無難な枠を選んで、中途半端に違和感があるような状態よりは
ド〜ンと目立つ枠で物凄く変な顔になっちゃった方が
いっそ寧ろ可笑しくないよというのが夫の意見で
それに従ったわけなのだけど
それにしてもけったいな顔だ。
個人的な知り合いがほとんどいないダラスでだからこそ作れた眼鏡だな。
私の眼鏡をみて笑う人は、行きつけのタイ料理屋のお姉ちゃんくらいしかいないものね。
あの店に行くときは、当分、眼鏡外しておこ。
(いつかは乗り越えねばならぬ壁なわけだがな)


7月30日(金)
実験場には来ない蟻が、何故か台所には来るんだな。
瓶詰めのいちぢくの栓が堅くて、やっとの思いで開けたら反動で汁がこぼれて
調理台の上はすぐ拭いたけど床を拭くのは忘れていて
そこにワラワラたかられてしまったのは私の失策だ。
製菓に使った匙の類を洗うのを後回しにして放置していたのも私が悪い。
でもね、お願いだから、今刻んでいる真っ最中のチョコレートを食べに来るのは辞めて貰える??
リスや文鳥なら「手乗り」も愛らしいけれど
ココナツ丸めてる私の手に上ってくる蟻はかわいく無い。
ファイア・アンツでないのが不幸中の幸い??
7月29日(木)
日曜に、量販店でチョークを買ってきた。
嘘か真か、蟻はチョークが嫌いらしい。
家の周りをチョークで囲うと、奴らは家に入ってこなくなるらしい。
もし本当なら、嬉しい話だ。
1匹1匹指でぶちぶち潰すのはあまり好きじゃない。
毒の餌で巣を1つ全滅させるのも好きじゃない。
ただ私の台所を我が物顔で歩き回ってほしくないだけ、
私の料理本の本棚に土足で上がってほしくないだけなんだから
侵入を阻止できればそれで十分なんだ。
ただ、最近のチョークはお子様が誤って口に入れてしまっても安心な無毒のチョークが主流だから
蟻さんたちもまるで平気、という噂もある。
今はもう輸入が禁止された中国製の猛毒チョークを大事に大事に使っている人もいるらしい。
ま、例え効き目がなくてもたかだか1ドル程度の物だし
駄目でもともと、試してみようやと。

実際に家をぐるっと囲ってしまう前に、まずは効果のほどを試してみる。
月曜、紙の上に砂糖の小山を2つこさえて、片方だけをチョークで囲んでみる。
裏庭に出して2時間。
理想としては、チョークで囲わなかった砂糖にだけ蟻がたかっていてほしい。
が。何故か、どっちの砂糖にも蟻は来なかった。
砂糖だけじゃ不満なのかな〜と思い
火曜、鰻の蒲焼のタレの残りを匙1杯ずつ砂糖の上からかけてみる。
先週、こいつを作る過程でうっかり吹き零れさせちゃったのを放置してたら
1時間もたたぬうちに窓からガス台まで黒い行列ができちゃったから
きっと蟻さんはこのタレが好きなのだろう。
が、半日待っても実験場に蟻さんは現れなかった。
水曜、いい加減古くなってるチョコキャラメルと薄荷飴を積みあげてみる。
今日はクッキーのカスを撒いてみる。
蟻さん、ちっとも来やしねえ!!
もしかしてこれは物凄く強い毒チョークで、近くにあるだけで蟻がよって来ないとか???
謎だ。


7月28日(水)
毎晩、夫は355mlの瓶1本のビールを飲む。
で、その瓶は、いつもその辺にほったらかしてくれる。
空き瓶は台所の隅のビールの空き箱に!といくら言ってもまるで駄目。
ま、私は専業主婦で、家の中を片付けるのは私の仕事で、
だからビール瓶の始末も私の受け持ちと考えられなくはないのだけどさ。

して、今日の晩飯は鶏肉のフライだった。
叩いて叩いて叩きのめして薄く伸ばした鶏肉で、ハムとチーズを巻いて揚げるの。
私は肉叩きを持っていないから、いつもビールの空き瓶を使うのだけど
こんな日に限って!夫は昨日のビール瓶を自主的に片付けてくれてしまっていた。
しかもちょうど一杯になったビール箱を車庫に運び出してくれてしまっていた。
え〜ん、ビール瓶なしに、どうやって肉を叩けばいいんだ。
中身の入った酒や味醂や酢の瓶を振り回すわけにもいかないし
椅子の脚を1本外してってわけにもいかないし
ったく、今後、肉を叩く日は瓶はそのままでいいからんっ


7月27日(火)
寒い。ダラスなのに、夏なのに、なんでこんなに寒いんだ?
昨日の晩飯は缶詰の鯖を梅酒で煮る予定だったけど
急遽変更、コチュ醤でぐつぐつ煮込んでヒーヒー言いながら食べた。
今日は残った煮汁に豚肉と豆腐をぶちこんでぐつぐつだ。
もし明日もまだ寒かったら、さらに残った汁でうどんだな。
7月26日(月)
らもさんは、最後までらもさんだったなと。
あっちの世界で、美味しい酒を飲んでください。
そんで天国追い出されて、長い雲の階段をふらふらよたよた下りて
こっちの世界に帰ってきてくれたならいいのにな。
合掌。
7月25日(日)
昼、ファストフードのインド料理を食べた。
私には初めての店。
夫はダラスに来て間もない頃に1度だけ来たと言う。
物凄く辛くて全部は食えなかった、と夫が言うので
ドキドキワクワクちょっぴり不安な気持ちでカレーを頼んだのだけど
ええ?別にそんなに辛くないじゃん。
夫も首を傾げている。
5年間で店が味付けを変えたのか、私らが辛さに鈍感になったのか。
きっと後者だな。

たいして辛くないカレーを拍子抜けしながら食べつつ、もう1度メニューを眺め直していたら
「Chikooのアイスクリーム」というのがあるじゃないか。
Chikooというのは、2ヶ月前にインド系スーパーで買って、渋くて渋くて食えなかった果物だ。
よし、復讐だ。
2ドル49セント、そのアイスを買ってみる。
小さな植木鉢のような形の素焼きの器を夫と2人で突付く。
ちょっとザラザラする舌触り。
日本で食べたさつま芋のアイスに似てるかな?
美味しいのか不味いのか良く分らない味だけど、少なくとも食えなくはない。
やがて容器の底が見えてきた。
…え。
「植木鉢みたいな」じゃなくて、これ、植木鉢そのものだ。
ゴム糊のようなもので底の穴を塞いであるよ。
ひょぇぇぇぇ。まさか園芸店で、肥料や殺虫剤と一緒に売ってるのを買ってきて使ってるのか?
ちゃんと洗ってあるんだろうな??
食べ終わった釜飯の釜を植木鉢のかわりに使ったことはあるけれど
逆の体験は初めてでした。(これで最後にしたいと願う)


7月24日(土)
K社の製パン用小麦粉は、粉30g中に4gの蛋白質を含む。
1袋に5ポンド入って2ドル79セントだ。
H社の「小麦蛋白粉」は、粉12gのうち8gが蛋白で
6オンス半入りの袋が1ドル89セントだ。
小麦蛋白は、自然食品屋さんで測り売りもしている。
こちらは1ポンド当たり1ドル79セントでH社の物より安いけど
粉9gに対し蛋白4gと、H社の物より蛋白の量も少ない。
さて。由里さんは今、麩饅頭を作りたいと思っている。
粉を捏ねて水洗いし、蛋白成分だけを取り出すわけだが
さあ、この3種類の粉の、どれが一番安上がりなんだろう?
夫と2人で30分もかかって計算し
ようやく導き出した答えは2人食い違ってた。
どこが間違ってるのか確認しようと2人の計算式を分つき合わせてみたらよけいに混乱、
「これ何?分子と分母が逆じゃん!」「何でこの数字を掛けるの?割るんでしょ???」と
小学生の算数レベルでの口論になる。
やがて分ったことは、私は「蛋白1gを買うのにいくら掛かるか」の計算をし
夫は「1ドルで何gの蛋白成分を買えるか」の計算をしていたのだ。
そりゃ、違う式になるわけだ。
でも、最終的な答「どれが一番得か」は一致するべきだよな〜。
まず、夫はオンスとポンドの換算を誤っていたのでそこを修正(12進法じゃないってば)
それでもまだ正解に辿り着かない2人。
あまりに情けない。
2人、頭が悪くなったわけじゃないよね。
ただ今日は少し疲れてるだけ。
明日の朝、も少しすっきりした状態で計算し直そう。
7月23日(金)
2ドルの安物胡椒挽き(13日参照)は部品が全部プラスチックで、丸洗いが可能だ。
その利点は活かさなくちゃな。
胡麻を挽いたり、鷹の爪を砕いたり、いろんなことに使ってその都度洗う。
こいつは結構いいかもしれない。
ローズマリーにはローズマリー用の胡椒挽きを買ってやろうっと。

して本日は、その安物使い回し用胡椒挽きでアーモンドを粉末にして
アーモンド・マカロンを焼いてみた。
ついでにココナツ・マカロンも。
卵白にココナツとココナツミルクを混ぜて天板に落として
天火で焼きながら復習のために本を読み直したら
あれれ。指示された材料はココナツミルクじゃなくてコンデンスミルクだった^^
ココナツミルクとコンデンスミルクじゃ味も成分もまるで違うぞ。
「co」で始まり「Milk」で終わるところは共通だけど
いったいどうやったらそんな読み違いをするか。
ああ大間抜け。
でも完成したココナツマカロンは素晴らしく美味だった。
きっとコンデンスミルクで焼くより美味しくできたと思うよ。
けがの功名? 幸せ幸せ。


7月22日(木)
只今、夫はコンタクトレンズ装着の練習中。
毎晩夕食後、浴室で一人奮闘している。
初日はいつまでも部屋に戻って来ず、トイレで倒れてるんじゃないかと私を心配させたりしたが
いったんコツをつかんだら後は結構簡単にできるようで
最近はほんの数分で眼鏡無しの間抜けな顔で帰ってくるようになった。
あんまり面白くない。
でも今日、うはは、早速やってくれたよ。
「こ、こんたくと落としたっ動かないでっ」
…頼むから、車の運転中には落とさないでねコンタクト。
7月21日(水)
水羊羹、失敗。
本に指示されたよりも餡の量を減らし、水と寒天を増やしたのに
まだ濃すぎる。堅過ぎる。舌の上で融けてくれない。
提灯持ち雑誌の提携記事なら「小豆餡を惜しみなく使ったリッチな味」とか紹介するのかな。
馬鹿言っちゃいけない。水羊羹は、水っぽくなきゃいけないよ。
次回はもっともっと小豆を減らしたる。
但し、実行はたぶん来年。
この夏はまだ、葛餅葛桜みつ豆をこさえなきゃならないんだから。
7月20日(火)
先週の木曜、晩飯にタイ米を炊いた。
5日たって、いまだに、空調が入るとふわ〜〜〜〜っとタイ米の香りが漂う。
大好きな香りだから困りはしないけれど
この家の空気の循環はどうなっちゃってるのだろうかと不安にもなる。
タイ米に添えた(タイ米を添えた、と言うばきか)カレーは香らないのが不思議。
7月19日(月)
夫がテキサスの25セント硬貨をお釣りにもらってきた。
発行から50日。
思ったより早く手に入ったな。嬉しいぞ。
たった25セントで、昨日の分まで幸せになれる私。
安上がりでいいねえ^^
7月18日(日)
Bad day.

朝の散歩中、ぬかるみに足滑らせて、転びそうになった。

数日前からトイレの水が止まらなくなってしまっていた。
水槽内の鎖に問題があるのは分ってたけど、部品が手元に無いから直せない。
仕方がないので元栓を締め、使うときだけ開栓して必要なぎりぎり量の水を流していた。
昨日、夫がちょちょいといじり、いったん直ったように見えたのだけど
実はちゃんとは直っていなかったらしい。
今日また、流れっ放しになった。
しかも、不自然な流し方を続けていたせいか、便器の詰まりも同時発生してしまったんである。
便器内の水は出ていかないのに、水は供給され続ける。
元栓を締めるのも間に合わないまま、洪水。
3年半前、アパートに住んでた頃、同じ事故を起こしたっけなあ。
あの時は水が溢れてるのに気付かず、下の階まで水を漏らしてしまったんだった。
今回は幸い、溢れた水量はほんのちょっとで済んだ。
その代わり、溢れたのはもろ「汚水」だった。
質か、量か。ううむ^^
本来平和であるべき日曜日だとゆーのに大変な事になっちまったよ、やでやで。

予定外の大掃除を済ませ、取り敢えずは昼飯を食いに馴染みの朝食屋に行く。
この店は、何を頼んでも(何も頼まなくても)自動的に出されるパンが非常に美味しい。
それが目当てでこの店に通っているといってもいいくらいに好きなパンなのに
今日、うちの卓にはそのパンが来なかった。
隣の老夫婦、後ろの親子連れはそのパンを食べていたから
パンを出すのをやめてしまったわけではなく、私たちが忘れられただけだろう。
定食の一部として料金に含まれている皿が来ないなら勿論文句を言うのだけれど
サービス品に近い感覚の物だけに催促もしづらく
結局、そのパンは食べられずに食事が済んでしまった。
非常に悲しい。

この時点でおおいに意気消沈していた私、今日は大人しく過ごすことに決定。
買い物しても何しても、きっと大失敗がついてくると思ったから。
大人しく、大人しく、映画「スパイダーマン」を観に行く。
とても面白かった。
後ろの子供が私の頭上にジュースをこぼすことも、隣のじーさんが大鼾で居眠りし始めることも無く
楽しく映画鑑賞を終えることが出来た。
晩飯のメキシコ料理もすこぶる美味で、大満足で店を出た。
終わり良ければ全て良し、今日もいい1日だったねと言えるかと思ったら
店の駐車場で、うちの愛車「すーぱー草履号」の右後輪がパンクしていた。
見事にぺったんこ。
泣くでも怒るでもなく、もう、笑うっきゃない災難の日であった。

でもね、転びそうになっただけで、実際は転ばなかった。怪我しなかった。
そのあとの災難も、全部、物的被害だけだったんだよね。
夫も、私も、そしてぬいぐるみたちも、全員元気。
これは、幸せなことなのじゃないかなと無理やり前向きになってみる。
朝食屋さんのお姉さんが、卓上にいた米蔵を「キュート」だと笑って頭を撫ぜてくれたし
うん、いい1日だったよ、やっぱり、
(溢れた水に慌てふためき「ボロ布、ボロ布っ」と絶叫しながら家の中を走り回っていたときに
アライグマの「余湖Σ」と目が合ってしまい
一瞬、ほんの一瞬、奴の頭部を掴みかけたことは絶対のヒミツ^^


7月17日(土)
堅焼き蕎麦の美味しい中華料理屋を発見…感涙。
以前は、麺も餡も共に気に入っていた店があったのだけど
店の賃貸契約が切れるから、この際いっそ自前の店を建てる、今年12月には新規開店するよ、と
いったん休業してしまったのが去年の夏。
10月、11月、もうすぐかな。
12月、1月、まだ開かない。
2月、3月、4月になっても店の建築予定地は更地のままだ。
5月、別の中華料理屋に行ったら、あの店で給仕をしてたお姉さんが働いていた。
そりゃそーだ、お店が開くのを待っていつまでも無収入でいられるはずがない。
てことは、あの店で働いてた調理人たちももうよそに移籍してるのかな。
お店が仮に来月再開したとしても、前と同じ味は望めないかも。
というわけで、美味しい中華料理屋の新規開拓に本腰を入れだしたのが先月。
とりあえず堅焼き蕎麦の店は確保できたから、次は酢豚の美味しい店を見つけたい。
7月16日(金)
青山ブックセンタ(ABC)ー閉店!?
…大打撃。
一時帰国のたびに、新宿のルミネ店にとってもとってもお世話になってた。
荷造りを全て終えてからABCに行き
かばんの隙間に入るだけ、機内預け入れ荷物の重量制限ぎりぎりいっぱいの日本語の本を買い漁るのが
日本最終日の朝の決まりになっていた。
料理本の棚は貧弱で、その点では私には向いてない本屋だったけど
それでも、あんなに朝早くから開いてる本屋は宿のそばには他になかったからな。
一昨年の帰国最終日はルミネの休館日に当たってしまい
ABCもお休みだったから、物凄く困ってしまったんだった。
今度の帰国時は、いったいどこで本を買えばいいんだろう?
ABCの復活を願う。


夫がコンタクトレンズを作ると言い出した。
夫は大変な近眼で、眼鏡無しでは殆ど何も見えないらしい。
だから旅行の時には必ず修理用の螺旋回しと瞬間接着剤と
さらに予備の眼鏡まで荷物に入れねばならず
これが結構鬱陶しいのだ。
コンタクトなら予備を持ってもさほどかさばらないし
処方箋があれば出先でその場で購入することもできる。
(何も見えない夫がどうやって眼鏡屋に行くのかという問題はあるが)
どっちみち、あと少し度が進めば眼鏡では補正しきれなくなるし
今のうちにコンタクトに馴染んでおいても損はなかろうという勘定らしい。
ならば。この際、私も眼鏡を作ってしまおう。
実は私も相当に視力は低いのだ。
送迎運転手兼付き添い通訳の夫がいなけりゃ医者に行けない私にとって
これは絶好の機会である。
というわけで、本日は夫婦揃って眼医者行き。
…いやあ、参った。去年・一昨年の健康診断よりもはるかに難儀だった。
検眼表の文字を順に端から「S…L…」て読んでるのに、それが通じないんだもん。
これじゃ検査になりやしない。
せめてランドルト環の検査なら上下左右を指で示して誤魔化せるのに。
もっと悲惨だったのは手元の細かな字が見えるかどうかの検査で
小さな小さな活字で印刷された短文を「読め」と渡されたのだけど
分りませんっ。字は見えるけど、この綴り、何と読むのか分りませんっっ。
夫が今にも吹き出しそうなのを必死でこらえてる姿が目に入り
ああ口惜しいってば。

私の眼底検査のための瞳孔を開く薬が効いてくるのを待つ間に
通訳業から一時解放された夫は自分のコンタクトの用件を急ぎ片付ける。
手を洗い、鏡に向かい、先生に教わりながらレンズ装着練習だ。
眼鏡無しでは殆ど何も見えない夫である。
レンズも、レンズを乗せた指先も見えないんである。
傍で見てると、これほど愉快な物もない。
噴出しそうになるのをこらえるので必死だった。
さっきの夫と立場逆転。

眼底検査も無事に済み(業務連絡:現時点では眼圧も眼底も正常だそうです。>母上様)
(状況説明:↑母が緑内障。私に遺伝している可能性大。)
あとはお気楽に、眼医者付属の眼鏡屋で眼鏡のふち選び。
さんざ迷って、結局これと決めたのは、真っ赤なふちのド派手な眼鏡。
結構笑える顔です。
仕上がりは7日〜10日後。ふふふ、楽しみ。


7月15日(木)
玄関先に蜂が巣を作っている。
奴がいない隙にホースの水をぶっかけて叩き落とすのだけど
何度落としても蜂は懲りずに同じ場所に巣を作り続ける。
参ったなあ。
奴はたぶん夫と私が巣を壊していることに気付いていると思うし
いつか、玄関を開けたとたんに襲い掛かられるのではないかとキョーフなんである。
蜂が巣をかけないようにする方法って、何かないのかね。
要らないCDをぶら下げるとか、ペットボトルに水入れて並べるとか
そんなんじゃ無理だろうなあ。
7月14日(水)
「遅くなるから、晩飯、先に済ませちゃって〜」と
夫から連絡が来たのが7時ごろ。
結局、帰宅は10時半頃。
この4年間で、たぶん、一番遅い時間だ。
普段の帰宅は7時半。朝、家を出るのは9時少し前。
これを当たり前と思っちゃいけないんだろうなあ…
7月13日(火)
ローズマリーの香りが好きで、料理によく使うのだけど
尖った葉の先が歯と歯茎の隙間に刺さって痛いのが難点だ。
痛いのを我慢しながら香りを楽しんでいたのだけれど
ひょんなことから、夫もローズマリーに痛めつけられていたことが判明した。
あれま。それじゃあ、何か対策を講じないと。
粉末にしてしまえば良いのだろうけど、毎回包丁で刻むのは面倒だな。
考えた末、週末、1ドル99セントで簡易胡椒挽き付きの粒胡椒を買ってきた。
こいつでローズマリーを挽いて使おうという計画だったのだけど
おやおや、胡椒挽きの目が粗すぎた。
まるで挽けずに、そのままの姿のローズマリーがぽろぽろこぼれてくる。
安物だけあって目の調節なんかできないし、こりゃあ失敗だったな。
でも。
もう1度考え、もともと持っていた少し上等の胡椒挽きにローズマリーを入れてみる。
これは正解。綺麗な粉末ローズマリーができあがった。
これで痛い思いをせずにローズマリーを楽しめるぞ。
胡椒は新しい安物胡椒挽きで挽くからいいもんね。
安物の胡椒挽きの歯はプラスチックだから、きっとあっという間に駄目になるだろうな。
それまでに、少しちゃんとした胡椒挽きを胡椒用に(またローズマリー用に)買わなくちゃだ。

でも、姿のままだとこんなに痛いローズマリーなのに
どーして粉末の物を売っていないんだろう??
ひょっとして、私の使い方が間違っているのかしらん???


7月12日(月)
一昨日、霙2号を店に返す前に、お別れに最後の姿を写真に撮ってやった。
霙2号を買って以来全く使われることなく眠り続けていた初代デジカメの霙号を使って。
霙号は霙2号と製造元が違い、記憶媒体が違い、パソコンとの接続手段も違い、
何より、今使っているノートパソコンには初代霙の中身を処理するためのソフトも入っていない。
なので霙号の中の写真をパソコンに取り込むのは予想外の大仕事になった。
丸2日かかり、今日ようやく接続できたのだけど
ああ、がっくし。写真、撮れてなかった。
霙号、電源は入る、シャッターも下りる、「撮影確認」の画面でもちゃんと撮れてるように見えるのに
実は記憶媒体には情報がまるっきり入らないという病気を持っていて
それで霙2号に乗り換えたんだった…忘れてたよ。
撮り直しをしようにも、もう霙2号はここにいない。
ちょっぴりさみし。
7月11日(日)
スーパーの果物売り場に、ものすご〜〜く良い香りの黄色い果物があって
買ってみた。食べてみた。すさまじく渋かった。
駄目元と思い、齧りかけの果物を電子レンジで加熱してみた。
さらに渋くなった。
しょぼん。

夜、本屋に行った。
「食材図鑑」のような本があったので、あの果物について調べてみる。
「この果物は生食には適さない。
しかし車の中に置いておくと最長6ヶ月間は腐らず、アナタの車に良い香りをもたらすであろう」
…わしはどうやら「芳香剤」を食ったらしい。しくしく。


7月10日(土)
私の2代目デジタルカメラの霙2号、急逝。
ぬいぐるみの写真を撮るときは、奴らの保護に気を取られ
カメラにまで注意が行き届かないことが多いから
カメラを落として壊してしまわないよう、手吊り紐をちゃんとつけてた。
のに。それがアダになった。
机のふちから垂れ下がっていた紐に、足ひっかけてしまった。
がしゃん。
そしてそれっきり、うんともすんとも言わなくなってしまった。
享年1年11ヶ月。もっと長生きさせてやりたかったな。ごめんよ霙2号。

この手の品は日に日に進化しているから
2年前のデジカメなんざ今となっては子供の玩具以下の性能だ。
有料で修理してもらう価値は無い、というのが夫の意見。
でも、カメラと一緒に買った4年間の保険の対象になるのなら
直してみても損はないかな、ということで
取り敢えず購入店に持ち込んでみた。
結果、「同等の新品と交換するから、好きなの選んで1個持ってこい」と言われた。
同等というのは性能のことではなく、価格のことらしい。
2年前の霙2号の値段300ドルが、私が今日貰えるカメラの価格上限になる様子。
どっひぇえ。それって、チョーLuckyって感じ?
2年前と同じ値段で、今なら数倍いいカメラが買えちゃうよ。
落とし得、壊し得ですかい。
完璧に私の過失による破損なのに。
納得いかないけど、頂ける物は頂かにゃ損なので
あれこれ手にとって見比べ、いったん家に戻って検索かけて調べたりもして
数時間後には、霙2号と比べて遥かに優れ物の霙3号を手に入れたのだった。
1つ口惜しいのは、家で調査をしてる間にお店の担当者が交代してしまい
この人は、私が選んだ限度額ぎりぎり300ドルの機種を認めてくれなかったこと。
「古いのと比べて高性能すぎるから駄目」だって。くそぉ。
この辺は担当者の胸三寸だからな。
でも「これならいいよ」と出してくれた250ドルのでも無意味なまでに画素数多いし
望遠の拡大率が上がって、動画の記録時間が延びて、縦横厚さ共に小さくなって、
3日遅れのタナボタ様だ。霙3号、これから宜しくね。
現在、あちこちいじり倒して楽しんでおります真最中。
とりあえず、起動画面を自由に設定できるらしいから
そこに雪村霙さんの絵を入れるのが目標です。
   雪村霙さんについて知りたい人は、川原泉「森には真理が落ちている」を読もう。
   白泉社・花とゆめコミックス『笑う大天使』2巻、
   または白泉社文庫『美貌の果実』に入ってます。
   ついでに言えばパソコンの起動画面と壁紙は「アンブレラ」さぁ♪)


7月9日(金)
本気で蒐集するつもりはないけれど、なんとなく、砂糖の小袋を溜め込んでいる。
レストランや喫茶店においてある、5g程度の砂糖が入ったアレだ。
初めて入った店で見たことのない砂糖に出会うと、1つ取ってポケットに入れずにはいられない。
コーヒーのシミを付けちゃった袋もあるし、ポケットの中で皺くちゃにしちゃった袋もある。
いつどこで手に入れた等の記録を一切残していないから、資料としての価値もない。
それでも新しい砂糖があれば、取らずにはいられない。
片面に風景写真の印刷された砂糖袋で柄違いが数種類あるようなものに遭遇してしまうとさあ大変、
全てを1袋ずつ確保しないと気が済まない。
10種類の船の絵の砂糖袋を取ってきたときは、さすがに万引きな気分でどきどきした。

ここ半月、家の中に蟻が増えて増えて困っているので
念のため、集めた砂糖袋に蟻がたからないようポリ袋に密封しておくことにした。
ついでに同じ砂糖を複数だぶって取ってしまったものなどを整理処分して。
同じホテルチェーンの砂糖でもカナダの物は英仏2ヶ国語表記だったり
一見同じ袋でもビミョ〜に違う部分があったりするので要注意だ。
とある製糖会社の砂糖の袋の裏面には「砂糖は小匙1杯で僅か15カロリーです」と書いてあるのだけど
1袋だけ「〜僅か16カロリーです」となっている袋を見つけてしまった。
1いっとこっちの袋が古い。
昔は16カロリーと謳っていたのを、もっと聞こえ良く15カロリーに直しちゃったんだ。
ずるいよな^^


7月8日(木)
あるウェブサイトには、鶏肉にパセリとセージとローズマリーとタイムを振り掛けて天火で焼けと書いてある。
別のサイトには、塩胡椒して焼いた肉に上記の香草のソースを掛けるレシピが載っている。
トマトソースとチーズと香草を鶏で巻き込んで揚げる料理法もある。
きっと香草のスープで煮込むのもありだろう。
検索かけたらゾロゾロ出て来た大量のレシピ、細部は皆違うけど
必須条件は「パセリ、セージ、ローズマリー&タイム」。
サイモン&ガーファンクルの「スカボロフェアー」の歌詞に繰り返し登場する4つの香草、
そのどれが欠けても「サイモン&ガーファンクル・チキン」にはならない。
逆に言やぁ、その4つの香草さえ入れれば、後は好き勝手でいいわけだ。
鮭に香草を振ればS&Gサーモン、豆腐に振ってS&GトーフだってOK。
てわけで私流に作った醤油味の「鶏のサイモンとガーファンクル風」が、今日の我が家の早めの夕食。
そんで8時からは彼らのコンサートだい!

ガーファンクル君、高音が出なくて苦しそうだったと夫は言う。
幸か不幸か私の耳はそんなに上等じゃないので、実のところ、それは分らなかった。
それよりガーファンクル君の膝と腰が曲がっているのが気になって。
しゃーないか、もう60歳過ぎだもんな。
途中、他のグループに舞台を譲ってサイモン君たちは後ろに引っ込んじゃったのは
2時間を歌い通す体力がもう無いってことなんでしょうねえ。
だったら遠慮せず、二部形式にして幕間の休憩をとればいいのに。
サイモン君たちが高齢なら、客席のオールドファンも皆高齢。
曲の途中で席を離れる人たちのまあ多いこと多いこと、きっと行く先は皆お手洗いだ。
休憩入れてあげるべきだったよ。

コンサート終了後、最上階の私らの席から地上まで階段で下りた。
アイスホッケーの試合後はいつも押すな押すな状態のこの階段、
今日はとっても空いていた。
私ら愛用の駐車場はアリーナのすぐ隣の駐車場より5ドルも安く
その代わりアリーナから10分ほど歩かなきゃならないのだが
そこも今日はガラガラで
みんな、階段を歩いて下りられないんだな。
10分歩くより、5ドル余分に払った方がいいと思ってるんだな。
サイモン君たちとそのファンたちの年齢を感じた2時間でした。


7月7日(水)
お星様が願いを叶えてくれるのならば。
「つん太に会いたい」。

あれから2年半が過ぎ、あの子がまだ私の掌の中に帰って来てくれないのは
あの子が今いる場所で今、幸せにしているからだろう。
プリンやシュークリームに囲まれて、120%大満足の日々を送っているからだろう。
だとしたら。
「会いたい=帰って来い=今、不幸であれ」ということにならないか?
でも「あの子さえ幸せならば私はそれでいい」と言えるほど私は強くないし。
私の幸せはつん太の不幸。つん太の幸せは私の不幸。
「つん太に会いたい」「つん太が今、幸せでありますように」
私はいったいどちらを願えばいいんだ?
ああ、そうか。
あちこち旅して美味しいケーキを山ほど食べたけど、世界中で一番美味しいのは由里姉ちゃんのお饅頭、
由里姉ちゃんの傍で由里姉ちゃんのマフィンを食べるのが僕の最高の幸せ、と
つん太にそう言って貰えるようになればいいんだ。
そしたら2人の幸せが合致する。
短冊には「料理上達」と書こう。
今日は星、見えないけど。


7月6日(火)
ヒューストンに出発する朝、庭を見て驚いた。
玄関先の芝生に2本、小さな星条旗が突き刺さっていた。
お隣も、お向かいも、皆おそろいの星とシマシマの小旗。
旗の根元に一緒に刺さった紙片を見ると、どうも地元の不動産屋が宣伝用に刺して行った物のようだ。
2001年9月以降、私は星条旗が嫌いになった。
その星条旗が私の庭で揺れている。不快だ。
雑草みたいに根を張ってるわけでなし、軽く引けばすぐに抜けるはず。
でも、抜けなかった。
なんだか恐くて抜くことができなかった。
踏み絵な気持ち。
独立記念日が過ぎ、昨日、ようやく抜き取ったのだけど
物が物だけに生ゴミと一緒に捨てるのも憚られ、始末にこまっている。
花火会場でも2つ小旗を貰ってしまったし
テロ直後に護身用に買った小旗1つ、
ダラスに来たばかり、まだ星条旗が嫌いでなかった頃に自主的に買った小旗も1つ。
合計6本の星条旗が花瓶に生けてある。
誰か、欲しい人いたらあげるよ。
(ヤンキーなぬいぐるみさんの衣装を作るのに手頃な大きさかも)
7月5日(月)
大事なトンガラシを毛虫に食われてしまって以来、裏庭には出ない日が続いていた。
雑草伸び放題なのはとても気になったけど
前庭の草だってむしりきれないのだもの、裏庭なんか構っていられない。
楓もピカンもピスタチオも、ほったらかしの日々だった。

今日、スーパーの果物売り場でイチヂクを眺めていたら
夫が「そーいえば、うちのイチヂク、実がついてるよ」と教えてくれた。
帰宅して裏庭に出てみれば、おお、もう見事な大きさに育っちゃったイチヂクが2つ。
これから育ちそうな小さいのがどっさり。
うわあああ…これ、食べられるようになるかな?なるよね?
イチヂクのマフィン、イチヂクジャムのクッキー、イチヂクとハムのサラダもいいな。
楽しみ楽しみ♪


7月4日(日) アメリカ合衆国、お誕生日おめでとう!
ヒューストンという町は非常に有名ではあるけれど、観光地ではない。
見る所といったらNASAのジョンソン宇宙基地くらいしかない。
そんでそこは、4年前に夫のパスポート更新をしに来たときに既に見学済みなんである。
野口さんの飛行後には是が非でも再訪してプロジェクトの記念ワッペンやバッヂを買わなくちゃだけど
今回は別に行かなくていい。(だって入場料、高いんだもん。)
となると、今日はもうヒューストンには用は無いわけで
たっぷり眠って、のんびり起きて、車でさっと市内一周だけしてダラスに戻って来てしまった。


うちに帰りついたのは夕方。
そのまま、隣町の独立記念日祝賀会場に遊びに出た。
子供用の移動遊園地やら手工芸品の販売ブースやらには興味ない。
私の目的は飲食の屋台1点ばりだ。
ふふふ、やっぱりあったぞ、前に食べ損ねたフライド・ピクルスの店。
前回は混み合い過ぎてて細かな文字は見えなかったのだけど
今日、よくよく見れば、うわああ、すっげえジャンク。
「何でもかんでも揚げちゃおうの店」ということらしく
フライド・スニッカーズにフライド・オレオ、
フライド・トゥインキーズ(小型カップケーキ)なんてのまである。
恐いもの見たさ・不味いもの食べたさで挑戦してみたいけれど
それは次回のお楽しみに取って置くことにして、今日はまず揚げ胡瓜漬け。

…あはは、すさまじく不味かった^^
油ベチャベチャ。ピクルス自体もたぶん相当な安物。
でも、屋台の食べ物って、不味いから美味しいんだよね?
芯だけのキャベツの焼き蕎麦とか、蛸のろくすっぽ入ってないたこ焼きとか。
そーいう意味では、揚げピクルス、極上の屋台グルメかもしれない。
あの味を家で再現しようとは思わないけど
次に同じ屋台に出会ったら、きっとまた何か1品食べるよ私は。

ピクルスをやっつけて回りを見れば、やけに美味そうなチョコバナナクレープを食べている人がいる。
そのお店を探し、チョコバナナか苺バナナか悩んだ末に『Works』=「全入れ」を購入。
カスタードとチョコカスタードとバナナを包んだクレープに
苺の煮たのとブルーベリーの煮たのを乗せ、苺シロップをかけ、
生クリームを絞った上に生の苺を1粒、ブルーベリーを数粒、
さらにアーモンドの薄切りもパラパラ散らして5ドル50なり。
ベタベタ甘くて、背徳の美味。

つん太にも食わせてやりたかったな。
エルパソまで届け、この味・この香り。

コーン・ドッグを食べ、炒めたジャガ芋とソーセージをトルチヤで巻いたのを食べ、
なんだか体が泣いてるよ。
でも、年に1度のアメリカの誕生日だもん。
このくらい、羽目を外したって許されるでしょ。

食べるだけ食べたら我が町の公園に移動、花火を楽しんできた。
打ち上げもいよいよ佳境、最高潮の盛り上がりに達した時のバンド演奏が
リパブリック賛歌=「おたまじゃくしは蛙の子」ってのが日本人としては脱力物、
隣の夫は新宿西口のカメラ屋のCMソングを口ずさんじゃってたけども
花火の綺麗な形を壊さず、煙だけを流し去ってくれる適度な火ザに恵まれて
小規模ながら、この5年間で1番綺麗な花火を見ることができた。
美味しいジャンクフードと綺麗な花火と、幸せな1日だった。


7月3日(土)
やってきましたヒューストン。
投じてきました貴重な1票。
夫婦合計でようやく1票。
比例代表しか投票できないから、1人分は1/2票だけなのさ。
でも99年の地方選以来の投票行為。
20歳で初めて投票所に行ったときくらいに新鮮な気持ちで投票できました。
違うのは、あの時は明確に支持していた党があって、入れたい候補者がいたこと。
今回は駄目だ。
日本を離れて最初の半年は日本のニュースに接する機会がほとんど無かったから
まるで途中を読み損ねた連載小説みたいに、その後の日本の政治経済は理解できなくなっちゃったし。
どこに入れれば良いのやら、最後の最後まで迷いぬいての1/2票でした。

宿、ちょっと奮発して80ドル。
ガソリン代、寄り道した分も含めて往路23ドル。復路も同じ位かかる見込み。
途中の町のつん太の夢だった歴史あるケーキ屋さんで
杏のケーキ1個と店名入りマグカップ買って9ドル。
朝昼晩外食して45ドル。明日も同程度にかかるだろう。
但しこれはどこにも行かずにダラスで過ごしても掛かる費用。
合計220〜230ドルってのは、1/2×2=1票のお値段としては…高いよお^^
でも、郵便投票で34ドル掛けるよりはマシ。
否、票の送付は夫婦それぞれ別の封筒を使わなきゃならない様子だから
実は51ドルかかるみたいだ。
だったらますます公館投票の方がマシ。
次の選挙はいつだ? 衆院解散が無ければ3年後か。
3年半後に私のパスポートが切れるから、その更新も兼ねて、また来ようかな?
(でも旅券事務は土日は休みかあ…)


7月2日(金)
夏至から10日。
夕食後に外で草をむしれる時間がどんどん短くなっていく。
一方、昼間の暑さはますます厳しくなり、もう晴れた日には外に出られなくなりそうだ。
草が増える。草が伸びる。むしるのが追いつかない。
根が残ろうが何だろうがお構い無し、先端だけ切りそろえて勘弁してもらおうか。
ちょっと追い詰められてます。
7月1日(木)
1、2ヵ月前だったろうか。
市の大きな公園で開かれた市民芸術祭に遊びに行った。
軽食の屋台もあれこれ並んでいて
中に「フライド ピクルス」という看板があったのだ。
胡瓜の酢漬けの揚げ物? 一体どんな感じの食物だろう。
ひどく興味を持ったのだけど、あいにくと食事を済ませた直後で
残念ながらそれを試してみることはできなかった。

今日の我が家の晩飯は、チキン・フライド・ステイク。
硬い牛肉を叩いて叩いて叩きのめして何とか食べられる状態にして
卵と牛乳と粉の衣をつけて(鶏のように)揚げる、という南部風料理だ。
肉のついでに、ピクルスも揚げてみた。
薄切りピクルス(市販品)じゃヘナヘナのペラペラで美味しくなさそうな気がしたので
3枚重ねて楊枝で留めて厚みを出して。
胡椒を混ぜた粉をまぶして、カイエンを混ぜた卵にくぐらせて。
…んまかった。
甘くて酸っぱくて、油のしつこさを和らげてくれる。
今日は試しに2つ=1人1つずつしか作らなかったけど
次に揚げ物するときは、もっといっぱい揚げちゃおうかな。
油がしつこいからって揚げ物たくさんこさえてどうするよ^^
揚げない、ただのピクルス添えればいいだけじゃん^^;


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