日刊つん太 2004年10〜12月(代理執筆・由里)

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12

12月31日(金)
ダラスの空港で午前9時=日本時間1月1日午前0時を迎える。
日本時間の新年。

今年最後の(あるいは最初の)食事は機内食。
「終わり良ければ」も「1年の計は」も恨めしい。
せめて日航機なら「そばでSky」で年越しができたのにな。

私のそんな「食い物の恨み」など関係なしに飛行機はアメリカ大陸を横断し、太平洋を渡り
ダラス時間の夜7時頃、日付変更線を越える。
「現在地の現在時刻」が1月1日になり、ここで2度目の正月。
窓の外には既に太陽が存在している。31日からのぼったままの太陽が。
これって「初日」て言うのかね??

成田着2時間前の軽食はいつもいつものチーズピザ。
お節なんか出るわけないのよね。くすん。
誘導路をうろうろしている頃、ダラス時間でも2005年になった。
今ごろ、爆竹とか鳴ってるのかな…
タテマエ上は喪中なわけだけど
あけましておめでとう。


12月30日(木)
今年も残すところあと2日なのに
朝はやく、夫の身内の急を知らせる電話を受け、予定外の帰国が突然決まった。

「今から急げばっ」「今日の飛行機にまだ間に合うっっ」て時刻だったら大パニックだったろうが
幸か不幸か明日の昼まで日本行きの便は無いし
心を落ち着けて家を空ける準備に精を出す。
昨日煮あがったばかりの黒豆は小分けにして冷凍。
とりあえず煮えてて助かった。作りかけだったらどーしょーもなかったよ。
一昨日搗いた餅も手付かずのまま冷凍庫。
冷蔵庫にある野菜果物で冷凍可能な物は全て適当に加工して冷凍。
チーズも冷凍、卵白も冷凍。
教科書には「冷凍不可」となってる卵黄と、ついでに丸ごとキャベツも駄目元で凍らしてみる。
歯ごたえがなくなってフニャフニャになるか、筋っぽくなるか
ま、食えないことは無いだろう。
冷凍庫に入りきらなかった野菜の残りと高野豆腐・車麩で精進な晩飯をこさえ
だけど昼は、夜に食べる予定で解凍し始めちゃってた鮭なの。
水に浸しちゃってあった煮干も勿体無いから使う。ごめんね。

感謝祭の頃から、市中に栗の甘煮の瓶詰めが出回る。
クリスマスが済んだら季節終了、売れ残りが半額くらいになって見切り品の台に積まれる。
正月にそれを買ってきて1年間ちまちま楽しむのが楽しみだったのに
「今年は買い損ねちゃったね」と呟く私。
「じゃ、今から買いに行こか? 安売り、もう始まってるでしょ。」と夫。
そーゆーことしとる場合か!とは思うけど、焦ったって飛行機は明日まで無いし。正札の栗は高いし。
「1年間、栗を食べるたびに今日のこと思い出すよ?いやじゃない?つらくない?」と私。
「…いいんじゃない、思い出してやれるなら、それはそれで」と夫。
それが供養になるのなら。それで少しでも夫の心が休まるのなら。
去年よりたくさんの栗を買ったから、この秋は美味しいモンブランをたんとこさえよう。


12月29日(水)
クリスマスに生姜クッキー(ジンジャーブレッド)を焼くときに
同じ生地で鳥居の形のクッキーも1枚焼こうと思っていた。
食紅で染めた砂糖衣をかけて「ジンジャーブレッド神社」。
…ころっと忘れてた。
年が明けたら初詣ごっこを楽しむつもりだったのにな。くすん。
今年1度も神社に詣でていないんだから、初も納めもありゃしないんだけどね。
寺にも行ってないし教会にもモスクにも行ってないし
そのほか宗教施設一切立ち入らなかった2004年でした。
12月28日(火)
ぺたら、ぺたら。
兎のリダとラミリーを助手に、ささやかな餅搗きをする。
臼も杵もないけど、ボウルと擂粉木でもちゃんとできるのさ。
えいや、どっすん、えいや、どっすん。腕が疲れて痛くなったらちょっと休憩。
臼の中の米は冷めちゃうと厄介だけど、耐熱ガラスのボウルならば電子レンジで温め直せる。
えいや、どっすん、えいや、どっすん。
さすがに完璧に滑らかなお餅にはできず、ほんのちょっぴり粒粒が残っちゃったけど
四角い伸し餅にするつもりがうまくいかず、関西の丸餅になっちゃったけど
かなり柔らかくなっちゃったから、もしかしたら網でうまく焼けないかもだけど
でも、数十年ぶりに自分で搗いた餅。大満足なのだ。

縁起物の餅だからと、末広がりの八の日を選んで今日の餅搗きにしたのに
リダは何だか不満そう。どうやら一昨日搗きたかったらしい。
兎の餅搗きは満月の夜に決まってる、のだそうだ。
マリーちゃんは「何で何で私のお誕生日にお餅搗きしないの」て言ってるし
日程調整も難しい^^
来年はどうしようかな?



このウィンター・ホリデイを使って、夫の同僚がインドはマドラスの実家に帰省していた。
頭が割れそうに甘ったるい美味しいインド菓子を土産に貰えるのを楽しみにしてたのに
…津波。マドラス、壊滅しちまった。
幸い、彼女本人と連絡が取れ、彼女と彼女の家族の無事が確認できた。
でも、海に張り出すような形で建っていた彼女の家は全滅らしい。
…土産を貰い損なった、などと言っちゃいけないのだろうな。
何かしたいけど、何ができるんだろう??


12月27日(月)
クリスマスの振り替えと称して23日・木曜に会社を休んだ夫。
昨夜、会社のカレンダーを調べていて「えっ」と声をあげた。
何か勘違いしていたらしい。
23日は会社は通常営業、振り替えは今日だったんだと。
…で、今日も会社をお休みする奴。気楽なものよのぉ。
ま、今日休むのはいいとして、じゃあ、23日は無断欠勤ですかいな。
ほんっと、気楽なものよのぉ^^

今日、もう1件別の中華系スーパーに行ったのだけど、やっぱり無いわハンペン。
ハンペンの代わりに豆腐を使った伊達巻のレシピも拾ったけど
ハンペンの魚臭さが無かったら伊達巻じゃないじゃんか。
いっそ白身魚を擂るところから始めるかな?


12月26日(日)
伊達巻が食べたくて、だけど私は四角い玉子焼き鍋を持ってない。
四角いケーキ型に流して天火で焼くことはできるけど
それを丸めるための巻き簾もない。
仕方ないから伊達巻の卵液をマフィン型で焼いて「だってマフィ」。
形は変だけど味は同じさ^^
…というのが、1年前のこと。
今年は中国製の1ドルの巻き簾を買ったよ。
(太巻き寿司はまだ1度しか作って無いけど)
カリフォルニアで、テフロンの玉子焼き鍋も手に入れた。
(本当は鉄かステンレスが欲しいんだけど。銅は手入れを考えて躊躇)
さあ、これで今年は作れるぞ本物の伊達巻!と張り切って
今日、中華系スーパーにハンペンを仕入れに行ったらば
なんてこったい、冷凍庫にハンペンが1つもないじゃないか。
その店は乾物や瓶詰め、冷凍物の品揃えは良いけど野菜は貧弱で
なのでどっちみち葱と大根、白菜を調達しに別の中華スーパーにも行かなきゃならない。
なので、どっちで買えばいいやあと思っていたら
なんってこったい!そっちの店の冷凍庫にもハンペン、ないじゃないか。
いったいどうなってるんだ。
日系レストランが仕出しのお節用にダラス中のハンペンを買い占めちゃったとか?
大晦日にもう1度、できる限りの中華スーパーを梯子して探すとして
もし不幸にも手に入らなかったらどうしよう。
卵多目のマフィン生地を玉子焼きパンで焼いて丸めちゃおうか。
「だってマフィの逆襲」1年前のと足して割ればちょうどよくなる…かな?
ハンペン入りの「おでんセット」ならあったから、それを買うのが無難かな。
竹輪やさつま揚げは別の料理にいくらでも使い回せるんだから。

とにかく教訓、限られたパイの奪い合いなんだもん、お節材料は早めに揃えよう。
お煮しめ用の生の牛蒡は直前じゃなきゃまずいけど
真空パックの餅や乾燥小豆は何も不都合ない。
来年は12月になったらハンペン買うぞ。
(で、いざ大晦日に伊達巻焼こうとしたら手が滑って卵が1ダース全部割れちゃって
仕方無しにただの焼きハンペンになったりするんだきっと)


12月25日(土)
七面鳥を焼くのは毎年少しずつ上達するけど、捌くのはヘタなままだ。
大きな肉を切り分けるには私の料理用包丁では刃が短すぎるのも一因かと思い
感謝祭後に半額処分で放出されてた七面鳥用ナイフを買ってみた。
買ったらやっぱり使ってみたい。来年の感謝祭まで眠らせておくのはつまらない。
なので鏡餅マリーちゃんの誕生祝(12月25日、本日13歳)に、とりを1羽焼いてみることにした。
とはいえ、感謝祭の七面鳥の膨大な量の残り肉を1ヶ月かけてようやく食べ終わったばかりなので
さすがに今また15ポンドの七面鳥を焼くわけは行かず
仕方無いのでニワトリを使う。
…う〜ん、たった1時間で焼けちゃうってのは、やっぱりあんまり面白くないな。
なんだか気分がインスタントだ。
七面鳥よりしっとり焼き上がったのは嬉しかったけども
七面鳥の方が適度に臭くて食べ応えあるし
きっとニワトリはもう焼かない。
来年のクリスマス…もといマリーちゃんの誕生日はどうしようかな?
どこかで仔豚の丸ごと、手に入らないかな。
仔牛の丸ごとならその辺の牧場にいっぱい落ちてるんだけども…。

マリーちゃんの誕生祝なので、マリーちゃんの希望に沿って鶏の腹腔には糯米のおこわを詰めてみた。
今、骨と屑肉と残りご飯をコトコトと煮込んでいるところ。
明日の朝は中華粥。
たのしみ♪


12月24日(金)
クリスマスには鱸を買いに行こうと思ってた。
でも、おっそろしく高かったので購入は断念。
雪の結晶模様の銀色のロウソク立ての中で炎を揺らす赤いロウソクに
…焼肉の匂いって似合わねえな^^
12月23日(木)
夫は今日から4連休。
明日はイブ、明後日はクリスマス、明後日は日曜として
「今日は何で休みなの?」「クリスマスが土曜に当たったから振り替え休日」
分ったような分らんような答え。
だいたい、去年はイブも出社したはずなんだけどな?

夫は休みだけど、世間様は(少なくともタテマエ上は)まだ平日だ。
なので、平日だけのランチメニューのある店でゴハンを食べたいと私が騒ぐ。
例えば私が大好きなイタリア料理屋には、平日昼だけしか提供されないラザニアがある。
中華屋の平日の昼のセットには具がキャベツだけの安っぽい春巻きがついていて
私はその不味さがとても気に入ってるのに、通常メニューにはその春巻きは無い。
私がそういうご馳走を食べられるのは年に数回だけなんだもの。
この日を逃すわけにはいかない。
大よく行くタイ料理屋の献立は平日も週末も同じだけれど
その同じ品が平日昼はとっても安くなるから、普段は手が出ないような値の張る物も頼めちゃう、
そんなのでも大歓迎よ♪と1週間わめき続けていたら
念願かなって、菜食主義の北印度料理屋に連れて行って貰えた。
これは「平日はフツーの値段、週末は同じ内容が法外に高い美味しい店」。
私はまだ1度も食べたことがない店なのだ。
わっくわくしながら店に入り、カレーとかカレーとかカレーとかを食べる。
ロスから持ち帰ってきたアブラミもまだ燃やし終わっていないのに
その前の感謝祭のアブラミと、クリスマス正月のアブラミだってあるのに
ここでこんな物を食べ過ぎちゃいかんと思いつつ
でも、美味しいんだもの、おかわりして更にカレー、カレー、カレー。
吐く息がカレーくさいよ。

私が気に入ったのは、擂り潰した豆を丸めて揚げたコロッケ状の食品。
表面がカリッとして、中はほくほく、素晴らしく美味しい。
でも、表面があまりにしっかり固く揚がってるから、ナイフじゃ切れない。
フォークを刺そうとしたらコロッケが滑って皿から落ちそうになった。
いったいどうやって食べればいいのか、手で持っちゃっていいのかな?
店内見回したら、インド人たちはカレーを手でつまんで食べてた。
その向こうには、カレーをかけたナンをナイフとフォークで食べてる白人がいる。
…好きにしていいんだわな。
アジア万歳。


12月22日(水)
ミュンヘンの夜寒となりぬあるよひに味噌汁の夢見てゐきわれは

高校3年のとき、好きな短歌を何でも1首の鑑賞文を書け、という課題が出た。
私が選んだのが、ドイツ留学中に斎藤茂吉が詠んだこの歌。
1923年の晩秋、ミュンヘンに初雪が舞った日の歌だという。
「遠く異国の地、味噌など手に入れる術もない。
西洋のスープでは、体を暖かくはできても、やはり心は寒いまま。
日本人だから。味噌汁が飲みたい。
飲むことができないとわかっているから、なおさら飲みたい。(原文ママ)」
などと分ったようなこと書いて、今読むとこっ恥ずかしいけど
でも案外、当たってる部分も多いんじゃないかと思う。

今、ダラスでは、味噌は普通に手に入る。
白味噌だって八丁味噌だって売ってるし、お湯を注ぐだけの味噌汁も各種揃ってる。
固形の鰹節が無い、削り節しか売ってないのは悲しいけれど
煮干や昆布、干椎茸ははちゃんとあるし、私は使わないけどほんだしも味の素もいの一番もある。
充填豆腐、冷凍アブラゲ、半年前の切干大根、1年前の車麩、具だってちゃんと揃ってる。
だから私は味噌汁を作れる。
でも、ああ悲しい、寒い寒い夜に私が夢見るのは味噌汁じゃないんだ。
紙袋に入った鯛焼きのぬくぬくが恋しい。
自販機から出てきた缶コーヒーの熱々が恋しい。
鯖の水煮缶やトマトソース缶だって煮れば熱くなるさ、それを持った手は火傷するさ、
でもそれは、心をあっためてはくれないんだ。
本日、ダラス、初雪。明日は1日中氷点下の予報。
炬燵に入って焼き芋食べたいなあ。
コンビニの店頭で湯気立ててるヤマザキの肉まんが食べたいなあ。…


12月21日(火)
さすがクリスマス直前、
こんな日に歯医者の予約を入れる馬鹿は私だけだったんだろう。
順番を待ってる次の患者がいないから、じゃあ、やれるだけやっちまえ!てわけで
なんと2時半から7時まで、診察台で4時間半も口こじ開けられっ放し。
顎が痛いよ、背中と腰も痛いよ。
ようやく解放されて外に出たら、冬至の夜の空はもう真っ暗だった。
あと1本残ってるけど、それをいじると今年の分の保険の限度額を超えちゃうから
続きは年が明けてからね……って
もしも保険額に余裕があったら更に30分とか1時間とか拷問されたわけですかい?
もう懲り懲り。
2度とこんな責め苦に合わないよう、歯磨き、年1回の検診、
さぼりませんことを誓います。

上下左右全位置の歯をいじられちゃったから、晩飯を噛むのも一苦労。
でも、冬至ってことで作っておいた南瓜のポタージュはそのまま喉に流しこめる。
南瓜饅頭も見事にふっくら蒸し上がったから歯に負担をかけずに済んだし
まあ、めでたいめでたい。南瓜大王様に感謝だ。
残念ながらカリフォルニアの日系スーパーの乾燥柚子皮は売り切れちゃってたけど
柚子の香りのバスクリンは手に入ったし
冬至、おめでとう!


12月20日(月)
ロスで買ってきた日本の料理の本を眺めつつ、真剣に悩む。
お豆腐、作ってみようかなあ。
ミキサーが無きゃ無理と思ってたけど、頑張れば擂り鉢でも可能みたいだ。
そしたら本物のおからも食べられるぞ。
お味噌にも挑戦したいけど
その前にまず基本の保存食、梅干を漬けなきゃな。
年に数回、4〜5泊の旅行で家を空けるのは気懸りだけど
美味しい糠床も育ててみたい。
炒り糠と塩は中華系スーパーでいっぱい売ってる。
供給されてるってことは、需要もあるんだろう。
てことは、きっと、ダラスの夏でも平気なんだ。
夏を越せずに毎年糠床を新調するから糠が沢山必要…なわけじゃないよね?
洗顔用、大根の下茹で用だけであんなに大量に出るわけないよね???
がむばるぞ。
12月19日(日)
玄関の外がざわざわと騒々しくなったと思ったら
ピンポンピンポンピンポンとやかましく呼び鈴が鳴らされ
同時に「♪もーろーびと〜こぞっりってっうたーえまーせり〜〜〜」と合唱が始まった。
何何何??クリスマスキャロルってやつですかい??
どう対応すればいいの、これ。予想外の出来事に戸惑い顔を見合わせる夫婦。
玄関あけて、袋に飴玉入れてやる…のはハロウィンか。
だいたい、声から判断する限り、飴チョコ貰って喜びそうな団体じゃなさそうだったし。
近隣の家でクリスマスパーティーしていて陽気に出来上がっちゃって
「よぉし、今からご近所さんに賛美歌を届けに行こおじゃないかあ♪」「おおお〜〜♪」て盛り上がっちゃって
何人かいた素面の客の制止もきかずに外に飛び出しちゃった…て感じの
中年男の調子っ外れ合唱団でした^^
飴チョコよりはシャンパンの1本もくれてやった方が相応しい感じだけど
生憎とそんな物の買いおきはないし
お酒をくれなきゃイタズラするぞ!て言ってるわけでもないし
結局そのまま居留守、居留守。
玄関開けて、ありがとう・よいホリデイを!の挨拶だけでもしてやりゃ良かったな、と後で思った。
12月18日(土)
旅行中に不足してしまった野菜を補おうと、朝のケーキにどっさりと人参を混ぜ込む。
擦りおろした人参を少し煮詰めて嵩を減らし、さらにせん切り人参もたっぷり加え
…ケーキってより、人参の蒸し物に小麦の「つなぎ」が入ったような仕上がりになっちゃった。
でも、なかなか美味しい。
次はブロッコリケーキに挑戦だな♪
(ブロッコリマフィンは実験済み、結構いける。)
12月17日(金)
カリフォルニア南端のSanDiegoの土産物屋で買った四角い粘土の磁石。
ど〜も何処かで見た事があるような気がしてならなかった。
今日、その磁石を冷蔵庫扉にひっつけるため、何とか5センチ四方の隙間を作らなくちゃと
この5年間に旅先で買い漁った磁石さんたちの整理をしていたら、うわあ。
3年前にルイジアナ州はニューオリンズで買った磁石と、大きさ厚さが完璧に一緒。
ニューオリンズのは桃色、SanDiegoのは水色だけど
同じ濃さ、同じ灰色の混ざり加減、2つ並べると互いにとてもよく馴染む。
わはは、これ、どこ製なんだろう?中国かしらん。
こーなると、次の旅行先でも同じ仲間の磁石を見つけて買いたくなるな。
できたら次はクリーム色か若草色でね。
12月16日(木)
あああ?ナッツベリーファームのジャム買うの忘れてたっ。
ダラスのスーパーでも売ってるけれど
そんなこたぁ百も承知でそれでも記念にロスで買う予定だったのに
いわゆるロスの土産物屋は遂に1軒も見なかったもんなぁ。
「記念にロスで」と言ったらエイリアン通りファンとしてはオズのレコードを買わなくちゃだけど
買った途端に撃たれちまっちゃあ仕方がないから、これは忘れてて正解。
「刑事コロンボ」もロスだったっけ…と、帰って来てから思い出す。
きっともう2度と行かないだろうから、今回見られなかった場所は永遠に心残り。
ちょっとだけ寂しい。
12月15日(水)
ロサンゼルス4泊5日のショッピング♪は最高に楽しかったさ。
ビトンもシャネルもテファニーも買わなかったけど
お麩、買ったもんね。黒豆と粉末くちなしも買ったもんね。
メロンパンや餡ドーナツも持ち帰ってきたもんね。冷凍して大事に食べるんだ。
カレー食べて天麩羅食べてお寿司と鯵フライと春菊の和え物も食べて
体重計は見ない方が幸せ。
12月10日(金)
実はちょっぴりロスが怖い。
そんなに危ない場所には近づかないつもりだけど、でも怖い。
ロスの空港に降り立った次の瞬間に手提げ鞄をひったくられ
それで呆然となってる隙にウェストポーチ切られて中身を抜かれ
警察に連絡しようとうろうろしてる間に旅行鞄も持っていかれちゃうんじゃないか。
ロスは怖いよ。
まあ、ロスにひったくり屋さんがいなかったら『エイリアン通り』の翼はシャールと出会えなかったわけだけど
だからってひったくりさんWelcome、つ訳にはいかない。
自分の財産は自分で守る。かなり気合を入れてます^^
財産よりももっと命は大切だから、念のためポケットに「持ってけ泥棒」用の捨て20ドルも入れて、っと。

だから今回は、あんまり大勢のぬいぐるみは連れて行けないよ。
リトル東京の看板前でぬいぐるみ整列させて写真撮影なんて危なすぎる。
毎度お馴染みカー・アリゲーターの拓ちゃん、折り畳み傘のマエダ君、求肥丸と米蔵に
無事に永住権がとれて「成功報酬」を要求してる自称移民弁護士のシマウマのクプ太も加えて計5匹。
おおっと、Kevinもだ。6匹。
全員元気で無事に帰ってこられたらそれだけで良いよね。
2日目にメキシコに渡るから、そこであの子と再会できたなら言う事ないんだけどさ。
ティファナの町には美味しいフランはあるかな?ちょっち楽しみ。
でも、旅の目当ては日本食だもん、フランよりは日本のお菓子を食べたいね。
さて、どんだけズボンがきつくなっての帰宅となりますか^^
ロスで一回り大きなジーンズを買わなくて済むよう節制しつつ、でも目一杯楽しんで来ます♪


12月9日(木)
晴れて、仮の永住印獲得。
ビザのシールは偽造防止の細工入り多色刷りで派手派手キンキラキンだったし
本物のグリーンカードも物凄く精緻なつくりになっているらしいのに
その中継ぎの仮ハンコはとってもお粗末な赤の単色のゴム印。
事務用品屋でアルファベット26字のゴム印買ってきたら自分で押せそうな気がする。
こんなんでいいのか???
指紋なんかつけないようにと細心の注意を払って扱ってきた2枚の証明用写真を
窓口のオッサン、無造作に無神経に素手でベタベタ触りまくって
私のグリーンカードの写真にアンタの指紋までうつってたら怒るよあたしゃ。
でも、ここまで来ちゃえばこっちの勝ち。
もう移民局に怯える必要はないんだもんね。
厳密には永住権ってのは剥奪される可能性があるものだから
何しても平気ってわけじゃないけどもね。
とにかくこれでI94やI94Wとはお別れ。
ハンコをもらったその足で社会保障番号も貰ってきちゃったから
その気になれば、私も明日から働ける。
いつまでも逃げてないで、そろそろ本気で車の運転と英語を覚えなきゃな。
12月8日(水)
検診の採血から一昼夜。
赤い小さな針穴の痕はあるけれど、内出血もなくキレイなもんだ。
去年は針刺す場所を間違えて2つも傷つけてくれて
しかも巨大な皮下出血をさせてくれちゃった看護婦なのに
1年で上達したなあ。偉いもんだ。
歳歳年年人不同。
変わらないのは私の英語力だけ。
12月7日(火)
健康診断。
牛乳やチーズ・ヨーグルトをどれだけ食べるかと問われ
牛乳を毎日1カップ半(約360cc)、チーズヨーグルトは週に1度くらい、と答えたら
それじゃ足りない、日に牛乳を3カップ(720cc)、あるいはカルシウム錠を飲めと言われた。
…日本人はジャコや煮干や鮭缶の骨を食べるから牛乳は1合飲めばいいんだよっ、ふんっ。
憤慨しつつも帰りに寄ったスーパーの栄養補助食品売り場でカルシウムを眺めてしまう素直な私。
マグネシウム入りとか亜鉛入りとかビタミンD入りとかいろいろあって
どれを買えば良いのかさっぱりわからん。
古い教科書ひっぱりだして微量栄養素の勉強やり直さなきゃ。
それまではチーズでカルシウム補給だな。
週に1度の自然食スーパーでの試食の量を増やしましょっと♪
(現在のお気に入りはBrie。カマンベールは試食に出ないのよねえあの店…)
12月6日(月)
焼いたり蒸したり煮たりした南瓜を片っ端から冷凍して
50グラムの包みが実に130個。
南瓜パンや南瓜饅頭に使う分まで含めても、これだけあれば来秋までもつだろう。
これ以上蓄えると、せっかく店頭に新しい南瓜が並び始めても冷凍を食べ続けなきゃならなくなる。
だから今年はこれにて打ち止め。
お願いだから、数時間以上におよぶ停電、しないでね。
(冷凍庫の中身が増えるにつれ、自家発電装置が欲しくなるよ)

今年最後の南瓜の最後の1/4個はいとこ煮にした。
砂糖の代わりに、1年前の黒豆の煮汁の最後の1包みを入れる。
これ、醤油も入ってるんだっけ?どの程度の量に相当するんだろう。
糖分だって正確なところはわからない。
しかも、小豆の代わりに入れたのが冷凍粒餡。
こちらも砂糖の量が不明ときた。
製菓の本に出てる餡より相当に甘さを控えたことだけは確実なのだけど。
かぼちゃ400g、黒豆汁大匙2、粒餡3玉、そして水。
様子を見ながら砂糖や醤油を足すつもりでいたのに
なんと何も修正せず、そのままで恐ろしく美味ないとこ煮になってしまった。
美味しいぞ、でも悲しいぞ、
これと同じ味をもう1度作れと言われても再現不能だ。
いとこ煮の一部を潰して固めて南瓜きんつばを焼くつもりでいたのに
こんなに美味ないとこ煮じゃ勿体無くてそんなことできない、それも悲しい。くすん。


12月5日(日)
期間限定、に弱すぎるワタクシ。
自分の冷凍庫の七面鳥もまだあと1kg強+腿2本が残ってるのに
サンドイッチ屋さんで七面鳥とクランベリーソースのサンドなんか頼んでしまう。
激しく後悔。
このクランベリ、甘すぎるよ。
パンは私がスーパーで買ったやつより美味しいけども。
くっすん。
昨日別の店で食べたクリスマス限定・生姜パン風味のパンケーキもハズレだったし
同じ店で感謝祭前に食べたカボチャのパンケーキも大ハズレだったし
…そいでも来週も残る1種のホリデイシーズン限定パンケーキを食べるつもりなんだから
もう馬鹿としか言いようがない。
そのパンケーキが美味しいなら、企画物で無く、定番の品として常時食べられるようになるはずだよね、
それまで待てばいいのにさ?
馬鹿だ馬鹿だ^^

でも、せっせと食べて、盗める部分は盗んで、私も負けずに季節物マフィンを焼かなくちゃなのだ。
去年の生姜風味のマフィンは不評だったから
今年はエッグノッグ風味にでもしようかな。
サンタでチュもどきもいいな。
一番食べたいのは自分のマフィンで無く不二家の苺ショートなんだけどね。


12月4日(土)
クリスマスやらHanukkahやらを控え慌しく気ぜわしい師走、
今日はホリデイカードの封緘に使うシールを買いに行った。
ふだんに較べて数倍混みあった店内で
夫の同僚にばったりと出くわした。
彼女の買い物籠の中は、大きなリースや赤いリボンでいっぱい。
………あっのー。
あなた、ヒンドゥー教徒じゃなかったっけ^^
キリスト教徒でも無いのに無神経にクリスマスを祝うのは日本人だけだと思ってたけど
インド人もやるのね、そーゆーこと^^;
夫に聞くと、別のインド人同僚も庭をピカピカ電球でクリスマス仕様にしてるらしい。
彼の子供は今、小学生なんだよね。
同級の友達がクリスマスを楽しんでたら
フツーは「私も!」って思うよな。親にねだっちゃうよな。
日本人以外の非キリスト教徒ははきっぱり「あれはよその宗教の物だ」と言うと信じてたけど
一人娘に頼み込まれたら負けちゃう親もいるってわけか。
ふうん。
私はここアメリカで、意地でも「クリスマスカード」は買わないことにしていた。
「Merry Christmas」の文字が入っている物は絶対禁止、
「Happy Holidays」とか「Season's Greeting」とかってのを選んできたのだけど
ヒンドゥー教徒でさえクリスマスを祝うのなら
日本人の私ももうクリスマス解禁しちゃおうかな。
「クリスマス」の文字に抵抗をしているだけで
既にカードの絵柄は樅の木、柊、サンタさんなんだしね。

そりゃそーと、店内お買い物中の私は4ヶ月前から外出時のみ使用の眼鏡をかけていた。
夫は休日のみ使用のコンタクトレンズを装着、ふだんの眼鏡は外していた。
その状態で知人に会うのは、2人ともこれが初めて。
いやあ、照れますな^^
彼女がいるって知ってたら、眼鏡なんか取っておくんだった。
いつかは越えなきゃならない壁なのだけどもね。


12月3日(金)
12月なので、生姜風味の人型クッキーを焼かねばならない。
生の生姜汁で作るレシピがどうしても見つからないので
やむなく一昨日、瓶詰めの粉末生姜を買ってきた。
クッキーに使うのは大匙1杯程度だから、かなり盛大に残ってしまう。
きちんと栓をして冷凍したら来年の生姜クッキーの時期まで大丈夫かしら?
でもまあ、生姜だし。普段の料理に使ってしまうことにする。
昨日はじめて蓋を開け、試みに和風中華の蒸し物に小匙1杯程度を入れてみた。
普段使う生の生姜とほぼ同体積。
でも、ぜんぜん香らない。
今日は中華な炒め物に大匙1杯を入れてみた。
やっぱり香らない。
どんだけ入れたら香るんだ?
量の問題でなく、入れる順番が間違ってるのかな。
最初に炒めて香りを出すのでなく、香りが残るように仕上げに振り込むものなのかしら。
来週の水曜が中華な揚げ物の餡かけだから、そのとき試してみよ。
そいとも生姜って単なる臭み消しで、それ自体の匂いは残らないことを良しとするのかな?
12月2日(木) 無事に越えた1つの山、について。

ダラス出張命令が夫に下ったのは前世紀、99年の6月でした。
ほんの2〜3ヶ月の予定と言うことで
私も小さなリュックに僅かな日本食を詰めて
物見遊山気分でひょこひょこと付いてきました。

けれどリュックの食糧が底をついても日本に戻れる様子はなく
やがてダラス出張はそのままダラス赴任になり
さらに夫はそのまま赴任先の米国本社に転籍してしまい
もう日本の会社には夫の座る椅子はないようになってしまい

アパートの家賃より安いからと小さな家を買い
家具を買い家電を揃え庭木を植え
もう簡単にはこの土地から動くこともできなくなり

仕方が無いので夫と2人、
夫の会社を通じて米国永住権の取得手続きを始め

移民局に正式に書類を提出してちょうど2年、
先週、遂に、夫と2人の永住が認められました。


英語はろくに話せず、親譲りの運動音痴ゆえに車の運転もできず、
畳に寝転がるのが好き、こたつでミカンも好き、
お日様の匂いの布団が好き、ベッドは落ちると痛いからイヤ、
アメリカ暮らしには全く適当でないはずの私ですが
ダラスの空気は私に妙に合っているようで
夫の転勤で移り住んだ埼玉、京都、横浜のどこよりも
一番過ごしやすく居心地よく感じている町がここダラスです。
なので、今後ずっとこの町で暮していけることになったのはとても嬉しいです。
永住者には永住者の面倒事が山ほどあるのはわかっているし
手放しで単純に喜ぶわけにもいかないけれど
それでもやっぱり、嬉しいです。


「永住」と言っても、現時点では「永久に」住むつもりはありません。
ただ「永く」住むだけ。
20年あまり先、夫が勤めをやめたならば
できれば日本に戻りたいと思っています。
その頃私はたぶん60歳過ぎ。
アメリカの家財を整理し、荷造りをし、
日本で新たに住む部屋を探し、家具を揃える、
そんな体力気力があるかどうか。少し心配です。
でも人生の最後は美味しい青魚をたらふく食べたいから
ある程度無理をしてでもきっと日本に帰るでしょう。
それまでの間は、ここダラスの生活を目一杯楽しむつもりです。



永住許可証(いわゆるグリーンカード)が届くのは数ヶ月先になりますが
来週、パスポートに仮の永住許可印を押して貰える予定です。
そうしたら出入国も今までより少しラクになるはずです。
春になったら、桜餅と鶯餅を食べに日本に参ります。



ありがとう、ごめんなさい、おめでとう。


12月1日(水)
素敵なアドベント・カレンダーが欲しいなと思う。
スーパーにも本屋さんにも贈り物屋さんにもいろんなのが並んでるけど
本体と、中に入っている25個の小さなお飾りと、大抵どちらかが私の趣味に合わない。
私が「これなら!」と思うのがあると、それは決まって夫が「…えーーーっ?」と顔をしかめる。
よーやく2人で「いいんじゃない?」と言える物を見つければ
それは値札がオソロシイんである。
探し続けてこの冬で6年目、
今年も結局、気に入った物を買えないままに12月に入ってしまった。
しゃーないから買うのはもう諦めて、来年、自分で作ろうかな?
木工は自信ない、布で25個のポケットを縫うのも私には無理だけど
段ボール工作ならきっとできる。
段ボールの中の波なみ部分にストローと竹串を通して蝶番を作って
扉の中には25枚の指令書を入れるんだ。
「五徳を磨け」「玄関の蜘蛛の巣を払え」「たまには予備寝室のシーツも洗え」
…年末のシュフは忙しいのさ。
それでもクッキーは焼く。
明日は1年前の黒豆の煮汁で蜜をこさえて葛餅を蒸して
蒸し器が出てるついでに南瓜饅頭も蒸して
これは冷凍、冬至の日のおやつ。
その日、ちょうど歯医者なんだよなあ。
先生も助手さんも受付のお姉さんも甘い物好きみたいだし
持って行ったら食べてくれないかしらん。
「冬の第1日目にパンプキンを食べる」という風習に付いて
とてもじゃないけどきちんと説明できるわけがないけれど。
南瓜のお菓子=感謝祭、下手すりゃハロウィンの残りと誤解されそうだな^^


11

11月30日(火)
今週のダラスは唐突に冬になってしまった。
今晩は氷点下になるかもしれないらしい。
寒いのは嫌いだな。ぷん。
でも、こんなにしっかり寒い日なんてダラスじゃ年に数日しかないんだもの、
これはあったかい物を食べる絶好の機会だ♪と
夜は白菜やら七面鳥の手羽肉やら冷凍の鰯団子やらを無節操にぶち込んだ鍋にする。
生姜どっさり、豆板醤どっさり、葱どっさり。五香粉も一振り。
本当は一緒にウドンを煮込みたいところだけども残念、乾麺をきらしてた。
自分で粉をこねる時間も今日はないので、かわりにスパゲチを入れてやる。
胡散臭いアジア料理というか、インチキなイタリア料理というか、
出鱈目な仕上がりだけど結構おいしいよ^^

食後は、6月に「鮎」を焼くために作った求肥がまだ冷凍庫で眠ってるから
その処分を兼ねて冬の和菓子「胡桃餅」。
醤油で香りをつけた求肥に刻んだ胡桃を混ぜて、あんこを包むの。
冷凍庫の求肥でちょうど2人分のお餅が作れるかなと思ってたのに
密閉容器の蓋を開けてみたら、ありゃ〜。
1/4は薄桃色、1/4は薄緑に着色しちゃってある。
そっか、みつ豆に入れるつもりで染めたんだっけ。すっかり忘れてた。
赤や緑の胡桃餅はあんまり食べたくない。
一から求肥を作るだけの時間が今日はないし
だけどわたしゃどーしてもきょうは胡桃餅を食いたいんだ。
仕方ないから白い求肥だけを拾い出し、小さな小さなお餅を2個こさえた。
ちょっぴり物足りないけど、しゃーないわ。
残ったの赤と緑の着色求肥で何かクリスマスの和菓子ができないかな。
肉桂風味の林檎煮でも包んでみようかな。


求肥皮をのばして餡を包むのに、手粉として片栗粉を使う。
小さなお餅を2個こさえた後の俎板には、お餅よりも多いくらいの片栗粉が残ってしまう。
容器に返すわけにもいかないし
くつくつ煮えた鍋の最後の仕上げに全部混ぜ込んでしまう。
普段私が汁物に使う片栗粉の4、5倍はあったかな。
寒い日には、こんなとろみのついたスープが何よりだな。
しあわせ。
(でもダラスのくそ暑い夏に冷たい豚肉食べるのはもっと好きよ)


11月29日(月)
歯医者で今日の分の工事を終え、次回の予約を入れて貰う。
来月15日を提示されたけど、そこは生憎と旅行中。
「バカンス?何処に行くの、日本に帰るの?」
「ロサンゼルス。」
「ディズニーランド?」
「のーっ!ホテルはディズニーランドのまん前だけど、でもディズニーランドには行かないの♪」
ついでに言えばユニバーサルスタジオにもナッツベリーファームにも行きまっせん♪
ゴジラの星型を見にハリウッドには行ってみたいけど
それ以外は観光らいい観光をする予定は何もなく
ひたすら日系スーパーと日系書店と日本食レストランに溺れるつもりなのだ。
和菓子屋さんで最中を買って(これが一番、自作が難しそうだもん)
パン屋さんでカレーパンとコロッケパンを買い食いして。
サンディエゴには遠征するけど、そこでもやっぱりシーワールドなんかに入らず
日系スーパーで買い物三昧しちゃうのだ。
…私の英語力では、そんな楽しい計画を先生に伝えることが出来なくて残念。
でも、旅行を楽しみにしてる気持ちは分って貰えたみたいだからいいの。

ロスから船で1時間、カタリーナ島という所が素敵よ、と先生が教えてくれたので
家に帰ってから調べてみる。
…そんな島、「地球の歩き方」には出てないぞ。
日本人好みじゃないのかな?
ネットで検索かけると、さすがに幾つかの旅行記が釣れてくる。
南イタリアを思わせる高級リゾート地、かぁ。
とっても気にいるかもしれない。
でも、体の芯まで純粋ビンボー人の私は、リゾートちゅうのがどうも苦手だ。
なんだか居心地悪そうな予感がするなあ。
船に乗って海に出るのは興味あるけども。うう。
旅行から戻って最初の治療の日、きっと「カタリーナ、行った?」て聞かれるだろうな。
せっかくだもん、「うん行った!とっても良かったよ!」てお返事できたらいいな。
ま、どっちみち、私の英語力じゃ細かな土産話はできやしないんだけどもね。


11月28日(日)
感謝祭の七面鳥の食べ残しはサンドイッチにすると相場が決まっている。
私は大部分を照焼やら北京ダック風やらアジアの味に再加工しちゃうけど
それでも1度は様式美としてサンドイッチも作る。
今回夫が選んだパンは1袋20枚入り。
サンドイッチで4枚食べて、残りは16枚。さあどうしよう?
夫の朝はコーンフレークスの類だし
私はここ半年ほどずっとオートミールやグリッツしか食べてないし
昼は夫はお米の弁当、私は麺類を好み、夜は原則的に米が主食。
パンなんか、うちでは滅多に食べないのだ。
(週末は外で口にする機会も多いけどね)
残り肉始末用のパンがこんなに大量に残ってしまっちゃあ本末転倒である。
袋の口を縛って冷凍庫に放り込めば時間稼ぎはできるけど
それはやっぱり時間稼ぎでしかない。
冷凍庫のパンは自然に消滅してはくれないのだよ。
自分たちで頑張って食べるしかない。
サンドイッチとして食べやすいように薄切りのパンを買ったから
たぶんフレンチトーストには不向きだと思う。
乾かしてパン粉にできるような生地のパンでもない。
困った挙句、今朝はブレッドプディングを焼いた。
七面鳥用のクランベリーソースもついでに回し掛けちゃう。
冷凍苺とバナナとクリームチーズを重ね、胡桃も散らして豪華プディング。
美味しいけれど、これで減らせたパンは2枚だけ。
卵液吸って膨らむから、サンドイッチと同じ量のパンは食べられないのよね。
残り14枚。あと7回もプディングばかり焼けないし
何か面白いレシピ、どこかに落ちてないかなあ?
11月27日(土)
身分証明用の写真を撮りに行く。
ちゃんと髪をといて、目脂も取って、
まだ襟の角がほつれていない、カレーの染みもついてない大事なシャツを着て、
口の周りにジャムが付いてないことを確認し、前歯に青海苔なんか付いてないことも確認して、
いざ写真屋さんについてみたらあれまあ、今日もまだ感謝祭のお休みだとさ。
来週でも間に合うことだけども、できば今日のうちに片付けちゃいたかった。
吹き出物やモノモライ、虫刺されにビクビク怯えながら1週間過ごすのはしんどいなあ…。
顔も大事だけど、もひとつ、手指もまた大事になっちゃった。
再来週、もう1度指紋採取があるっぽい。
感謝祭前の台所大掃除で重曹をどっさり使っちゃったから
右手の人差し指と中指が凄まじくガサガサなのに。
先月バッサリ切り落とした左の人差し指はまだ指紋が一部欠けたままなのに。
さあどうしよう??

そんで、写真を撮り損ねたあとの食事で、胸にトマトの汁を飛ばした。
うはは、染みの付いてない服はもう1着も無いよ。
10年間、ケチャップ色の斑の服の写真の身分証を使い続けるのは悲しいし
かといって、そのためにわざわざ服を買うのも大馬鹿だし。
さあて、どうすんべえ。
エプロンなら染みのない新品が何枚かあるんだけどな^^


11月26日(金)
去年、デパートの初売りでミッキーマウスのガラス玉を貰ったのに味を占め
今年も同じ店に行ってみる。
今年もやっぱりミッキー無料配布。
変に媚売ったいやらしい笑顔じゃない分、去年のよりも少しは趣味がいいかな?
家庭用品店と電気屋を回って時間を潰して
最後は本日最大のお楽しみ、大型卸売り屋に8時の開店とほぼ同時に入店。
目的はDLPテレビでも玉突き台でもパジャマでもなく
その店で売ってる食材料を使って作る料理の本の無料配布。
1家族につき1冊限りと書かれていたので私はわざと夫から少し離れて別に入店したのに
ちっくそー、足繁く通ってるから、夫とひとまとめで顔を覚えられちまってたみたいだ。
私はその本、貰えなかった。
1冊ありゃ十分なんで、夫の分だけでいいんだけどもさ。
2冊以上あったってカッターナイフで切り物するときの下敷きになっちゃうだけなんだけどさ。
でもやっぱり、タダの物は欲しい。
明日あさってもその本は配るみたいだから
時間が取れたらもう1度行ってみようかな。
(今日とは違う人が本を配ってることを期待し)

朝5時半起きして初売りを楽しみ、帰ってきてから七面鳥サンドで朝食。
食べるだけ食べたら、夫は寝直し。
私はその隙に七面鳥スープを煮る。
去年の1.5倍の重さの七面鳥は当然お肉もどっさりあって
解体係の夫が途中で疲れて投げ出しちゃったから
骨には肉がたっぷり残っているのだ。
お腹に詰めた玉葱セロリも一緒にことこと。
予定では骨を煮だした汁でお粥を作るつもりだったけど
肉と野菜と、あまりに具沢山。
計画変更して、明日、洋風のスイトン汁にでもしようかな?

骨を煮込みながら、南瓜きんつばも焼いた。
…「南瓜羊羹」と「まるで南瓜羊羹」は、やはり別物なのだな。
うまく焼けない。
それでも胡麻油のしみた熱々の南瓜は昨日より美味しかったさ^^


11月25日(木)
朝6時半、いつもの散歩に出ようと玄関を開けたら、外の空気が七面鳥のニオイ。
どこかの家から漂ってくるなどという物ではなく、あっちもこっちも町中全体が七面鳥臭い。
朝っぱらからようやるわ。

まだよそ様に振舞えるまではいかないけど
それでも七面鳥、過去最高だった去年よりもさらに上手に焼けた。へへ♪
クランベリーソースもキノコのマリネもなかなかの出来で
グレイビーもたぶん今までで1番美味しくできたと思うけど
口惜しいのはマッシュドポテト。
今年はちょっぴり上等のを作るつもりで張り切っていたのに
肝心の芋の質がどうにも低すぎた。
指で押すとへっこむんだもの。
スーパーを4軒回ったのに結局まともなジャガイモが手に入らず、涙涙。
こんな芋に手をかけるのは時間も副材料も勿体無いなと観念し
例年よりももっと手抜きな単に壊れた粉吹き芋で済ませてしまった。
脇役があまり美味しすぎて主役の七面鳥がかすんじゃうようでも困るけど
でも、もーちっとマシな副菜を並べたかったよ。くすん。
お芋の味付け用に用意しておいたクリームチーズが使えずに残っちゃったから
近日中に日本風の美味しいチーズケーキを焼けるのがあああ楽しみだなあ(ちょっと自棄)。

お芋がうまく行かなかったのはお芋のせいだけど
南瓜プリンがこけたのは私のせいだ。
焼いてる間に乾いちゃったか、南瓜自体の水分が少なかったか、
とってもモソモソで喉に詰まる。
芋羊羹ならぬ「洋風南瓜羊羹」だ。
せめて「スイート南瓜」になってほしかったよお、ぐすん。
でも、ここまで南瓜羊羹になっちゃったなら、いっそその状態を利用しちゃえ。
残った羊羹、もといプリンを使って南瓜きんつばを焼くのさ。
へへへ、たっのしみだああ♪(かなり自棄)


11月24日(水)
ひと山越えたのはいいけれど
おかげでまた当分、アメリカから外に出られなくなってしまった。
正確には、出るのは勝手・でも出ちゃったら祭入国できない、て状態で
まあ、実質「出られない」だわな。
来月の旅行、サンディエゴから足をのばしてメキシコにも寄る予定だったのに。
ちょっぴり悲し。
旅の本来の目的地はロサンゼルス、メキシコは「ついで」だからまだすくわれるけど。
カリブ海の船旅なんか予約してたら大泣きだったよ。
夫の同僚でナイアガラの国境の手前で涙を流した人もいるし。
メキシコはそのうちまた行くさ、ふん。
USCISのばきやろー(しくしく)
11月23日(火)
雷雨。
一瞬の停電が数回と、電圧が下がって灯りがすぅーっと暗くなったのが数回と。
七面鳥を焼いてる最中に停電したりしたら困るな。
バーベキューピットに乗っけて炭焼きにできたなら天火焼きよりむしろ美味しいかもだけど
残念、七面鳥が大きすぎてピットの蓋が閉まらない。
これじゃ中まで火が通らないよ。
暖炉の火で焼けるかなあ。
そんなことしたら、あとの煙突掃除が大変そうだなあ。
七面鳥だけ焼いたって、ご飯が無いお芋がないスープも温野菜もないの晩餐じゃ悲しすぎる。
お願い、木曜日は平穏な空でいてね。
11月22日(月)
オメデトウ、ゴメンナサイ、そしてアリガトウ。
たぶん人生の大きな大きな節目。
とにかく1つの山を無事に越えたなと。
単純に手放しで喜べることではないけれども
自分が望んだ結果なのだから…今日は素直に、ささやかに、祝杯。

思わせぶりな表現で、状況がわからない方にはとても申し訳ない…
まず、必要な各方面への挨拶が先。
感謝祭の休暇が終わる頃には、ここでも報告できるはず。
ちょっとだけ、待ってね。
(「懐妊」「離婚」じゃないことだけは今のうちに明言しとく^^)


11月21日(日)
昨日の買出しで揃わなかった物を探しに、別のスーパーへ。
あああ、昨日買っちゃった大きい密閉容器の3個組、こっちの店の方が安かった。
しかもこっちは「2組買ったら、冷蔵・焼くだけのクッキー生地を1個あげますよ」のオマケつきだ。
クッキー生地は自分で作る方が楽しい。
でも、くれるという物は断れないビンボー人、
「あげますよ」と言われるとクラクラ釣られてしまうビンボー人、
…昨日買ったばかりの密閉容器を今日も2組=6個買ってしまう。
まずいなあ。
密閉容器はいくらあっても足りないから構わない。問題はクッキーだ。
クッキーの本には今「作りたいぞ」の付箋が8枚も貼ってある。
いつも大体、本の分量の1/6とか1/8とかしか焼かないのに
それでも1回に焼いたクッキーを食べ切るのに1〜2週間かかるから
この付箋が全部「試作済」に貼り換るのは来年2月頃になる。
なのにこんなクッキー生地を貰っちゃってどーするよ。しくしく。
ビンボが憎い。

何種類もの冷蔵生地の中から好きなのを選ばせたら、夫は迷わずマカダミアナッツのクッキーを取った。
チョコチップクッキーは私の冷蔵庫にある材料で焼けるから、マカダミアという選択は正しい。
マカダミアは今うちにない。過去にあったこともない。
アーモンドやピカンに比べマカダミアは異様に高いから、私がそれを買ったことは1度も無い。
高い分だけ美味しいのなら財布と相談でたまには使うけど
私にはピカンの方がずっとずっと美味しく思えるし。
でもひょっとして、夫は好きなのかな?
参考までに聞いてみる。「マカダミア、好き?」
夫「いや別に…でも、どーせ貰うならチョコやピーナツより得かなあって思って」
…そーいや夫、グランドキャニオン方面の帰りに1泊したラスベガスの食い放題の夕食で
いきなり大皿に蟹の脚だけ山と積んできた男だっけ。
別に好きでもないのに、どーせ冷凍でスカスカなのに、でも蟹脚だからって。
夫婦そろって性根からビンボ^^


11月20日(土)
スーパーでも量販店(食品も置いてる)でも、今日はみんなみんな長い長い買い物一覧表を手にしてる。
ジャムの棚に、誰かの買い物メモが置き忘れられていた。
半分くらいの項目に「済み」の印が付いた…半分くらいの買い物はまだこれからのリスト。
失くした人はきっと困っているだろう。同情。

無料七面鳥を貰うには50ドルの買い物をしなきゃならない。
野菜や卵、感謝祭翌日の七面鳥サンド用のパン等々を籠に入れ、これでだいたい35ドルくらいか。
食器洗浄機用の洗剤、2つで7ドルというのはほぼ底値だ。これを4つ足して合計約50ドル。
…この「約」が曲者。
野菜類がだいたい測り売りだから、正確な値段はレジに行くまで分らないのだ。
売り場にも秤は備えてあるけど、あまりに大雑把な秤で目安にさえなりやしない。
私の勘の方がよっぽど当てになるくらいで。
売り場の値札が間違ってることもよくあるし
大きなトンガラシを買ったらレジで「ピーマン」と打たれてしまうこともあるし
(見た目は確かに似てるけど、ピーマンの方がずっとずっと安い)
なのでこの「約50ドル」は、下手すりゃ40ドル、もしかしたら60ドル、てくらいに幅があるのだ。
足りないと泣きをみるから冷凍鶏胸肉1袋9ドル、さらに念のために冷凍鯰5ドルも籠に放り込む。
結果、鶏と鯰を除いた合計額が51ドル05セント。
要らなかったよ鶏。
食べるからいいんだけどさ鯰。
でも、もろに店の作戦にはまってしまっていて口惜しい。

今年の鯰は14.5ポンド≒6577g。
去年の10ポンドの七面鳥よりも1時間近く余計に焼かなきゃならない=1時間早く焼き始めなきゃならないから
当日の午前中はちょっと慌しいぞ。
でもその分、鳥を天火に入れた後はお茶でも飲んでゆっくりできる。
そのほうが気は楽だな。
感謝祭まであと5日。


11月19日(金)
無性に和菓子が食べたい。あんこが食べたい。
でも、来週は感謝祭。「それっぽい」菓子を用意しなきゃならない。
悩んだ末に、今日は八つ橋をこさえた。
大きく伸した生地から粒あん入り生八つ橋用の正方形を2枚切り取り
本来正しい焼き八つ橋用の小さな長方形も5枚切り取り
あとは楓の葉や樫の葉のクッキー型でぽこぽこと抜いて焼く。
ニッキの茶色がちょうど枯葉っぽく、見事な感謝祭クッキーになった。
ちょびっと厚過ぎた感はあるけど、でもお味は上々。
ひさびさに一応合格点ついたかな。るんるんるん♪
悔やまれるのは、先月末に高熱で倒れたときに貴重な抹茶を全部飲んでしまったこと。
抹茶味の八つ橋、食べたかったなあ。
抹茶八つ橋をヒイラギ型に抜けば、クリスマスのお菓子にもなったのに。
あ、フツーの肉桂八つ橋に生姜風味を加えてジンジャー八つ橋メンって手はあるな。
取り敢えず今年は本物の生姜クッキー作る予定だから
来年、考えてみよおっと♪
11月18日(木)
…知らぬ間に、夫が「華氏911」のDVDなんかをネット通販で買っていた。
うきゃあ、お願い、そーゆーアブナイ物はお店で現金買いしてちょーだい。
今の私たちは政府に従順なポチのふりしていなけりゃいけないのよ^^
あと1年、悪くてもたぶん2年待てば解放されるから
そしたら野党側の選挙運動を手伝おうが何しようが許すから
だからお願い、今は反政府映画を買うのに住所氏名を明記しなでちょーだいってば。
文句言いつつ、勿論私もそのDVDは観るんだけどね。
映画館で観てさっぱり分らなかった部分、字幕付けて辞書ひいて確認したいし。
一時停止、巻き戻し、再生、一時停止…を繰り返して
1本のDVDを観るのにたぶん1ヶ月以上かかるから
ああ、今年も「スヌーピーの感謝祭」のビデオを観る時間はないわけね。
ダラスに来て最初の秋に買って、今年で6回目の秋を迎えるのに
まだ1度しか観て無いのよこのビデオ。
中に蜘蛛の巣が張ってるかもしれない。
たまには虫干ししなくっちゃなあ…
11月17日(水)
去年の感謝祭前に、肉用の温度計を買った。
これを正しく使えば、大き目の肉塊でも適度に汁気を残して美味しい丸焼きができるはず。
なので今年は、店頭にある中で1番小さい鳥なんて去年までみたいなことを言わず
ど〜んと巨大鳥を焼いちゃおうと思う。
して。
いつも行くスーパーは、50ドルの買い物で10〜15ポンドの七面鳥をくれるという。
昔は愛用してたけど、どうも品揃えが悪く店員の質も低く最近とんとご無沙汰の別の店は
同じ50ドルの買い物で10〜16ポンドの七面鳥をくれるという。
この1ポンド(約450g)の差は大きいぞ。
その店はさらに、様々なオマケもつけてくれるようだ。
グレイビーの缶詰は貰っても困るけど
七面鳥のお腹に詰めるモソモソはあれば食べるかも。
お肉のコーラ煮というのを作ってみたいけど、そのためにわざわざコーラを買う気もなく
だから1.5リットルボトルのペプシもタダで頂けるなら有難い。
デルモンテの野菜缶は文句なし大歓迎で貯蔵しちゃうし
結構使えるオマケだな、こりゃ。
問題は肝心の七面鳥の質。
あっちの店とこっちの店と、七面鳥の製造会社は違うけど
どっちが美味しいかなんて食べてみなくちゃ分らないし
あああ、1ポンドの肉と詰め物とペプシとデルモンテ目当てで、今週末はお店変更ですかあ。
こっちの店がこーいう広告を打ってきた以上は
もう片方の店も何か広告に無い特典を付けて来ることも期待できるし
ぎりぎりまで様子を窺い続けよう。
11月16日(火)
今日の和菓子は黄身しぐれ。
何故だ。饅頭みたな皮になってしまった。
ほろほろと口の中で崩れなきゃ黄身しぐれじゃないよな。
卵の香りはふんわり優しく良い感じだから、卵饅頭と思うなら大成功なんだけど。
これは復讐、復習の必要ありだな。
がんばるぞ。

黄身しぐれ、生地自体はそんなに面倒な構成じゃないのだけれど
2人分、2個だけを作るのに「卵黄1/6個」ってのが半端で嫌なんだよなあ。
「茹卵の黄身1/3個分」ってのはもっと困る。
ただの卵だから他の料理に使い回すのは簡単なのだけど
でもやっぱり邪魔臭い。
たった2個の黄身しぐれのために蒸し器を出すのも鬱陶しく
(洗って片付けることを考えると出すのが鬱陶しいの)
今日は黄身しぐれだけじゃ口惜しいから南瓜もいっぱい蒸したけど
南瓜は蒸すより煮るか焼くか揚げるかの方が美味しいしさあ
再挑戦する気になれるのはいつだろう?
蒸し器を使った卵料理の献立を考えようっと。
(茶碗蒸しかオダマキ蒸し…かなあ?)


11月15日(月)
七面鳥用の焼皿を買い、初めて七面鳥丸焼きに挑んだのは2001年の秋、
あのときはそりゃあもうわくわく興奮の七面鳥だったけど
4度目ともなれば既に新鮮味もない。
1年間埃をかぶっていた皿は事前に洗わなきゃならないし
包丁はしっかり研ぎあげておかなきゃならないし
巨大な鳥が1羽様ご宿泊に備え、冷蔵庫の整理をして空間を空けなきゃならないし
事前の準備を考えるだけで気が重い。
感謝祭なんか無いことにして、普段どおりに肉じゃがと白菜の漬物でも食べていたいよ。
なのにスーパーで50ドルの買い物をしたら10〜15ポンドの冷凍七面鳥がタダになる。
根性からして貧乏人なので呉れると言う物を断ることなど頭になく
仕方がないから毎年げんなりの七面鳥を焼く破目になるんだ。
いやんなっちゃうね、まったく。

せめてマンネリ脱出して新しい美味しい七面鳥を焼いてみたい、
焼く事と食べる事を存分に楽しみたいと思い
本格的過ぎて理屈っぽ過ぎて、普段の私には荷が重い料理本を引きずり出してみた。
が、読み始めて、わずか半頁で降参。
この本によれば、冷凍と生の七面鳥の違いは凍っているか否かだけのことじゃないらしい。
冷凍物は冷凍前に塩処理をしてあるのだそうだ。
解凍しても塩気は残るから、冷凍七面鳥は生肉と同じには扱えないのだと説明されている。
して、この本には生肉の調理法しか載ってない。
冷凍肉なんか不味くて食えるかっ、て姿勢のようだ。
あうう。
感謝祭の七面鳥は「貰っちゃった冷凍肉を仕方なく焼く」が出発点なのだもの、
新たな生肉なんか買うわけにゃいかないんである。
本格レシピはやっぱり手が出なかった。
それなら付け合わせだけでも本格風に行くか〜と考えて数ページ先へ行くと
ありゃりゃ、たかがグレイビーに3日もかかるらしい。
当日、肉が焼き上がってからバタバタと慌しくグレイビーを作るより
前日までに仕上がっていたほうがラクと言えばラクだけど
でも、たかがソースに3日も使えないってば。
マッシュルームはマリネ時間が短すぎても長すぎてもいけないと細かく時間指定されていて
逆算すると、私は感謝祭当日午前3時の台所で茸の漬物を作らなきゃいけないことになる。
使えねえ本だなあ^^
結局今年も去年と同じ、一昨年一昨々年と同じ鳥を焼くしかなさそうだ、くすん。
鳥の丸焼きより、鯛の丸焼き(尾頭付き)が食べたいな。


11月14日(日)
とても久しぶり、日系商店でお買い物。
大抵のアジア食品は中華系のスーパーの方が安い。
それに、日系の店はスーパーじゃなくて「商店」なんだよね。
例え目当ての品が無くても手ぶらじゃ店を出にくいような空気があって
仕方なくオセンベとかポッキーとか要らない物を買っちゃったり。
どーも苦手。できるなら、行きたく無い。
だから普段は中華スーパーで用を済ます。
でも、ごく稀に、日系商店じゃなければ売って無い品もあって
仕方がないから日系商店にもたまには行かねばならない。
あああ、ユウウツ。

今日、数ヶ月ぶりの日本のお店に行ったら、なんと冷蔵棚に茗荷が入っていた。
11月だぜ??信じられん。
夏中、茗荷が食べたくて食べたくて、中華スーパーを何軒回ったろう。
その茗荷に、今頃になってめぐり合うとは。
まるまる太った見事な茗荷、3個で6ドル半。
1個200円ってところかな。
この値段で、いったい誰が買うんだろう。
夫が死の床で最後に茗荷を食べたがたら、8ドルでも10ドルでも買っちゃうかな。
そのときは、外側の皮1枚でいいから私にも分けてね。
…千両みかんじゃないってば。


11月13日(土)
イタリア系の軽食屋さんに行く。
現在の私は詰め物パスタを偏愛しているので、牛肉のトルテッリーニ。
(↑簡単に言えばイタリア式ワンタン物)
夫は何かクリーム系のソースが食べたいと言い、カルボナーラを選択。
と、注文カウンターのお姉ちゃんが「ソースは赤と白とどっちにする?」と不審なことを言う。
赤いカルボナーラって…どんなんだ????
私なら迷わずその得体の知れない赤カルボナーラを頼んでみるのだけれど
夫は無難に白ソースを取った。
待つこと十数分… 夫のところに届いたのは、カルボナーラで無くボンゴレだった。
それならメニューにも赤ワイン仕上げと白ワイン仕上げが選べると明記されてるけどさ
どうやったらカルボナーラとボンゴレを聞き違える?
注文と違うと言って突き返すことも可能だけれど、その場合、このボンゴレはゴミ箱行きだ。
それはあんまり悲しすぎるから、黙ってボンゴレを食べる。くすん。

ここの店にはお茄子のRollentineという料理がある。
簡単に言えば焼いた茄子にトマトソースをかけてチーズを乗せて天火で焼いた物らしい。
ここの店にはお茄子のFlorentineという料理もある。
簡単に言えば焼いた茄子にトマトソースをかけてチーズを乗せて天火で焼いた物らしい。
Florentineというのはフィレンツェ風、一般に法蓮草のベッドの上に料理が寝ている物を指すようで
メニューの説明にも「法蓮草と一緒に焼いた」と書いてある。
それを読む限り、RollentineとFlorentineの唯一・最大の違いは法蓮草の有無なのだが
前に実際にRollentineを頼んでみたら、こちらの焼皿の底にもやはり法蓮草は敷かれていたんである。
何がどうなっているのやら、悩みまくりの私だったのだけど
ひょっとしてあのときも注文が間違っていたんじゃないか。
私はRollentineを注文したつもりで
実はFlorentineの方を給仕されちゃったんだきっと。
次にあの店に行ったら、もう1度Rollentineを頼んで確認してみようっと。
もっとも、RとLの区別が未だきちんとできない私、
RollentineとFlorentineを発音し分けるのは実に困難なことで
次もやっぱりFlorentineになっちゃう恐れも無い訳ではない。
発音が悪くて通じないとき、私はいつもメニューの料理名を指し示して「これ」と言うのだけど
運悪くこの店のメニューでRollentineとFlorentineは上下に並んで記載されていて
しかもここのメニューは文字がやたらと小さので
「これ」と指した指はRollentineとFlorentineの両方にかかってしまう。
余計に混乱しそうな予感がする。
こうなったら必殺、筆談かなあ。
アメリカに来た当初、マクドナルドで「ハンバーガーと芋」と書いた紙を見せて昼飯を買ったりしたっけな。
あのときみたいに「Rollentine」と書いた紙を見せればいいんだ。
ふふ、Rollentine、過剰に楽しみ。
これで間違われたらRollentineにとことん嫌われたと思って諦めよう^^


11月12日(金)
2本パックの電動歯ぶらしは、2本とも同じ大きさ、同じ色。
ブラシ頭部の根元に色ゴムを嵌めて2本を識別できるようにはなってるけど
薄暗い洗面台では、やっぱり見分けにくい。
なので間違えのないように、私の分には大きな名前シールを貼る事にした。
両方に貼るとまた混乱するからね、シール無しが夫のってことにしよう。

封筒用の住所ラベルやシール式切手の耳に頭文字Yだけ入れて貼れば、それで用は済む。
目的が2本の歯ぶらしの区別なのだから、実は頭文字さえも必要ない、
シールだけで十分に事足りるんである。
でも、それじゃ寂しい。
せっかくなら楽しく歯磨きしたいなあっと
大好きな漫画の一頁をスキャナにかけ、一部を加工して歯ぶらしシールの原画にした。
あとはシール用紙を買って印刷して、防水加工を施すだけだ。
普通に印刷した紙を透明防水シールで覆う方がいいかな?
こゆー下らないお仕事は大好きですはい。

どーゆー原画を作ったか知りたい人は、川原泉『メイプル戦記』第2巻 白泉社文庫 を買おう。
21頁にその絵はあります。
あ、川原泉『中国の壺』白泉社文庫 の244頁も同時加工したのよ、
メイプルのシールが傷んだら貼り替えるんだ♪


11月11日(木)
歯科通院中は、やっぱり普段より歯科衛生に気をつかう。
喉元過ぎれば何とやら、
治療が済んだらまた手抜き横着おざなり・なおざり磨きに戻っちゃうのだろうけど
今はきっちり1日3回磨き、フロスまで使って手入れしている。
さらに、もしかしたら先生に勧められたのか、夫が電動歯ぶらしなんて物を買いこんできて
「1本のより安かったから、2本パック買っちゃった。使うなら片っぽあげるよ」と言う。
へいへい、ありがたくいただきます。
んなわけで今日から私は電動歯ぶらしも併用だ。
ウィ〜〜〜ン。結構楽しい。
同じ仕組みで背中ブラシがあれば使うのにな。
乾電池式の食器ブラシは売ってるけど、あれは使う気ありません。

してこの歯ぶらしの頭部、胴体から外すととても小さい。
これじゃ風呂場の掃除に使えないんじゃないか?
そう不満を漏らしたら、夫が「外さなければいい。電動洗面台ブラシ^^」と笑った。
へい。そうします。但し私のは使わないよ、2人分の頭+アナタの胴体で掃除しまっす。


11月10日(水)
ビタミンB群の不足かな。
口角炎と思しき状態になってしまった。
あまり大口を開けずに品良く食事していれば痛みはないのだけども
でも、今日は歯医者。
椅子に座って口を開けたらビリッと破れた。流血。

今日は2時間から2時間半かかる大工事の予定だったので、DVDを見せて貰った。
やれ口を開けろだの閉じろだの右を向けだのと忙しく、どうせ話に集中はできないけど
歯を削る金属音からほんの少しでも気をそらすことができればなと。
ところが話が始まって5分もたたぬうちに画面が乱れてモザイク状態になってしまい、やがて暗転。
音も何もなくなってしまった。
しょーがないので再来週の感謝祭の献立を頭の中で練り直して時間を潰す。
隠元はゴマ和えでいいかしら。
甘味は南瓜プリンと薩摩芋パイとどっちにしようかな。
毎年残るマッシュドポテトを作るか否かで延々30分も悩むうち
やがていつの間にかくーかくーかと眠りこんでしまったらしい。
「噛め」の指示にまるで無反応になってしまった私に、慌てたのは先生。
歯茎だけの簡単な麻酔とはいえ、事故が起きる可能性が無いわけじゃないもんね。
患者が口開けたまま人事不省になってたらそりゃ焦るわな。
心配掛けてゴメンナサイ^^
その件のおかげ(?)でDVDが止まってしまっていることに先生が気付いてくれて
もう1度頭からかけ直して貰えたのだけども
「言ってくれたら良かったのに〜」と仰られてもですね
口の端引っ張られて、口の中に吸引用の管突っ込まれた状態で
どーやってDVDが動かないと伝えろというんでしょ?
こーゆーときは手話ができたら便利だなと思う。
先生が手話を知らなかったら意味ないか。


11月9日(火)
最近、近所の手芸屋さんの広告に「商品1つに限り何でも4割引」のクーポンがついて来る。
縫ったり編んだりには興味のない私だけれど、手芸屋さんには製菓道具も置いてあるので
クッキー型だの絞り袋の口金だのを4割引でちまちまと買い集めている。
1個69セントのクッキー型を買うのに割引券を出すのは何か貧乏臭くて悲しいけど
例えば10個を正札で買ったら6ドル90、それが4ドル20になるんだから
やっぱりこの券、使わなきゃ損だ。
(クーポンつき広告は週1回しか来ないから、10個買うのに10週間かかっちゃうけどもね)

いつも69セントの型しか買わない私が、でも先週末は、ちょびっと大きな買い物をした。
生姜クッキーを模ったクリスマス用の壁飾り、元値6ドル少々。かぁいいの。
それが4ドル足らずで買えちゃって、嬉しさ倍増♪
早速壁の釘に引っ掛けて、眺めてニタニタしていたら
なんてこったい。
今日入ってきたその店の今週の広告についていたのは、なんと5割引の券だった。
6ドルの品、4割引と5割引とじゃ60セントも違うじゃないか。
くっそぉぉぉ。
頭に来るからこの5割引券、もっと高い物に使ってやるっ!
(それって店の思う壺?)


11月8日(月)
薩摩芋を焼いて、裏漉して、芋羊羹生地を作る。
その生地で小豆餡を包み、四角くまとめて、芋きんつばを焼く。
んんん…芋生地、柔らかすぎた。きんつば衣は濃すぎた。バランス悪い。
でも、例により「きんつばと思わなければ」すこぶる美味。
舌の上でとろけるお芋、肉桂がほのかに香るところも非常に宜しい。
シアワセ。
11月7日(日)
素晴らしく立派な葉っぱのついた大根を売っていたので衝動買い。
菜飯にしようか、刻んで味噌で和えて夫の好物「よごし」にしようか。
葉っぱ、とっても沢山ついてる上に傷みが少なく歩留まりがよさそうだから
菜飯と汚しと両方作ってもまだ余りそうだ。
ほいたら、ベーコンと炒めてくたくたに煮て、お酢で味を調えて
今週作る予定のミートローフの副菜にしよう。
蕪の葉をそうやって料理した物をファミレスで肉料理の付け合わせに食べて
それがなかなか美味しかったんだ。
(肉本体はファミレス風味のとほほ仕上げだったけどね)
いつか作りたいと思ってたから、葉っぱとお酢の比率や煮込み時間なんかも既に調べてあるし
美味しくできるといいな。

冬、これから数ヶ月の間は蕪や大根の葉っぱに恵まれた暮らしができそうで
それを思うととっても幸せ。
胡瓜や茄子とはしばしお別れだけどもね。


11月6日(土)
とても久しぶりに、夫の同僚の家のパーティーにおよばれ。
英会話はできないけど、黙ってにこにこ笑っているのに疲れちゃうこともあるけれど、
夫の会社の人たちは何故か皆さん料理上手で、出されるご馳走が例外なく美味しいから
彼らのパーティーは大好きな私なんである。
今日もワクワク・るんるん、朝昼をうんと軽く、週末恒例スーパーの試食品ラリーもお休みして
ステキな晩餐に備えていたんである。

ローストチキン、美味しゅうございました。
ズッキーニとピーマンの網焼きも美味しゅうございました。
私はヒヨコ豆のトマト煮が気に入って
夫はブラックビーンズの煮込みをおかわりしてた。
前菜のアーティチョークの練り物は生クリームどっさりで高カロリーなのが目に見えていて
なのに、分ってるのにやめられない止まらないほどの美味しさだったし
チョコとカスタードのデザートは素敵に甘く
コーヒーはうちの安物と比較にならないほど香り高く
最初から最後まで、心から幸せなお食事だった。…1品を除いては。
モサモサと粉っぽい白い物が大きなボウルに山と盛られていた。
私はそれをマッシュドポテトと思って皿に取ったのだ。
一口食べたら、コメだった。
素材は確かにコメなのだけど、味はコメじゃない。
どうやったら、コメをこんなに不味く調理できるのだろう?という代物で
小学校の修学旅行の旅館の晩飯、私の人生で一番ひどかった飯よりも更に悲惨だった。
隣の夫を見たら、夫もそのコメを口に入れたまま硬直していて
だけど、皿に取った物はやっぱり食べ切らなくちゃねえ。
こんな物で無駄にカロリー取るのは悲しいな、
どうせ太るなら美味しい日本のケーキで太りたいなとか考えつつ
ほとんど機械的に白いモサモサをやっつける。
夫の好きなブラックビーンズをたっぷりかけると少しはマシな味になるけど
お豆ってデンプンだよなあ、カロリーだよなあ。とほほ。
製作者はこれで美味しいと思ってるのかしら。
食習慣の違い、味覚の違いってのは間違いなく存在するもんな。
でも、中華屋でもインド料理屋でもアメリカのレストランでも、こんなご飯は食べたことない。
ああ、セブンイレブンのお握りが恋しいよ。

帰る道々、夫と「あのご飯の味の再現」について語り合う。
コメを研がず、吸水もさせず、袋から・または瓶から出したコメをすぐに炊く。あるいは蒸す・茹でる。
水加減はたぶん控え目に(でもコメの表面はベチャベチャなんだよな)。
低級米の古米古古米だったりするともっと良いかもしれない。
でも…それだけ努力しても尚、私がやったらもっと美味しく炊けちゃうような気が。
ひょっとしてコメを炊いたのでなく、お湯を注いで3分間とかのインスタントライスだったのかな。
スーパーに行くとその手の商品は何種類も出ているのだけれど、食べてみたことはまだ1度もない。
実験挑戦の主義から言って、これは1度は試してみずにいられないぞ。
夫に食べさせるのはアレだからナニにして
私1人のお昼ご飯に、即席ライス、買ってこよう。


11月5日(金)
スペイン語と英語の2ヶ国語表記のメキシコ料理の本を見ながら、かの国の軽食に挑戦。
メキシコ料理はダラスには美味しい店がいっくらでもあるから
わざわざ自分で作る必要などまるでなく
ダラスに住んで5年、未だレパートリーはチリとファヒータ(言うならば焼肉)、
最近覚えたトンガラシのRelleno(≒肉詰めフライ)だけだ。
でも、美味しい店がいっくらでもある=いいお手本が身近に溢れてると考えたら
その味を盗んで自分で再現できるようにならなきゃ損とも思える。
いつか日本に戻ったらダラスのメキシコ料理は食べられなくなっちゃうわけで
念のため、それに備えておくことも必要だし。
なので、その再現レシピの土台を築くべく、今日は本の通りにエンチラーダ。
トルティヤで肉を巻いてトマトソースとチーズを掛けて焼いた物…だ。おおまかに言えば。
メキシコ料理の基本の基本、これができなきゃ話にならんって位の料理なんだけども
見事、惨敗。
何故にトルティヤがここまでひどく煮崩れる?
トルティヤがソースの水分を吸っちゃったせい、なのは勿論。
でも、どーしてこんなに吸う?
または、お店のは、どーしてあんなに吸わない?
この本が間違ってるのか、私の技術が足りないのか
本屋で別の本を経ち読みして、ちょいと研究してみよう。
(料理の本なら、簡単なレシピなら、立ち読みで用を済ませられる程度に英文読めるようになりました。
料理本以外はまだ、子供の絵本さえも満足に読めないのにねえ)
11月4日(木)
ついに車麩が底をつく。
去年の暮れにカリフォルニアの日系スーパーで買い、大事に大事に大事に食べてきたのだけど
今日、車麩のカツを揚げて、残りはあと1枚。
1枚じゃ卵とじにも物足りない。
せいぜい味噌汁…かな?
乾物なんだから、輸送・保存には困らないはずだし
加熱した小麦蛋白が検疫で問題になるとも思えないし
いったい何故、ダラスの日系商店には車麩がないのだろう。
日本食のネット通販でも車麩は扱ってないのよねええ。
車麩食べたい。どっさり食べたい。
てわけで来月半ば、南カリフォルニアに日本食買い出し旅行に行きます。
ロスにはミツワ(旧ヤオハン)が5軒もある。
そこから僅か150kmほど離れただけのサンディエゴにも1軒ある。
ロスのミツワのうち2軒にはなんと和菓子の源吉兆庵までついてるらしい。
(店内テナントなのか、同じ商店街に店を並べてるのかは調査中)
店名と所在地の一覧表をとても印刷しきれないほどの日本食レストランがあって
紀伊国屋がある旭屋書店がある、きっと日本のレコード屋さんなんかもあるんだろう。
正月の伊達巻用に卵焼き器が欲しいな。
センスのいい和食器はあるかな。
北カリフォルニアにあったのと同じ食器屋さんがミツワに入ってるらしいから期待しよう。
バスクリンはダラスでも売ってるけど私が欲しい味(←!?)のは入荷しないし
来年の夏に備えてムヒも欲しいし
ヤキソバパンやコロッケパン、カレーパンの美味しい日本式パン屋さんはあるのかな。
まとめて買って、冷凍庫に入れるんだ。
帰りのトランク、きっと蓋が閉まらないくらいにパンパンだよ。
楽しみ楽しみ。

旅行で訪ねるのはとっても楽しみなロスだけど
調べれば調べるほど、ああロスには住みたく無いなあと思う。
こんなに何でも日本が手に入るのって…きっと不幸だよ。
鰹節が無い、赤豌豆が無い、柚子が無い、そんなダラスの不便な暮らしが私は好き。
源吉兆庵が近所にあったら、自分で栗饅頭を蒸そうなんて私は考えないだろう、
それはきっととってもつまらない。
ダラスに住んでて良かったな♪
(もっと不便な土地で、上新粉も白玉粉も無く、米の粉を自分で挽くってのはさすがにキツイ。
ダラス程度が私には丁度良いです)


11月3日(水)
いつまで経っても開票結果の動かぬ開票速報がまどろっこしくて仕方ない。
動くときにはまとめて十数人分どーんと変わるんだけどね。
選挙の仕組みが違うんだから仕方ない、どっちが優れてるかなんてのは知ったことじゃないけれど
5秒おきにチャララ〜ンって音が鳴って新たな当確情報の出る、日本の開票の方が面白いな。

動かぬ選挙速報に退屈し、これもネット速報、日本のサッカーはナビスコ杯決勝を見る。
一時期、正確には9ヶ月×2回=1年半、埼玉に住んでいたことがあるので
私はサッカーは浦和レッズを応援していた。
最近の私はアイスホッケーのダラス・スターズまっしぐらで
日本のスポーツにはまるで興味をなくしてしまったけれど(除・正月の箱根駅伝)
ギド率いるレッズが決勝まで進んだとなりゃあ話は別だ。
進めレッズ、頑張れブフバルト!!

だけどこちらも得点入らず、0-0のまま動かぬ試合。
後半の途中、ダラスでは午前0時半を過ぎたあたりで諦めて寝てしまった。

して今朝おきて、
選挙速報の続きよりさきにナビスコ杯の結果を確認する。
ぐわあああ…PK負けかよっ
福田がいればなあ、くすん。
ま、例え勝っても祝賀セールに行けないんじゃ喜び半減だけどもさ。
ブッシュが勝ったら地元で祝勝セールとかあるのかな???


11月2日(火)
投票日。
テキサスはもう共和党に決まってるに決まってるので、あまり面白くないけれども。

今はもちろん、私はこの国の政治に参加する権利を持たない。
4年後の大統領選でも、まだ選挙権はない。
8年後はどうだろう?
私がそれを望むなら、そしてダラスの移民局の事務作業が滞りなく円滑に進むなら、
場合によっては8年後、私は米国籍になっているかもしれない。
そしたら投票できるんだよな。
国籍は欲しくないけど投票はしてみたいよ。
米国籍取って、1度だけ投票体験して、すぐに日本の国籍再取得ってのがいいかもしれない^^

米国籍とるには英語の試験があるから、落とされる可能性の方が強いけどさ。


11月1日(月)
ハロウィン用の飾り物が値引き処分になっていることを期待して
夕食後、最寄のスーパーまで車を出して貰う。
残念ながらハロウィン用品はろくな物が残っていなかったけれど
クリスマスの飾りを1つ衝動買い。
もちろんこれはまだ値引き対象で無い。
あと2ヶ月待てば半額以下で買えるかもしれないけど
半額になるのを待たずに売りきれちゃったら困るもん。
だから今、買う。…貧乏人にはつらい。

今日買ったのは、雪達磨。
形は雪達磨、目鼻も付いているけれど、でも実はバニラ・アイスクリーム。
お皿にクッキーが1枚、その上に乗った雪達磨の形のアイス。
赤と緑のチョコスプレーを振られて、とても愛らしい雪達磨アイス(またはアイス雪達磨)。
目鼻のついた人格を持ったアイスって、考えようによっちゃあバケモノだよなあ。
いいんだ、バケモノWelcome。私はオバケが大好きさ。
そーいえばこの雪達磨アイス、ちょっぴり、つん太に似てるかも。
目と口がそっくり。お腹も出てるし。大きさもちょうど奴くらいだ。
つん太の代替品としてこの雪達磨をかわいがるのは、つん太にも雪達磨さんにも共に失礼だろう。
だから、そんなことはしちゃあいけない。
分ってるけどさ。
でもこの子とはちょっと特別に仲良くなれそうだ。
陶器だけど。


10

10月31日(日)
トリート・オア・トリート。
または、トリート・アンド・トリート。
私の小さなオバケの子も、きっとどこかで今日の日を満喫しているだろう。
ハッピー・ハロウィン!!

一昨日の夜から、玄関脇の部屋の窓辺にプラスチックの南瓜提灯を飾っておいた。
これが集蛾灯になったのか、それとも単にこの地域の人口増加に因るものなのか
去年は34人だった小さな訪問者、今年は55人も来てくれた。
用意したお菓子が危うく底をつくところだった。
来年はもっと沢山買わなきゃ駄目かな?
基本的に私は子供が嫌い、人に物をあげるのも大嫌い、
(蝦で鯛を釣れることが予想できる場合はその限りにあらず)
なのにハロウィンだけは張り切って子供たちにお菓子を用意する。
なんでなんだろうね。
やっぱりオバケの子を思ってるのかな。


10月30日(土)
量販店で、長袖のTシャツを3枚買う。
全部同じ形、同じ灰色、同じSサイズ。3枚とも完全に同じ品。
運動服だもん、それでいいのさ。んにゃ、「そのほうがいい」のさ。
いろんな色のシャツ、いろんな色のずぼん、
いろんな色の手袋と帽子がてんでばらばらに引き出しに入っていたら
朝、任意の1枚ずつを引っ張り出して身に付けたとき
常識では計り知れないオソロシイ色の組み合わせになっちゃう危険がある。
なら最初からずぼんは紺、手袋と帽子は水色、シャツは灰色で揃えておいたほうがラクだよな。
それに、3日間赤いシャツを着て、次の3日間は緑のシャツ、
そのあとシマシマシャツがまた3日続いたりした場合
毎朝挨拶する顔馴染みの人たちに「こいつは3日に1度しか着替えないのか」と思われちゃうけど
366日同じ灰色を着続けてても「1年間洗濯してないんだな」とは思わないでしょ。
だから朝の運動服は全部同じ色と同じ形。
ま、夏は半袖、冬は長袖って違いはあるけどもね。

だけど3枚揃えてレジに行ったら
お店の人に「全部同じなの?同じのを3枚も買うの???」と笑われてしまった。
悪いかよ…
てか私、先月もこの店でこれと同じのを2枚買ったんだけどね^^
1度に5枚買わなかったのは、縫い目が肌に当たって痛いとか1度洗うと凄まじく縮むとか、
買ってみないと分らない欠点がある可能性に備えてなのだ。
1ヶ月着てまあ問題が無かったから今日3枚買い足して
それでこ店のこの品、Sサイズはこれで品切れ。
もし来週、Sサイズが入荷してたらさらに数枚買うかもな。


10月29日(金)
私が床に臥してる間も、温度計の庭の子機は毎日100度を観測していたようだ。
念のために電池を入れ直してみたのだけれど、それでもやっぱり103度。
何が何やら。
試みに、いつもは室内に置いている温度計本体を庭に出し、子機と並べて置いてみる。
…87度。
やっぱり子機が壊れちゃってるみたいだな。
真夏に外に出しっ放しにしてたせいかしら。
もしそうなら、何のための室外温度計だ?
子機と本体との通信障害の可能性もあるけど
どっちにしても、もう使い物にならないことに変わりはないし
温度計のカタログ、調べようっと。
気圧と湿度と風力の測定ができる物希望。
10月28日(木)
あいかわらず熱はあるけど
半袖の寝巻き(Tシャツ)に半ズボン履いただけで外に出ちゃう馬鹿。
玄関から郵便受けまで数十メートル、4、5回も往復してしまう馬鹿。
川原のためならえんやこら、だ。
もしも郵便受けに入らなかったから局留めにしてあるよなんて連絡があったならば
40度の高熱を押してだって取りにいきますわよ。
だから教授、さっさと腰痛治してください。
背中の羽の後編を待ち侘びます。
10月27日(水)
熱、昨日より高い。でも歯医者。
根幹治療を受けに、少し遠くの大きな歯医者。
地域の開業医じゃ無理だからと大学病院を紹介されちゃったような状況と判断して
いったいどんな恐ろしい手術を施されるのかと怯えていたのだけど
なんのことない、日本だったらフツーの歯医者でフツーにやってくれる程度の穴埋め作業だった。
分業が進みすぎてて面倒だよこの国。

麻酔が効いてるから歯は痛くないけど
麻酔と合わせて大丈夫かどうか不安なので風邪薬も頭痛薬も飲めないのが辛い。
昨日ほぼ1日寝ていた上に今日の歯医者の椅子が体に合わず
さらにあるいはこの風邪の症状の1つでもあるのかもしれない、酷い腰痛。これも辛い。
それでも台所に立って蕪を煮る馬鹿。
煮ることよりも、煮ながら火を付けたまま眠りこけちゃわないようにするのが苦難だったり。
念のため、10分毎に目覚ましが鳴るようにしておく。
最悪、鍋が焦げて晩飯が1品減る程度で済むだろ。
火事さえ出さなきゃへーきへーき♪


10月26日(火)
いんふるえんざを拾ってしまった模様。
単に重症の風邪かもしれないけど。
激しい頭痛と高熱と。ふらふら。
最近の私は夫よりも体を鍛えてあるし、夫より他人と接触する機会が少ないし
私より先に夫が罹患するのがスジなはずなのに。
なんで私が倒れなきゃいけないんだ。
やっぱり、日曜のチリが衛生上よくなかったな^^
でも食器の共用ではエイズもC型肝炎も伝染りません。
感染の機会から3日後に発症するエイズなんてのも聞いたことないし
だいじょぶだいじょぶ、ただのFluだってば。寝てれば治る。

高熱でふらふらしながらも、それでも台所に立って晩飯を作る私。
一応、生で食べる食品には直接手を触れないとかの配慮はしつつ
南瓜を揚げたり肉団子を丸めたり、病人がやることじゃないだろう。をい!!
一方、朝、夫が家を出る時点で既に私は完璧な病人となっていたので
夫は家に食事の支度があるはずが無いと思い込み
会社帰りにブリトーを1つ買ってきた。
まず自分がそれを食べて腹ごしらえをしておいてから病人食を作ろうと考えたらしい。
ゆえに食卓には私の作った食事が2人分、夫の買ってきた食事が1人分、
計3人分を2人で全部食っちまった。
病気の由里さんもしっかり1.5人分食べた。
量もさることながら、質も…揚げた南瓜とブリトーと、病人が食うか普通??
自分の体が自分で理解できない。


10月25日(月)
…本日の我が家の庭の最高気温、華氏103.0度≒摂氏39.4度。
うっそだろ?
8月だって、1分間庭に出てるだけでクラクラしたあの真夏の日だって
96.5度までしか上がらなかったのに
なんでこの涼しい日に100度を超すんだよっ。
秋になって昼間の太陽が低くり、温度計に直射日光が当たるようになったせいかもだけど
でも昨日はフツーに86度だったんだよなあ。
柵を越えてウサギか猫か何かが私の庭に侵入し
温度計の上に座り込んじゃった、てのはありそうな話。
温度計、たったひと夏で壊れたかな、てのが本命。
ひと夏は十分に楽しめたから、元はとれてると思うし
来年の夏までにもっと高性能な温度計を買おうかな。
10月24日(日)
チリ・コンテストがあると聞き、足を運んでみた。
案内には「20種類以上の違ったチリを試食できるよ」とあったので期待してたのに
ありゃ〜〜〜。
5ドル払って小さな小さな試食カップを買う仕組みだった。
確かに「無料試食」とはどこにも書いてないわな。
むう。
でも、例え1種類1口ずつでも、20種類のチリを片端から食べたら結構満腹するだろう。
昼飯と思うならば5ドルもそれほど高く無い。
カップさえ買えばあとは食べ放題、もし満腹しなかったらもう1巡すれば良いのだからと考えて
5ドルを払ってみることにした。
ちなみに夫は昨日から少しお腹が悪いと言うことで、チリ=刺激物は遠慮。
私だけが参加した。
美味しいチリ、変わったチリはついつい1匙分けてみたくなるけど
そこは律儀に「金払って無い人は食べない」を守る私たちである。

食べたチリ、数え違いがなければ25種類。
肉のチリ、野菜のチリ、辛いばかりで旨味のないチリ、缶詰を温めただけと違うか?と疑うようなチリ、
出品チリはとても変化に富んでいて
だけど味付けはみんな「チリ」。
10種類も食べ続けると、さすがに少し飽きてくる。
便乗出店していた中華屋さんの鶏唐揚げ橙味(チリでない!)が新鮮で美味しい。
鶏で口直しをしたら、またチリの続き。
コーンブレッドだのクラッカーだのという添え物まで律儀に全部食べたせいで
2巡目に入ることなくきっちり満腹してしまった。
1巡目だって最後はきつかったぞ。
それでも最後、会場のチリで1番美味しく思えたチリだけは1杯おかわり。
アイルランド系レストランが出品した新作チリで
アイルランドの伝統料理「シェパード・パイ」をチリと合体させた物。
チリ味の挽肉に潰しジャガイモをたっぷり載せて
これはいけるよ、私も真似してみようっと。

気にしない気にしないと自分に言い聞かせつつ、やっぱり気になってしまったのは衛生面のこと。
5ドルで買った1つのカップをずーっと使い続ける仕組みなのだけど
チリをよそってくれるお玉の底が、カップの縁に触れてるんだよね。
他人が口付けたカップの縁にお玉が触れて、そのお玉が鍋に戻る。鍋をかき回す。
そのチリを、そのお玉で、私のカップに注いでくれる。
…うううん。
景気のいい出展者はカップの大きさなど考えずにお玉になみなみ1杯のチリをすくうから
チリがカップから溢れ、溢れたチリはお鍋の中に帰っていく。
きゃああああ^^
気にしない、気にしない。
食器を使い回しても、エイズはうつりません。
C型肝炎は唾液感染しません。
B型も、確率とても低いです。
低いてことは、可能性ゼロじゃないんだな^^わは、わはは^^;
ま、こんな程度のことで病気になるなら、どこかのいい加減な飲食店で既にとっくに感染してるさね。
もっと普通の軽い経口感染病を気にしよう。
2日たって元気だったらOK^^(←根拠のない数字)


10月23日(土)
ハロウィン用品は買わないつもりだったけど
オバケの形の鍋掴み、1体買っちゃった。
鍋掴みのくせに、結構口数が多い。
夜の台所で明日の朝のマフィンの仕込み作業をしていたら
それは天火で焼く料理なのか、だったら僕を使ってね、
さっきヤカンを持つときも僕を使ってくれれば良かったのに、
僕は熱いの大好きだよ、熱い物なら任せてねと
ああうるさい!!
こいつ、鍋掴みでなく、鍋掴みの形をしたぬいぐるみだったんだな。
薄いけど、一応、綿も入ってるし
仕方ないから名前を付けてやる。
手袋型の鍋掴みだから「てぶく郎」?
んにゃ、キッチン・ミトンの水戸吉(みときち)だ。
そのうちに水戸納豆マフィンでも作ろうね。そのときは、宜しく。
(どんな味になるかコワイ^^
梅酒のマフィン、プラムのマフィンが無難かな^^;)
10月22日(金)
日本にいた頃、カレー粉はSB食品の物を愛用していた。
(カレールウはハウスだけど)
ダラスでも幸い、日系/中華系商店で同じ物が手に入るので
何も迷うことなく、カレー粉はずっとSBを使い続けてきた。
でも、その気になってお店を見回すと、結構いろんな種類のカレー粉があるんだな。
「カレー粉なんて物は日本にしかない、インドでは何十種類もの香辛料を自分で混ぜてカレーを作る」と
どこかで聞いた知ったかぶりの薀蓄を鵜呑みにしていた私が馬鹿だ、
インド食材の店に行けばちゃんとインド製のカレー粉があって、インド人がそれを買っている。
中華系の店、あるいは高級輸入食材を扱うアメリカのお店にもカレー粉はある。
で、この間、その中の1缶を試しに買ってきてみたのだ。
缶が綺麗だったから台所の棚に飾りたかったというのが最大の理由なのだけど
買ったからには勿論使う、食べてみる。
今日、初めてそのカレー粉の缶を開け、手始めにドライカレーを作った。
辛さの加減が分からないから、まずいつものSBの粉の半量を入れて味をみる。
ちーとも辛く無い。香りもない。
いつものSBと同じ分量まで足して、もう1度味をみる。まだ辛くない。香らない。
さらにどぱっとぶち込んで、味見。足して、味見。加えて、味見。
いつまでたっても辛くならず、カレーの香りもせず、
なのに確実に塩辛さだけは増していく。
やがて、これ以上いれたら塩辛くて食べられないよという状態になってしまい
カレー粉の増量を打ち切らざるを得なくなった。
でもまだ辛く無いし香らないの、むううっ。
クミンの粉末はあるからそれで香りを補って
でも、これはやっぱりクミンの香りでしか無い。カレーとは違う。
カイエン、パプリカ、ついでに一味唐辛子も投入し、なんとか辛さは出たけど
でも、これはやっぱりカレーの辛さでは無い。
結局、苦闘むなしく、すさまじく酷い味のドライカレーが完成した。
しくしく。
やっぱりSBはおいしい。
10月21日(木)
栗饅頭を蒸す。
そのためにまず、栗餡を作る。
2人分で10粒ほどの栗を、匙で潰して砂糖と合わせる。
1個だけ妙に硬い栗があり、うまく潰れなくて往生したけれど
それでも何とか豪華粒粒栗餡が完成し
小麦の生地で丸く包んでから栗型に成型。
芥子の実をパラパラ振って、ああ美味しそうだあ♪

蒸し上がるのを待つ間、嫌だけれども仕方が無い、使った道具のお片づけ。
餡を練るのに使った小鉢を流しに運びながら
縁に張り付いていた餡の残りを指ですくってぺろりと舐める。
………う。
ううう。
さっきの固かった栗…気付かなかったけど、たぶん、虫食いだ。
栗がしっかり虫の味。悪い栗はたぶん1個だけだけど、潰して全部を混ぜちゃったから餡が全滅。
よって饅頭も全滅。
なんってこったい!
栗餡は作り慣れてるから、砂糖の加減もだいたい見当がつくから、ついつい味見を怠ったんだよな。
餡の段階で一舐めしてれば、せめて皮の生地は救えたのに。
あああ勿体無い。
手間も時間も材料も。
まあ、夜の食後に美味しいお茶と一緒に虫餡饅頭を食べるよりは
今ここで失敗に気付いたほうがまだ立ち直れそうとは思うけど。
教訓、味見はきちんとしよう。
つまみ食いは禁止だけど。


10月20日(水)
まだ血が止まらない。
おそるおそる絆創膏をめくってみると、肉片がぴらぴらしているよ。
うへへっ♪

怪我をして、良かったことが1つ。
私には、無意識のうちに耳の穴に指を突っ込んで引っ掻き回す癖がある。
利き手の右手はマウスを操作したり鉛筆を握ったり大忙しだけど
左手はいつも暇を持て余していて
少し油断すると人差し指さんが退屈しのぎに耳に遊びに行ってしまうのだ。
爪は短く切ってあるけど、それでも耳の中は傷だらけ。
耳掻きを使うと耳垢ではなく血の塊やかさぶたが取れてくる。
そのかさぶたがガサガサいう、傷の塞がりかけた部分はなんとなく痒い、
それが気になってまた指を突っ込んでしまったり。
やめなきゃいかんと分っていても、癖ってのはそんなに簡単に治る物ではない。
もう、かれこれ20年近くもこの耳掻き癖とはお付き合いしてきた。
して。
その問題の左手人差し指の先が、今まだ痛む。昨日より痛い。
絆創膏越しに物に触れただけで泣きたくなるほど痛い。
この指で耳を掻くなんて、とてもじゃないができやしない。
仮に痛みがおさまっても、3重に絆創膏を巻いた指はとっても太くなっていて
物理的に、耳に指が入らない。
耳掻きしたくたって、当分はできないのだ。
うまくいけば、癖が治るぞ。
少なくとも、今ある耳の傷は完治するだろう。
へへへ、ラッキー♪
あとは、中指さん薬指さんが耳を代理訪問しないことを願うだけ。
(昔、指しゃぶり用の大事な親指をドアに挟んで潰したことがあって
それでも結局指しゃぶりは治らなかったもんで
実はこの程度の怪我で耳掻き癖が治るとは思えなかったり^^)


10月19日(火)
ちょっとした工作。
段ボール箱に金属定規を当てて
切れ味鈍ったカッターナイフで一気にシャーッ、
…ザクッ、!! ドクドクドクドク…
↑の文章だけでは何が何だか分からないでしょうが
川原泉『小人たちが騒ぐので』白泉社ジェッツコミックス を購入し、17頁をご覧ください。
↑の文が図解されてます。
ま、要は、切り落としちまったわけだ。
左の人差し指が定規からはみ出していて、そこをシャーッと。
爪と一緒に。
大量の血がほとばしり、バンドエイド6枚も使っちゃった。
何故かあんまし痛みはない。
さっきまで酷くズキズキしていたのだけど、それは絆創膏をきつく巻きすぎていたせいみたい。
少し緩めてやったら痛みは無事におさまった。
(そのかわり赤い染みが6枚の絆創膏を越えて滲んできたよ…わはは)

給食のオバサンは怪我には慣れてる。
この程度ならERに行く必要もないと思う。
あまり清潔でないカッターだったのが少々気になるけれど
これだけバッサリ口を開けた傷なら、破傷風は心配ないだろうし
ちょっと膿むくらいなら構わん構わん。
とりあえず、指紋採取が済んだ後で良かったなと。

んなわけで、近く私から小包を受け取るかも知れない某さん、
もちろん十分に気を付けたつもりではありますが
もしも箱に赤黒い染みがついてたら、そりはワタシの血液です。


10月18日(月)
ははは歯医者だあ。
今日は左下2本を削って埋めて、左上の1本にも仮の詰め物。
この歯の穴はあまりに深すぎて、ここじゃ治せないからと
近所の別の歯科を紹介されてしまった。
来週そちらで根幹治療を受けてきまっす。
それが済んでから残りの5本を削って埋めてかぶせることになるらしい。

そのあと、もしかしたら、親知らずを抜いちゃうかも。
現在は4本揃ってるけど、ほんのちょっと高さが生えたりなかったので
親知らず同士が噛み合わず、物を噛む役には立っていないのだ。
遠い昔に姉が抜歯したとき、穴が塞がらずに結構大変な目にあったのを見ているので
できるなら私は抜きたくない。
先生も「抜かなきゃいけないわけでは無い。抜くか抜かぬかは彼女の選択だ」という。
(注:私に十分な理解力がないため、治療方針は全て夫に説明される。
なので私はYouではなくSheになるのさ。とほほ^^)
でも、決めるのは彼女と言いながら、先生、とっても抜きたそう。
きっと、無言の重圧に負けてぬくことになるんだろう。
私自身も実は、歯を抜くことはいやだけれども
「口が開かない・物が噛めない抜歯後の人のための流動/三分粥食」は作りたくてうずうずしてるんだ。
献立を考えるだけでも楽しい。
葛湯に具なし茶碗蒸し、南瓜のポタージュでビタミン取って、食後は林檎ソース。
焼きハンペンや豆腐の味噌汁、蕪の煮たのも行けるかな?
この際だからゼリー作ってプリンも焼いて
「身近に病人がいるとはしゃぐ極悪栄養士」こと由里さんは
実は自分の病気も嬉しいらしい。
抜歯食を作りたいから歯を抜くって、とっても本末転倒だけど
せっかくの抜歯だもん、楽しまなきゃ損そん♪
すぽんと綺麗に抜けちゃって、翌日から普通食が摂れちゃったらつまんないな。
(↑ばちあたりなやつ)


10月17日(日)
3年半ぶりくらいで、ダラス植物園に遊びに行く。
京都や神奈川、夢の島の植物園と比べるとかなり貧弱な内容で
そのくせ入場料は結構高い。
だから花が見たいときには、いつもは大きな園芸屋さんを回る。
でも今日は特別。
夫の会社が植物園に少しお金を寄付したので、その見返りとして
社員証を提示すると入場料がタダになる日なのさ。
どーせなら市内の中華料理屋とかに多額の援助をしてくれないかな。
身分証を見せたら麻婆豆腐食べ放題。春巻き付きなんてステキじゃないか?

植物園は3年半たってもやっぱり貧弱で、結局2時間ほどで出てきちゃったけれど
オリーブの花は香りがとても良いということを初めて知ったのは収穫だった。
庭に、植えてみようかな。
実が取れたなら一挙両得だしね♪


10月16日(土)
スーパーのレジで、私たちの後ろに並んでいた人の買い物籠の中身。
大きなデコレーションケーキが1つ。
ケーキをさらに飾り立てるための色とりどりのチョコレート粒。
ケーキ用のロウソク1箱。
お誕生日おめでとうと書かれた風船が4つ。
中は見えなかったけど、たぶん誕生日用のカードが1枚。
そしてニンニクの粉1瓶。
たまたま切れてるのを思い出して、ついでに買っておこうとしただけなのだろうけどさ
組み合わせがあまりにもステキで^^

どこの誰だか知らないけれど、私からもオメデトウ♪


10月15日(金)
今年最初の南瓜で、幸せな肉詰め南瓜。
こればっかりは、冷凍南瓜じゃ作れないものねえ。
秋刀魚も梨も早生みかんも無いダラスで
南瓜は秋の一番のシアワセです。
(夫は去年辺りから普及し始めた日本の柿が最高のシアワセらしい。
今年もいい柿が並びますように)
10月14日(木)
肉類は牛鶏豚、厚切り薄切り挽肉と各種冷凍してあるけれど
生野菜は献立予定に沿って必要な分を1週分まとめ買いしているから
予定外のワンツースリーなんか作っちゃうと後の辻褄を合わせるのが大変。
今日使うはずだった葱を昨日食べちゃったから
葱と一緒に炒めるはずだった今日の分の茄子が使えずに残る。
茄子を炒めるのをやめると一皿減っちゃうから、この大根を漬物にして
…となると、予定していた大根の味噌汁は出せないな。
仕方がないから南瓜の味噌汁。
でもそうすると、明日、南瓜の肉詰めを焼くはずだったのに南瓜が足りなくなるよ、ええん。
急に暑くなったり涼しくなったりで献立計画が狂う日もあるし
毎日買い物に行けたらいいのにな。
近所の空き地にスーパーが建てばいいのにな。

今日は結局、葱が無く宙に浮いてしまった茄子を焼いて生姜醤油に浸した。
ただの焼き茄子だけど、綺麗に焼くのは難しい。
中国の茄子ってどーしてこんなに長細いのだろうね?
焼き網の対角線より長いんだもん。
どう置き換えても火に当たり続ける真ん中辺は黒焦げ、でも両端はまだ生。
次回はバーベキューコンロで焼いてみようかなあ…


10月13日(水)
郵便受けを覗いて家に戻り、そのまま読書。
「寝食も忘れて」と言いたいが、残念ながら食べるのは忘れない。
食べる物を作るのも忘れない。
運が良い事に、他の物を作る予定で買ってあった葱が1把あるから
冷凍の豚挽と冷凍の干蝦を練りあげてワン・ツー・スリーだ。
…ワンツースリーを知らない人は、川原泉『ブレーメンII』5巻を読もう。
白泉社、先月新刊。
10月12日(火)
郵便屋さん、まだですかあ。
10月11日(月)
早ければ今日くらいには着くかなあ??という郵便物を気にかけて
昼前から、ほぼ30分おきに何度も何度も郵便受けまで足を運ぶ。
うちのあたりに郵便屋さんのジープが来るのは普段だいたい12時半から1時頃なのだけど
3時を回ってもまだ郵便受けはカラのまま。
4時過ぎて、あああっと気付いた。
夫は通常通りに出勤だからほとんど頭に無かったのだけど、今日はコロンブスデイ。
コロンブスのアメリカ「発見」を記念した祝日で
もしかして官公庁、郵便屋さんもお休みか??
がああん。しょっく。
お楽しみの荷物は明日までお預けだあ…
10月10日(日)
私は、食べ物の好き嫌いは実は非常に激しいのである。
苦手な物を数え上げたらきりがない。
でも、それはある意味、マトモな舌を持っている証拠だと開き直っている。
嫌いな物は特に無いよ、何でも大丈夫、なんていう人に会うと
こいつ単なる味覚音痴じゃないかと失礼な事を思う私である。

嫌いな物があるのは仕方ないけれど
食わず嫌いというのは良くないよなあと思い
小さい頃から嫌いで、大人になってもそのまま口にせずにきてしまった食品を
機会がある毎に少しずつ口に入れてみている今日この頃。
一口試して「や、やっぱり駄目」と涙目になってしまう物もあるけれど
「…美味しいじゃん。これを食べずに来たなんて、今までの人生20年間、損してたっ」という物もあって
ここ1年半ほどで、ずいぶんと味覚の幅は広がった。
幸せなことである。

今日、買い物に行った量販店で、リコリスの試食販売をしていた。
リコリスというのは、私が12年前にアメリカで初めて食べて大嫌いになって
以来ずっと避けて生きてきた菓子である。
「食わず嫌いは良くない・機会があれば頑張って挑戦してみよう」の方針は
菓子にだって適用されるのだ。
リコリスの特大袋を1つ買う勇気はないけれど
小さな欠片を無料で試食できるのだから、この機会を逃すわけにはいかない。
毒々しく真っ赤なリコリスを貰い、恐る恐る、舌の先に乗せる。
…食えるじゃん。けっこういけるじゃん?!?!
半年ほど前、カナダ在住の日本人の友人と電話で話をしたとき、
味覚がアメリカ人になってきちゃったよ〜と嘆く私に
彼女は「でも、まだリコリスは駄目でしょ?なら大丈夫!」と変な慰め方をしてくれたものだったが
N子、私はもう駄目だ。
ダラスに住んで5年と3ヶ月、遂にリコリスの壁を越えてしまったよ。
わは、わはは。



今月はハロウィンに向け、テレビでも映画館でも恐怖物をいろいろやっていて
なので今日は「JUON」とかいう日本映画を観に行ってきた。
日本語音声、英語字幕つき。
当然私は字幕なんか要らない…はずだったのだが
日本語のあいまい表現を理解する能力がだんだん失われつつあるようで
英語字幕でYesなのかNoなのか確認取ってしまう情けなさ。
英訳した人の解釈が間違ってたら一蓮托生だな。

事前に、夫から「もっのすごーーーーーーーく恐い、らしい」と聞かされていたので
そのつもりで覚悟を決めていったのに
「オセンベの空き缶、欲しいなあ」とか
「うわ〜、源治パイだ、食べたいよお」とか
「畳の部屋にベッド、足元に押しいれ、ひゃああニッポン!!」とか
余計な郷愁に駆られている内に映画が終わってしまった。
なので、こわくなかったさ。つまんない。
アメリカで翻案物を作る予定があるらしいから
そっちで存分に恐がってこようっと。


10月9日(土)
中華系スーパーで米を買ったら、蝦1ポンドを無料で貰える引き換え券をくれた。
まるっきり予定になかった食品だけど、貰って困る事は何もない。
有難く頂戴してきた。
70/80と書いてあるのはたぶん大きさの表示、7〜8センチってことかな?
頭付きの、それなりにきちんとした蝦だ。
まあまあそこそこ美味しそうだけど、今日明日は料理できないから
鮮度が落ちないうちに頭と殻を取って冷凍してしまうことにする。
あ痛ッ、殻を刺した。指先が傷ついた。
指紋を取り終えてからで良かったな。

殻を剥き終えて秤に乗せたら、正味250グラム強あった。
ちょうど2人で1回楽しめる分量。
さあて、何を作ろうかね?
蝦炒飯、蝦団子、蝦グラタン。蝦チリもいいな。
うっかり全部の殻を剥いちゃったから
お正月までとっておいて鬼殻焼きにするわけにはいかないけど
散らし寿司の飾り位にはなるし
ふふ、楽しみ楽しみ♪


10月8日(金)
移民局の書類には、人種だの目や髪の色だのを問う項目がある。
髪の色は黒、茶、赤、白…などの他に「禿」という選択肢もあるけど
「眼球摘出」は用意されてないのだな。
目の無い人は、昔持っていた目の色を選ぶのかしら。
無毛の人と比べたら物凄く少ない人数だろうけど
でも、実際にそういう人は居る訳なのだから
選択肢、作ってあげても良かろうのになあ。
(ん?そーいう人はこの紙の書類は読めないよな?
ひょっとして点字の書類なんてのがきちんと存在して
そっちには眼球無しという選択肢があるのかな??
10月7日(木)
指紋採取、無事終了。
左手人差し指が綺麗に押せずに少し手間取ったけど
その隙に、夫が「自分も今日やってしまうことは許されないか」との交渉に見事成功。
これで来週、もう1度足を運ぶ必要がなくなったね。
念のため、夫の分の書類も揃えて持ってきて良かったよ。
とにかく、これで一山越えたなと。
ここに来るまで1年10ヶ月、あとまた1年くらい待つのかなあ……
辛抱、辛抱。


移民局の書類は英語とスペイン語の2ヶ国語表記だった。
立地条件からして。メキシコ人たちに便宜を図りすぎだよ。
怒れ中国人。
中華系商店街の一角にも移民局の出張所を開設させて
中文表記の書類を用意させるのだ。
私らの手続きにはたぶんもう間に合わないけれど。


10月6日(水)
さていよいよ明日、指紋採取。
左手の人差し指と右手の中指が少し割れてるけど、大丈夫かな。
ま、駄目だったら、駄目だったときだ。
採り直しになるだけ。
また数ヶ月遅れるだけ。
どってことない。
1年、2年先にはきっと、たかが指紋でこんなに心臓ばくばくになっていた自分を笑い飛ばせるだろう。
ともかく、これが1つの節目になるのは確かだし
明日は、ことが済み次第ぬい屋さんに行って、記念ぬいを1匹迎えたい。
時期が時期だけにコーモリか黒猫になるかな。
名前は「Simon」だろうやっぱり。
いい子がいますように。
10月5日(火)
ジオの馬鹿野郎に翻弄されて1日を過ごす。
かなり前から予告されてたのに、準備していなかった私が悪いのだけどね。
そろそろジオから撤退すべき時なのかなあ。
でも、本来の管理人が留守の間に、代理の私が勝手なことをするわけにもいかないし。
悩むところ。
10月4日(月)
台所に本棚を置きたいけど壁面が足りない。
この大きすぎる窓が邪魔なんだ。
本棚で、窓を塞いでしまってもいいかしら。
そうすっと台所が暗くなるな。
今ある窓は本棚で塞いで、代わりに天窓でも作って貰おうか。
それなら家具の邪魔にはならないし。
…ということを、ここ半月ばかり考えていたのだけども
やめた、やめた。
今日は激しい雷雨。
あんなのに叩かれたら、天窓のガラス、破れてしまいそうだ。
大雨の日に天窓が割れたら、大変だものね。
本棚は別の置き場を探すしかないな。
10月3日(日)
半端に残った缶みかんと、いい加減に使い切ってしまいたい蓬をマフィンにする。
ついでだから粒餡も少し入れて
さらについでだ、大量に作って冷凍庫で冬眠させてある求肥も埋め込んでみる。
20分焼いてる間に溶けて無くなっちゃうかなと思っていたのだけど
意外や意外、ちゃんと求肥っぽい粘りを持ってマフィンの中心に残ってくれた。
クリームチーズやジャムを埋め込んだときほど美味しくはなかったけど
念に数回、行事物の企画物として作るなら楽しいかも。
来年のお鏡開きおお菓子はこれで決まりかな?
10月2日(土)
気に入った物を見つけた時に
或いはまあまあマシかなという物が値下げ処分になっていたときに
2枚ずつ2枚ずつ買いこんできたプレイスマット(ランチョンマット)。
気がつけば結構な量になっていて、もう台所の引き出しに収まりきらない。
季節外れの色柄の物は梯子に乗らなきゃ手の届かない高い棚に上げてしまえと思い
それを入れておくためのプラスチックの蓋つき容器を買いに出た。
今回は、大きさの制限が非常に厳しい。
箱の内側の一番狭い部分がプレイスマットの幅より大きく
なおかつ蓋の出っ張りまで含めた外寸は棚の幅より小さくなければならないのだが
プレイスマットの幅と棚の幅に5センチほどしか違いが無いので
その2つの条件を同時に満たす箱はなかなか見つからない。
4軒目のお店でようやく発見した理想の大きさの箱、
幸いなことに値段も手軽、品質も悪くはなさそうなのだけど
箱に貼られた値札を見ると、どうもそれ、男性用靴箱、らしい。
靴箱にプレイスマットを入れるのって、なんか、やだなあ。
未使用なんだから、何も汚くはないのだけど。
一緒に売ってる「セーター箱」や「ワイシャツ箱」と何も違いはないのだけれど。
購入、もうしばらく検討してみよう。
10月1日(金)
あ、今日は国慶節だったのか。気がつかなかった。
中華系のスーパーに行ったら何か行事をやってたかしらん?
双十節は逃さないようにしないとな。
(ちょうど日曜だし、都合いいや)

最古(2000年11〜12月)//2004年7〜9月//2005年1〜3月//最新(2014年)の日刊つん太へ