日刊つん太 2004年1〜3月(代理執筆・由里)

最古(2000年11〜12月)//2003年10〜12月//2004年4〜6月//最新(2014年)の日刊つん太へ
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3月31日(水)
3月末までで使えなくなるはずだった「つん太and由里@テキサス.co.jp」のメールアドレス。
サービス提供元が買い取られたんだか何だか、ごしゃごしゃあって
結局4月以降も使えることになったらしい。
…でも、今となっちゃ、もう使う気になれない。使い勝手が悪すぎて。
書きかけのメールが保存できないって、何よこれ。(改善の予定はあるらしいけど)
アドレスは気に入ってるんだけどなあ。
ぶう。


3月30日(火)
肉じゃがが食べたくて肉じゃがを作り始めたのに
途中で中華料理な気分に変わってしまい
ほとんど煮上がってる肉じゃがの鍋に八角を放り込む。
それだけでちゃんと中華料理になるから偉いもんだ八角。
もう少し早く中華な気持ちになってたら、法蓮草の煮浸しも中華風味にできたのにな。
油揚げのかわりに中国の揚げ麩を入れて、ジャコのかわりに干蝦入れて。
…そのうち作ろ。
3月29日(月)
もうすぐ復活祭。
スーパーに奇妙な形のケーキが山と積まれているので何じゃろなと調べてみたら
イタリアで復活祭に食べるケーキということが判明した。
奇妙な形と思えたのは、どうやら、鳩を模したものらしい。
よっしゃ、今年は私も鳩のお菓子を焼こう。
今から鳩ケーキのレシピを探して訳してたら復活祭に間に合わないけど
何も困ることはない、手持ちのレシピでサブレを焼けばいい。
私は神奈川人だもん。鳩といったらサブレに決まってるさ♪
(鎌倉の銘菓なんだ、鳩サブレ)
ネットで鳩サブレの写真を探して、型紙おこして、生地練って
美味しく焼けたかな。どきどき。

桜餅あん吉くん(3/22参照)は、鳩を飼っている。
鳩の名はツン太。
強くかっこいいツン太くんに惚れたあん吉くんが
強い鳩になるようにと願ってツン太くんの名を貰ったのだ。
来年は、豊島屋の鳩サブレの模写サブレでなく、ツン太鳩サブレを焼いてみようかな。


3月28日(日)
春の造園作業、本格的に開始。
今日はいちぢくの樹を1本とピーカンの樹を1本買ってきた。
食べられる実のなる樹ばかりが増えていくな。
花を愛で、香りを楽しみ、あるいは樹に飛んでくる鳥を眺めるなんてことは全く考えてない。
情けないなあ。

ついでに、トンガラシの苗も4鉢買ってきた。
ハラペーニョ、アナハイム、カイエン、ハバネロ。
アナハイムとカイエンはもう小さな蕾がついているから
じきに花が咲いて、きっと実も成ることだろう。
自宅の庭の摘みたてのトンガラシで作ったRelleno…ああ楽しみだ。
仮に実が収穫できなくても、葉唐辛子くらいは食べられるだろうし。
ハバネロは葉っぱも辛いのかな。わくわく♪


3月27日(土)
今年2度目のザリガニ料理。
今度はちゃんと、レギュラー・フレイバー。
前回に比べてザリガニ、かなり大きい。
1ヶ月で育っちゃったのね。
小さいザリをたくさん食べたほうが満足感あるなあ。
でも、今日のザリは鋏にもしっかり肉が付いてる。ちょっぴり幸せ。

ザリガニに加え、私は海老のパスタを頼んだ。
出てきた皿は、麺が直径3センチほどの束になってくっついて棒のような状態だった。
こんなひどい麺、茹でる奴も茹でる奴だし
一目見りゃそのおかしさは分るだろうに、そのまま運んでくる給仕人も給仕人だ。
で、それをそのまま食う私も私^^
イタリア料理屋でこんなのが出てきたら突っ返すけど、ここは海鮮料理屋だからね。
美味しい麺を期待しちゃいけないさ。
海老のソースは少々味が濃すぎるけど、でも美味しかった。
あれならまた食べてもいいや。(次回はまともな麺にありつけることを願いつつ)


3月26日(金)
1999年から毎年5種類ずつ発行されていた「50州の25セント硬貨」。
この夏、ついに、テキサスの番が回ってくる。
まさかダラスでこの日を迎えるとは思っていなかったな。
50州、50枚を揃えるのは諦めるにしても
せめて思い出いっぱいのテキサスの硬貨だけは欲しい、
その時が来たら夫の同僚に頼んで1枚だけ日本に送って貰おうと思ってた。
大事に大事にしまっておいて、時々取り出して眺めてはテキサスでの暮らしを懐かしむ、
そんな自分を想像してた。
この現実、喜んでいいのかどうなのか。むう。

で、テキサス州のコイン。
なんとまあ太っ腹な某民間の業者が
州内に住む希望者全員にこのテキサス・コインを1枚ずつ無料でプレゼントしてくれるという。
うおおお、無料。コインが無料!
わくわくしながら詳細を読むと、でも、送料は受益者負担だという。
34セント切手を3枚同封しろという指示だ。
…34×3=102セントかあるんですかぁ、25セント貰うのに。
うんにゃ、申し込み用紙とその3枚の切手を送るのにも34セントかかるんだから
合計136セントだ。
馬鹿馬鹿し^^
せめて綺麗な記念の台紙に入ってるとか、州の歴史を解説した冊子が付いてるとかなら良いけれど
なんだか封筒に硬貨1枚ごろんと入ってきそうな予感だな。
こりゃ、やめといた方が賢いわ。

太っ腹な業者さんは、別に親切でお金をくれるわけやなくて
たぶん州内に住む人の住所氏名を収集したいのだろうと思う。
1件わずか25セントで情報が手に入るなら、安いものだ。
送料もかかりませんよと言われたら、もっといっぱいの住所氏名が手に入るのだろうけど
1件127セントじゃ割が合わないってことかしら。
最近、各種カタログ取り寄せる為に住所と名前はバラ撒きまくりだし(本名は使って無いけど)
今更個人情報がどーのこーのはさほど気にならないけど
万が一、もっと変なことに名前が使われたらイヤだし
ま、こういう怪しげな物には応募しないのが吉なのだろう。
でも、やっぱりちょっぴり未練。


3月25日(木)
我が家の数軒先の家が今、売りに出ている。
家を売るって事は、住んでる人は引っ越して行くってことだ。
少しでも身軽に動きたいから、家中のがらくたを売りに出す。
ガレージセールをやっていたので、午後、ちょいと覗いてみた。
ござの上に、大勢…たぶん30匹内外くらいのぬいぐるみさんが、いた。
遊園地で、ゲームセンターで、景品に取っちゃったけどそのまま放置されてたって感じの
まるっきり愛された形跡のないぬいぐるみさんが大半で
それは本来悲しいことだけど…この場合は、むしろ、その方がいいように思えてしまった。
古びて、くたくたになった、ところどころ皮膚の擦り切れたくまさんが2匹。
その2匹を見てるのが辛くなって、もっと奥にあった台所用品や小型家具は見ずに帰って来てしまった。
あの子たちは、無事に新しい家族に出会えるんだろうか。
30匹の中で、見た目は間違いなく一番きたない、ぼろい子たちだった。
同じ値札がついてたら、たいていの人は、新品のピカピカのぬいぐるみを手に取るだろう。
買い手が付かなかったら、あの子たち、どうなっちゃうんだろう。
捨てられちゃうのかな。
私がうちに連れて来てやれたら良かったんだろうけど
誰かに深く愛されたことのある子を引き取った経験はまだ無いから
私自身がうまく気持ちを整理できなさそうで
…あの子たちを愛してくれるいい人がいてくれることを切に願う。
本当は、あの子を愛していた子供と一緒に新居に移り住んでほしいけれど。
3月24日(水)
我らがダラス・スターズ、プレーオフ進出決定♪
嬉しいんだけど、悲鳴。
プレーオフの切符って、レギュラーシーズンの切符の倍以上の値段なんだもん。
せめて思う存分楽しめる試合展開を期待したい。
やっぱり対エドモントン戦希望だな。
3月23日(火)
朝の公園を歩いていると、後ろから別の足音が近づいてきた。
だんだん、だんだん、近づいてくる。
たぶん、互いに無意識に相手の歩調を気にしていたんだろう、
気付いたら私の足音とその足音がぴたりと重なっていた。
それは良いのだけど。
歩調は完全に一致してるのに、尚も2人の距離がぐんぐん縮まりつつあるってのは、何故よ。
やがて「Good Mornin'!」と言って私を追い抜いて行った彼女の歩調は相変わらず私のそれと一緒で、
それなのに彼女の後姿はどんどん遠くなって行く。
…日本人って、悲しいなあ。
3月22日(月)
牡丹餅の糯米は、わざとちょっぴり余分に炊いた。
今日はその残りの糯米で桜餅を製作。
本来ならば道明寺粉で作るべき桜餅だけど
アジア系のスーパー・食料品店を6軒回っても道明寺は手に入らなかったのだもの。
正確に言うなら、「道明寺」と書かれた袋だったら1つ、見つけたんだ。
でも中身はどう見ても道明寺ではない、単なる糯米だ。ものすご〜〜く古そうな。
ならばうちにある比較的新しい糯米を使った方がましだもんね。
だから糯米で桜餅。
ついでに関東風のクレープ式桜餅も作っちゃう。
水溶き食紅を爪楊枝の先に付けてほんのちょっぴりずつ慎重に慎重に混ぜて
でも余りに慎重すぎて、いつまでたっても生地は白いまま。
癇癪おこしてえいやっと垂らしこんだら、わはは、真っ赤になっちゃった^^
アメリカのケーキの毒々しさを見慣れた私でさえ「真っ赤」と感ずるのだから
日本の人から見たらとんでもねぇ色彩なんだろな、これ。
でも、お味は上々。
日本にいた頃、私は近所の店のクレープ桜餅が好きじゃなく
いつも道明寺ばかり買っていたのだけれど
今思えば、あの店は小麦粉だけで焼いてたんだな。
今日のレシピは小麦の3割ほどの白玉粉が混ざる。
もちもちになって、これは美味しい。
道明寺の桜餅よりも美味しいくらいだった。
昨日の今日で、道明寺が「桜の葉に包んだ牡丹餅」に思えちゃったせいもあるけどさ。

私のつん太の「つん太」という名は
玖保キリコの漫画『シニカル・ヒステリー・アワー』の登場人物「ツン太くん」の名を貰った物だ。
うちに来たばかりの頃のつん太は頭のてっぺんの毛がツンツンと立っていて
そこがツン太くんに似てたのだ。
漫画の世界のツン太くんはそろばん教室に通っていて
そこで「桜餅あん吉」という名の少年と仲良くなる。
あん吉くんは、東西どっちの桜餅がすきだろう。
ツン太くんは。
つん太は断然「西」派だったけれど
今日の白玉皮のクレープなら、気に入ってくれたかもな。
食わしてやるから、飛んで来い。


3月21日(日)
お彼岸は牡丹餅。
ごくごく普通に、小豆・胡麻・きな粉の3色牡丹餅。
少し違った物を作りたい思いはあるのだけどね。
無難なとこでは南瓜餡とか栗餡とか黒豆餡とか
お米の方を変化させて赤飯牡丹餅とか蓬牡丹餅とか
ちょっと(かなり)冒険して、インドのライスプディングあたりを取り込んで
香辛料の効いた牛乳で炊いたご飯でバニラクリームを包んでみるとか。
でも、お彼岸は年に2回しかないから。
年にたったの2度しか食べられない牡丹餅だから。
(正確には牡丹餅は年1度…秋はお萩だ)
しっかり美味しい物を食べなきゃ気が済まない。
失敗作で悲しい思いをするのはいやだ。
そうなると結局、小豆・胡麻・きな粉になっちゃうんだなー。
せめて毎年、あと2回くらい作れたらいいのだけど。
春分と秋分に加え、冬至にも牡丹餅を作っちゃいけないだろか。
冬至だったら南瓜餡で包むことに正当性を主張できるしさ。ね?
(夏至は…くっそ暑いダラスの夏に、牡丹餅なんか食いたかねえな^^)

牡丹餅の失敗は許されないけど、毎週焼けるマフィンならば少しは「挑戦」もできる。
今月初めに焼いた味噌マフィンは滅茶苦茶不評だったけど
毎週3個×年52回のうちの1個だもん。
「たまにはこーゆーともあるさ(笑)」と笑えるんである。
失敗は成功の母、いつか一大傑作マフィンを作ってみせるぜぃ♪
(一番最初に苺大福を作った人を尊敬するぞ私。
小豆のアイスだってパイナップルきんとんだって、創案者は偉大だ!)


3月20日(土)
ずっと前から欲しかった温度計を買った。
毎日の「最高気温」と「最低気温」を記録してくれるやつ。
本当はU字管の、磁石で手動でリセットするのが欲しかった。
でも、高いんだもん。安いデジタルで我慢。
デジタルの嬉しいのは、子機を外に出しておけば室内にいながら外気温が分ること。
真夏のダラス、80度(≒27℃)の室内でアイスコーヒーなんか飲みながら
「おおお、外は110度(≒43℃)かあ」と笑うのは楽しかろう。
子機は3台まで増やせるらしいから、南のひだまりと西日ガンガンの窓辺に据え付けて
あとの1つは車の中なんかどうだろう?
夏が来るのが楽しみ楽しみ。
(その前にまずは、冷蔵庫と冷凍庫の庫内温度の点検だな)
3月19日(金)
昨日の「手抜きな晩飯」てのは、ハウスジャワカレーのことである。
夫の同僚のインド人たちがパーティーに持って来てくれるカレーは素晴らしく美味い。
いつものタイ料理屋のカレーも、毎日だって食べたいくらいに大好きだけど
でもやっぱり、世界で一番美味しいカレーはハウスのジャワカレーだよ。
(次いで美味なのはCoCo壱で、ヤマザキのカレーパンが第3位だ。
京都の錦のうどん屋のカレーうどんも恋しいな)
南カリフォルニアに行くと、ハウスのカレー・レストランがある。
いつかそこにハンバーガーカツレツ・カレー(←メンチカツカレーのことっぽい)を食べに行くのが夢である。

ダラスに来てから、カレーにはピクルス(市販品)を添えるのが決まりになった。
いつもはハンバーガー用の薄切りピクルスをそのまま食卓に出していたのだけど
昨日は細かく刻んでみた。
ご飯とルウと、掻き混ぜて食べるのには都合がよい。
今日はそこに、さらに冷凍クランベリーのみじん切りを加えてみた。
さわやかな酸味とかすかな甘みを期待してのことだったのだけど
おおお、ピクルスの胡瓜が見事に赤く染まった。まるで福神漬け。
夫は最後の最後まで赤い色の正体を見抜けず、首をひねりながらカレーを食べていた。わはは。


3月18日(木)
手抜きな晩飯を2午前中にささっと準備しちゃって
午後は集中的に草むしり、の予定だった。
が。わずか1時間半で降参。
熱射病になりかけたのだ。
午後2時、30℃。
7、8月のダラスでなら「涼しい」と感じるような気温だけれど
今はまだ3月、朝の散歩に手袋が必要な日だってあるくらいで
体が30℃を受け入れる体勢になってなかった。
しゃあない、当分は夕食後、日没前の僅かな時間にコツコツと雑草退治に精出すかなあ。
3月17日(水)
セント・パトリックスデイ。
アイルランドのお祭り。
取り敢えずは朝、アイリッシュ・クリームのフレイバード・コーヒーを淹れ、アイリッシュ・オートミールを食べる。
このオートミールはいろんな食べ方があるけれど、野菜スープでコトコト煮くのが私は1番好き。
電子レンジで1分間の即席オートミールとは全然別の味。美味しいぞ。
3、4食分まとめて煮いて冷凍しちゃえば、食べるときはやっぱりレンジで1分だし。

夜はコーンド・ビーフの煮物かアイリッシュ・シチューでも作ろうか、
でも何だか今日は無気力、新しい料理に挑戦する意欲がない。
んじゃ、せめてアイルランド色、緑の料理にしよう。青椒肉糸だ。
但しピーマンは「糸」に切らない。
クッキー型で、アイルランドの国花シャムロック(≒クローバー)の葉の形にぽこぽこと抜く。
ちょっとお子様料理になっちゃうかな。
でも、今日のために買っておいたクローバー型だもん。
蓬クッキーと抹茶クッキーを焼いただけで仕舞い込んじゃうのは勿体無い。
ぽこぽこ。

目玉焼きの黄身を外してホウレン草と練ってから元通りに詰めるって案も温めてたのだけど
夕食の主菜じゃないよな。
「緑のハム」のうまい加工も思いつかなかったしサム・アイ・アム。
来年までには何か考えておもうっと。


3月16日(火)
新宿駅にエレベーター設置? 大歓迎!
まさかとは思うけど、悪戯防止の為に普段は施錠してあって
車椅子の人がインタホンで駅長室に連絡すると開けてくれる…なんて奴じゃないよね?
一般客も、使っていいんだよね?
一時帰国のときに私が使う宿は新宿にあって
飛行機の預け入れ荷物の限度いっぱい、32kgのトランクと大きな段ボールを持って新宿駅に着くとそこには階段しかなくて、
この荷物どうやって担ぎ上げればいいんだと、毎度ボーゼンとなってしまうんである。
(「毎度」のことなのだから呆然というのは正しくないか…でも呆然なの)
次の帰国のときまでに、エレベーター、できてたらいいなあ。
…本当はエスカレーターの方が好きだけど。
エスカレーターも増やしてくれないかなあ。
3月15日(月)
冬服を片付ける下準備。
たぶん、今年はもうセーターだの毛糸の帽子だのは要らないはずだけど
正式に洗ってきちんと仕舞った後で「寒の戻り」なんかが来たらシャクだから
念のため、4月に入るまでは待つ。
いつかは行きたい、1度は行きたいポトマック川の桜の花見に
もしももしもこの春行けちゃったりしたらば
ワシントンは寒いから、冬服だって必要だろうし。
(?花見ってことは、その時点でワシントンもぬくくなてる訳か??)

でもとりあえず、気持ちは初夏ってことで
抽斗の中の暑苦しい目障りな服を全部取り出し、袋に詰めて洗濯機の脇に投げてしまう。
衣装箱から新品のTシャツを出して
半ズボンも出して
おおお、去年の半ズボン、サイズが2回りも違うぞ。
これはもう穿かない。これが穿けるほどに太ることがあってはならない(笑)
夫の穿けなくなったジーンズと一緒に、さっさとどこかに寄付しちゃおっと。
ゆるめの服があると、気持ちまでゆるむもんね


3月14日(日)
午後から気持ち良く晴れ、ぽかぽかとぬくくなった。外遊びには最適の気候。
車庫で寂しく出番を待ち続けていた自転車を、購入4ヶ月目にして初めて外に出した。
待望の初走り、と思ったら、ありゃ、タイヤの空気が抜けちゃってる。
日本から持って来て4年近く出番を待ち続けていた空気入れをつなごうとしたら
げげげ、日米、自転車のタイヤの規格も違うのか?きちんとはまらない。
自転車乗り、お預け。くすん。
ぼやぼやしてると夏が来ちゃうぞ。
夏になったら自転車で外出なんてできないぞ。
春のうちに、米国規格の空気入れを買ってこなくちゃ。
3月13日(土)
中華系のスーパーで、目刺しほどの大きさの冷凍鰯の袋に「にぼし」という平仮名が踊っていた。
たぶん、何か大きな誤解が^^
「煮干→アンチョビ」と訳すのは大抵正しいけれど、「アンチョビ→煮干」であるとは限らないのよ。
日本人だって似たような大間違いは山ほどしでかしてるわけで、笑っちゃいかんのだけれどさ。

でも逆に、外国語を外国語として「教わる」外国人の方が、細かな定義・区別にこだわっちゃう場合も。
「ハット」は帽子。でも、帽子の全てがハットではない。野球帽や毛糸のスキー帽は「キャップ」だ。
日本なら英語を習い始めたばかりの中1程度の常識じゃないかな。
でも、英語の本場(?)アメリカでは、野球帽のこともハットと呼ぶ。
量販店の帽子の値札にははっきり「ハット」と書いてある。
先週連れてきた茂たちの製造販売元のサイト(→右下、橙色の文字の「Accessories」)でも。
がぅぅぅ、中学の英語のテスト、ちゃんと保管しておけば良かった。
そしたら今からあの減点に異を唱えに行けたのに。ぶぅ。


3月12日(金)
週末のマフィンにほんの10gほどのクリームチーズを使いたくて、半ポンド≒227gのチーズを買ってきた。
余ったチーズはバターと粉と練り合わせ、薄く延ばしてジャムを巻いて焼く。
前から興味を持っていたユダヤ風の焼菓子だ。
生地に砂糖が入らないから、詰物次第で「大人の味」にも超激甘にもできて、これは良いかも。
ミートソースの残りとかキンピラゴボウの残りとかを巻き込んだら、つまみにもなるな。
但し元がユダヤの食品であることに配慮するなら、牛肉を巻き込むのは遠慮すべきなのかな?
親(この場合は牛肉)と子(この場合はチーズ)を一緒に食っちゃいかんっつのがユダヤの戒律らしいから。
ユダヤ教徒でない私が何もそこまで気を使う必要はないだろうけどさ。
ベーグルにハム挟んだサンドイッチ、市販してるもん。
(ベーグルもユダヤの食い物で、彼らは豚も食えない。)

さらに残ったチーズは、念願のスフレタイプのチーズケーキにする。
ちょっち砂糖を減らしすぎたけど、ジャム添えて食ったら美味かった。


3月11日(木)
梨の花、ようやく開花。
これでダラスも本当に春だ。
さっそく梨のマフィンをこさえ、お庭でお花見。
せっかくだから週末は、お弁当持って公園に行きたいな。
でも、この週末は雨の予報だし
来週末まで、花、もってくれるかしら。
3月10日(水)
草餅作った。蓬ケーキ焼いた。蓬のクッキーこねて、蓬饅頭も蒸した。
今度の週末の朝は蓬マフィンだし、週が明けたら草大福と草団子をこさえる計画で
それでもまだ、乾燥蓬は半分以上残ってる。
何も今、無理して全部使い切る必要は無いのかもしれない。
どうせこの春の蓬じゃないんだしさ(だって去年の秋に日本で買ったんだもん)
冷凍しておいて、夏に秋に蓬を食べたって悪くはないだろうけど
でもやっぱり、蓬は春だよな。
幸い、夫もまだ飽きてはいないようだから
30gの粉を使い切るまで、当分は蓬責めにしちゃおう。
蓬のパンケーキ、蓬白玉、蓬葛餅、蓬プリン。作りたい物はまだまだあるぞ。
合間には苺大福も食べなきゃいけないし、お彼岸は牡丹餅だし、ああ忙しい^^

今日は、蓬豆腐の冷奴を食卓に乗せた。
材料は蓬の粉と「ハウスほんとうふ」。
粉末豆乳を水で溶いて沸かして蓬を混ぜて、凝固材を加えるだけ。
大豆を煮て擂り潰すところから始める本当の手作りほどのワクワク感は無いし
出来上がった豆腐のお味の方もイマイチで
(これはハウス食品の責任ではない。
蓬が生姜とも葱ともカツブシとも合わなかっただけだ)
だけど、ついでに作ってみた蓬豆腐のデザートの方はなかなか宜しかったのでまあ満足。
固まる前の豆乳に砂糖水を足して、あんこを放り込んだ物で
これは機会があったらまた作ってみてもいいかもな。
ほんとうふ使わなくても、蓬と豆乳をゼラチンで固めればいいんだし。


3月9日(火)
テキサスは今日、民主党の大統領候補の予備選。
あああ、わからんぞ。
大統領選の仕組み、4年前にかなり本気で調べて理解したつもりだったのに
もう綺麗さっぱり忘れてる。
覚えてるのはあのリカウント騒動のことだけ。
これじゃいかん。
選挙権はないけど、この国に住んでるんだもん、「知らない」じゃ済まないぞ。
また勉強し直しだ。
小学生くらい対象にわかりやすく国政を解説した本でも探してみよっと。
(でも、小学生に読める英語が私には読めないという大問題が)
3月8日(月)
アイリッシュ・フェスティバルのアイルランド文化紹介?のような出展で
干からびたパンのような物を試食させてもらった。
なんだか無茶苦茶に硬く、まるで歯が立たずに苦しんだ。
仕方がないからしばらく飴玉のようにしゃぶっていたら
ようやく奥歯でぎゅいぎゅいと潰せる程度にやわらかくなって
口に広がる小麦の香りとかすかな塩味。
あれ、何だ、この味、知ってるぞ。
カンパンだ。
日本にいた頃、チョコやナッツと一緒にリュックに入れていた、あの缶詰のカンパンと同じ味だ。
そーいやあのカンパンの缶、キルト穿いたバグパイプのおじさんの絵が描いてなかったっけ??
調べたらどんぴしゃり。
三立製菓のサイトで「カンパンの歴史」を見ても、書いてあるのはフランスとドイツのことだけで
これじゃバグパイプとカンパンの関わりなんかまるで想像もつかないけれど
カンパンって、アイルランドの食品だったのね。
また1つ賢くなったぞ^^
そりゃそーと、おかげで一昨日から無性にカンパンが食べたくて、氷砂糖も食べたくて
カンパンの缶詰、中華スーパーには無かったよなあ確か。
日系商店にはあったっけ?
帰国時までお預けかなあ…
3月7日(日)

アイルランドとはたぶん全然無関係だけど
昨日、アイリッシュ・フェスティバルの会場から4匹のぬいぐるみを連れ帰ってきました。
向かって左から順に、ひろりちゃん、茂くん、安代ちゃん、降太くんです。
ひろり、学名Helicobacter Pyrori、ピロリ菌。胃潰瘍の原因菌ですね。
茂、学名Shigella dysenteriae。赤痢菌。
安代は水虫です。早速スリッパに棲みついてくれちゃって。
あ、安代は「あんよ」と読んで下さい。
おしまい、降太はインフルエンザ・ウィルスだそうです。
私の趣味としてはビブリオとかサルモネラとかボツリヌスが欲しかったのだけど
少なくとも現時点ではそういう子は作られていないようで非常に残念。
ビブリオなんか単純な形だし、自作しちゃおっかな?

昨晩は早速、この4匹を布団に連れ込みまして
でもやっぱり、夜中に布団から蹴り出された子が3匹。
1匹だけは別方向に蹴飛ばされて足元に。
…水虫の安代でした^^

もしもお目にかかる機会があったら、逃げないで仲良くしてやって下さいねこの子たちと。
これでも一応、洒落にならんような種類の病原菌はやめとこってことで
ペストだとかエボラだとかは諦めたんですよ。
(エボラ、可愛かったんだけどな。)


3月6日(土)
今月17日はセント・パトリックスデイ。アイルランド系の人たちのお祭り。
その前哨戦なのか、今日はアイルランド・フェスティバルというのがあった。
夫の好きなアイルランドの歌手が来ると言うので
アイルランドの色・緑のシャツを着て、緑色の拓ちゃんを連れて
1日のんびり、会場を散歩してきた。
食品販売コーナーの目玉はアイリッシュ・シチュー。
金券7枚(7ドル相当)を出して一皿食べたけど
ううん、普通のシチューとどう違うんだ?
(帰宅してから調べたら、マトンとジャガイモで作るシチューが正統派アイリッシュシチューらしい。
でも今日食べたの、あれ、牛だったぞ)
10枚綴りの金券、残り3枚で何を食べよう。
ホットドッグもポップコーンもいいけど、どうせならアイルランドらしい食べ物はないかなあ。
あ、フィッシュ・アンド・チップスの店、見ぃつけ。
フィッシュアンドチップスってアイルランドか?
近いけど、全然違うかも。
「日本祭り」で「日本らしい食べ物」って言ってビビンバとキムチを食べてる西洋人を笑えない(怒れない)な^^
3月5日(金)
今期3度目の(予算的に見てたぶん最後の(プレーオフは別予算))ホッケー観戦。
切符を予約するに当たり、夫が私にどこの試合が良いかを尋ねると
私は必ず「どっかカナダのチーム」と答える。
そりゃ、ホッケーは寒い土地の競技だし、カナダの国技だけども
カナダのチームだって選手は北欧の人間がほとんどなんだから
カナダの方が選手の質が高く面白いなんてこたぁ別にない。
私がカナダ戦を好むのは、カナダ戦だと試合前の国歌が2曲聴けておトクな気持ちがするからだ。
大晦日の対モントリオール戦では、歌の前半はフランス語、後半が英語という歌い方をしてくれて
おトク感さらに増量で、大層よろしかった。
で、本日は対カルガリ戦。希望通りカナダのチーム。
でも、しくしく。歌じゃなくてトランペット(或いは私には区別がつかない何かラッパ類)の演奏だった。
ラッパは嫌いじゃないけれど、スターズの試合前のラッパは嫌いだ。
妙なところを伸ばして吹いて、妙なところを素早く吹いて、歌のリズムが壊されるから
歌詞に合わせて叫ぶ2度の「Stars!!」の間合いがうまく取れないのだ。
他の観客もやはり苦労しているのか、場内に響く「Stars!!!!」の声が普段より小さく、しかもばらばらだった。
悲しい。

でも、そんなこたぁ綺麗に忘れ、ごキゲンで帰って来ました本日の私。
かなり相手寄りだった審判なんか何の障害ともせず、5-1で大勝。うわぁい♪
勝ったのも勿論嬉しいけどね、それよりもっと嬉しいのは
スターズが3得点以上をあげると、メキシカンのファストフードチェーン店がタコスの無料券を呉れるのだ。
所詮タコスだもん。お金出して食べたって、そんなに高いものじゃないのだけどさ
それでも無料は嬉しい。
明日か明後日、早速食べに行こうっと♪
(要らない人には要らない券だもんね。
試合後、駐車場に流れていく人に物乞いをしていた初老のおじさん、
きっと当分はタコ三昧だ^^)


3月4日(木)
春の嵐。強風と強い雨と雷と。
ほんの一瞬の停電が昼に2度、夜に1度あって
留守番電話の中にあった古い友人の声が綺麗に消えてしまった。
わざわざカセットテープに移しておくほど大事ではないけれど
用が済んだからと消してしまうのもあまりに寂しく
1月末から今日までずっと、録音されたままにしておいたんだ。
録音されていると思うと安心で、それだけで満足で、
実際に彼女の録音を聞き直すことは1度も無かった。
彼女の録音はいつも「早送り」で飛ばしてしまっていた。
この、録音を聞く度に毎度毎度「早送り」するのが実は結構面倒で、
先頭の友人の声を残すためには「全消去」機能が使えないので
少し油断すると溜まってしまう数十本の不要な録音を1つ1つ潰していかなければならず
それもと〜ても面倒で、
そろそろ思い切って消してしまおうかと思ってはいた。
もしも声が聞きたくなったら、こちらから電話すればいいんだしさ。
カナダ西海岸に住む彼女と私の時差はたった2時間、
料金だって日本にかけるよりずっと安いんだしさ。
そうは思っても、いざとなるとなかなか踏ん切りがつかずにいたのが
一瞬の停電できれいに消えた。
悲しいような、さっぱりしたような。

予備電源の乾電池を入れておけば停電しても録音は消えないよと
留守電の取扱説明書には書いてあるんだけど
そんで、ちゃんと乾電池は入れてあるんだけど
停電するたびに、見事に全部消えるんだよなぁ。
時計設定もやり直し。これが滅茶苦茶面倒なんだ。
数日は不安定な天気が続くみたいだし
今時刻設定してもまた明日停電するかもしれないし
しばらくは時計あ狂ったままで使っちゃおっと。


3月3日(水)
ひな祭りの晩餐。
「誤認ハヤシ」と言うくだらない洒落は、しばらく前に思いついた。
一見ハヤシ風、でも食べると全然違うという料理。
ソースをチリ味にでもしてみよう。
ほいたら副菜、あるいは食後にアーモンド風味の芋金団「あんにん甘薯」はどうだ。
だけど私、「杏仁」を「あんにん」と読むのは大っ嫌いなの。
仏教美術をやる人や薬剤師さんならわかってくれるかな。
「杏仁」、本来は「きょうにん」と読むべき物よ。
でも、日本の中華屋で「きょうにん豆腐」を頼んだって通じやしない。
このパソの辞書だって「きょうにん」じゃ変換してくれないし
むっちゃくちゃ腹が立つので、あんにん甘薯は取り止めだ。
仕丁と大臣の語呂合わせも浮かばないし。
ほいたら、どーしよ?
ハマグリの潮のかわりにクラムチャウダーでも作ろうか。
がぅぅ、それは私が絶対に作りたくない、少なくとも夫には食べさせたくない料理。
夫はボストン近郊に通算7ヶ月滞在したことがあって
そんでクラムチャウダーてのはボストンの名物料理なんだ。
私が缶詰のアサリで作った物を本場の名店のチャウダーと比べられちゃあ困るんである。
じゃあ、え〜と、え〜と。
さんざ悩んで、結局、あまりにもありきたりな散らし寿司に行きついた。
つまらない。
でもまあ、美味しかったさ。
干瓢と高野豆腐は賞味期限切れの品だけどね。
欲を言うなら、桜でんぶが欲しかったなあ。
これも自作するっきゃないかなあ。
3月2日(火)
3月に入ると同時に超ぽかぽか陽気。
一昨昨日までは中国人のおじさんグループ6〜7人と私しか歩いていなかった朝の公園に
昨日今日の朝はまあわらわらと大量の人間が湧いて出ていて
…啓蟄は今週末かぁ。

2〜3ヶ月前は毎朝挨拶していた顔馴染みのお姉さんが、ちょっぴり体型まるくなって戻ってきてたり
これまた顔馴染みだったおじさんの頭が少ぉし薄くなってたり
時間は確実に流れているんだな。
秋口、大きなお腹を大事に抱えながら毎日ゆっくりゆっくり歩いてた女の子が
今日は乳母車を押して歩いてた。
ああ、無事に元気に生まれてたんだなぁと他人事ながら嬉しかった。


3月1日(月)
ギリシャ料理の「ムサカ」を作るつもりで、週末、いつもの中近東スーパーに羊挽肉を買いに行った。
ない。
山羊の挽肉ならあるんだけれど、羊の塊肉もあるんだけれど、羊挽肉がない。
山羊肉で代用か?
夫の同僚のパキスタン人の説明によれば、羊より山羊の方が臭みがなくて食べやすいらしい。
でも、せっかく買うんだもの、くせの強いものの方がいい。
思い切りえきぞちっくな味を楽しみたい。
今週はムサカを諦めよう、別の機会にしようと思っていたら
そのあと回ったいつもの「お値段お高め・変な品揃え」のスーパーに羊挽、あった♪
お高めなお値段は痛いけれども大喜びで買ってきて、今日、料理した。
ぶうう。ちっとも臭くない。
いつも量販店で買ってくる牛挽の方がよっぽど臭いぞ。
高級すぎる店はよくないなあ。
つか、あの安すぎる牛挽きがヤバイってことですかい^^
以前、在外邦人系の掲示板で挽肉の鮮度が話題になって
アメリカの安い挽肉の匂いを「雑巾の絞り汁みたいな」と表現した人がいたけれど
私のいつもの牛肉はまさにそんな匂いと味です。
(雑巾汁を飲んだことはないけどさ)


2月29日(日)
桃のマフィンも、「右近のチェリー」のマフィンも美味しかったけど
「左近のオレンジ」には敵わない。
ママレードを入れたり乗せたりしたマフィンはときどき見るけど
生オレンジのマフィンってあまり普通には売っていないから
もしかしたら焼き菓子には向かないものなのかなとビクビクものだったのだけど
いやいや、素晴らしく美味だった。
生オレンジだと品質にばらつきがありすぎて安定した味を供給するのが難しいとか
焼いて時間がたつと汁が出るから販売には向かないとか
そんな事情があるのかな?
でも生リンゴのケーキは売ってるよなあ。
謎だ。

右近のサクランボは、ココア生地で焼いた。
ココア+ダークチェリーというのは、「ブラックフォレスト」という名の定番ケーキの組み合わせだ。
相性がいいんだろうと思うけど、でも、この味のマフィンもやはりお店では売って無い。
どこの店も横並び、「ブルーベリー」「バナナナッツ」「檸檬と芥子」「ふすま」「人参」くらいしか置いて無い。
なんでなんだろーなー。
チーズクリームだって、パイナップルだって美味しいのに。
日本でもコンビニのオニギリの中身なんてどこも似たり寄ったりだもん、同じことか。


2月28日(土)
日本と比べたら「季節の味覚」には乏しいアメリカ。
朝食屋のメニューには「季節の果物」というのもあるけれど
いつ頼んだって出てくるのは緑色のメロンと橙色のメロンと葡萄と苺の盛り合わせだもんな。
でも、「旬」が全くないわけじゃないぞ。
12月から5月頃まではザリガニの季節。
で初めの12月はちょっと高価だし
4、5月になると身が固くなってしまって味がおちる。
食べるなら今が1番いい。
てわけで本日は、ザリガニを食べさせてくれるルイジアナ風の魚介料理屋へ。
1ポンド頼んで、お皿に山盛り。
頭を取って殻をむいて、実際に食べられる部分はほんのちょびっとだけだけど
気持ちが大満足♪
「レギュラーかスパイシーか」と聞かれたので、つい香辛料が効いた方を頼んでしまい
ザリその物の味が分からなくなってしまったのが少々残念。
(たしか去年も同じ店で同じ失敗をしたような記憶が)
できれば今年はもう1度、今度は普通の味付けのを食べに行きたいな。
自分で茹でてみてもいいけど。


ルイジアナのザリガニに喧嘩を売る、ボストン生まれのロブスター五右衛門。

 
「勝った」…何を根拠に^^
拓ちゃんの旅行記が完成しないから写真も未公開だけど
五右衛門は昨年末の旅行でサンフランシスコ名物の蟹にも喧嘩売ってきたんでした。


2月27日(金)
中学生時代、私は「家庭科部」というのに所属していた。
(「料理部」があれば、絶対にそっちに入っていただろうに
なんで手芸と一括りにされてしまうんだろう。
私はフェルトのマスコットになんか興味なかったのに。)
その頃のノートを引きずり出してきて、今日、卒業以来11年ぶり^^に当時のレシピでクッキーを焼いた。
「中火の天火で焼く」なんて記述が、あらあら、懐かしい。
あの頃はガスコンロの上に乗っける天火が普通だったからな〜。(←本当に11年前か??)
これ、いったい何度に設定すればいいんだろう? 案外わかってないもんだ。

レシピは、粉の重さも砂糖の重さもバターの重さも数字が妙に半端で、当時の私には謎だった。
今なら分る。これ、ポンド・オンス系の数字をメートル法に換算した価だ。
粉をふるわないあたりもアメリカ式。
…粉170グラム強に対し、バニラが小匙1杯入っちゃうあたりもアメリカンだ。
日本じゃバニラって1・2滴しか入れないものだよな。
明治屋のバニラの瓶は内蓋が付いてて、1滴ずつしか出ないように出来てたっけな。
アメリカのバニラの瓶は瓶の口そのままだ。
とぽとぽと注いで使うようにできてる。
これ、日米の味覚の違いなのか、エッセンスの質の違いなのか。
どっちにせよ、レシピを訳した奴は、そこんとこ分ってなかったようだ。
たぶんそれを訳した犯人は本職の翻訳家や菓子研究家ではなく
たぶん…部の顧問だった教員だと思う。英語のセンセだった。
レシピを訳すのって、英語の力だけじゃないよな。

11年前(←くどい)バニラ臭くて辟易したクッキー、今日は美味しく食べられた。
味覚が変化したんじゃなくて、バニラが薄いんだよねきっと?
(先月半ばに栓を開けた60ml入りのバニラ、もうほとんどカラだよ。
今度はもっと大きな瓶で買ってこなくちゃ)


2月26日(木)
先週不味かったインドの即席炒麺と同じ製造元の即席ラーメンを食べる。
…やっぱり不味かった。
麺が不味いのは許す。
どーしてこんなに不味い汁なんだ?
お前、ブイヨンのキューブを作ってる会社だろーがよっ、マギー!!
まあ、インドの会社がインド国内用に作ってる麺なんだから
日本人の口に合わなかったからって即「質が低い」てことじゃなかろうけれどもさ
同じインドのトップラーメン(日清)は、同じ値段でちゃんと美味しいぞ!
2月25日(水)
いやあ、無知をさらした。
16日に「紅玉が伝来してきたら嬉しいかも」などと書いた。
…紅玉って、アメリカ原産だったのね^^;
英語名「ジョナサン」。店頭で見かけたことはまだ1度もない。
お気に入りに入れてあるリンゴの品種の解説サイト2つのどちらにも掲載されてないし
本国では廃れてしまったのかなあ。
よその地域にいったらあるのかしら。

知らなかったが、「陸奥」も既に伝来して来ていたようだ。
なんとまあ、それと気付かず、買って食べてもいたのであった。
英語名「クリスピン」…とても日本生まれのリンゴとは思えぬ名だな。
もちっとそれらしい名前で売ってくれれば気付いたかもしれないのに。
「Geisya」や「Tempura」や「Sukiyaki」なんて名を付けられちゃったら嫌だけどもね。


2月24日(火)
マルディグラてことで、何かニューオリンズの料理を作ろうと思う。
(つん太がいたら、ゼッタイに確実にベニエを要求されたろう)
冷凍のオクラがあるからガンボ(オクラのスープ)でもいいけど、気分はジャンバラヤ。
…単に私が炊き込みご飯・混ぜご飯系が好きなだけなのだな。
中国、インド、中近東、ご飯物のレシピを見ると試さずにはいられない。
でも、あんまり続くとやっぱり飽きる。
基本はやっぱり白いご飯だよな。(正確には麦飯ですが)
で、味つきご飯は週1度を限度にしようと決めてしまったら
日本の五目鶏ご飯が入り込む余地がなくなってしまった。
もう、数ヶ月、食べてない。
何より一番の好物なのに…つらいなあ。

ジャンバラヤ、本場だと何を組み合わせて食べるのだろう?
よく分からないときは、取り合えずサラダ。
紫の玉ネギ、緑のピーマン、黄色いピーマンでマルディグラの3色を揃えて
南部風コールスローに加えてみた。
玉ネギがちょっと強すぎて、味の吊り合いはあまり良くない。
紫は紫キャベツにした方がよかったかもだけど
今日は味より見た目重視だもん、いーのいーの。
実はお昼のお弁当も黄色と緑のピーマンとお茄子(紫)の炒め物にしたのだけど
やっぱり夫はまるで気付かなかった。
完璧な自己満足の世界。


2月23日(月)
思うところあって、2〜3ヶ月に1度くらい行くイタリア料理屋のメニューを訳しはじめた。
もちろん英語のメニューなのだけど、部分的にイタリア語の単語が混入していて
「何だか分からないけど、まあ人間の食えるものが来るべぇよ」と
いつもテキトーに注文してしまっていたのだ。
インタネットて物はありがたい。
伊-和辞書も伊-英辞書も持ってないけど
検索と画像検索を組み合わせればほとんどの単語は読めてくる。
でも、語尾が少し変化すると麺が太くなったり細くなったり
系統立てて理解しようとすると、文法知識が必要になってくる。
がぅぅ、英単語の複数形や過去形の作り方だって未だ習得できてないのに。
(中学1年の学習内容ですかこれ)
イタリア語なんかイタリア語なんか。
メキシコ料理のメニューを読み始めるとスペイン語知識が欲しくなるし
こないだ行ったロシア料理屋が美味しかったからロシア語も気になって
ドイツオランダポルトガル。
私は語学は嫌いなんだよおおおおっ。

でも、欧州の言語ならまだいいさ、アルファベットだもん。
手元に韓国料理屋のメニューもあるのだけど
こんなのを訳そうと思い立っちゃわないことを願うよ。
インドやタイも困るね。
(行きつけのタイ料理屋の伝票、さっぱり読めないんだもの。
計算が合ってるのかどうかもよく分からない)


2月22日(日)
スーパーマーケットの店内に一歩足を踏み入れようとしたところで
中から奇声が聞こえてきた。
悪い奇声(悲鳴)ではなく、「な、何を盛り上がっちゃってるんだ??」て感じの奇声。
なんと店内で「マルディグラ」のパレードをやっていた。
マルディグラ…テキサスのお隣、ルイジアナ州はニューオリンズのお祭り。(今年は明後日、24日)
その祭りの最高潮の大パレードの超極小バージョンが店内を回っていたのだ。
パレードの中心の山車はリヤカーに段ボールを乗せただけみたいな安っぽさだし
それに乗ってる人の衣装も高校の文化祭の仮装行列以下のいい加減さで
でも、やってる人は心底楽しんでるように見えて、気持ちが良かった。

紫・緑・金(黄)の3色がこの祭りのシンボルカラーで
砂糖衣の上に3色のザラメをかけたケーキ(キングケーキ)を食べるのが祭りの日の決まり。
ケーキの素と3色のザラメをセットにした物なんかも売っていて
作ってみようかなぁと思ってはいたのだけれど
いざとなると、あまりの毒々しさにやはりちょっと怯えてしまって買えずじまい。
せめてもと思い、今朝はマルディグラ・カラーのマフィンを焼いてみた。
ブルーベリーをどっさり入れた紫色のマフィンと
鶯きな粉の生地に皮ごと潰した南瓜を混ぜた緑のマフィンと
パイナップルの黄色いマフィンと。
こーいうのを考えるのはやっぱり楽しい。
「マルディグラ・マフィンだよ」とわざわざ言わなきゃ夫に気付いて貰えないほど
地味〜で自己満足な趣向ではあるけれど。
ちなみに来週は「ピーチ」「右近のチェリー」「左近のオレンジ」をマフィンにするんだ。
苺と蓬を使った「菱ケーキ」も勿論さ。
計画倒れになりませんよーに。


2月21日(土)
特別配合のバナナブレッドはさっくり軽いけど、バナナがちっとも香らない。
単に基本生地を一部置換しただけのブレッドの方が、バナナっぽくて美味しかった。
ずっしり重くてあまり沢山は食べられないけど
ぱくぱく軽く食べちゃえる特別配合表のは却って危険。
軽く感じるけど実は卵とバタと砂糖がどっさりなんだもん。
バナナは置換方に限る。


いつも行く中華屋料理の隣に、もう少し大きな中華料理屋がある。
ちょっと興味をそそられる店構えなのだけど
週末の夜はいつも結婚披露宴で貸しきりになってしまっているので
私はまだ1度も入ったことがない。
今日はいつもの中華屋で食べるつもりで足を運んだら
どうしたことか、隣の店が宴会をやっていない。
これは機会だ。予定を変更して隣の店に入る。
メニューをじっくり検討して酢豚を頼んだら
給仕のおばさんが何故かとても不機嫌な顔になった。
「あなたたち、どこの国の人? 韓国? ふぅん、日本。
この酢豚はやめときなさい。美味しくない。それはアメリカ人向けの味付けだ。
ほとんど同じ材料で似たような味付けだけど、アジア人にはチャプスイの方が美味しい。
酢豚は駄目だ。チャプスイにしなさい」
…お店の人に「美味しくないからやめろ」と言われたのなんか、初めてだ。
(中近東系の店で「日本人には無理だ、やめとけ」と言われたことは数回あるが)
でもそうなりゃ意地でも食べてみたくなる。
(どうせ最近、味覚がアメリカ人になっちゃってるし)
いいんだ、わしらはそれにトライしたいんだ、と強引に注文すると
おばさんは「酢豚だって。やれやれ、酢豚酢豚(意訳)」とぶつぶつ言って
首をふりふり厨房に入って行った。
やがて運ばれてきた酢豚は、…本当にまずかった^^
醤油をぶっ掛けたら、かなり食べられる味になったけど。
次回、いつか機会があったら、チャプスイを食べてみたいな。
(私は「チャプスイ」と聞いたのだけど、夫は「ポークチョップ」と言っていたと主張している。
英語の聞きとりは夫の方が遥かに上手だけれど、私の方が料理用語には通じている。
さあ、どっちが正しいのかな?


2月20日(金)
明日の朝用にバナナブレッドを焼く。
「基本のクイックブレッド」の牛乳をバナナに置換した生地で1/2本。
専用の配合表と非常に特殊な手順で作る特別バナナブレッドが1/2本。
同時に焼いて同時に食べて、どう違うのか見極めてやる。
手間はどちらも大差ないから、今後は美味しい方を作るだけ。
判定は明日。
2月19日(木)
ネット上で見つけたレシピがとんでもなく美味しそうだったので
本日の夕食は、その「車麩のカツ」。
生姜の利いただし汁で煮た車麩をフライにするの。
(元のレシピでは生姜のだしで戻すだけ。煮ない。ここは私が勝手に変更)
期待をはるかに上回る超超超美味な晩飯となりました。


車麩なんて、金魚のエサだと思っていた子供時代。
やがて成長して給食のオバサンになったら
車麩は術後の五分粥さん用のフニャフニャのデロデロの物体という認識にかわり
何にしろ、健康な人間が食べて美味しい物だろうとは思っていなかった。
だから自分でお麩を買って煮たことなんか1度もなかった。
夫もそんな物を食べたがりはしなかったし。

辰巳芳子さんの随筆に出てきた「車麩の卵とじ」がとても穏やかに美味しそうで
無性に車麩を食べたくなって買い物リストに書き加えたのが去年の秋。
ところがこれが、どこにも無い。
ダラス近郊、知ってる限りの中華系スーパー、韓国系スーパー、日系食料品店を探しまくり
在米日本人向けの日本食材通販サイトも覗き
だけど車麩、購入できず。
う〜ん、常温で日持ちするし、検疫や税関で問題になる商品でもないのに、何故ないんだ。
今の若い人はお麩なんか食べないのかな。(←先日までの自分を棚に上げて)
無いとなりゃ、ますます食べたくなるのが人間ってもの。
強力粉は売ってるんだから、捏ねて洗ってお麩を作って
自分で焼き麩をこさえちゃおうかとまで思い詰めた年末
北カリフォルニアの日系スーパーで夢にまで見た車麩をようやく発見した。
大事に大事に抱えて帰ってきた車麩を、卵とじで食べ、野菜と煮き合わせて食べ、
ああ、車麩ってこんなに美味しい物だったのね。
今日のカツも本当に不幸せなくらいの絶品だった。
うん、不幸せだよ。
車麩、もうあと7枚しか残ってないんだもん。
次に日本に行くまで、あるいはカリフォルニアに行くまで、車麩はもう手に入らない。
もしかしたらニュージャージーとシカゴの同じ店にもあるかもだけど。
車麩のカツ丼、車麩のカツサンド、作りたいな。
卵とじを食べながらひらめいた一品、車麩のフレンチトーストだって試したいのに。
日本で、車麩くらいいくらでも買える状況の頃に、車麩と出会っておきたかったな。


2月18日(水)
昨日の分まで美味いもの食ってやろうとマナジリけっし
今日の夜はきりたんぽ「もどき」鍋を作る。
冷凍の牛蒡に水煮パックの蓮根・筍、人参と蕪と蒟蒻と葱、鶏と煮干。
これをきりたんぽと呼んだら秋田の人が怒り出しそうなゴッタ煮鍋である。
(あるいは怒る前に呆れるか、泣くか嘲うか)
舞茸なんか無いから干し椎茸だし。芹も無いからチャイブだし。
第一、肝心のきりたんぽがウルチ100%ではない。
なにせ初挑戦だ、うまく粘らせて心棒に綺麗に巻ける自信がないものだから
増粘材として1/3ほど糯米を混ぜてみた。
この時点で既に完璧なニセモノだけど、ま、い〜じゃないかかたいことゆーなよ。
ダラスの日本食レストランの天丼もどき、牛丼紛いと比べたらきっとマシさ^^

厚手のガラスのボウルにご飯を入れて、擂粉木でえいやえいやと叩き潰す。
なかなか良いストレス解消だ。えいや、えいや、えいやっ。
溜まった鬱憤をまとめて昇華しているうち、調子に乗って少し殺しすぎてしまったけれど
殺し足りずに鍋の中で分解してだだの雑炊になってしまうよりは良いかな。
古い割り箸にごはんを巻いて、オーブントースターで炙り焼いて、
でたらめに作った割りにはかなり上出来。にんまり♪
ふぅふぅ、うん、美味いぞ美味いぞ。
昨日の分までしっかり幸せになった。ごちそーさま。


今までまるで考えてもみなかったけれど
この程度の分量の半殺しなら、臼だの餅つき機だのが無くても結構簡単に作れるのだな。
母方の祖父の郷里の本家からいただく豆の入った半殺しウルチ餅が私の大好物で
でも、本家は代替わりし、祖母も亡くなり、私は日本を離れ、
大好きな大好きな信州の豆餅を食べる機会はもう2度とないのかもと泣いていたのだが
そか、あとは豆さえあれば、あのお餅がダラスで食べられるんだ。
来年の正月は賞味期限切れのサトウの切り餅なんか買わず、豆餅を用意しちゃおっかな。わくわく。
早くこいこいお正月っ!
(私信、母様へ。今更ですが、あの豆は何?黒大豆?
黒豆じゃ大粒すぎるかなあ(←物としては同一なのは勿論承知))


2月17日(火)
久々に。本当に久々に
朝飯が不味かった。(自分で作ったので文句言えない)
昼飯が不味かった。(怪しさ500%のインド製即席中華炒麺、買ったのは私なので文句言えない)
夕飯も不味かった。(作ったのは私。
今日の料理の中で重要な位置を占める中華野菜の漬物も、選んで買ったのは私。…)

最近、何を食べても本当に美味しくて
もしかして味覚が馬鹿になっちまったんじゃないかと心配していたくらいなのだけど
不味い物は、ちゃんと不味いんだ。ちょっと安心。
でも1日、美味しかったのが朝飲んだ熱い牛乳1杯だけってのはなあ… すげぇ、悲しいぞ。


2月16日(月)
普通よりちょっと品揃えが豊富で、用がなくても散歩して楽しいスーパーで
昨日は今まで見たことのない新しい林檎を発見し、買ってきた。
名前は「Orin」。黄色い林檎だ。
甘いかな、酸っぱいかな、どきどきわくわく。
でも、「Orin」という綴りを眺めていて、何だかと〜ても嫌な予感に襲われる。
黄色い林檎の肌をしげしげ見つめ、さらに嫌な感じは増幅する。
PCを立ち上げ、「お気に入り」にしてある林檎の品種の解説サイトを覗く。
それからちょっと検索かけて
…やっぱり。
「Orin」の両親はゴールデンデリシャスとインド。
Orin=「王林」なのだった。
王林、あんまし好きくない。がっくし。

しっかし、なあ。
Fujiは一昨年あたりから急速に普及して、今じゃどこの店でだって売ってるようになったけれど
王林なんてのまでアメリカの果樹園で作るようになっちゃったのね。
次は津軽か、陸奥か。いっそ紅玉が伝来してきたら嬉しいかも。
デラウェアと佐藤錦と伊予柑も希望。


2月15日(日)
昨日のこと。
体と地球には優しいのかもしれないけど財布には優しくない自然食系のスーパーに遊びに行った。
店に入るとまず果物・野菜売り場。
その右手のチーズ売り場に、チリ&ビーンズの試食ワゴンが出ていた。
何故、肉でも豆でも調味料でもない売り場で肉と豆の煮込みを食べさせるんだろう?
チリの上に細切りチーズを乗せることはよくあるけれど、でもそのチーズは脇役だ。
チーズ売り場の試食品としては非常に浮いている。
第一、普通の試食なら、売りたい商品…瓶詰めの水煮の豆とかチリ味のトマト缶とかを
ワゴンの横の目立つところに山積みしてるはずなのに、それも無い。
このワゴン、いったい何を売りたいのやらさっぱりわからない。
おっかしいな〜と思いながら辛い辛い豆を小さなお皿に1杯、たぶん大匙2杯分くらいいただき
野菜売り場に戻るとあれれ、こっちにも別のチリ試食ワゴンがある。
さっきのほど辛くないけど、はてな、これも何を売りたいのか分からないワゴンだ。
青果売り場の奥は鮮魚。へっ、ここにもチリ屋がいる。
…なんと。店内、部門対抗チリ対決大会をやっていたのであった。
ベイカリーだの健康食品だのレジだの、それぞれの担当ごとにチリのワゴンを出して
客に人気投票させているのだ。
うひゃあ、そうと知ってたら、お昼ご飯食べずに来たのになあ。
カロリーが、アブラミが、とブツクサ言いながら店内一周し、結局全部門のチリを一渡り食べてしまった。
やたら辛いの、甘ったるいの、こりゃチリで無くビーフシチューだろという感じの、
料理名は同じ「チリ」でも味は皆1つ1つまるっきり違っていて
5年前に買った1冊の本の中の1つのレシピでしかチリをこさえたことのない私には非常に新鮮で感動で
よっしゃ今週は私もいっちょ別の味付けのチリを作ってみようと決意したのであった。

対決は、普通に考えたら惣菜部門か精肉売り場あたりが有利な気がするけれど
私には最初のチーズ・ワイン部門の出品作が一番美味しく思えた。
チーズ担当者を惣菜部門に異動させたら、この店のお惣菜、もっと美味しくなるんじゃないかな??
でも、それでチーズ売り場の質が落ちたら悲しいな。
私は最近、ここのチーズの試食にはまっているのだ。
今一番気に入っているのは、ちょっと甘めのねっとりしたチーズ。
ジャムと一緒にクラッカーに乗せて試食させてくれるのが大層美味しい。
但し、今は試食するだけ。買わない。買えない。
チーズとかワインとか、深入りすると底なし沼だもん。恐いよ。
だから敢えて、チーズの名は確認していない。1度ちらと見たけど、覚えなかった。
でも、いつかはきっと買ってみたいんだ。
だからそれまでチーズ売り場のおじさん、そこにいてね。
(私がねっとりチーズを食べて幸せ〜〜な気持ちになっていたら
わざわざ似た味の別のチーズを一匙、干しイチヂクの切り身に乗せて持って来てくれたことがあるのだ。
そのチーズもまたすこぶる美味だった。)




>「お昼ご飯食べずに来たのになあ」?
とんでもない、昨日のお昼はいつものパンケーキ屋さんでスウェディッシュ・パンケイクス。
リンゴンベリーが甘くて酸っぱくて美味しくて幸せだったんだもんね〜だ。
このお店、土曜の昼はいつも満員、20分30分待ちは当たり前なので
その20分間の暇つぶしだったのだろうな、
今年最初の(そしてたぶん最後の)雪が降ったこの朝は
お店の外の新聞販売ケースの上に小さな雪だるまが作られてました。


2月14日(土)

こうなると家庭科ではなく図工の領域です。私は才能なし。
(↑家庭科なら才能あるかのような書き方^^)
実物大Kevin君のココアクッキー。
隣のテキサス・クッキーはテキサス州の木・ピカンナッツをどっさり混ぜて
焦げて茶色くなっちゃったけど、テキサス名物埴輪サボテンは抹茶粉入り。
ちょっと手抜きして、前に作って冷凍保存してあった生地を流用しました。
でもそれ、本当は筒状に凍っているのを輪切りにしてすぐ焼く生地なんだ。
室温で5分も置いておくとダラ〜〜ッとしてきちゃって扱えなくなる。
だからこのKevin君、3分間いじっちゃあ冷凍庫に戻して固め、
2時間おいてまた4分間だけ作業しちゃあ冷凍し、
なんだかんだで1週間もかかっちゃったさ。
バタの少ない、砂糖主体の生地を新たに作った方が作業はラクだったな。
でもミルクティーにはバタたっぷりのクッキーが一番合うんだもん。
シュガークッキーなんか糞くらえだ。

そーいえば、かれこれ10年くらい前にも
姉の家のアライグマの子に「実物大アラちゃんクッキー」を焼いたっけ。
うちの子のためには、クッキー作ってやったこと1度もない。
つん太なんか、もちろん、欲しがってたけどね
白い生地はちょっと油断すると焦げ色が付いちゃうんだもん。
「ダラスの太陽で真っ黒に日焼けしたつん太」になってしまう。
…それはそれで良かったかなと今思う。
茶色く焼いて、上に真っ白な砂糖衣をかけても良かったんだな。
今からでも作ってみよかな。


天火の中のKevin君。熱いかい?


2月13日(金)

にゃ?


にゃ〜〜〜〜っっっ!!

…前から1度作ってみたかったんだ、
ニャッキ・ニョッキ。
粉を山ほど足し、やっと成型できた。
白玉団子ならもっとラクに細工できるけど
これはニョッキであることに意義があるのさ♪

青い胴体はグリンピースの裏ごし、
黄色い頭はカレー粉を混ぜて
目と髪(?)は干若布です。

週末に外で食べたニョッキが非常に美味しかったので
今晩、自分で作ってみた。
正確に言うと、作ってみたいなあという思いが先にあって
それで予習(?)としてイタリア料理屋に行ったのだけど。
ジャガイモを茹でろと書いてある本が大半。
1冊だけが天火で焼けと言っていて
茹でるほうが手軽だから茹でたのだけど
焼いたほうが良かったかな。
ジャガイモの水気が多すぎて生地がまとまらない。
筒状に伸ばして3/4インチに切るだなんて不可能だ。
小麦粉を足していくと少しずつは固くなっていくのだけど
粉が増えると量が増える。
具合のよい固さになるまで粉を足したら
軽く5〜6人分のニョッキができちゃいそうだ。
仕方ない、成型は諦め、スプンですくって鍋に落とす。
そういえば昔持ってたパスタの本には
「絞り袋に入れて鍋に絞りながら切り落とす」て書いてあったっけ。
そのほうが綺麗だな。
出来上がったニャッキは舌で潰せる柔らかさ。
う〜。こんなはずじゃなかったな。
でも、夫は妙に気に入った様子。
ほいたらまた作るか。
次は焼いた芋で。
粉を足せるよう、小さめの芋で。

2月12日(木)
トトロのたかし、服喪中。
2月11日(水)
よく吸ってくれて全体的には満足してるけど、ターボブラシの掃除が大変で、
…という評価を、ミとレの掃除機について調べていたときに何度も目にした。
使い始めて1ヶ月弱、私も「これでターボの掃除さえ簡単ならねぇ」」とぼやく。
1週間かけて各部屋の絨毯に一回り掃除機をかけ終えると
絨毯の地を構成してる長い長いビニルの紐のほつれたのとか髪の毛とか糸屑とか
吸い口のブラシにびっちり絡み付いて、どっひぇ〜てな状況になっているのだ。
ブラシの毛と毛の間を鋏でチマチマと切って髪やら糸やらを外していくのだけど
掃除機を使っている時間より掃除機を掃除している時間の方が長いくらいなもので
ううん、これ、どうにかならんのか。
でも、確かに、全体的には満足よ。
2月10日(火)
週末に買ってきたSundownerという林檎を今朝食べた。
適度に酸味があって、硬質で、加熱してもシャキシャキ感が残る。
非常に気に入ったので、とても幸せ。
ゴールデンデリシャスとレディウィリアムスの交配種だと書いてあるけど
レディウィリアムスってどんなんだ?売ってるの見たことない。
ふぅん、こないだ買ってこれまたとっても気に入ったPinkLadyも
同じ両親から生まれた林檎なのか。
あれも甘くて酸っぱくて硬くて美味しかったな。
どちらかというとPinkladyが生、Sundownerが加熱用かしらん。
加熱ったって、煮るのと焼くのとレンジでチンするのとじゃ違うしな、
もっともっと研究は必要だろうけど。

アメリカの林檎、芯の周囲に蜜が入っているのを見たことがないな。
あれって日本人だけが好むものなのかな?


2月9日(月)
生姜をどっさり入れて白菜と鶏団子のスープ。
2人で1食で白菜ほとんど1玉食べ切ってしまう。
お鍋がもう少し大きかったら、もっと食べられるのにな。

鶏団子は明日の弁当用に少し多めに作った。
揚げて、野菜と炒めて、甘酢でまとめて「鶏団子の酢豚」。
豚の入っていないこの一品を酢豚と呼ぶのは正しくないが
でもそれ以外にどう呼べば良いのだろう。
やっぱりこれは酢豚だ。
で、金曜に焼いたクッキーのことを思い出す。
「ピーナツバター・ブラウニー」という名前を見て私は
ピーナツバターの入ったチョコケーキクッキーだと思いこんだ。
前の晩に作り方を訳して、そのまま作ったら多すぎるから1/4量に減らして、
その2つの作業に気を取られ、そのときはレシピのおかしさに気付かなかった。
金曜の午後、いざピーナツバタを練り、砂糖を加え、
卵と粉を混ぜて生地が完成してしまってから気付いた。
ココアもチョコも入ってない。
焼きあがったピーナツバタのクッキーはねっとり濃く邪悪な美味しさで
それはそれで十分に幸せだったのだけど
チョコクッキーが食べたかった気持ちは収まらない。
ブラウニーって、チョコケーキ(またはチョコクッキー)のことじゃないのか?
2冊の英和辞書を繰ると、両方とも「ナッツ入りのチョコケーキ」としてある。
(ナッツも必須なのか。知らなかった)
英英辞典には「長方形をしている」とも書いてある。
(バレンタインだからってハート型なんかにしちゃいけないのね)
とにかくやっぱりブラウニーはチョコケーキだ。
いくらブラウンシュガーが入っても、ピーナツバターが焦げて淡い茶色に焼きあがっても、
こいつをブラウニーと名づけるのは詐欺だよな。
ぷんぷん。
とやや不機嫌だった私なのだが
きっとあのレシピ作者にとって、四角いバークッキーは全てブラウニーだったんだろうな。
私にとって鶏団子の甘酢餡が「酢豚」であるように、さ。


2月8日(日)
東京が舞台のハリウッド映画『ロスト・イン・トランスレーション』を観て来た。
わああ、ドラえもん音頭じゃないか。
日本の救急車のサイレン。郵便屋さんのバイク。
ホームシックで参ってるときには観たくない映画だな。
でも、日本の食べ物はスシとシャブシャブしか出てこなくて助かった。
ほか弁とかカツ丼とかアジのひらきとかガンモドキとかが描かれてたら
どうにもこらえ切れなかったろう。
最後に不二家の看板が目に入っちゃったので、それが一番応えたな。
またクリームチーズ買ってきて、チーズケーキ焼こうっと。
2月7日(土)
氷点下の朝も、元気に散歩。
Tシャツを4枚着た上にトレーナーを重ね、さらにパーカーを羽織り
(Tシャツなんか何枚重ねたって腕は寒いけど、長袖の運動着、持ってないんだもの)
下は運動用の短パン、普段は寝巻きにしてる伸縮素材の木綿のズボン、そして運動用長ズボン2枚。
手袋は4重にしようとしたら指が入らなかったので3枚で我慢。靴下2足。
帽子は毛糸のモコモコで1つで十分あったかい。でも顔が寒い。襟巻き欲しいな。
いつからこんなに寒がりになっちゃったんだろう?
高校生の頃は、冬でもほとんど上着を着ず、ワイシャツの袖もまくりあげて過ごしてたのに。

凍った路面で滑らないよう、散水の跡のある場所では速度を緩めつつ
乾いた場所ではできる限り急いでずんずん進む。
一生懸命歩けば少しは寒くなくなってくる。
…本当に温まってるのか?凍傷の一歩手前、感覚がなくなってきてる状態なんじゃなかろうな。
ううう寒い。

と、そのとき、左前方の家のドアが開いて、中から人が出てきた。
半袖シャツに半ズボン、足は…素足。
朝刊の投げてある前庭までゆったりと歩いてきたところで私と目が合うと
にっこり笑って「Good Morning!!」
…私は口を開けると唇が割れて流血するから何も言えない。
にっこりだなんて、とんでもない。
片手を挙げて手まねで返事するだけだ。
…何でだ。何食ってたらあんなに元気なんだ。
肉食獣ってやっぱり強いなあ…


2月6日(金)
実家のパソコンが故障した、らしい。
メールの送受信も当分できない、らしい。
緊急の用があったらうちにメールしろ、うちから実家に電話する、と姉から連絡が来た。
でもね。
アメリカから日本にかける国際電話料金って、実は、そんなに高くないのだ。
私の実家は神奈川。姉は北海道在住。
北海道から神奈川に長距離電話をかけるよりも
ダラスから神奈川にかけるほうが実は実は安かったりしちゃうんである。
時差ってものがあるから、連絡可能な時間に制約はついちゃうけどね。
2月5日(木)
赤い頭巾の女の子が目印の干葡萄会社から
綺麗な色刷りの干葡萄レシピの無料小冊子が送られてきた。
私が自分で申し込んだんだから、来て当然という気もするんだけど
今まで、ケーキの通販屋や台所用品屋のカタログを申し込んで
待って待って結局届かなかったことが数十回、
頼みもしない洋服屋や宝石屋のカタログが届いたことが数百回、
「頼んだものがきちんと来た」ことって、実に珍しい。
なので嬉しい。
レシピの内容は、干葡萄のマフィンに干葡萄のクッキー、
人参と干葡萄のサラダに干葡萄入りピラフ等々
ごくごく当たり前の、今更レシピを貰わなくてもって感じの物ばかりだけれど
相性無視して何にでもかんにでも干葡萄を混ぜ込んだ
お前これ試食したのか??というような無理やりなレシピが無いので好感度二重丸。
干葡萄を干しクランベリーに換えてもいいよ、とか
それぞれのレシピに「応用」が2、3通り添えてあるのもおトクな感じで非常に宜しい。
(干葡萄屋さんは干しクランベリーも売っている^^)

マフィンやクッキーの配合は
基本的には去年買った分厚い料理本にそっていこうと方針をかためてある。
同じ本で統一していけば、糖類は3割減らして丁度良いとか
「6人分」を8分の1(1.5人分)作ると小食な日本人2人に丁度良いとか
初めての料理でも見当つけやすいからね。
従って今日のレシピ冊子は組み合わせのアイデアをいただく参考にするだけの予定だけど
ん〜、でも、このイチヂクとチョコのパンプディングのは美味そうだ。
これは、試そうかな?
(干葡萄屋さんは、干しイチヂクも売っている、勿論!)


2月4日(水)
暦の上では春…ですか。こんなに寒いのに。

朝のお散歩のとき、私は夫の携帯電話を借りて持ち歩いている。
基本的に電話が嫌い、携帯電話なんて物は大嫌いな私であるが
転んで足をくじいたり迷子になったりしたときの緊急連絡手段はあった方がいい。
天気のよい休日の朝、放っておけばいつまででも延々と徘徊している私を
「朝ゴハンまだですかあ」と夫が呼び戻すことができるように、というのもあった。
(最近はマフィンを焼きたいために自主的に切り上げるようになったけれど)
夫の電話である以上、夫が出勤するときには返さねばならない。
夫が家を出る時刻までに、私は家に戻らねばならないわけだ。
電話と時計が大嫌いな私だが、なので、お散歩のときには腕時計も必携である。
見やすいように、服の袖の上に時計を巻いて歩いている。
ほいたら、時計が凍った。
本体は結構頑丈、なんしろ洗濯機でお湯洗いして乾燥機にかけても甦生してくれたほどの子だ。
でも、合成皮革のベルトが駄目になった。ばりばりとひび割れてきてしまったのだ。
ベルト、単品で買うと安いのでも7〜8ドル。
この時計、たしか980円くらいだったよなあ。8ドル≒840円のベルトを買ってつけるの、馬鹿馬鹿しいぜ。
しゃあない、今は取り敢えずガムテープで修繕しおいて
気が向いたら自分で布ベルトでも縫うかな。


2月3日(火)
なぁにが太巻きの丸かぶりだ。あたしゃ生まれも育ちも神奈川だもんね。
…でも、本当はやっぱりちょっぴり気になったりして
だから今日の夕食はFajitas(ファヒータ、メキシコ風焼肉)。
トルティヤで巻いて、東北東を向いてもぎゅもぎゅ。

1人妄想モードなのは、自称愛鳥家の猫。
「お豆を撒いたら…鳥さん、来てくれるでしょうか…ああっ、鬼は外、鬼は外、鳥は内っ」
外は寒いから、私は窓を開けたくない。やるなら勝手にやってくれ^^


2月2日(月)
昨日の夜はスーパーボウル。(フットボールの決勝戦だ)
どんなにきちんと夕食を作ったって、どうせ夫は上の空。
どうにも料理のしがいがない。
なので、冷凍のピザを焼いた。
でもそれだけじゃ私が寂しいから、最近入手したレシピでジャガイモのスープも作る。
副材料はイタリアンソーセージと、ケールという菜っ葉を細かく刻んで1カップ。
でも、1把買ってきた菜っ葉を刻んでみたら、葉っぱたったの1枚で1カップを超えてしまった。
残りの菜っ葉は今晩、ジャコと油揚げと炒め煮にしてみた。
なんだか、ものすごく懐かしい味がした。
日本で食べたことがある…否、とてもよく食べていた味。
でも私、ケールなんか買うのは今回が初めてだし
葉ボタンと同じ植物らしいけど、葉ボタンを食べたことだってないし
ケールの加工品、青汁っていうのも飲んだことないし
じゃあこれ、何と同じ味なんだろう???
何にせよ、気に入った。また買ってこよっと。
くせの強い味だから毎週毎週食べ続けるのは無理だけど。
使える食材が増えると作れる料理も増えるから楽しいな。
2月1日(日)
2月になるのを待ち侘びて、今日、やっと
「今月のお菓子 うぐいす餅」。

梅に鶯、梅が枝餅も同時にこさえる。
マフィンは美味しいけど、パンケーキだって美味しいけど、
やっぱり日本人の幸せは米の粉とあんこだよ。
ま、米の粉だろーが麦の粉だろーが関係なく鶯を愛する猫さんもいるようですがね^^


1月31日(土)
行きつけの中華料理屋の壁面に、色とりどりの6匹の猿のぬいぐるみさんが張りついていた。
猴年だもんなあ。正月だもんなあ。
壁面近くの席が空いていなかったので、声をかけてみることができなかったのが残念だけど
とっても生き生きと見える子たちだった。
夜、お店が閉まったら、壁から離れて踊ってるんだろうなあ。
お正月が済んだらあの子たち、どこへ行くんだろう?
従業員が連れて帰るのかな。
「適価で譲ってください」と言ってみたい。
一番右の子が特に好き…遠目に見ただけだけどさ。


1月30日(金)
カナダ在住の友人から、突然電話がかかってきた。
明日、その友人の友人がダラスに来るのだと言う。
「美味しい物の食べられる店を教えてくれ」
「ダラスで食べ物と言ったら、由里に聞くっきゃないと思って」
…ありがとう^^
ダラス(テキサス)名物と言えば、テキサス風メキシコ料理「TEX-MEX」。
バーベキューと、私の愛するナマズ。
有名なのはあっちの店だけど、美味しいのはこっちだよね。
でも店の雰囲気はそっちの方がいいし。
名物料理じゃないけれど、ダラスに来たら是非あの店のハンバーガーは食べて欲しい。
中東はどうだ。タイは、インドは。
夫と2人、あーだこーだと激論を交わし、2時間かかってリストを作ってメール送信した。
非常に楽しい作業だった。

夫以外の人と日本語で喋るのなんて、何ヶ月ぶりだったろう。
秋に日本に行って以来?
あ、年末の西海岸旅行で日系スーパーと日本食レストランに行ったっけ。
じゃあちょうど1ヶ月だ。
でも、すごく久しぶりに日本語を使った気がする…
内容がまっすぐに脳に伝わりすぎて、刺激が強すぎて、ちょっと疲れた。
だけどとっても幸せ。


1月29日(木)
夫の同僚の両親が、娘を訪ねてインドからやって来ているらしい。
(入れ替わり立ち替わり、いつも誰か来てる気もするが)
1度、雪という物を見てみたいという親御さんの要望に応え
この週末はコロラドまで行くのだそうだ。
ごくろーさま。

私は海のそばで育ったから、水平線には馴染みが深い。
でも、地平線を見たことは1度もなかった。
一生に一度でいい、地平線という物を見てみたいと思っていた。
(園山俊二の「ギャートルズ」や「ゴン」の影響もあったのかな)
ダラスに来て、その願いはあっけなく叶って、
…次は、オーロラだな。1度でいい、オーロラって物をみてみたい。
寒いのは好きじゃないから、アラスカ転勤なんか望まないけど。


1月28日(水)
暇を持て余し、Blintzを焼いてしまう。
本にはクレープにチーズを包んだ状態で冷凍保存できると書いてあるから
だったら朝、夫の起きてくる時間を気にしながらバタバタあせって作るより
時間のあるときに落ち着いて作った方が美味しくできそうだもの。

2人の朝食用にはちょっと多いかなという枚数のクレープが焼けた。
(わざと少し多めの生地を作って、小さめに焼いた)
チーズクリームも残った。
(わざと少しずつ少なめに包んだ)
ふふふ。
冷凍の苺を細かく刻み、チーズクリームに混ぜる。
クレープに苺チーズをたっぷり塗り、もう1枚のクレープを重ねる。
冷凍庫で冷やし固めてから、半分に切る。
片方の半円に苺チーズを塗り、もう片方の半円をかぶせる。
再び冷やし固めて、半円のクレープを更に半分に切る。
一方に塗って、重ねて、冷やして。
更に切って、塗って、重ねて。
16層の「ミルクレープ」だあっ♪
完全に固まってから切り口を化粧断ちして
さあ、いつ食べよう?

さらに余った時間でチーズケーキ製作。
素人さんのサイトで拾っ配合表だから、甘みや酸味の加減には非常に不安があったのだけど
結果、非常に美味。
クリームチーズは今後も定期的に残っちゃって困る予定だから
次回は同じサイトで紹介されてたスフレタイプのチーズケーキを作ろっと。


1月27日(火)
来週末の朝は「Blintz」というクレープを焼く予定になっている。
カッテージチーズとクリームチーズを練り合わせてほんのちょっぴり甘みをつけ
クレープで四角く包んでもう1度焼く、というユダヤの食べ物で
一昨日、その材料のチーズもちゃんと買ってきた。
でも、必要なクリームチーズはたった1ポンドなのに、1番小さいパックが8ポンド入り。
大量に残ってしまうチーズで、チーズケーキを作ることにする。
生チーズケーキはゼラチンが入るから菜食主義者たちに処分を手伝って貰えないし
自家製よりも美味しいのが食べられるお店も近所に数軒あるから
作るなら絶対、焼くチーズケーキだな。
手持ちの本には生ケーキしか出ていないので
某本職のお菓子研究家さんのサイトでレシピを漁る。
…材料、「オレオクッキー(クリームを取り除いた物) 140g」
砕いてバタと練り合わせて土台の生地を作るみたいなのだけど
この、取り除いたクッキーはどうするんだろう?
チーズ生地に混ぜろとも、ケーキの飾りの生クリームに混ぜろとも書いていない。
オレオ、クリームの挟まった状態で1個約10gだから
クリーム無しで140gって…17、8個分くらいだろうか。
1、2個分ならともかく、そんな大量のクリームを単独で舐めるわけにもいかないし
捨てちゃうのか、なあ??
だったら最初からクリームのついてないチョコビスケットを使えばいいのに。
もともとあまり好きではなかったそのお菓子研究家さんが、とてもとても嫌いになった。
好き嫌いは別として取り敢えず便利だから「お気に入り」に入れてあったのだけど
さっくり削除した。

その後、余計な材料を加えていない、かなり基本的っぽいチーズケーキレシピを3種類ほど発掘し
さあ、どれが1番美味しいだろう?
私の理想は不二家なんだけど。


1月26日(月)
昨日の夜を食べに行った中華料理屋で、久々に給仕人と喧嘩した。
問題は、頼んだ焼蕎麦が全く熱くなかったこと、
肉団子が待てど暮らせど来なかったこと。
それ自体はね、別に、いいんだ。
私は(種類はまったく違うけど)調理場で働いたことのある人間だし
中には中の事情があって、仕方ないことだってあるってのは知ってる。
でも、そのことを指摘された店員の言い訳が許せなくて。
せっかく、日本風の中華料理の美味しく食べられる店だったのに
たぶん、もう2度とあの店には行かない。

その不機嫌が尾を引いて、今日まる1日いらいらと過ごす。
セールスの電話があまりにうるさくて電話機をぶち壊しそうになった。
いかんなあ。
最近ちょっと、精神状態が良くなくて。
内科や外科や歯科の医者なら通訳つきで受診できるけど
通訳をはさんでのカウンセリングって、効き目薄そうだよなあ。
これ以上悪化しないよう、しばらくは甘いお菓子とふわふわのぬいぐるみに埋もれていよっと。


1月25日(日)
イースト菌にまで手をつけてしまうときりがないので、
できれば卵と砂糖と重曹とふくらし粉の世界で遊んでいたかった。
でも、一昨々年の秋に夫が買ったきり放置しているイースト2袋がとても目障りなので
それだけ、始末してしまうことを決意する。
但し賞味期限は去年の9月で切れちゃってるから、もしかしたら、うまく働かないかもしれない。
膨らまないパンは硬くて食べるのが大変だろうけど、パンケーキならきっと食べられる。
で、今日の朝食はイーストを使って「Blini」=ロシア風の蕎麦粉パンケーキ。
のはずだった。
くすん。
牛乳を温めてバターを溶かし、110度まで冷めたらイーストを振りこむはずが
温度計の目盛りはいつまでたっても130度くらいのまま下がらない。
分厚いガラスのボウルは保温が良すぎて冷めないのかなと、辛抱強く待つ。
ようやく110度になったのでイーストを振りこみ、粉も加え混ぜ、
だけど1時間後、水位はまったく変わらず。倍に膨れるって書いてあるのになあ。
やっぱりイースト、死んでたかあ。
仕方ない、膨らまないパンケーキをそのまま焼いて食べた。

食べ終えて、道具を洗う。
ぬるま湯を張っておいたボウル、その中に放り込んであった杓文字や匙や温度計。
温度計の目盛りを何気なく見ると、え、115度。
風呂よりもぬるいこのお湯が、115度≒(46℃)もあるわけないじゃん???
温度計、狂ってるのかな?と思いながら軽く振ってみる。(体温計じゃないっつーに)
…アルコール柱に張り付いていたはずの目盛り板がチャカチャカと移動した。
接着していた糊が剥がれていたらしい。
これじゃ温度が測れるわけがない。
あの牛乳は、もう本当は110度よりずっとずっと冷たくなっちゃってたのね。
しくしく。

片付けを終えてパソを立ちあげたら、私の親からメールが来ていた。
用件に添えて「マフィンしか焼かないのか、パン焼きに挑戦する気は無いのか」と
…絶妙のタイミング。
そんなわけで、少なくとも温度計を買い直すまではパンは焼けませぬ >おたあさま。
(沸騰水を使って100度の位置をきちんと把握すれば、使えないこともないんだけど)
(イーストが働かなかったのは温度のせいだけなのか
それともイーストもやっぱり駄目だったのか…
あと1袋、どーしよう?)


1月24日(土)
この春、夫の甥っ子は高校受験だ。
あまり賢いタイプの子ではないけれど、それでも地道にコツコツ頑張っているらしいから
彼の希望が叶ってくれたらいいなあと私は願っている。
で、ちょっと先走り気味だけど、今日はギフトショップにお祝いのカードを探しに行った。
合格や入学よりも卒業を祝う国だから、「合格おめでとう」カードはなかなか無い。
何かを勝ち取った人に送る「おめでとう、やったね!!!」のカードならあるのだけど
彼の門出を祝ってやるに相応しい雰囲気の物は見つからず
…本日は収穫、なし。
吉報が届くまでに、いいカードを見つけたいなあ。
(お祝いの手紙を書くより、ずっとラクだからね^^)

「合格」を祝うカードは無いくせに、こんな変な「おめでとう」は売っていた。
「車の免許取得おめでとう」(いつか私にもこんなカードを貰える日が来るだろうか??)
「国籍取得おめでとう」(いつか私も……んにゃ、そんな日は来ない。日本が重国籍を認めない限りは。)
「新しい犬おめでとう」「新しい猫おめでとう」(新しいぬいさんおめでとうは無いのかな)
「禁煙成功おめでとう」(いつかトリスさんにこんなカードを送れる日が来るだろうか??)
「歯が抜けておめでとう」(もちろん子供用。歯槽膿漏なんか祝わないってば。)


1月23日(金)
夫が年コウを会社に持って行ってくれなかったので、困る。
週明けまで置いてはおけないし、冷凍できるかなあ??と悩んでいたら
夜、夫がばくばくと全部食べてしまった。
たぶん気に入ってくれたということだろうから、それは嬉しいんだけど
それに入ってる砂糖の量…知ってる???
1月22日(木)
恭賀新年!!
Black eyed peaを炊き込んだ中華粽(の一歩手前。
葉っぱに包んで蒸すのは省略、ただ鍋で炊いただけ)=中華風Hoppin'Johnは
本物のHoppin'Johnよりも美味しかった。
少しかために茹であげたお豆が、粽の食感に素敵な変化を与えてくれた。
本当なら筍や蓮根がその役割を担うんだろうけど
水煮パックの蓮根、歯ごたえゼロなんだもん。
筍なんか、1度冷凍して解凍したみたいにスカスカなんだもん。
(まともな筍より味が染みやすくて、ある意味重宝してるけどね)
いいぞ、いいぞ。
年コウも美味しかったし。
結局サビ釘は間に合わず、黒豆は黒豆で無く茶色豆になっちゃったけど
味はちゃんとふっくら黒豆になったし。
1年に2度のお正月を迎えられるのって、楽しいな、幸せだな。
こうなったら4月はタイ正月を祝っちゃおう。
どうもタイには正月の特別料理というのは存在しないみたいだけど
私の好きなお米の粉の麺とカレーを作ればいいわな。
タイ料理はしょっちゅう食べてるくせに自力で作ったことはまだ無いから
あと3ヶ月弱、きちんと下調べして、美味しいソンクラーンを楽しむぞ。
はやく来い来いお正月♪
1月21日(水)
明日の旧正月を祝うため、年コウ(米羔)を準備する。
粉の配合は違うけど、要は丸くって小豆の乗ってない水無月みたいな物だ。
……黒豆、乗せちゃえ。
豆、とっても大量にあるんだもん。
一部はそのうちマフィンになるだろうし、一部は潰してあんこになるんだろうけど
残りは食べるあてがない。
冷凍保存できるったって、夫婦2人で食べる量には限りがある。
年コウだって、2人じゃ大量には食べられないし
だったらお豆をどっさり乗せて見た目豪華に仕上げて
夫に会社に持って行って貰っちゃうのが一番だ。
お豆と年米羔がまとめて片付き、水無月食べたいというインド人の要望にも応えられる。
一石三鳥、いや、私の「作りたい欲」も昇華できて四鳥だ。
八方まぁるく、めでたいめでたい。

蒸し上がった年コウは、なかなかに美味しそうだ。
でも、黒豆の煮汁とブラウンシュガーで作った茶色い生地に黒い豆。
「見た目豪華」とは少し違っちゃったような。う〜ん。
…ぽん!(手を打つ)
年末に衝動買いした、松竹梅を模った小さなお麩が残ってる。
砂糖のシロップをを作ってお麩をとっぷり浸し、オーブントースターで焼き乾かす。
思い通り、邪悪な甘さの綺麗なお飾りになった。
こいつを年コウの真ん中に乗せて、よし、完成。
「これはパインとバンブーとプラムである、それは日本でオメデタイのだ」と
夫はインド人たちに説明してくれるだろうか?
黒豆がオメデタイことも、ちゃんと教えておいてね。


1月20日(火)
明後日が旧正月…てことは、明日は旧大晦日か。
年越しそばのかわりに、そばぼうろでも焼こうかと思い立つ。
が、今、うちには大量のクッキーがある。
食べ切れない。
中国の正月の餅菓子も蒸すつもりだし
できるなら、旧正月縁起物饅頭も1つ作ってみたい。
食紅で染めた小さなお饅頭を5つ、隙間を開けずに蒸し器に入れてやったら
膨らんでくっついて「梅花」になるんじゃないかと期待する次第。
生地をこねるのに梅酒を入れたら香るかな。飛んじゃうかな。
饅頭の中にはパイナップル(=パイン、「松」)のジャムを入れて
…「竹」、どうしよう。
食事用の饅頭なら椎タケとか竹輪とか思いつくのだけど。
昔一時期住んでいた京都の町は筍が特産品で
筍の甘煮の入ったパウンドケーキやクッキーを売っていたっけ。
あんなの、上手にできるなら甘く美味しい「竹」だな。
パイナップルと合うかしらん。
試したい。夢は膨らむ。
でも、食べ切れない。
12月のはじめに蒸した最初のお饅頭がまだ凍ってるくらいだもん。
マフィンだって、増殖する一方なんだもん。
しくしく。
梅花饅頭は2月に「今月のお菓子」で作るまでお預けだな。
(でも2月はうぐいす餅と梅が枝餅を作りたいんだ)
そばぼうろも涙を呑んで断念、お年越しは先週の蕎麦粉マフィンだ。
どうぞ皆さん、よいお年をお迎えください。
1月19日(月)
しみじみと、日本人と欧米人の体格の違いを実感する。
新しい掃除機のホースの先の金属の筒が長すぎて、私には扱いにくいのだ。
身長160cmあったら、これで丁度いいんだろうな。
そんで、重い。ひ弱な日本人にはどうにも無理な重さだ。
本体の重さは掃除中は全く気にならない。
つか、車輪の性能がいいからか、むしろ日本の掃除機より軽く感じる。
問題はホースだ、筒だ、そして吸い込み口だ。
あんまり重くて、なんだか絨毯にアイロン掛けしてるような気になってくる。
たった一部屋で右腕がだるくなった。腰も痛い。
(4ポンド≒2kg弱の鉄アレイを毎日ぶん回して鍛えてあるのに!)
でも、吸うよ。本当に呆れるくらいよく吸う。
コードが長いのも嬉しいな。
一ヶ所のコンセントにコードを刺したままで、一部屋全部掃除できるんだもん、こりゃあ便利だ。
(日本の掃除機だって、日本のアパートでならそれが可能だった。
家の真ん中のコンセントを使えば、差し替え無しで家中掃除できた。)
音は思ったより静かで嬉しい。
排気は…使用初日から臭かったら困るな。これは、1ヶ月2ヵ月たたないと判らないや。

細かい不満はあるけれど、総合評価、五重丸。
高かったけど、きっとそれだけの価値はあると思いたい。


掃除機専門店は、ミーレの掃除機を売るついでに、ミーレの天火やコーヒーメーカーも売る。
うちの天火は一昨年の夏に買ったばかりだから買い替えはまだまだ先のことだけど
カタログだけ貰ってきた。
今の天火、家の仮契約をした時点で既に台所に据え付けられちゃっていたから
自分で選んだ物ではないのだな。
だから、私には要らない機能がいっぱいあって邪魔。そのくせ、欲しい機能がついてない。
はやくこの天火、壊れてくれないかな。
そしたら自分で好きなのを買うんだ。(例えばミーレの)
ここ1ヶ月半ほど、無茶苦茶に酷使されてる天火だから
結構さっさと駄目になるかもな。わくわく。
(でも、1ヵ月半酷使するうち、それなりの愛着もわいてしまった今の天火…困った。)
ちなみに一昨日は「Custurd-Topped Spoon Bread」
昨日は「蕎麦粉」と「チャイ」と「人参」のマフィンを焼き
今日は今からクッキーを焼くのさ。
電気代の請求書が恐いよ。


1月18日(日)
現在、「毎週1つは新しい食材を試そう」運動実施中。
アメリカに来たばかりの頃は、スーパーの棚の中の食品、何もかもが珍しくて面白くて
食べ切れないほどの量の変な食材を次々買いこんだものだった。
日本から来たばかりの私には珍しいけど、アメリカではありふれた食品もあった。
でも、中にはアメリカ人にとっても見慣れぬ野菜、目新しい果物もあったようで
レジ係に「これは何?」「どうやって食べるの?」と聞かれることも度々あった。
「知らない。知らないから買ってみるんだ」と答えたら(要・夫の通訳)
レジ係、ものすごく不思議そうな顔をしてたっけ。
でも、だんだん生活に慣れてしまうと、冒険しなくなってくる。
買うのは毎週、玉葱人参ピーマンセロリ、トマトにジャガイモ。
同じ材料を毎日毎週使い回すだけ。
これじゃいかん、と思い立ったわけだ。
先週は、ポートベロというキノコを買った。
外で食べたことは何度もあるから、味はよく知ってる。
でも、考えたら自分で料理したことは1度も無かったんだ。
今週はマヒマヒ。ハワイのお魚。
魚は大好きなのに、この4年半は冷凍の鮭と缶詰の鯖しか食べてなかったんだよなー。
それで満足していたわけじゃあないのだけれど
「鰯たべたい」「秋刀魚たべたい」「アジの開きたべたい」と思うばかりで
アメリカの得体のしれない魚をいじってみようとは思わなかった。
(ナマズには何度か挑戦したけど、結局うまく調理できずにあきらめた)
マヒマヒ、ムニエルにすると美味しいらしい。
明日の夕食にするんだ。
リンゴも、いつものFUJIとGALAばかりでなく、いろんな品種を食べてみているところ。
PinkLadyは美味しかった。
カメオはまあまあだけど、PinkLadyより劣るな。
braebruhは生でも煮ても駄目だった。
たまたまあの個体がハズレだったとか、季節が悪かったとかって可能性もあるから
もう1度、時期をずらして別の店で買ってこよ。
マッキントッシュ、エンパイア、コートランド、
デリシャスやジョナゴールドは日本と同じ味かしら。
生で食べて煮て食べて焼いて食べて、胃袋いくつあっても足りない感じ。
今週末はパンケーキにリンゴソースを添えて、リンゴのケーキを焼くのさ♪
1月17日(土)
すげえや。
私たちが「年賀状」でなく封筒入りのカードを送るせいか
返ってくるのも和風クリスマスカードや冬の風景写真カードが多く
今年、私たちが受け取った「お年玉くじ付き年賀はがき」はたった3枚。
なのになんと、2枚も当たっちゃった。
末等の切手シートだけどね。
7月までに夫の日本出張があれば自力で交換するし
なかったら、ついでのときに封筒に入れて実家にでも送っちゃお。
(どっちみち、自分じゃまず使う機会のない日本の切手だし。)

本当は、日本の年賀葉書を海外に送るのは違法らしい。
宝くじ、富くじの輸出に当たるということのようだ。
正確なところはいくら調べてもわからないから、デマかもしれないのだけど。



先週の日曜はお休みだった掃除機の専門店に行き直す。
ふふふ、買ったぞ。
ミーレー ミーレー ミ・レ ミ・レ ミ・レ ミ・レ ミ・レ ……
『ミとレの掃除機』だ。
重い重い、本体だけで6.6kgある。
今までの三菱のが4kgだから、四捨五入して1.7倍。
でも、吸うぞー。本当によく吸うぞー。
お店の木の床と絨毯の上に撒かれた砂やら木屑やらで試させて貰ったのだけど
感動的に吸う。それでいて、ブラシは結構すいすい動く。
排気もきれいだ、HEPAフィルターだ。
真っ赤な本体は家の中で目立ちすぎてアレだけど
Jリーグの浦和レッズを愛するアライグマの余湖Σは大喜び。
「赤だ、レッズだ、ドイツだ、ブフバルトだ!」
それをきいた豚たちも
「ぶふー?」「ぶふうー?」「ぶーふーうー?」
「どいつー?」「そーせーじー?」「そーせーじー!!」と大喜び。
家がきれいになり、4匹のぬいが喜ぶのなら、6万円の掃除機だって高くはないと思いたい。

いったん家に戻って掃除機を下ろしたあと、今度は園芸店へ。
ふふふ、買ったぞー、1年半前からずっと欲しかったピスタチオの樹。
柿(FUYU)にもかなり惹かれたのだけれど、シナンタロウが付いたらイヤだし
その点ピスタチオは虫がつかず、病気知らずで、乾燥にも強い。理想の庭木だ。
もしも近所にピスタチオのオスがいて、なおかつうちのピスタチオがメスだった場合には
数年たったら美味しいナッツが収穫できるかも。
「あの…和音さま…(略)自宅の庭の拾いたてのピスタチオで作ったオツマミです」
んにゃ、「自宅の庭の摘みたてのブラックベリーで作ったマフィンです」の方が麗しいな。
てわけで、ブラックーベリーの苗も買った。
早く花咲けブラックベリー、咲かぬと鋏でちょん切るぞ。
トトロたちにどんどこ踊りしてもらおっと。


1月16日(金)
あちゃー。
exciteのウェブメール、設定していて何か物足りないと思ったら
着信があったことをPOPメールに通知してくれる機能がないんだわ。
これは不便…かも。
でも、もう新しいアドレス作る気力がない。
参ったなぁ…
POPで「つん太と由里」名義を作って普段はそっちを使って
ウェブメールは帰国中にPOPを取り込む専用にするかな?
あんまりアドレス、増やしたくないんだけどなあ
1月15日(木)
小正月、小豆粥。
漉し餡と粒餡はどっさり作って凍らせたけど、味付け前の茹で小豆を残すのは忘れてた。
仕方がないのでまた小豆を買ってきて、煮る。
量り売りだから、50ccだって30ccだって必要な量だけ買えばいいんだけど
どうせ茹でるなら手間は一緒。
500cc弱、買いこんだ。
大鍋で茹でて、ほんの一部をお粥用に残し、残りに砂糖をぶちこむ。
あんこになるまで煮詰めると粒が壊れてしまうから
まだ水分たっぷりなうちに綺麗な粒小豆も少し取り分けて。
6月に水無月を作るまで、これ、残ってるかな?
全部マフィンになってしまうかな。

小豆粥は、お汁粉よりも小豆が香って美味しかった。
次は…節分料理だな。大豆を炒って。
私は巻き簾を持ってないし、太巻きつくる技術もないから
トルティヤで何か包んで丸かぶりしてみよう。
おおっと、その前に、来週はもう旧正月だ。
中華風Hoppin'Johnを炊いて、年(米羔)でも蒸すか。
1月1日に間に合わなかった黒豆も煮なきゃ。
いそがし、いそがし。


1月14日(水)
3月いっぱいで使えなくなる「つん太and由里@テキサス.co.jp」のアドレスの後任として
「つん太と由里」名義の無料のウェブメールを2つ、取得してみた。
どっちが使いやすいだろ?
自分から自分への試験送信を繰り返す。
操作の要領がわからないから、同じメールが一度に5通も送られてしまったり
せっかく届いたメールを開く前に消去しちゃったり。
うまくいかないな。
でも、ある程度練習を積んで慣れてきたら
片方のWebメールはテキサス.co.jpより使いやすい感じ。
(先代無料アドレス、@clubaa.comよりはもっともっと使いやすい感じ。)
外部メールの受信がラクだし
(私はたぶん使わない機能だけど)添付ファイルもひっつけやすい。
アドレスに色気が無さ過ぎるのが難点だけど
持ってるのが恥ずかしいようなアドレスよりはマシだろう。
後任は、これに決定だな。
もう片方の無料サービスはさっさと解約。
使いにくい以前に、画面が見づらすぎて3分でいやになったから。

てことで、今後は「つん太と由里@エキサイ.co.jp」をどうぞ宜しく。
…黒やぎさんたら読まずに消した
仕方がないのでお手紙書いた「さっきの手紙のご用事なあに」
返事のかわりにこんな文面の同じ手紙が一挙に8通くらい届いても
どうかどうか怒らないでください。
悪意はないんです。


1月13日(火)
今日のダラスは、先週の寒さが嘘のようにぬくぬくの気候。(最高70.1度≒21.2℃)
感謝祭の後くらいから蔓延り始めた庭の雑草、ずっ〜と気になり続けていたのが
おかげで、ようやく一部退治することができた。
クリスマス前には暖かな日もあったんだけど、そういう日に限って私は忙しく
暇を持て余してる日には氷点下、あるいは強風。
氷点下でも雑草はぐんぐん成長し、風が吹けば枯葉が落ちる。
どこからか紙くずも飛んでくる。
私の庭は、もう目も当てられないような状況になりつつあったのだ。
本日むしった雑草と拾った枯葉・ゴミ屑は、大きめの屑篭4杯分。
でもまだ、庭面積の1/3くらいしか処理できてない。
明日も明後日も暖かそうだから、一気に始末つけちゃおう。
せっかく掃除機が壊れてくれたのに、ちっともラクできないな。ちぇっ。
1月12日(月)
昨日はせっかくマリーちゃんが主役になれる日だったんだから
バナナマフィンなんか焼かず、ミカンのマフィンをこさえてやれば良かったな。
お汁粉に陳皮を入れてやる予定でいて、買い忘れてしまったし。
マリーちゃん、ごめんよぉ。
と言いながらふと見ると、台所の隅の椅子の上で、ワニのげこが恨めしそうな顔してる。
?何だ?どしたんだ??
げこはどんくさくって、自分から動くことなど滅多にない。
拓ちゃんがフロリダにワニ見物に行くとはしゃいでいたときも
正月用の表紙写真を撮るから92年サル年生まれの子は集合!と呼びかけたときも
彼は動かず、ソファのクッションの陰でじーっとしていたんだった。
その彼がわざわざ台所に来るなんて何か余程のことだと思うんだけど
………あ。バナナマフィン、だ。
(正月写真は引っ込めちゃったからご覧いただけないけど)げこは、口にバナナを銜えてる。
つん太やのぼ、そーせーじたちみたいに「食べたい、食べたい」って騒がないけど
どうやらげこはバナナが好物らしい。
バナナマフィン、食べたかったのね。
台所までは来たけれど、それで体力気力を使い果たしちゃって
「一口ください」って言えなかったのか。
うう。気付いてやれなくて、げこ、ごめん。
バナナのマフィンは4個焼けて、昨日は2個食べて、あとの2つは冷凍庫。
あれを焼き直して食べるときは、必ず、分けてやるからさ、許せ。
1月11日(日)
おかがみ開きなので、今朝は小豆マフィン。
夜に食べるつもりのお汁粉をちょいと失敬して生地に混ぜ込む。
おかがみ開きの主役は小豆じゃなくてお餅のはずだ。
小豆だけを混ぜたマフィンじゃ、お餅の立場がない。
でも、ただ単にお餅を刻んで混ぜて焼いたんじゃ、冷めてからが悲惨な予感。
お餅を大福生地に加工してから混ぜてみようか。
それなら冷めても食べられそうだけど
わざわざ作った大福をマフィンなんかにしちゃうのは勿体無いような。
大福は大福のまま食べたいよ。
白玉団子なら「わざわざ作った」感は薄いな。それで行こうか。
…あ。白玉粉、切らしてら。
結局小豆は小豆だけのマフィンにした。
来年までに、何かいい案を考えよう。
(来年には製菓なんか飽きてるかもだけど)

あとはレモンと芥子の実のマフィンと
(しまった、皮を擦って入れるなら、無農薬のを買っておけば良かった。
今年は庭のレモンをマフィン用に冷凍保存しよっと)
バナナの入ったフスマのマフィン。
(「ブラン」というとナチュラルでヘルシーでデリ〜シャスな響きなのに
日本語にすると途端に貧しい代用食に思えるのは何故だ)
美味しくできたさ。
よーやく「下手な店のよりはマシかも」の域に達した感じ。
昨日の「Dutch Baby」は一発でほぼ満足の行く物ができたし
先週の「Pop Over」もきれいに膨らんだし
1ヶ月前より、確実に腕は上がってる。
…英語もこのくらいメキメキ上達したらいいのにね。
このくらい熱心に取り組めば、英語も上達するのかな?

掃除機屋は、あれま、日曜はお休み。
仕方ないなあ♪来週の土曜にもう1度行くとして、それまではお掃除できないや♪
ので、午後のあいた時間は映画館で気持ち良くお昼寝。
たしか「ロード・オブ・ザ・リングス」最終話上映の部屋に入ったはずなのに
大音響に目覚めたら「ラスト・サムライ」のオルグレン大尉が目に飛び込んできたので混乱した。
え、アラゴルン? 誰ですかそれ。


1月10日(土)
安い掃除機は、ぎくしゃくぎくしゃく。
まっすぐ進めない。きちんと曲がれない。
そして、重い。
全体重、たぶん10kg弱くらいを情け容赦なく私に預けてくる感じ。
こんなの押して歩いたら、一部屋掃除するだけで翌日は筋肉痛だ。
家事をしながら同時に上腕が鍛えられて一石二鳥な気もするけれど
掃除機かけるのが億劫になるだけな可能性の方が強い。
利き腕だけがガッシリ太くなっても有難くないし。
その点、高い掃除機はそれなりに軽い。
自分ですくっと立っててくれる。
店の通路を押して歩いた感じでは、方向転換も難しくない。
お店の絨毯は毛足が短いし、電気を入れてない=何も吸ってない状態だったから
うちの絨毯で掃除するとまた印象が違うだろうけど。
ここは高いのを奮発するべきか。
台所の物なら迷わず「ちょっと高くても使いやすい良質の物を」って言えるんだけど
掃除だの洗濯だのの道具に金をかける気にはならんのだよなあ。
……100円均一のぺらぺらの道具だけで台所作業をしてる料理嫌いの人がいたら
私、「いい道具を使ってごらん、台所が楽しくなるよ」と助言するだろう。
料理が苦手な人こそ、本物の鍋釜包丁を持つべきだと私は信ずる。
…お掃除嫌い、片付け下手の私こそ、きちんとした掃除機を買うべきですか。
いい掃除機があったら、部屋を整頓するのが楽しくなるでしょうか。
そうは言っても、物置のオブジェになるかもしれない物体に3万円出す余裕はないし。
適当なお値段で使い心地が安心なのは、長年馴染んできた日本風の引きずって歩く掃除機。
でも、アメリカじゃこの型は非主流派だ。種類が限られる。選択の余地が無さ過ぎる。
それでも1つの店で割といい雰囲気の日本式掃除機に出会えたのだけど
ゴミ袋の蓋を開けたり電源ボタンを押したり弄り回していたら
店員さんが「2台目をお探しですか〜」と声をかけてきた。
ふぅむ、この引きずる掃除機はやっぱり2台目用なのか。
狭いところをチョコチョコ掃除するためだけの掃除機。
小回りがきくことが重要、吸引力は弱くてもいい…という位置付けっぽい。
と、それを正選手に起用するのは無謀だな。
当初の計画通りアメリカ式掃除機を買った方がよさそうだ。
掃除機選び、振り出しに戻る。
明日は近郊の町にある掃除機専門店に行ってみる予定。
1月9日(金)
すました顔してトップ写真に収まってるキツネの「うどん」だけど
実は長いこと、奇病に罹っていた。
鼻もげ病。
ちょっと頭を動かすと、鼻が顔から抜け落ちてしまう状態だったのだ。
うどんの鼻は、プラスチックのただの球体。
もともと、接着剤で強引に顔に貼り付けてあるだけだった。
だから私も接着剤での治療を試みたのだけど、うまくいかない。
一見ついたように見えても、数時間たつとまたポロリと落ちてしまうのだった。
布の鼻ならきちんと縫い付けてやれるから
うどんに「新しい鼻に変えないか」と打診してみたのだけど
本ぬいはこの鼻が気に入っているようで、別の鼻は要らないという。
う〜ん、困った物だ。
鼻が落ちた状態のうどんの正面顔は、どことなく豚に似ている。
豚のそーせーじたちは喜んで、わざとうどんの鼻をつまんで引っこ抜いて
「ぶたー♪」「ぶたー♪」とはしゃぐのだった。
これじゃいかん。
移動中に鼻を紛失するのが恐いから、今のままじゃうどんは旅行にも連れて行ってやれないし
キツネにはキツネとしての尊厳というものがある。豚のオモチャにされたくはなかろう。
最後の手段…かなり荒っぽい、ちょっとぬいの道に外れるかもな手術を
昨日の朝、施してやった。
あれから36時間。うどんの鼻は、まだ付いている。
どうやら手術はうまくいったようだ。
うどん、良かったな。
今まで病気のままほったらかしにしてて、ごめんよ。
そのうちに全快祝いのキツネうどんと稲荷寿司作ってやるから、許せ。
…がっかりしてるのは、勿論、豚のそーせーじたち。
赤いそーせーじが力いっぱいうどんの鼻を引く。
赤いそーせーじのお腹を白いそーせーじが引く。
白いそーせーじのお腹を魚肉そーせーじが引く。
…なんだか、見たことのある図だな。
♪鼻をひっぱるそーせーじ ♪それをひっぱるそーせーじ ♪それをひっぱるそーせーじ
♪よーいしょよいしょ、よーいしょ ♪うどんの鼻は ♪抜けません♪
…ほっ。
イノシシのまくわ、まくわに懐いてるバッファローのてばが豚たちに加勢しないことを祈ろう。
ネズミのホワー。彼は良識たっぷりだから平気だと思うけど
昔話の通り、ネズミが加勢して抜けちゃったら困るもん。
ホワーも念のため、一時的に隔離しとこ。
(特別待遇、私の寝室への隔離だから、嫌がることはなかろう、たぶん)
1月8日(木)
今週末に焼くマフィンに入れるつもりで買ったバナナ。
頭からっぽな店員のせいで一部を潰され
でもマフィンだけなら奇跡的に残った1本で足りるからと思ってたら
その1本が、変な風に黒ずんできてしまった。
熟した黒さではない。
たぶん、台所が寒すぎたせいなんだろう。
今週のダラスは異常に寒かったからな。
暖房は入ってるけど、それが追いつかないくらいに寒かった。
バナナ、中はどうなってるだろう。
食べられる状態ならいいんだけど。
1月7日(水)
つわけで、有機栽培の蕪の葉、有機栽培の大根葉で幸せな七草粥。
…二草だけどね。
ホトケノザならお隣の家の庭先に生えてるけど
七草のホトケノザはホトケノザじゃないもんなあ。
タンポポだったらうちの庭にも根付いちゃったから
ゴギョウのかわりに入れてみようかとも考えたけど
寒いんだもん、氷点下なんだもん。摘みに出るの、断念。
芹やナズナやハコベはもちろん入手する術もなく、
でも、ま、蕪と大根だけでも上等、上等。
カリフォルニアの日系スーパーで仕入れてきた車麩を卵とじにして
ホウレン草の煮浸しに蕪の漬物。
…年寄り臭い食卓だなあ。
1月6日(火)
掃除機、御臨終。
日本から持ってきたのを変圧器を通さずにそのまま使っていたから
いずれ過熱して火を吹くだろうと覚悟はしてたけど
その前に、プラスチックの吸い込み口が割れた。
数ヶ月前からヒビが入り、ちょっと力を入れるとパキパキと不快な音を立てていたのが
今日、ついにパキンといってしまった。修繕不可能。
吸い込み口無しで家具の隙間の狭い所を掃除するだけなら問題ないけれど、
車庫に持ち出して車の中を掃除したりもできるけれど、
部屋の掃除はこれじゃ無理。
本体はまだまだ元気なのに。
日本から持ってきたごみパックの買い置きも沢山あるのに。
……でも、これで、新しい掃除機を買うまでの間は堂々と掃除がサボれるぞ。
ちょっぴりラッキー♪
(この機会に、普段手が回らない窓ガラス磨きや鎧戸のハタキ掛けをしようなんてことは
勿論、計画にない)
1月5日(月)
昨日行った、お値段ちょっとお高め・品揃えが少々珍妙なスーパーで
実に立派な葉っぱの付いた大根と、これまた見事な葉っぱの付いた蕪を買ってきた。
美味しい七草粥が作れるぞ。
でも、せっかくの葉っぱ、7日まで置いておいたらしなびちゃう。
さっさと茹でて冷凍しちゃおう。
熱湯に放り込むと、ああ、5年ぶりに嗅ぐ大根と蕪の葉の香り。
7日までなんてとても我慢できない。
今晩のご飯は菜飯になった。
大丈夫、大根の葉と蕪の葉、合わせて500gもあったんだもん。
お粥に入れる分はちゃんとある。そんで、まだたっぷり残る。
お味噌で炒り付けて熱々ご飯に乗せたら美味いぞ。
それだけでご飯が何杯でも食べられちゃうのが幸せなような不幸せなような。
とりあえずは、明後日が楽しみ。
1月4日(日)
今日にでも食べられそうに熟れた洋梨と、ほどほどに熟したバナナ、
それにキャベツと林檎、その他あれこれを一緒に買う。
…レジ係めが、梨の上にキャベツを乗せやがった。バナナの上に林檎を乗せやがった。
普段なら袋詰めをなんとな〜く見張っているのですぐ気付くのだけど
今日は他に気になることがいろいろあって、レジに頭が回らなかった。
それでも梨は車に積み込む時点で見つけて救出できたけど、既にやや潰れ気味。
バナナは、気懸りなことあれこれのせいで買ったことすら忘れていて
家に帰って袋を開けて、アメリカ人の頭のからっぽさに悪態をつく羽目になる。
潰れた梨とバナナは気力がるときなら店に返品に行くんだけれど
今日はそんな元気はどこにも無く、泣き寝入り。
あのレジ係の顔は覚えておいて、今後彼女の列には並ばないことにするだけ。

過去最低のレジ係は、11年前に北カリフォルニアで世話になったお姉さんだな。
袋の底にクッキーの紙箱。その上に、丸ごとのパイナップル。
パイナップルにぎゅーっと押し付けるように、お肉のパック。
パイナップルの棘トゲで肉のラップに穴が開き
穴から流れ出た肉汁が下のクッキーに染み込んだ。
あの恨みは絶対に忘れんぞ。
(そのスーパーは潰れてしまい、今はもう無い。ざまーみろと言いたいところだが
彼女のしでかしたことを除けば他は大大大好きだった店なので…寂しいよ。)


1月3日(土)
この記事には詳細は出てないけど、わが町ダラスは見事、全米第3位に輝きました。
本当に凄いのよダラスって^^
食べ物は何だって「テキサスサイズ(超大型)」だし。
土地も広いから車じゃなきゃ移動できない→歩かないし。
私、去年の3月から、自転車漕ぎとお散歩で17kgほどのアブラミを落としました。
それだけ落とせる余地があったってのは、つまり……
そんで、そのほとんどは、ダラスに来てから蓄えた物だったんだよね。
こういう部分は、この土地に染まってしまいたくないな。

デトロイト市長が「バスに乗るから太る」って言ってるみたいだけど、それは嘘だね。
バスなら、家(目的地)と停留所の間を歩くもん。
玄関前に停まる自家用車に比べたらずっと健康だよ。
満席で座れずにずっと立ってることだってあるし。
ダラスにもまともなバスがあればいいのにな。
(市の中心部にはあるけど、郊外の住宅地までは来てくれない)

あ、この記事ではアーリントンがテキサスの町だって書いてあるけど、それも嘘。
確かにテキサスにもアーリントンって町、あるけれど
(一時イラブが所属したテキサス・レンジャースの本拠地球場のある町だ)
全米8位になったのはバージニア州のアーリントン。ワシントンDCの近郊の町。
CNN.comが間違えて記事載せて、だから連られてco.jpも間違った。
テキサスの名誉毀損だぁ!


1月2日(金)
夫は今日から普通に出勤、私も普通に掃除洗濯。
いや、普通じゃなくて。
クリスマス休暇の後始末をせにゃならんので、普段より忙しかった。
…怠け者の節句働き。

朝のお散歩中、道の真ん中にきらりと光るものが。
25セント硬貨が1枚落ちていた。
うわぁい、空から降ってきたお年玉だぁ♪と拾い上げ
ふと横を見ると芝生の中にもう1枚。
あれれと思って見回すと、1メートル先にさらに1枚。
ついでに10セント硬貨も1枚。
計85セントのお年玉、さあ、何を買おう?


1月1日(木)
明日の昼・夜も同じ物を食べる予定で作った料理が、今日1日で片付いてしまった。
いいのか…???

今年の献立の中心は「Hoppin' John」。
大豆に似た「Black eyed pae」という豆、刻んだハム、玉葱を炊き込んだご飯で
調べによると、どうもアメリカ南部の伝統的な正月のご馳走らしい。
こいつを正月1日の午前中に食べると幸福が訪れるのだそう。
実物を食べたことはおろか見たことすらもない、ただ本で読んだだけの料理を
ぶっつけ本番、1年の計があるという日に作ってしまうこの度胸。
一応レシピは調べたけどさ、
本によって、米より豆が多かったり、豆より米が多かったり、
炊いたご飯に煮豆を混ぜたり、ご飯に煮豆を乗せて食べたり、
米入りのスープのような水浸しの皿だったり、箸で食べられそうな固いご飯だったり、
ハムじゃなくてソーセージだったり、ニンニクピーマンセロリの類が入ったり入らなかったり、
書いてあることがてんでばらばら。
共通してるのは豆と米と燻製豚とを一緒に食べるって部分だけ。
どうすりゃいいんだいったい。好きにしていいのかな? いいのよね。
ってことで、好き勝手に作りました。
美味しかったです。
来年はもっと好き勝手に、和風にまとめてみようかな。
Black eyed pea を日本の小豆に換えて、長粒種の米も短粒の糯米に換えちゃおう。
…それって、お赤飯。ほいたら燻製豚は蛸さんウィンナだ。
納豆かけご飯に豚味噌を添えてもいいな。
これは、私の実家の正月のご馳走、中華風ちまきの代わりの一品でした。
(写真奥中央、白いお鍋)

もう1つ、実家の正月のマンネリ、ワンパタン に欠かせなかった料理が、鮭のパイ包み焼き。
子供の頃は大好きだった料理だけれど
たくさん年をとってしまった今の私には、油ギトギトのパイ生地は重すぎる。
で、テキサスで簡単に手に入る材料を使い、軽くあっさりした料理に改作したのが
写真左端、鮭のトルティヤ包み焼き。
ほほほ、美味いぞ美味いぞ。もとのパイ包みよりも美味いかも。
トルティヤ(市販品)がちょっと固くて、折り目から裂けてしまったのは失敗だったけど。
包む前に霧でも吹いてやったらよかったな。

さつま芋とパイナップルの金団。
紅白なますの代替品、切干大根のピクルス・ライム風味。
紅白饅頭…ではなくて、オメデタイ赤白青の星条旗カラー饅頭(中身は小豆餡+栗、南瓜餡、芋金団)。
玉子焼き鍋も巻き簾も無いけど伊達巻は食べたい、
そんじゃと考え伊達巻の卵液をマフィン型に流して天火で焼いてみた「伊達まふぃ」(これは夫に受けた)。
テキサスの「州の木」ピカンナッツの飴煮き。
ボストン名物ザリガニの鬼殻焼きと(こらこらっ)
お雑煮は、基本的には私の実家の味、焼いた角餅・鰹節のすまし仕立て。
飲めない私は氷で薄めてちろちろ舐めるだけのプラムワインと
写真に入れ損ねちゃったけど、秋に日本で買ってきた小布施の栗羊羹もありました。
以上、アメリカと日本が無秩序に混ざり合った我が家の正月の食卓の紹介でした。
今年も私の胃袋がたくさんの美味しい物で満たされますように。
(摂取できるカロリーには限りがあるんだから、美味しくない物では満たしたくない!)


最古(2000年11〜12月)//2003年10〜12月//2004年4〜6月//最新(2014年)の日刊つん太へ